いつから魔力がないと錯覚していた!?

犬丸まお

文字の大きさ
95 / 173
連載

召喚獣の強さは見た目じゃない

しおりを挟む
 開始の合図と同時に杖を抜けば、リアムが嘲るように笑った。

「なんだお前、偉そうなことをほざいておきながら杖が必要な魔法使いなのか! やはり愚図は愚図でしかないな! 身の程を知るがいい! 来たれ、風と雷の魔鳥! イムドゥグド!」

 リアムの詠唱で召喚陣が広がり、獅子の頭を持った大鷲が現れる。イムドゥグドは力強く翼を羽ばたかせると、雷を帯びた強い風を巻き起こした。
 へぇ、召喚魔法も使えるのか。たいそうな召喚獣を呼び出したんだから、そこそこの魔力はあるんだな。
 
「そいつを適当に痛めつけてやれ! 奴隷にするから殺すなよ!」

「わー、怖い。奴隷にされたらどうしよう。助けてケット・シー!」

 牙を剥いて襲いかかってきたイムドゥグドの鋭いかぎ爪を躱しながら、ケット・シーを召喚する。
 そろそろ退屈だって騒ぎ出しそうだからな。余計な悪戯をされる前に発散させるにはちょいどいい相手だ。

「にゃーん! お呼びかにゃ、ご主人!」

 魔法陣から飛び出した小さな黒猫に、リアムは案の定勝ちを確信した顔になった。自分の召喚獣が絶対に勝つと信じて疑っていないようだ。自分の召喚獣を信じるのは結構なことだが、どうして誰もが召喚獣の強さは見た目だと思っているんだろう。この時代の魔法教育は大丈夫か?

「大怪我をしないうちに負けを認めた方がいいんじゃないか? 顔が傷付いては勿体無いからな。見た目だけは極上だ。夜用の奴隷として貸し出せば……うっ!?」

 勝ち誇っていたリアムの顔が、一瞬にして驚愕に染まる。
 それも当然。だって、イムドゥグドの正面にいたはずの俺が目の前にいるんだもん。

「て、転移……」

「んふふ。俺が杖を抜いた瞬間から、お前の負けは決まっちゃってるんだよね。だけど、せめて魔法使いとしての面目が保てるように、詠唱はできるようにしておいてやるよ。せいぜい得意だという魔法で頑張ってくれ」

 にっこりと笑って、俺はリアムの胸元に杖の先をちょんと当てた。これで彼はここから一歩も動けない。本当は詠唱すらできないよう完全に動きを奪ってしまおうかと思ったけど、それだと降参の宣言ができないから、ずっと決闘を続けなければいけなくなっちゃうからね。今日のお昼はパーシヴァルと一緒にクレアーレのカフェテリアで食べるんだから、さっさと終わらせないと。

「……っ! なっ、何をした!」

 自分の体の異変に気がついたリアムが慌てふためいたけれど、彼を襲った衝撃はそれだけではなかった。

「イ、イムドゥグド……!」

 召喚び出されたケット・シーは、俺がみなまで言わずとも自分のすべきことを即座に理解して、あっという間にイムドゥグドを霧散させた。これは彼と俺の付き合いが長いからこそできることだ。冒険はお膳立てされた学校の授業とはわけが違う。ぼやぼやしてたら、取り返しのつかないことになりかねない。ぼやぼやしてなくても、取り返しがつかないことになる時はなるけど。
 バイロン達とパーティを組むまでは、俺の仲間はケット・シーやオルトロス達だった。経験だけは山ほど積んでいるから、連携はバッチリってわけさ。

「お前はちゃんと召喚魔法の勉強してきた? 俺のケット・シーを見て笑っていたようだけど、召喚獣の強さは見た目じゃなくて召喚した魔法使いの魔力に因るんだよ。ケット・シーは小さいけれど、俺の魔力を得てめちゃくちゃ強い。なんで俺の魔力でめちゃくちゃ強くなっているかというと、それは俺がめちゃくちゃ強い魔法使いだからさ。どう? 降参する?」

「まっ、まだまだだ! 俺の魔法はこんなものじゃないっ!」

「うん、そうだろうね。簡単に決着が着いちゃったら、見てるみんなの期待を裏切ることになるし。だけど、この決闘が終わるまでお前はそこから動けない。こんなこともできるんだから、杖って本当に便利だよねぇ」

 挑発するように、目の前で杖を左右に振って見せる。俺の言葉通り、いくら体を揺らしても縫い付けられたように動けないリアムは、悔しげに顔を歪めた。それでも腰から上は自由にしてあるんだから、せいぜい得意の魔法を披露してくれよな。

「動けずとも関係ない! 女神の理において我が力を行使する! 烈火の渦よ飲み込め!」

 噴き上がる炎を転移で避けてリアムと距離を取ると、ケット・シーが俺の肩に飛び乗ってきた。

「全く骨のない奴だったにゃ」

 口を膨らませたケット・シーは不満そうだ。どうやらイムドゥグドは、ケット・シーの退屈凌ぎにはならなかったらしい。なかなかの幻獣に見えたけど、思った以上に見掛け倒しだったようだ。

「口ほどでもないね。これじゃぁ、あっというまに終わりそうだ」

 俺は杖を振るうと青い炎の竜巻をリアムに向けて放つ。リアムは無詠唱の魔法に驚きながらも、すぐさま詠唱を唱えた。

「女神の理に於いて我が力を行使する! 防壁!」

 すんでの所で間に合った防壁が、炎からリアムを守った。といっても、リアムの防壁が間に合うように、炎の勢いを加減したんだけどね。
 一対一の勝負で、詠唱が必要なリアムが勝てる要素は全くない。俺がちょっとでも本気になれば、一瞬で勝負はついてしまう。そんなリアムにできることと言ったら、せいぜい防壁魔法で身を守ることだけだ。その防壁だって壊そうと思えば簡単に壊せちゃうんだな、これが。だけどリアムは魔法が得意らしいから、せめてその得意を披露する場を設けてあげようという俺の優しさだ。
 
「守りだけじゃ俺には勝てないよ。それとも、俺の魔力切れを期待してる?」

 残念だけど、その期待には沿えない。俺自身、どれだけ魔法を使ったら魔力切れになるのか全く分からないんだから。試しに一度、魔力切れになるまで魔法を使ってみたい気もするけど、間違いなく体力の方が先に切れるだろう。

「うるさい! 出よ、英雄殺し! 暴威の猪エルマンシュアン・ボア! あいつを踏み潰せ!」

 召喚陣から巨大な猪が姿を表すと、観衆から悲鳴が上がった。小山ほどの猪が俺に向かって突進してくる。こいつは獰猛な猪で、しかも一度走り出したら止まらない。万が一俺が避けたら、見学している学生のところまでつっこんでしまう。戦場でならともかく、こんな演習場程度の狭い場所で呼びだしていい幻獣じゃないぞ。

「あいつ、適材適所って言葉を知らないのかな?」

「……ふにゃぁ~ん」

 ケット・シーは退屈そうに欠伸をして、全く興味がなさそうだ。どうやら既に飽きているらしい。そういうところだぞ、ケット・シー。

「しょうがないなぁ」

 俺はボアの正面に防壁を作る。勢いのついたボアは躊躇なく防壁に突っ込んできた。空気を揺るがす重たい衝撃と共に、巨体が吹き飛ぶ。実に見事な吹っ飛びぶりだが、しかし運の悪いことに、吹っ飛んだ先にはリアムが立っていた。二体も召喚獣を召喚よんでいるし、あいつの防壁では耐えられないかもしれない。万が一自分の召喚獣に潰されるなんてことになったら、さすがにちょっと可哀想だ。
 仕方がない、魔法使いの情けだ。俺は竜巻を起こすと、吹っ飛んでゆくボアの巨体を上空高く巻き上げた。

「ごめん、ケット・シー。ちょっとあいつボアの始末をつけてきて」

「……わかったにゃ」

「ユニサス!」

 ユニサスを召喚び出せば、ケット・シーは渋々その背に飛び乗って空へと舞いあがった。青い空にユニサスの白がよく映える。観衆も皆、ユニサスを見上げている。どうだい、俺のユニサスは綺麗だろう?
 ボアを見下ろす高さまで昇ったケット・シーはユニサスの背から飛び降りると、クルンクルンと回転しながら空中のボアを後脚で蹴り飛ばす。ケット・シーの小さな足のひと蹴りで、ボアの巨体が勢いよく落下して地面に叩きつけられた。激しい地響きと共に、土埃が舞い上がり周囲が烟る。
 落下してくるケット・シーを難なく背中で受け止めたユニサスが、空を優雅に旋回しながら俺の元に戻ってきた。労いに顔を撫でてやると、満足そうに鼻を鳴らす。
 やがて土埃が落ち着くと、周囲の様子が見えてくる。演習場には大穴が残されているだけで、すでにボアの姿はなかった。英雄殺しの猪は、小さなケット・シーのひと蹴りでなんともあっけなく消え去ったのだ。これで決闘を見ている観衆にも、召喚獣の強さは見てくれじゃないってわかっただろう。
 
「ケット・シーお疲れさん。ユニサスもありがとう。……で、そろそろ降参する?」

「するものか! 女神の理において我が力を行使する! いかずちよ打ち抜け!」

 無数の雷が俺めがけて落ちてくるが、こんなもの避けるまでもない。何もせずに突っ立って居れば、リアムがニヤリと笑った。俺が避けられなかったとでも思っんだろう。

「おめでたい奴」
しおりを挟む
感想 919

あなたにおすすめの小説

白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』

鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」 華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。 王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。 そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。 レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。 「お願いだ……戻ってきてくれ……」 王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。 「もう遅いわ」 愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。 裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。 これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。

【完結】留学先から戻って来た婚約者に存在を忘れられていました

山葵
恋愛
国王陛下の命により帝国に留学していた王太子に付いて行っていた婚約者のレイモンド様が帰国された。 王家主催で王太子達の帰国パーティーが執り行われる事が決まる。 レイモンド様の婚約者の私も勿論、従兄にエスコートされ出席させて頂きますわ。 3年ぶりに見るレイモンド様は、幼さもすっかり消え、美丈夫になっておりました。 将来の宰相の座も約束されており、婚約者の私も鼻高々ですわ! 「レイモンド様、お帰りなさいませ。留学中は、1度もお戻りにならず、便りも来ずで心配しておりましたのよ。元気そうで何よりで御座います」 ん?誰だっけ?みたいな顔をレイモンド様がされている? 婚約し顔を合わせでしか会っていませんけれど、まさか私を忘れているとかでは無いですよね!?

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます

水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。 家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。 絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。 「大丈夫だ。俺がいる」 彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。 これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。 無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

【完結】「神様、辞めました〜竜神の愛し子に冤罪を着せ投獄するような人間なんてもう知らない」

まほりろ
恋愛
王太子アビー・シュトースと聖女カーラ・ノルデン公爵令嬢の結婚式当日。二人が教会での誓いの儀式を終え、教会の扉を開け外に一歩踏み出したとき、国中の壁や窓に不吉な文字が浮かび上がった。 【本日付けで神を辞めることにした】 フラワーシャワーを巻き王太子と王太子妃の結婚を祝おうとしていた参列者は、突然現れた文字に驚きを隠せず固まっている。 国境に壁を築きモンスターの侵入を防ぎ、結界を張り国内にいるモンスターは弱体化させ、雨を降らせ大地を潤し、土地を豊かにし豊作をもたらし、人間の体を強化し、生活が便利になるように魔法の力を授けた、竜神ウィルペアトが消えた。 人々は三カ月前に冤罪を着せ、|罵詈雑言《ばりぞうごん》を浴びせ、石を投げつけ投獄した少女が、本物の【竜の愛し子】だと分かり|戦慄《せんりつ》した。 「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」 アルファポリスに先行投稿しています。 表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。 2021/12/13、HOTランキング3位、12/14総合ランキング4位、恋愛3位に入りました! ありがとうございます!

婚約破棄された「無能」聖女、拾った子犬が伝説の神獣だったので、辺境で極上もふもふライフを満喫します。~捨てた国が滅びそう?知りません~

ソラ
ファンタジー
「エリアナ、貴様との婚約を破棄し、この国から追放する!」 聖女としての魔力を使い果たし、無能と蔑まれた公爵令嬢エリアナ。 妹に婚約者を奪われ、身一つで北の最果て、凍てつく「死の森」へと捨てられる。 寒さに震え死を覚悟した彼女が出会ったのは、雪に埋もれていた一匹の小さなしっぽ。 「……ひとりぼっちなの? 大丈夫、私が温めてあげるわ」 最後の手向けに、残されたわずかな浄化の力を注いだエリアナ。 だが、その子犬の正体は――数千年の眠りから目覚めた、世界を滅ぼす伝説の神獣『フェンリル』だった! ヒロインの淹れるお茶に癒やされ、ヒロインのブラッシングにうっとり。 最強の神獣は、彼女を守るためだけに辺境を「極上の聖域」へと作り替えていく。 一方、本物の聖女(結界維持役)を失った王国では、災厄が次々と降り注ぎ、崩壊の危機を迎えていた。 今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくる王子たち。 けれど、エリアナの膝の上には、甘えん坊の神獣様(執着心MAX)が陣取っていて――。 「聖女の仕事? いえ、今は神獣様とのお昼寝の方が忙しいので」 無自覚チートな聖女と、彼女にだけはデレデレな神獣様による、逆転溺愛スローライフが幕を開ける! (本作品はAIを活用して構成・執筆しています)

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。