ひだまりカフェ

もとひろ@絵本作家/エッセイスト

文字の大きさ
123 / 127

自己承認欲求を手放す

しおりを挟む
あなたには、自己承認欲求があるだろうか。

不特定多数のだれかから、承認されたい、と思っているだろうか。



自己承認欲求を求める生きかたは、つかれる生きかただ。

だれかに認められることに精一杯になってしまって、いつも、ほかのだれかの評価が気になってしまう。



じぶん基準じゃないから、相手に左右されてしまう。

けれど、自己承認欲求があるひとは、たくさんいる。



リアルの世界でも。

デジタルの世界でも。



だれかに認められることを、生きがいにしてしまう。

認められれば、しあわせを感じ。

認められなければ、不幸に感じる。



相手に左右される人生を、あなたは選びたいだろうか。



たしかに、ひとから認められると、嬉しいと思う。

その気持ちは間違ってはいない。



けれど、その嬉しさは、一瞬で終わる。

また、ひとから認められるために、行動してしまう。



自己承認欲求を手放すこと。

不特定多数のひとから、認められなくても。

じぶんで、じぶんを認めればいい。



そう、じぶんがもっとも、大切なのだ。

そばで、あなたのことをずっと見守っているのは、ほかでもない、あなたなのだ。

もうひとりのじぶんが、ずっと、じぶんのことを見守っている。

そのことに気づいて欲しい。



自己承認欲求を手放すには、じぶんで、じぶんを満たすことが大切だ。

ひとから、しあわせにしてもらう、という考えでは、いつまで経っても、しあわせを感じることはできない。



じぶんで、じぶんをしあわせにする。

いま、この瞬間のしあわせを感じる。

そうすれば、ほかのだれかから、しあわせにしてもらう必要はなくなる。



しあわせに感じることは、日々のなかにたくさんある。



コーヒーを飲んで、ほっとする。

ゆっくりお風呂につかる。

猫をなでる。

ぼんやりと空を見上げる。

花を見る。

ご飯を食べる。



いろいろなことが、しあわせにつながっている。



だから、自己承認欲求を手放して、自由になって欲しい。

手放せば、手放すほど。

あなたの心も体も軽くなっていく。



ぼくも自己承認欲求が強かった。

とくにデジタルの世界では、顕著にあらわれていた。



フォロワー数。

いいねの数。

PV数。



すべてが、自己承認欲求を満たすため。

だから、いつも、精神は不安定だった。



本当は、じぶんがたのしいから、やっているだけなのに。

いつのまにか、自己承認欲求を満たすだけのものになっていた。



ぼくも、自己承認欲求を手放して、本当のしあわせを感じることを選んでいる。

じぶんで、じぶんを認めてあげる。



あなたも、自己承認欲求を手放して、しあわせを感じてみてはどうだろうか。



ここまで、あなたの貴重なじかんを、つかって読んでくれて、ありがとうございます。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

課長と私のほのぼの婚

藤谷 郁
恋愛
冬美が結婚したのは十も離れた年上男性。 舘林陽一35歳。 仕事はできるが、ちょっと変わった人と噂される彼は他部署の課長さん。 ひょんなことから交際が始まり、5か月後の秋、気がつけば夫婦になっていた。 ※他サイトにも投稿。 ※一部写真は写真ACさまよりお借りしています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...