ひだまりカフェ

もとひろ@絵本作家/エッセイスト

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じぶんを、褒める

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じぶんを、褒める。

あなたは、じぶんに、どんな、言葉を、かけているだろうか。



やさしい言葉。

あたたかい言葉。

ねぎらいの言葉。

やすらぎの言葉。



大切なじぶんへ、あたたかい言葉を、かけているだろうか。



逆に、じぶんに対して、冷たいことばを、つかっていないだろうか。



責める言葉。

叱責する言葉。

否定する言葉。



その言葉の数々は、じぶん自身を、ナイフのように、鋭く、傷つける。

じぶんが、思っている以上に、深い、傷をつける。

その傷は、回復するのに、じかんが、かかる。



そして、傷は、どんどん、ひろがっていく。

ひろがった傷は、なかなか、ふさがらない。



ぼくは、じぶんを、褒めることが、苦手だった。

なにかと、じぶんの、嫌なところが、目について、いつも、意識が、そこに向かう。

ひとと、比べては、じぶんが、劣っていると、思って、落ち込んでしまう。



じぶんなんて、とじぶんを、責めてしまう。

だから、ぼくは、どんどん、落ちていった。

ナイフのように、じぶんを、じぶんで、刺していった。



ぼくは、体を壊した。



じぶんを、責めたからなのか、わからないけれど。

それが、直接の原因かは、わからないけれど。



いま、ぼくは、じぶんを、じぶんで、褒めることができる。

今日できた、ちいさなこと。

とても、ちいさなことを、ちょっと、おおげさに、褒めることができる。



よくやったね。

えらいね。

すごいね。



こんな風に、じぶんを、褒めることができる。

ぼくの、得意なところも、ありのままに、褒めることができる。

認めることができる。



じぶんに、あたたかい言葉をつかうと、ハートが、ほっこりする。

それだけで、流れが、良くなっていく。



本当に、ちいさなことでいい。

おおげさに、褒めたっていい。



じぶんを、褒めても、誰からも、怒られることはない。

もっと、じぶんを、褒めて、いいのだ。



じぶんを褒めると、プラスの意識になる。

じぶんの、キラキラした部分が、どんどん、見えてくる。

じぶんを、肯定することができる。

自信に、つながっていく。



けれど、過信ではない。



あなたも、じぶんに向けて、いちにち、一回でもいいから、じぶんを、褒めてあげて欲しい。

すこしでも、できたのなら、おおげさに、褒めてあげて欲しい。



どんな言葉でも、構わない。

じぶんが、喜びそうな言葉を、じぶんに、かけてあげて欲しい。



その積み重ね、積みひろげが、じぶんの歩みを、軽くする。

軽やかになっていく。



じぶんの向かいたい場所に、向かうためにも、じぶんを、どんどん、褒めていっては、どうだろうか。



ここまで、あなたの貴重なじかんをつかって読んでくれて、ありがとうございます。

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