BOYS HOLDER(ボーイズホルダー) 〜男の子をゲット&リリース&バトル!〜

命(ミコト)

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〜第3話〜 大混乱!?謎の組織シュリュウ団あらわる!

5.強襲

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―数日後 学校の教室

今日もまたいつもと変わらぬ学校風景…

と言いたいところだったが、数日前とは目を逸らしがたい明らかな変化があった。


「ねー最近減ったよね。」

「となりのクラスはもっとひどいらしいよ。」

「うちも時間の問題かもね…」

ガラッ

「おーす。出席とるぞー」

「なんだ…男子の休みが多いな…」


そう。『男子の減少』だ

これはどう考えてもシュリュウ団の影響だ。
事態はおもったより深刻らしい。


「うーむ。本当にただ事じゃなくなってきたぞ」


「最近このあたりにもシュリュウ団が出没するらしい。
 男子の諸君は十分注意すること」

「やばいよな!俺たちも気をつけないと…」

「へん!そんな奴らぶん殴っちまえば良いだろ!」


先生の忠告に男子たちは様々な反応を見せる。


「先生が捕まったら学校休みになるかなー?」

「コラ、ふざけている場合じゃないぞ。
 先生も男性だから注意はしなければならないが。
 今、こうしているときにもシュリュウ団が強襲してきてもおかしくないんだ」

ガラッ

すると、突如教室の扉が空き、迷彩柄のマントの集団が顔を覗かせる。


「シャー!!」

「そうそう、こんな風に…」


一瞬時が止まったように静かになる…

そして…


「出たああああ!!シュリュウ団だああああ!!」


生徒たちはパニックになる。


「くそう!生徒たちに手は出させ…!」

「シャー!!」


シュリュウ団たちは先生の股をまさぐり、手早くボーイズホルダーを首にかける。


「おひぃん♡」

「ダウンロード!」


バシュウン!!


ボーイズホルダーに転送され先生は消えてしまった。


「うわあああ!!マジかよ!?消えちまったー!」

「ありゃりゃ。こりゃおおごとだわ…」


学校全体でみれば美鳥や愛央などの男の子使いがいるがこのクラスでボーイズホルダーを使えるのは私だけだ。


「ちょっと朱美!どうしよー!?」

「やるしか…ないよね…!」

「よし。そこの水野くん!」

「へ…俺…?」

「ちょっと股貸して!」


そう言うと私は有無を言わせず、クラス一のイケメンである水野くんの股をわしづかみにし、もみしだく。


「え…?ちょっ…にゃあん♡」


私は素早くボーイズホルダーを首にかけ


「ダウンロード!!」

バシュウン!!

「よし。捕獲完了!」


水野くんを捕獲した。


「アップロード!」

バシュウン!!


私は捕獲したばかりの水野くんを召喚する!


「…お呼びでしょうか?」

「一緒に戦って水野くん!」

「了解しました」


「あんたたち!」


私がそう叫ぶとシュリュウ団の連中はこちらに注目する。


「あんたたちもボーイズホルダーを持つ者なら…
 正々堂々!ボーイズバトルで勝負しなさい!」


私にしては大胆な行動だ。
しかし、今これ以外の選択肢はなかった。

私の力で…こいつらを食い止める!!



~男の子データ~

水野 陽人みずの はると

性格:虚無的
趣味:サイクリング
好きなもの:清涼飲料水

陸上部所属。
イケメンで、スポーツも得意だが、あまり社交的ではなく
自分が興味ないことには関心を示さない。
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