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荷物の確認
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「非常食ってどんなものがあるんだろう?」
僕は電気さんが持ってきた段ボール箱を開けてみることにした。
「この段ボールは全部アルファ米だな……6種類で全部で30袋か。こっちは……缶詰。ほとんど魚で、肉や貝もある。フルーツ缶も一緒になってるのか」
「こっちの箱はセットになってるわね。アルファ米にパンの缶詰、野菜スープ、コーンスープ、野菜ジュース、レトルトカレー、ラーメン、ビスケット、クラッカーっていったところね」
一緒に段ボールを開け始めた生果さんが嬉しそうに言う。
「持ってきたのそれで全部か?」
宝泉さんの問いに僕は首を縦に動かした。
「ええ。だからまだ台車に残ってますよ」
「あと何があったっけな……? ランタンや懐中電灯、電池、レインコート、ブルーシート、ゴミ袋なんかはあったはずだな……。あとはなんだっけ?」
何だっけと聞かれても、僕もすべてを覚えているわけでもないし、まあ、実際に現場に行けば分かることだ。
「健太君、どうするよ? もう一回行く?」
床に座って北野君と一緒に水を飲んでいた内装さんが、僕の顔を見上げる。
「わいはまだ元気やで!」
「北野君もいけそうなんで、もう一回行きましょうか? 内装さんはどうです?」
「大丈夫。もう一回ぐらいなら往復しても平気だよ」
「なら行きましょうか。電気さんは作業の方に専念しててもらいましょうかね」
僕は二人が一休みしたところで、出発を促した。
「ああ、それなら俺も行くわ! 人数いたほうがええやろ」
宝泉さんも一緒に行くことになった。もう一通りの話は料子さんや生果さんとしたようなので、来てもらってもいいと僕も思ったからだ。
もう一度、場について台車を確認すると、あと残っているのはバラの小物が多かった。
「しまったなあ……。箱か袋でも持ってくりゃよかった……」
それを見て内装さんが嘆く。
「いや、これ使えるんとちゃう?」
北野君が持ち上げたものを見て、宝泉さんが叫んだ。
「おお、それはいいな。衣類収納袋と布団収納袋やないか」
新品なので封を開けると、計六枚の袋が入っていたので、それぞれ袋に台車に載っていたものを詰め込んだ。
「色々役に立ちそうなものがたくさんありそうですね」
「まあな。ホームセンターやからな」
僕と宝泉さんが話していると、横から北野君が僕に話しかけてきた。
「なあ、台車はどうするんや?」
「台車かあ……。やっぱり置いていくしかないだろうね」
「四人なら抱えて持っていけねえかな?」
「宝泉さん、それは一回試したんですけど無理だったんです」
僕は電気さんが持ってきた段ボール箱を開けてみることにした。
「この段ボールは全部アルファ米だな……6種類で全部で30袋か。こっちは……缶詰。ほとんど魚で、肉や貝もある。フルーツ缶も一緒になってるのか」
「こっちの箱はセットになってるわね。アルファ米にパンの缶詰、野菜スープ、コーンスープ、野菜ジュース、レトルトカレー、ラーメン、ビスケット、クラッカーっていったところね」
一緒に段ボールを開け始めた生果さんが嬉しそうに言う。
「持ってきたのそれで全部か?」
宝泉さんの問いに僕は首を縦に動かした。
「ええ。だからまだ台車に残ってますよ」
「あと何があったっけな……? ランタンや懐中電灯、電池、レインコート、ブルーシート、ゴミ袋なんかはあったはずだな……。あとはなんだっけ?」
何だっけと聞かれても、僕もすべてを覚えているわけでもないし、まあ、実際に現場に行けば分かることだ。
「健太君、どうするよ? もう一回行く?」
床に座って北野君と一緒に水を飲んでいた内装さんが、僕の顔を見上げる。
「わいはまだ元気やで!」
「北野君もいけそうなんで、もう一回行きましょうか? 内装さんはどうです?」
「大丈夫。もう一回ぐらいなら往復しても平気だよ」
「なら行きましょうか。電気さんは作業の方に専念しててもらいましょうかね」
僕は二人が一休みしたところで、出発を促した。
「ああ、それなら俺も行くわ! 人数いたほうがええやろ」
宝泉さんも一緒に行くことになった。もう一通りの話は料子さんや生果さんとしたようなので、来てもらってもいいと僕も思ったからだ。
もう一度、場について台車を確認すると、あと残っているのはバラの小物が多かった。
「しまったなあ……。箱か袋でも持ってくりゃよかった……」
それを見て内装さんが嘆く。
「いや、これ使えるんとちゃう?」
北野君が持ち上げたものを見て、宝泉さんが叫んだ。
「おお、それはいいな。衣類収納袋と布団収納袋やないか」
新品なので封を開けると、計六枚の袋が入っていたので、それぞれ袋に台車に載っていたものを詰め込んだ。
「色々役に立ちそうなものがたくさんありそうですね」
「まあな。ホームセンターやからな」
僕と宝泉さんが話していると、横から北野君が僕に話しかけてきた。
「なあ、台車はどうするんや?」
「台車かあ……。やっぱり置いていくしかないだろうね」
「四人なら抱えて持っていけねえかな?」
「宝泉さん、それは一回試したんですけど無理だったんです」
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