俺たちの恋事情

郗櫲乃

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D-5

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「.......あのな、お見合いの話、斷るつもりだぞ。」

「え?」

「俺、好きな人が居るからな。その人は例え友達としか思っていなくても、俺はその人としか一緒になる気はないからな。母さんには悪いとは思うけど、そればかりは譲れない。」

デニスの好きな人.....僕? 

「ねえ、その人ってどんな人?」

「え!?あー....言うのか!?えっと....その.....いたずらっぽい所が可愛くて、いつも明るくて、弱そうかと思えば強いところがあって、でも、ちょっと抜けてて。」

僕を抱きしめる力が強くなる。

「ふーん....その人に告白しないの?」

「....その人は、戀愛に良い思い出がなくて、振られるとか以前に拒否されそうだし。でも、最近、そうでも無いかもしれないとも思って、悩んでた。」

「そっか....」

なんだ。怖いって思ってたの僕だけじゃないのか。
そっか。僕、こんな風に気を使わせてたんだ。

「言えば?」

「え?」

「言えば?好きって。」

「......そうだな、今日、言っても良かったんだって分かった。....はぁ....緊張するなぁ....。」

デニスは僕の肩を摑んで體を引き離した。

「...ディーン・アスタロス。俺はお前が好きだ。俺と戀人になってくれないか?」

「いーよ。僕も、好き。お見合いしたら、怒るから。」

「瞭解。」

僕たちは靜かにキスを交わした。




「ハンカチを濡らしてきた。これで目を冷やせ。」

「ん、ありがとう。」

「それにしても、俺の好きな人がお前なんて、どうして気づいたんだ?俺、隠してきたつもりだったけど。」

「うさぎ。あの時の顔、よく知ってたから。」

「ああ、あれは....その...だって...めちゃくちゃお前っぽかったから.....」

「僕っぽい?」

「似てたから...なんか、ディーンがディーンをくれたみたいに見えちゃって、淒い熱くなったんだよ。」

そんな風に見えてたの!?そんなこと言われると、僕まで恥ずかしいよっ!!

「僕はうさぎさんか....じゃあ、デニー君はわんちゃん?」

「わんっ」

「ははっ!!可愛いっ!!」

「はは。早く飯食いに行こう。もう殘り時間少ないぞ」

自然に手を差し出してくれる。

「うん。あ、そうだ。」

「ん?」

僕はデニスの耳元で囁いた。

「デニスになら、いつでも僕をあげるからね。」

「~~~っ!!?ディーン!!」

「ははっ!ほら、早く行かないと、食いっぱぐれるよ!」

「あ、はぁ...もう....待てって!」



世間一般で言うと普通じゃないけど、でも僕からしたら、普通の戀人、普通の幸せを摑めた。

でもそうだな、僕が怖がってただけなのかもしれない。本當はもっと前からこういう普通の幸せは摑めてたのかもしれない。

だからって、後悔があるわけじゃない。
だって、デニスが好きなんだもん。優しくて、話も合って、可愛いところもあるし、かっこいいところもある。

きっと彼に会うためだったんだと思ってるから。





「今日、うちに泊まりに來いよ。」

「良いの?行く!」

週末、僕はデニスの家にお泊まりに行くことになった。遊んだり、一緒にゴロゴロしたり、どっか行ったりのつもり。

でも、お家デートって事は、一緒に寢るのかな...

うわぁ.....すっごいドキドキしてきた。

手を出すかな...?僕がそっちかな...?でも、デニスはどっちが良いのかな...?

あ....でも、付き合い初めてひと月は経ったけど、手を出されてないし、そういう雰囲気になってもキスまで。手が出そうになっても、淒く我慢してたし、なんか躊躇っていたように見えたから、何か決め事をしてるのかな...?

うーん...ふふ、こうなったら...

「え、あの....ディーン?」

「動いちゃダメ。」

「な、何を...?」

「一応聞くけどどっちが良いの?こっちとこっち。」

僕はスルりと下着の上からデニスの割れ目と肉棒を撫でる。

「う...ちょっと..........」

ゴクリと喉を鳴らすのが聞こえた。

「こっちね..。触るよ。ふふ、もうカッチカチじゃん。」

「ダメだってっ...う....」

「なんで?僕はいつでもあげるって言ったじゃん。なんか躊躇ってるみたいだから、僕が襲っちゃおうって思ったんだ。あ、シミが出来てる」

肉棒をずっとさすり続けて先走りが出始めてる。

そっと下着を脱がす。反り立つ肉棒が現れた。

「わお...。んふ、デニー君、いただきます。あーん」

僕は彼のモノをくわえこんだ。

「あ、汚いって、待って、くっ...うっ....すご...」

「ん、ふ....ん....」

くわえこめない所を手で擦る。デニスから甘い声が漏れる。

「ディーン、離せって、お前、ん....やめろって....ん....は...出るから、離せっ...んっ....」

「いいよ、ん、だひて...」

「くっ...!」

勢いよく白濁が飛び出してきた。

「ん...うへ...ひっぱい...こひぃ...」

「あ、離せって言ったのに! ほら出せって!」

「んー...べ....」

「ほら、口ゆすいで。」

「ん...。」

「どうしたんだよ急に...」

「せーえきってやっぱ不味いね....かっこつけようと思ったけど、上級者向けだったや....。」

「はぁ....」

デニスは1度起き上がり、跨ってる僕を捕まえてベッドに倒れ込む。

「あんま性急すぎるの、良くないと思って、我慢してたのに、酷いじゃねーか。」

「そんなこと言ったらうちの兄夫婦どうなるんだよ。僕は良いって言ってるんだから遠慮しなくて良いの。ほら、据え膳食わぬは男の恥って言うじゃん。」

「はぁ...分かった。お前は食われたくて仕方ないって事な。後悔するなよ。」

「しないよ。僕にも味見はさせてよね。」



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