ひだまりカフェ

もとひろ@絵本作家/エッセイスト

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基礎の大切さ

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なにごとも、基礎が、大切だ。

ぼくは、いま、発音の、基礎をやっている。



地味だけれど、とても、大切なこと。

基礎という土台がないと、いつまで、たっても、聴き心地のいい声には、ならない。



音声という世界に、足を踏み入れたのなら、じぶんの声のクオリティを、あげたい。

そのかたのじかんを、つかって聴いてくれるなら、聴き心地のいいものを、提供したい。



ぼくは、滑舌が悪い。

以前は、それでもいい、と思っていた。

発信することが、大切で、基礎練習は、じかんの無駄、だと思っていた。



けれど。

ちがった。



どんなに、内容がいいものであっても、聴き心地が、良くなければ、聴いてもらえない。

聴いてもらえないのなら、収録しても、意味がない。



だからこそ、基礎をやって、じぶんの声の底上げをする。



基礎をやると、いままで、きにならなかった、発音だったり、発声だったり。

それが、わかってくる。

しっかりと、発音できないのだ。



はじめは、嫌だった。

だって、できないことを、見たくなかったから。



けれど、見ないことには、成長しない。

ぼくは、じぶんと、向き合って、発音で、苦手な行を、洗い出した。

ほぼ、全部だった。



それから、特に、苦手な箇所を、スキマじかんを、つかって練習した。

ぼくが、特に、苦手なのは、ま行と、ら行。

それを、お風呂場で、練習する。



最初は、もたついて、発音できない。

すこしずつ、やっていくうちに、スムーズに、発音できるようになってきた。

まだまだ、改善するところは、多いけれど、じぶんの、ペースで、やっていこう、と思う。



不思議なことに、嫌だった基礎練習も、いまでは、たのしいじかんになった。

すこしずつ、成果や手応えを感じると、うれしくなってくる。

しみじみと、基礎って、大切だな、と思う。



ひとは、地味な基礎よりも、テクニックに、惹かれる。

地道な基礎よりも、一足飛びに成果の出る、テクニックを、やりたがる。



けれど、基礎が、できていないのに、応用できるだろうか。

小手先のテクニックが、どこまで、通用するだろうか。



基礎は、一見すると、遠回りに感じることが、ある。

テクニックのほうが、早く、すすんでいるように、感じる。



だが、基礎をやっていると、応用が、きく。

そして、どんなことにも、応用が、きくようになる。

臨機応変に、対応することができる。



テクニックは、ある課題にとっては、有効かもしれないけれど、べつの課題には、役に立たなかったりする。



だから、基礎は、遠回りではなく、近道なのだ。



これからも、ぼくは、コツコツと基礎を、やっていこう、と思う。

綺麗に、発音できるように。

綺麗に、発声できるように。

耳心地のいい声を、届けるために。



ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。



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