121 / 194
学園編 18歳
115 恋の痛みを知りましょう
しおりを挟む
卒業式まではあと一か月に迫り、学生たちは浮足立っている。続々と婚約者が決まり始め、安心するものと焦りを強くするものに別れていた。そんな中エリーナは令嬢方に婚約について尋ねられても、微笑みを浮かべてはぐらかしていた。
なにも、必ず卒業までに婚約をしなければいけないわけではない。ただ侍女科の学生にとって就職先が決まるように、令嬢にとっても卒業後の嫁ぎ先が決まっていることは大事なのだ。
そんな中、久しぶりにクリスが一日空いたので、一緒に外出をすることになった。最近クリスは忙しくしており、ここ一か月ほど遊び目的で外出することはなかった。
「たまには、こうやって遊びに行くのもいいよね」
揺れる馬車の中で、クリスは朗らかに微笑む。その笑みを見るだけで、エリーナまで嬉しくなり自然と口角が上がった。
「久しぶりにゆっくりできるものね」
今日は特に予定を決めておらず、王都の繁華街をぶらぶらと回る予定だ。繁華街を進む二人は、新しく入ったお店を巡り可愛い雑貨などを見ていく。今までと同じおでかけなのに、エリーナの心は浮き立っていた。それを悟られないように、いつもと同じ表情を心掛ける。
「エリー、これよく似合いそう」
とクリスは可愛い飾りがついた髪飾りを手に取って見せてきた。
「可愛いわね」
そして、「つけてあげる」とクリスが近づいてき、その指が優しく髪に触れた瞬間ドキリと心臓が跳ねた。目の前にクリスの胸があり、聴覚が敏感になったのか息遣いまで聞こえてくる。無意識に息を詰めてしまい、クリスがすっと離れた後でそっと息を吐いた。クリスは、エリーナを上から下まで見て頷く。
「やっぱり、よく似合っている」
鏡で見せてもらうと、紫色のガラス玉と花をモチーフにした銀細工が施された髪飾りは、エリーナのプラチナブロンドの髪によく合っていた。
「軽いし、いつもつけていたいわ」
「いいね。じゃぁ、それにしよう」
いつもと同じ贈り物も、気持ちが変われば特別なものに思える。エリーナは嬉しそうにさっそく髪飾りをつけ、上機嫌で店を出たのだった。
そして買い物が終わると、いつも通りカフェ・アークでお茶をする。個室の一つに通され、エリーナはプリン・ア・ラ・モードとクレームブリュレを頼んだ。いつ食べてもおいしく、プリン・ア・ラ・モードは季節によって添えられている果物が異なる。それも楽しみの一つだった。しばらくは学園のことや、領地のことについて話をする。
その後、クリスは紅茶を飲んだカップをソーサーに置き、テーブルに戻してからエリーナに視線を向けた。その瞳は真面目なもので、クレームブリュレを口に運んだエリーナは目を瞬かせる。
「エリー、ルドルフ殿とミシェル殿のエスコートを断ったんだって? つまり、彼らと婚約をしないってことだよね」
「うん……そうよ」
エリーナはその時の胸の痛みを思い出して声を落とし、スプーンを皿の上に置く。
「ジーク殿下は側妃を取らないとおっしゃってたし、ラウル先生を選ぶつもりなの?」
キシキシと心が悲鳴を上げる。クリスの声はいつもの会話と変わらないことが追い討ちをかける。クリスに婚約について話されることが、これほど辛いとは思わなかった。当主代行で義理の兄であることを、まざまざと突き付けられたようだ。心を落ち着かせるため、膝に置いていた左手で強く拳を作った。
「それは……」
ラウルは、クリスがいなければ真っ先に婚約相手として選んでいただろう。誰よりも親しみを感じ、尊敬している。だが、恋をした相手ではないのだ。きっと今のままラウルに嫁いでも、本心を偽った後ろめたさで笑えなくなる。
「卒業までに決められないなら、エスコートは僕がしてもいいけど」
エリーナの沈黙を迷いと捉えたのか、クリスはそう提案する。だがそれは、家族としてエスコートをするという意味だ。エリーナは物悲しくなり、それを押し流すように紅茶を飲む。なぜか紅茶は苦く感じた。
「考えるから、心配しないで」
つい冷たい言い方になってしまった上、クリスの視線を受けることができず、エリーナは空になったカップに視線を落とす。エリーナの心は、そのカップのように空虚だった。
(クリスは、どうしたいのかしら。私の婚約者が決まったら、結婚したい人がいるのかしら……)
エリーナは選ぼうにも、一人だけでは心細くクリスの意見も聞きたかった。昔は簡単に訊けたが、今は答えが怖くて訊けない
(でも、知りたい)
知らなければ、何もできない。だが、エリーナが視線を上げて口を開こうとしたした時、クリスの重く静かな声が聞こえた。
「僕とディバルト様の契約は、卒業式までだからさ。その後はエリーナの選択によるんだけど、僕のことは気にしなくていいから安心して」
それは、クリスがローゼンディアナ家を出るか残るかの大きな選択だ。卒業式の選択が、そのままクリスに直結することを実感して、エリーナは握る拳にさらに力をいれた。すでに拳は白くなっている。
(つまり、クリスはその後を見越して動いているということ……?)
契約は卒業式で一度切れる。つまり、その後は他人となる。
「だから、最近忙しそうだったの?」
声が震えないようにするだけで精一杯だった。ピシピシと心に罅が入っていくようだ。
(クリスは出て行きたいの? 一緒にいて欲しいと思っているのは、私だけなの?)
ここに来て、クリスが分からなくなる。いつも一緒にいたはずなのに、家族のように近い存在だと思っていたのに、本当は一番遠い存在だったように思えてきた。罅が徐々に広がっていく。
「まぁ、色々と手続きもあるから……。エリー、そんな深刻な顔をしなくていいよ。好きに選べばいい。僕はエリーの選択を一番に考えるからさ」
そして、寂しそうに微笑み言葉を続けた。
「それに、ラウル先生なら僕も安心だから」
その言葉を突き付けられた途端、エリーナの心が砕けた。ポタリとテーブルクロスの上に涙が落ち、広がっていく。それは二滴、三滴と滲んでいった。
「エ、エリー!?」
クリスは上ずった声を出して立ち上がった。椅子が乱雑に引かれ、音を立てる。
エリーナは涙を拭うこともせず、悲しみと怒りに頬を引きつらせた。本当は笑いたいのに、正直な心は悲しみを、苦しみを訴える。歪な表情になった。
「クリスは? クリスはどうしたいの? クリスはいつも私を優先してくれる。でも、クリスの気持ちも教えてよ! 今のままじゃ選べないわ!」
偽りのない本音が口から飛び出す。
「クリスは全てを私に任せようとするけど、簡単に選べるわけないじゃない! なんで一緒に考えてくれないのよ。なんで、いつも外から見ているだけなのよ!」
エリーナが激情のままに言葉をぶつければ、クリスは顔面蒼白になりさし伸ばそうとした手は途中で止まっていた。その表情が目に入った瞬間、言い過ぎたと気づくがもう遅い。エリーナは立ち上がり、キッとクリスを睨みつける。
「今日はベロニカ様のところに泊るから、帰らないわ」
そう捨て台詞を言い残し、エリーナは足音荒くカフェ・アークを後にした。残されたクリスは呆然と呟く。
「エリー?」
クリスの思考はまとまらず、ただ取り返しのつかないことをしてしまったという思いだけが心を占めている。そして重い足取りで店を出れば、夕焼けの赤さが胸にしみる。鉛のような足が向くのは、唯一本心を零せる友の場所。
赤い夕陽はクリスの後ろに細く長い影を残していた。
なにも、必ず卒業までに婚約をしなければいけないわけではない。ただ侍女科の学生にとって就職先が決まるように、令嬢にとっても卒業後の嫁ぎ先が決まっていることは大事なのだ。
そんな中、久しぶりにクリスが一日空いたので、一緒に外出をすることになった。最近クリスは忙しくしており、ここ一か月ほど遊び目的で外出することはなかった。
「たまには、こうやって遊びに行くのもいいよね」
揺れる馬車の中で、クリスは朗らかに微笑む。その笑みを見るだけで、エリーナまで嬉しくなり自然と口角が上がった。
「久しぶりにゆっくりできるものね」
今日は特に予定を決めておらず、王都の繁華街をぶらぶらと回る予定だ。繁華街を進む二人は、新しく入ったお店を巡り可愛い雑貨などを見ていく。今までと同じおでかけなのに、エリーナの心は浮き立っていた。それを悟られないように、いつもと同じ表情を心掛ける。
「エリー、これよく似合いそう」
とクリスは可愛い飾りがついた髪飾りを手に取って見せてきた。
「可愛いわね」
そして、「つけてあげる」とクリスが近づいてき、その指が優しく髪に触れた瞬間ドキリと心臓が跳ねた。目の前にクリスの胸があり、聴覚が敏感になったのか息遣いまで聞こえてくる。無意識に息を詰めてしまい、クリスがすっと離れた後でそっと息を吐いた。クリスは、エリーナを上から下まで見て頷く。
「やっぱり、よく似合っている」
鏡で見せてもらうと、紫色のガラス玉と花をモチーフにした銀細工が施された髪飾りは、エリーナのプラチナブロンドの髪によく合っていた。
「軽いし、いつもつけていたいわ」
「いいね。じゃぁ、それにしよう」
いつもと同じ贈り物も、気持ちが変われば特別なものに思える。エリーナは嬉しそうにさっそく髪飾りをつけ、上機嫌で店を出たのだった。
そして買い物が終わると、いつも通りカフェ・アークでお茶をする。個室の一つに通され、エリーナはプリン・ア・ラ・モードとクレームブリュレを頼んだ。いつ食べてもおいしく、プリン・ア・ラ・モードは季節によって添えられている果物が異なる。それも楽しみの一つだった。しばらくは学園のことや、領地のことについて話をする。
その後、クリスは紅茶を飲んだカップをソーサーに置き、テーブルに戻してからエリーナに視線を向けた。その瞳は真面目なもので、クレームブリュレを口に運んだエリーナは目を瞬かせる。
「エリー、ルドルフ殿とミシェル殿のエスコートを断ったんだって? つまり、彼らと婚約をしないってことだよね」
「うん……そうよ」
エリーナはその時の胸の痛みを思い出して声を落とし、スプーンを皿の上に置く。
「ジーク殿下は側妃を取らないとおっしゃってたし、ラウル先生を選ぶつもりなの?」
キシキシと心が悲鳴を上げる。クリスの声はいつもの会話と変わらないことが追い討ちをかける。クリスに婚約について話されることが、これほど辛いとは思わなかった。当主代行で義理の兄であることを、まざまざと突き付けられたようだ。心を落ち着かせるため、膝に置いていた左手で強く拳を作った。
「それは……」
ラウルは、クリスがいなければ真っ先に婚約相手として選んでいただろう。誰よりも親しみを感じ、尊敬している。だが、恋をした相手ではないのだ。きっと今のままラウルに嫁いでも、本心を偽った後ろめたさで笑えなくなる。
「卒業までに決められないなら、エスコートは僕がしてもいいけど」
エリーナの沈黙を迷いと捉えたのか、クリスはそう提案する。だがそれは、家族としてエスコートをするという意味だ。エリーナは物悲しくなり、それを押し流すように紅茶を飲む。なぜか紅茶は苦く感じた。
「考えるから、心配しないで」
つい冷たい言い方になってしまった上、クリスの視線を受けることができず、エリーナは空になったカップに視線を落とす。エリーナの心は、そのカップのように空虚だった。
(クリスは、どうしたいのかしら。私の婚約者が決まったら、結婚したい人がいるのかしら……)
エリーナは選ぼうにも、一人だけでは心細くクリスの意見も聞きたかった。昔は簡単に訊けたが、今は答えが怖くて訊けない
(でも、知りたい)
知らなければ、何もできない。だが、エリーナが視線を上げて口を開こうとしたした時、クリスの重く静かな声が聞こえた。
「僕とディバルト様の契約は、卒業式までだからさ。その後はエリーナの選択によるんだけど、僕のことは気にしなくていいから安心して」
それは、クリスがローゼンディアナ家を出るか残るかの大きな選択だ。卒業式の選択が、そのままクリスに直結することを実感して、エリーナは握る拳にさらに力をいれた。すでに拳は白くなっている。
(つまり、クリスはその後を見越して動いているということ……?)
契約は卒業式で一度切れる。つまり、その後は他人となる。
「だから、最近忙しそうだったの?」
声が震えないようにするだけで精一杯だった。ピシピシと心に罅が入っていくようだ。
(クリスは出て行きたいの? 一緒にいて欲しいと思っているのは、私だけなの?)
ここに来て、クリスが分からなくなる。いつも一緒にいたはずなのに、家族のように近い存在だと思っていたのに、本当は一番遠い存在だったように思えてきた。罅が徐々に広がっていく。
「まぁ、色々と手続きもあるから……。エリー、そんな深刻な顔をしなくていいよ。好きに選べばいい。僕はエリーの選択を一番に考えるからさ」
そして、寂しそうに微笑み言葉を続けた。
「それに、ラウル先生なら僕も安心だから」
その言葉を突き付けられた途端、エリーナの心が砕けた。ポタリとテーブルクロスの上に涙が落ち、広がっていく。それは二滴、三滴と滲んでいった。
「エ、エリー!?」
クリスは上ずった声を出して立ち上がった。椅子が乱雑に引かれ、音を立てる。
エリーナは涙を拭うこともせず、悲しみと怒りに頬を引きつらせた。本当は笑いたいのに、正直な心は悲しみを、苦しみを訴える。歪な表情になった。
「クリスは? クリスはどうしたいの? クリスはいつも私を優先してくれる。でも、クリスの気持ちも教えてよ! 今のままじゃ選べないわ!」
偽りのない本音が口から飛び出す。
「クリスは全てを私に任せようとするけど、簡単に選べるわけないじゃない! なんで一緒に考えてくれないのよ。なんで、いつも外から見ているだけなのよ!」
エリーナが激情のままに言葉をぶつければ、クリスは顔面蒼白になりさし伸ばそうとした手は途中で止まっていた。その表情が目に入った瞬間、言い過ぎたと気づくがもう遅い。エリーナは立ち上がり、キッとクリスを睨みつける。
「今日はベロニカ様のところに泊るから、帰らないわ」
そう捨て台詞を言い残し、エリーナは足音荒くカフェ・アークを後にした。残されたクリスは呆然と呟く。
「エリー?」
クリスの思考はまとまらず、ただ取り返しのつかないことをしてしまったという思いだけが心を占めている。そして重い足取りで店を出れば、夕焼けの赤さが胸にしみる。鉛のような足が向くのは、唯一本心を零せる友の場所。
赤い夕陽はクリスの後ろに細く長い影を残していた。
0
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる