85 / 194
学園編 17歳
82 卒業を祝いましょう
しおりを挟む
季節は過ぎ、冬の始まりが近づいてきた。そして、頬に当たる風が冷たくなってきた今日、学園では卒業式が行われたのだった。式に在校生が出ることはなく、その後のパーティーに招待があった場合出席するぐらいだ。ご令嬢方はパーティーの付き添いとして声がかからないか、誰かに招待されないかと騒がしかった。それほど卒業パーティーは大きなイベントらしい。
ルドルフは首席で卒業し、式では代表挨拶をするそうだ。エリーナは卒業パーティーに誘われるかもしれないと思っていたが、ルドルフから届いたのは別の招待状だった。学園の卒業パーティーではなく、翌日行われる公爵家での夜会のお誘いである。クリスも一緒であり直接お祝いを言いたかったので、快諾したのだった。
明日のドレスを選ぶサリーたちを見ながら、エリーナはのんびりとお茶をすすった。在校生は休みであり、エリーナは服選びに付き合わされている。
(あと一年ね……)
おそらく卒業パーティーが一つの区切りになるだろう。ゲームではその後も少しストーリーがあるようなので、すぐ終わりにはならないだろうが……。
(隠しキャラが出てくるとなると、卒業式が終わったら新しく出てくるのか、それまでに現れて正式にそのルートが解放されるってことかしら)
だがエリーナにはそのルートを選ぶつもりはなく、ならどうするつもりかと自問自答を繰り返す。ベロニカとリズには鈍いだの亀だの散々言われているが、エリーナも少しずつ恋心は分かってきた。まだ親愛のレベルだが、一緒にいると楽しく胸が温かくなったり、ふとした仕草に惹かれたりする。リズには「嫉妬をして初めて恋になるのよ」と言われたため、まだ恋心には遠いのだろう。
(それが終わったら、新しい悪役令嬢かしら……)
チクリと胸の奥が痛む。
(もう、10年もこの世界で生きたのね……さすがに寂しくもなるわ)
「お嬢様、こちらでいかがですか」
考え事をしていたエリーナは、ハッと我に返って用意された衣裳に目を向けた。淡い青と水色が美しいドレスで、チュールにはビーズがたくさんつけられている。
「えぇ、いいと思うわ」
そしてその夜、サリーたちに入念に顔の手入れをされ、翌日を迎えたのだった。
この日の夜会はもちろんルドルフの卒業を記念したものであり、名だたる貴族の方々がお祝いに駆けつけていた。さすがは二大公爵家の一つである。エリーナはクリスにエスコートされて進み、クリスがドアマンに招待状を渡せば、家名が読み上げられて人々の視線が飛んでくる。その中を歩いて行けば、すぐにルドルフの姿を見つけることができた。挨拶の波に揉まれていると思いきや、案外自由が利くようだ。
「ようこそ、クリス殿、エリーナ嬢」
「ルドルフ殿、卒業おめでとうございます」
「卒業おめでとうございます」
簡単にお祝いの言葉を述べれば、ルドルフは「ありがとう」と穏やかに微笑んだ。話を聞けば、今日は昼間にもお祝いの席を兼ねた茶会を開いたため、夜会ではそこまで忙しくないらしい。つまり、自由に動けるということで……
「クリス殿、少しエリーナ嬢とお話をしたいのですがよろしいでしょうか」
「今日は祝いの場だからね、ゆっくりと話せばいいよ」
そうクリスに送り出され、エリーナはルドルフに手を取られて歩き出す。ご令嬢方の視線が飛んでくるが、気にしたら負けだ。
そしてルドルフに連れられた場所は、月明かりが照らす庭園だった。双子と一緒に遊んだことがある場所だが、夜になるとまた違う景色になる。少し風がひんやりとするが、先ほどまで会場の熱気を感じていたため心地よい。涼しい風が花の香りを運んでいた。そこを散歩しながら、ルドルフが口を開く。
「エリーナ嬢、今日の君もとてもきれいだよ」
「ルドルフ様も素敵ですわ」
そんな何気ない賛辞が心を温めてくれる。彼らと関わってきたからこそ、感じ取れるようになったことだ。
庭園に人気は無く、屋敷からは弦楽の音色が聞こえてくる。ここだけ切りとられたように、静かだった。
「でも、よろしかったんですか? 夜会の主役が抜け出して」
「かまわないよ。一通り挨拶は終わったし、彼らの目的は父上たちと繋がりを強めることだからな」
それに、とルドルフは言葉を区切って立ち止まった。そこは芝生が広がっているところで、周りを低い木々に囲まれている。
「こうやって思いを寄せる人が来てくれたんだ。独占して何が悪い」
独占という言葉に心臓が跳ねる。ルドルフの端的な言葉は、エリーナの胸に強く響く。ルドルフは眼鏡の奥の紫の瞳を細め、微笑を浮かべた。
「エリーナ嬢は、卒業パーティーのジンクスを知っているか?」
「ジンクスですか?」
情報に疎いエリーナは知らなかったので、素直に首を傾げる。
「パーティーで選んだエスコートの相手とは一生一緒にいられるらしい」
「一生……」
どうりで令嬢たちが鼻息荒く、声がかかるのを待つわけだ。その謂われがあることも、卒業パーティーまでに結婚相手を決めることに繋がるのだろう。
(でも私は、これが終わったらきっと次の悪役令嬢が始まる……)
一生なんてありはしないのに、その言葉は甘い砂糖菓子のようにエリーナを誘惑する。
「今回エリーナ嬢を誘いたかったが、抜け駆けするのもどうかと思ったからな。来年、君の卒業パーティーで正式に申し込むとするよ」
ちなみにルドルフの付き添いはベロニカに白羽の矢が立ったらしい。結婚相手以外をエスコート相手に選ぶ場合は、近親者かすでに婚約者がいる人に頼むのが恒例だそうだ。面倒くさそうに付き添い役を引き受けたベロニカの顔が浮かんだ。
そして自信ありげな笑みを浮かべたルドルフに手を取られる。
「それに、もう一つジンクスがある。卒業パーティーでダンスを踊った人とは、一生縁が切れないらしい。だからエリーナ嬢。今日、俺の卒業を祝う夜会で一曲踊ってくれないか?」
月の光は妖艶なルドルフの笑みをさらに麗しいものに引き上げる。ルドルフは軽くかがんでエリーナの手の甲に口づけると、熱のこもった視線を向けた。
(その目はずるいわ……)
そんな目で見られたら、断れるはずがない。エリーナがこくりと頷けば、手を引かれて腰に手を回された。そしてそのまま、屋敷から流れる曲に合わせてステップを踏んでいく。
ルドルフとは何度も踊ったことがある。こちらを気遣ってくれる優しさがありながら、美しいステップで一緒に踊っていて心地がいい。月の光に花の香り、美しい庭園の景色に包まれて踊る。
「エリーナ嬢、これからは学園で顔を合わせる機会は減るが、その代わり直接貴女の時間をもらいにいく。だから、大人しく待っていてくれ」
そう言って曲の終わりにもう一度手の甲に口づけをするルドルフは、どこまでも余裕のある大人で、エリーナは気恥ずかしくなりながら頷くしかなかったのだった。
そして、庭園が見渡せるテラスには二つの影があった。ワイングラスを片手に欄干に肘をついているクリスと、閉じた扇子を遊ばせているベロニカだ。二人ともエリーナがルドルフに連れていかれるなり、テラスに出て一部始終を見ていた。保護者を通り越しているが、二人とも互いの行動には一切触れない。
エリーナたちが屋敷の方へ引き上げてくるのを見届けて、ベロニカは面白くなさそうなクリスへと視線を向けた。
「クリスさんはどうするの? あの子、取られちゃうわよ」
「エリーの判断に任せるさ」
クリスはエリーナから目を離すことなくそう答える。その様子に、ベロニカはあらあらと目を細めた。
(あんなに殺気だった顔をしていたのに、いつまで家族ごっこを続けるつもりなのかしら)
ベロニカにすればエリーナの鈍感さもじれったいが、クリスの隠しきれていない本音も見ていて苛々する。もどかしいったらありゃしないのだ。
「あら、なら私も名乗りをあげようかしら」
扇子の先を口元に持ってきて、意地悪な笑みを浮かべる。そこで初めて、クリスはベロニカに視線を向けた。
「それは……やめてくれないか。エリーは喜んでついていきそうだ」
少し情けない顔をしているクリスに、ベロニカはクスクスと小さく笑う。
(エリーナは、クリスさんがこんな顔もすることを知っているのかしら)
常に優しい笑みを浮かべ、先を見通しているような余裕を感じさせるが、エリーナの表情にその選択に心を乱されている。
「まぁ、もう少し様子を見てあげるわ」
そして二人は広間へと戻り、何食わぬ顔で帰って来たエリーナとルドルフを迎えるのであった。
ルドルフは首席で卒業し、式では代表挨拶をするそうだ。エリーナは卒業パーティーに誘われるかもしれないと思っていたが、ルドルフから届いたのは別の招待状だった。学園の卒業パーティーではなく、翌日行われる公爵家での夜会のお誘いである。クリスも一緒であり直接お祝いを言いたかったので、快諾したのだった。
明日のドレスを選ぶサリーたちを見ながら、エリーナはのんびりとお茶をすすった。在校生は休みであり、エリーナは服選びに付き合わされている。
(あと一年ね……)
おそらく卒業パーティーが一つの区切りになるだろう。ゲームではその後も少しストーリーがあるようなので、すぐ終わりにはならないだろうが……。
(隠しキャラが出てくるとなると、卒業式が終わったら新しく出てくるのか、それまでに現れて正式にそのルートが解放されるってことかしら)
だがエリーナにはそのルートを選ぶつもりはなく、ならどうするつもりかと自問自答を繰り返す。ベロニカとリズには鈍いだの亀だの散々言われているが、エリーナも少しずつ恋心は分かってきた。まだ親愛のレベルだが、一緒にいると楽しく胸が温かくなったり、ふとした仕草に惹かれたりする。リズには「嫉妬をして初めて恋になるのよ」と言われたため、まだ恋心には遠いのだろう。
(それが終わったら、新しい悪役令嬢かしら……)
チクリと胸の奥が痛む。
(もう、10年もこの世界で生きたのね……さすがに寂しくもなるわ)
「お嬢様、こちらでいかがですか」
考え事をしていたエリーナは、ハッと我に返って用意された衣裳に目を向けた。淡い青と水色が美しいドレスで、チュールにはビーズがたくさんつけられている。
「えぇ、いいと思うわ」
そしてその夜、サリーたちに入念に顔の手入れをされ、翌日を迎えたのだった。
この日の夜会はもちろんルドルフの卒業を記念したものであり、名だたる貴族の方々がお祝いに駆けつけていた。さすがは二大公爵家の一つである。エリーナはクリスにエスコートされて進み、クリスがドアマンに招待状を渡せば、家名が読み上げられて人々の視線が飛んでくる。その中を歩いて行けば、すぐにルドルフの姿を見つけることができた。挨拶の波に揉まれていると思いきや、案外自由が利くようだ。
「ようこそ、クリス殿、エリーナ嬢」
「ルドルフ殿、卒業おめでとうございます」
「卒業おめでとうございます」
簡単にお祝いの言葉を述べれば、ルドルフは「ありがとう」と穏やかに微笑んだ。話を聞けば、今日は昼間にもお祝いの席を兼ねた茶会を開いたため、夜会ではそこまで忙しくないらしい。つまり、自由に動けるということで……
「クリス殿、少しエリーナ嬢とお話をしたいのですがよろしいでしょうか」
「今日は祝いの場だからね、ゆっくりと話せばいいよ」
そうクリスに送り出され、エリーナはルドルフに手を取られて歩き出す。ご令嬢方の視線が飛んでくるが、気にしたら負けだ。
そしてルドルフに連れられた場所は、月明かりが照らす庭園だった。双子と一緒に遊んだことがある場所だが、夜になるとまた違う景色になる。少し風がひんやりとするが、先ほどまで会場の熱気を感じていたため心地よい。涼しい風が花の香りを運んでいた。そこを散歩しながら、ルドルフが口を開く。
「エリーナ嬢、今日の君もとてもきれいだよ」
「ルドルフ様も素敵ですわ」
そんな何気ない賛辞が心を温めてくれる。彼らと関わってきたからこそ、感じ取れるようになったことだ。
庭園に人気は無く、屋敷からは弦楽の音色が聞こえてくる。ここだけ切りとられたように、静かだった。
「でも、よろしかったんですか? 夜会の主役が抜け出して」
「かまわないよ。一通り挨拶は終わったし、彼らの目的は父上たちと繋がりを強めることだからな」
それに、とルドルフは言葉を区切って立ち止まった。そこは芝生が広がっているところで、周りを低い木々に囲まれている。
「こうやって思いを寄せる人が来てくれたんだ。独占して何が悪い」
独占という言葉に心臓が跳ねる。ルドルフの端的な言葉は、エリーナの胸に強く響く。ルドルフは眼鏡の奥の紫の瞳を細め、微笑を浮かべた。
「エリーナ嬢は、卒業パーティーのジンクスを知っているか?」
「ジンクスですか?」
情報に疎いエリーナは知らなかったので、素直に首を傾げる。
「パーティーで選んだエスコートの相手とは一生一緒にいられるらしい」
「一生……」
どうりで令嬢たちが鼻息荒く、声がかかるのを待つわけだ。その謂われがあることも、卒業パーティーまでに結婚相手を決めることに繋がるのだろう。
(でも私は、これが終わったらきっと次の悪役令嬢が始まる……)
一生なんてありはしないのに、その言葉は甘い砂糖菓子のようにエリーナを誘惑する。
「今回エリーナ嬢を誘いたかったが、抜け駆けするのもどうかと思ったからな。来年、君の卒業パーティーで正式に申し込むとするよ」
ちなみにルドルフの付き添いはベロニカに白羽の矢が立ったらしい。結婚相手以外をエスコート相手に選ぶ場合は、近親者かすでに婚約者がいる人に頼むのが恒例だそうだ。面倒くさそうに付き添い役を引き受けたベロニカの顔が浮かんだ。
そして自信ありげな笑みを浮かべたルドルフに手を取られる。
「それに、もう一つジンクスがある。卒業パーティーでダンスを踊った人とは、一生縁が切れないらしい。だからエリーナ嬢。今日、俺の卒業を祝う夜会で一曲踊ってくれないか?」
月の光は妖艶なルドルフの笑みをさらに麗しいものに引き上げる。ルドルフは軽くかがんでエリーナの手の甲に口づけると、熱のこもった視線を向けた。
(その目はずるいわ……)
そんな目で見られたら、断れるはずがない。エリーナがこくりと頷けば、手を引かれて腰に手を回された。そしてそのまま、屋敷から流れる曲に合わせてステップを踏んでいく。
ルドルフとは何度も踊ったことがある。こちらを気遣ってくれる優しさがありながら、美しいステップで一緒に踊っていて心地がいい。月の光に花の香り、美しい庭園の景色に包まれて踊る。
「エリーナ嬢、これからは学園で顔を合わせる機会は減るが、その代わり直接貴女の時間をもらいにいく。だから、大人しく待っていてくれ」
そう言って曲の終わりにもう一度手の甲に口づけをするルドルフは、どこまでも余裕のある大人で、エリーナは気恥ずかしくなりながら頷くしかなかったのだった。
そして、庭園が見渡せるテラスには二つの影があった。ワイングラスを片手に欄干に肘をついているクリスと、閉じた扇子を遊ばせているベロニカだ。二人ともエリーナがルドルフに連れていかれるなり、テラスに出て一部始終を見ていた。保護者を通り越しているが、二人とも互いの行動には一切触れない。
エリーナたちが屋敷の方へ引き上げてくるのを見届けて、ベロニカは面白くなさそうなクリスへと視線を向けた。
「クリスさんはどうするの? あの子、取られちゃうわよ」
「エリーの判断に任せるさ」
クリスはエリーナから目を離すことなくそう答える。その様子に、ベロニカはあらあらと目を細めた。
(あんなに殺気だった顔をしていたのに、いつまで家族ごっこを続けるつもりなのかしら)
ベロニカにすればエリーナの鈍感さもじれったいが、クリスの隠しきれていない本音も見ていて苛々する。もどかしいったらありゃしないのだ。
「あら、なら私も名乗りをあげようかしら」
扇子の先を口元に持ってきて、意地悪な笑みを浮かべる。そこで初めて、クリスはベロニカに視線を向けた。
「それは……やめてくれないか。エリーは喜んでついていきそうだ」
少し情けない顔をしているクリスに、ベロニカはクスクスと小さく笑う。
(エリーナは、クリスさんがこんな顔もすることを知っているのかしら)
常に優しい笑みを浮かべ、先を見通しているような余裕を感じさせるが、エリーナの表情にその選択に心を乱されている。
「まぁ、もう少し様子を見てあげるわ」
そして二人は広間へと戻り、何食わぬ顔で帰って来たエリーナとルドルフを迎えるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる