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2人目のお客さん
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町を流していると、様々な人間模様が見えてくる。
そして、今回のお客さんは………年のいったサラリーマンだった。
彼は手を上げた。
引導は目の前でタクシーを止める。ドアが開くと彼は乗ってきた。
酔っている………そんな雰囲気だった。
「お客さん、何処までですか?」
「×××町の×××まで」
「はい。分かりました」
彼は………黒い魂がある。
「どうしました?お顔が暗いですよ」
「ああ、娘の結婚式に呼ばれなかったんだ」
「ほう?それはどうして?」
「それは、嫁の連れ子だからだよ」
「なる程」
「そして、嫁は死んだが、ここまで育てた。そして、結婚式場に呼ばれなかったんだ」
「複雑ですね。ですが、今夜は吞まれたのでしょう?」
「ああ、やけ酒だよ」
「無理はなさらない方が良いですよ」
言うのは簡単だが、本人は辛いだろう。そう引導は思った。
「オジさん、ミミが話を聞いてあげるよ」
そこで、ミミが姿を見せた。
「おやおや、これは可愛らしいお嬢さんだ」
「ミミって言うの。今日はパパのタクシーで朝まで一緒なの」
引導は………こんな可愛らしい所、全然見ていないよと思っていた。
「それで、その娘さんは何でお客さんを呼ばなかったんですか?」
「相手の両親が片親の………関係の無い奴を呼ぶなと言ったんだよ。そして、相手もな」
「それは酷いですね」
魂の闇が大きくなっていく。このお客さんは、今にも怒鳴りたいのだろう。
「お客さん、少し遠回りしません?あっ、もちろんメーターは消しておきますから」
「話を聞いてくれるのかい?」
「ええ。そこで、聞きたいのですが、割増料金で復讐の手伝いをしてくれる方が居るんですけど、紹介しましょうか?」
「いや、そんな………」
踏ん切りがつかないのか?それとも、いい人ぶる気なのか?
「オジさん、ミミのパパは何人も助けてきたんだよ」
「そうですか。なら………お願いしようか」
さすがはミミ。幼い女の子の魔力で男を籠絡していたな。いや、それとも地獄の妖怪の力か?
まあ、いい。と、引導は思った。
「なら、近くの妖怪トンネルを通りますね」
それから、彼は愚痴を言い始めた………。
そして、今回のお客さんは………年のいったサラリーマンだった。
彼は手を上げた。
引導は目の前でタクシーを止める。ドアが開くと彼は乗ってきた。
酔っている………そんな雰囲気だった。
「お客さん、何処までですか?」
「×××町の×××まで」
「はい。分かりました」
彼は………黒い魂がある。
「どうしました?お顔が暗いですよ」
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「ほう?それはどうして?」
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言うのは簡単だが、本人は辛いだろう。そう引導は思った。
「オジさん、ミミが話を聞いてあげるよ」
そこで、ミミが姿を見せた。
「おやおや、これは可愛らしいお嬢さんだ」
「ミミって言うの。今日はパパのタクシーで朝まで一緒なの」
引導は………こんな可愛らしい所、全然見ていないよと思っていた。
「それで、その娘さんは何でお客さんを呼ばなかったんですか?」
「相手の両親が片親の………関係の無い奴を呼ぶなと言ったんだよ。そして、相手もな」
「それは酷いですね」
魂の闇が大きくなっていく。このお客さんは、今にも怒鳴りたいのだろう。
「お客さん、少し遠回りしません?あっ、もちろんメーターは消しておきますから」
「話を聞いてくれるのかい?」
「ええ。そこで、聞きたいのですが、割増料金で復讐の手伝いをしてくれる方が居るんですけど、紹介しましょうか?」
「いや、そんな………」
踏ん切りがつかないのか?それとも、いい人ぶる気なのか?
「オジさん、ミミのパパは何人も助けてきたんだよ」
「そうですか。なら………お願いしようか」
さすがはミミ。幼い女の子の魔力で男を籠絡していたな。いや、それとも地獄の妖怪の力か?
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それから、彼は愚痴を言い始めた………。
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作家 蔵屋日唱
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