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連載
サフィラス、じっと眠っていた竜を起こしてしまった……かもしれない
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「これが俺の実力だ! 思い知ったか!」
得意げな声が演習場に響き渡る。
「……なぁ、聞いた? ケット・シー。これがあいつの実力だってさ」
「大したことないにゃ」
高笑いをしていたリアムが、俺たちの姿を見て途端に静かになった。
雷で打ちのめしたと確信していたのに、平然と立っているから驚いたんだろう。
あの程度の雷じゃ、俺の髪の毛一本たりとも焼くことはできないよ。避ける労力すら勿体無い。
ふと周囲に視線を流せば、いつの間にか随分と観衆が増えている。どうやら午前中の授業はもう終わっているらしい。それにしても、随分学生が集まっている。きっと誰かが演習場で決闘が行われていると、学園中に喧伝して回ったのだろう。
「あ、」
幾重にもなる人垣の中に、見慣れた金色を見つけた。背が高いので、学生達の一番後ろに立っていてもすぐわかる。そろそろ魔法ショーは終演だな。パーシヴァルをあまり待たせるのも悪いし。
「じゃ、そろそろ終わりにしようか。ケット・シー、ユニサスお疲れ様。またよろしく」
終幕を決める前に、二人には幻獣界に戻ってもらう。
「降参する前に失神するなよ。俺はこの後、約束があるんだ」
「……っ!」
俺がにっこりと笑って言えば、リアムの顔が引き攣った。
今の俺はサフィラスの人生一番の悪役顔で笑っている自覚がある。
俺はあえて派手に杖を振って魔法を放つ。見栄えというものは案外大事だ。それが魔法の威力と全く関係なくてもね。何をしたらどうなったのか、原因と結果がはっきりと目に見えて分かれば、リアムにも観客にもわかりやすいでしょ。決闘の結果を覆すなんて絶対にできないように、俺の魔法をその目に心に焼き付けてくれ。
金の光が杖の軌跡を描き、猛吹雪がリアムを包み込む。もちろん殺すつもりはないので、それなりの加減はする。あいつの方はなんのつもりか知らないが、全力で雷を落としてきたようだけど。
俺は神聖な決闘で誓ったことを違えたりしない。立会人だって、殺しちゃ駄目って言ったからね。だけど、死ぬかもしれないと思うようなような目には遭ってもらう。それくらいしないと、きっと負けを認めないだろう。
吹き荒れる吹雪の猛威で周囲の気温がどんどん下がって、リアムがいる辺りを中心に地面が白く凍り始める。あの脆弱な防壁じゃ寒さを凌ぐ事は出来ないだろうから、吹雪の最中にいるリアムはさぞ寒い思いをしていることだろう。
「これにて終幕!」
最後の仕上げにと、無数の雷を落とす。耳をつんざくような轟音が響き渡り、次々と落ちてくる雷の中でリアムがどうなっているのかわからない。直接攻撃を当てていないとは言え、あいつは一歩も動くことができないんだから、さぞ恐ろしい思いをしているだろう。それとも必死で雷を打ち消そうとしているのか……だけどあいつの魔法では、俺の落雷を消すことはできないから無駄な努力だ。
それにしてもこれだけ雷の音がうるさいと、中でいくら降参を叫んでいても誰にも聞こえないな。なんてことを呑気に考えていれば、リアムの防壁が壊れたことが感覚的にわかった。無防備になってしまった相手に、直接落としていないとはいえこの威力の雷は本気で命が危ない。
それに、そろそろ降参の言葉をもらわないと、この決闘は終わらないからね。
俺は雷を落とすのを止めると、足取り軽く最初に立った位置から一歩も動くことができずにいるリアムに歩み寄った。
砂を踏む俺の足音が妙に響くなと思ったら、演習場は何故か静寂に包まれている。これだけ派手に決闘しているんだから、もっと野次とか歓声とかあってもいいんじゃない?
「……ありゃりゃ」
近くに寄ってみれば、リアムはガクガクと震えながらその顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにしていた。激しい雷の中、蹲ることさえできずによっぽど恐ろしかったんだろう。でも、下手に逃げ回っていたら、うっかり雷が当たっちゃったかもしれないし、動けなくてかえって良かったと思うよ。
「……で、降参する?」
俺は優しく聞いてやった。泣くほど怯えている相手を威嚇するつもりはない。
こんな状態だもんな。降参するだろうけど、これで降参しなければ延長戦だ。だけどもうお昼だから、今以上に怖い目に遭ってもらうことになる。
「……こっ……こ、こう、こうさ、ん……っ」
リアムは震える唇で、ボソボソとつぶやいた。
「え? 聞こえないな。まだ、決闘続けるの?」
「こっ、降参だ! 降参するっ!」
俺が杖を振って見せれば、リアムは声を張り上げた。よしよし。これで決闘を見学していた観客にも、誰が勝者かはっきりとわかっただろう。ところが肝心の立会人が何も言わない。
リアムが降参の宣言をしたというのに黙っているケレイブに視線を向ければ、彼までも放心しているかのように立ち尽くしている。
……ちゃんと審判してた?
「しょ……勝者、サフィラス!」
俺の視線に気がついたケレイブが、慌てて決闘の決着を告げる。
「今後は下らないことで俺に突っかかってくるなよ。それから、俺の隣の席に座ってる彼の、貴族としての矜持を損なうくだらない要求は一切するな。当然これには嫌がらせも含まれる。女神の御前で行われた正式な決闘での勝敗だ。誓いを違えるなよ」
リアムはブルブルと震えるだけで、口を固く引き結んでいる。この後に及んでまだ矮小な自尊心にしがみついているのか。往生際が悪いぞ。だけど、負けは負けだ。
「……違えるなよ?」
「わっ……わかった……」
しっかり誓いを確認したので、杖でリアムの胸をチョンと突く。棒のように立ち尽くしていたリアムが、がくりと頽れた。
リアムはちょっと魔法が使えて家格もそれなりに高かった。それ故に、煽てるばかりで誰もこいつに謙虚さを教えなかったんだろう。結果、傲慢で鼻持ちならない貴族令息が出来上がった。
だけどこの学園を一歩出れば、お前の地位も魔法も通用しない世界があるってことさ。若いうちに、それに気がつけてよかったな。今ならまだ、人生の舵を取り直す事はできる。
……本人次第だけど。
「じゃ、この決闘、俺の勝ちってことで。それでは後のことはお任せします、ブランシェッド先輩」
「ま、待つんだ、サフィラス君!」
踵を返しその場をさっさと去ろうとする俺の腕を、ケレイブが掴もうとした。けれどその手は俺が避ける前に、スカッと空を切る。
何故なら、いつの間にかそばに来ていたパーシヴァルが、俺の肩を抱いて引き寄せたからだ。
「……ベリサリオ殿」
「なぜこのようなことになっているのか、説明をしていただけるだろうか? ブランシェッド卿」
いつにないその声の重さに、思わずパーシヴァルの顔を見上げた。同じ学生同士の後輩先輩に対するものじゃない。けれどそこにあるのはいつもと変わらない、冷静で落ち着いた表情。……いや、寧ろ落ち着きすぎている気がする。
「このアルス貴族学園では、女神に誓いを立てる決闘を魔法の授業の一環として行うのですか?」
「い、いや……そんなことは……」
ケレイブの返答を待つことなく、パーシヴァルは魔法講師に視線を向ける。
静かだけど圧のあるパーシヴァルの態度に、講師は言葉を詰まらせた。そもそも手袋を投げたのは俺だ。誰が止めたって、この決闘を取り下げる気は無かったし。そこにケレイブが公爵家の名前まで出してきたせいで、彼は余計に口出しできなかった。そんな講師が咎められるのはさすがに良心が痛む。
「パーシヴァル、この決闘は俺が」
「サフィラス、事情は後で聞こう。今は彼らから話を聞きたい」
「……う、うん」
いつもなら最後まで俺の話を聞いてくれるはずのパーシヴァルが、それ以上の言葉を許さなかった。こんなこと初めてだ。
……まずい。なんか、まずいぞ……。
明らかにいつもと様子が違う。
多分あれだ。奴隷だ。リアムが俺を奴隷にすると宣言したことを、集まっていた学生から聞いたんだろう。これは、もしかしたらもしかして、寝ていた竜を起こしてしまったかもしれない。じわっと冷たい汗が額に滲む。
なんとも言えない思いで、俺は口を閉じた。
得意げな声が演習場に響き渡る。
「……なぁ、聞いた? ケット・シー。これがあいつの実力だってさ」
「大したことないにゃ」
高笑いをしていたリアムが、俺たちの姿を見て途端に静かになった。
雷で打ちのめしたと確信していたのに、平然と立っているから驚いたんだろう。
あの程度の雷じゃ、俺の髪の毛一本たりとも焼くことはできないよ。避ける労力すら勿体無い。
ふと周囲に視線を流せば、いつの間にか随分と観衆が増えている。どうやら午前中の授業はもう終わっているらしい。それにしても、随分学生が集まっている。きっと誰かが演習場で決闘が行われていると、学園中に喧伝して回ったのだろう。
「あ、」
幾重にもなる人垣の中に、見慣れた金色を見つけた。背が高いので、学生達の一番後ろに立っていてもすぐわかる。そろそろ魔法ショーは終演だな。パーシヴァルをあまり待たせるのも悪いし。
「じゃ、そろそろ終わりにしようか。ケット・シー、ユニサスお疲れ様。またよろしく」
終幕を決める前に、二人には幻獣界に戻ってもらう。
「降参する前に失神するなよ。俺はこの後、約束があるんだ」
「……っ!」
俺がにっこりと笑って言えば、リアムの顔が引き攣った。
今の俺はサフィラスの人生一番の悪役顔で笑っている自覚がある。
俺はあえて派手に杖を振って魔法を放つ。見栄えというものは案外大事だ。それが魔法の威力と全く関係なくてもね。何をしたらどうなったのか、原因と結果がはっきりと目に見えて分かれば、リアムにも観客にもわかりやすいでしょ。決闘の結果を覆すなんて絶対にできないように、俺の魔法をその目に心に焼き付けてくれ。
金の光が杖の軌跡を描き、猛吹雪がリアムを包み込む。もちろん殺すつもりはないので、それなりの加減はする。あいつの方はなんのつもりか知らないが、全力で雷を落としてきたようだけど。
俺は神聖な決闘で誓ったことを違えたりしない。立会人だって、殺しちゃ駄目って言ったからね。だけど、死ぬかもしれないと思うようなような目には遭ってもらう。それくらいしないと、きっと負けを認めないだろう。
吹き荒れる吹雪の猛威で周囲の気温がどんどん下がって、リアムがいる辺りを中心に地面が白く凍り始める。あの脆弱な防壁じゃ寒さを凌ぐ事は出来ないだろうから、吹雪の最中にいるリアムはさぞ寒い思いをしていることだろう。
「これにて終幕!」
最後の仕上げにと、無数の雷を落とす。耳をつんざくような轟音が響き渡り、次々と落ちてくる雷の中でリアムがどうなっているのかわからない。直接攻撃を当てていないとは言え、あいつは一歩も動くことができないんだから、さぞ恐ろしい思いをしているだろう。それとも必死で雷を打ち消そうとしているのか……だけどあいつの魔法では、俺の落雷を消すことはできないから無駄な努力だ。
それにしてもこれだけ雷の音がうるさいと、中でいくら降参を叫んでいても誰にも聞こえないな。なんてことを呑気に考えていれば、リアムの防壁が壊れたことが感覚的にわかった。無防備になってしまった相手に、直接落としていないとはいえこの威力の雷は本気で命が危ない。
それに、そろそろ降参の言葉をもらわないと、この決闘は終わらないからね。
俺は雷を落とすのを止めると、足取り軽く最初に立った位置から一歩も動くことができずにいるリアムに歩み寄った。
砂を踏む俺の足音が妙に響くなと思ったら、演習場は何故か静寂に包まれている。これだけ派手に決闘しているんだから、もっと野次とか歓声とかあってもいいんじゃない?
「……ありゃりゃ」
近くに寄ってみれば、リアムはガクガクと震えながらその顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにしていた。激しい雷の中、蹲ることさえできずによっぽど恐ろしかったんだろう。でも、下手に逃げ回っていたら、うっかり雷が当たっちゃったかもしれないし、動けなくてかえって良かったと思うよ。
「……で、降参する?」
俺は優しく聞いてやった。泣くほど怯えている相手を威嚇するつもりはない。
こんな状態だもんな。降参するだろうけど、これで降参しなければ延長戦だ。だけどもうお昼だから、今以上に怖い目に遭ってもらうことになる。
「……こっ……こ、こう、こうさ、ん……っ」
リアムは震える唇で、ボソボソとつぶやいた。
「え? 聞こえないな。まだ、決闘続けるの?」
「こっ、降参だ! 降参するっ!」
俺が杖を振って見せれば、リアムは声を張り上げた。よしよし。これで決闘を見学していた観客にも、誰が勝者かはっきりとわかっただろう。ところが肝心の立会人が何も言わない。
リアムが降参の宣言をしたというのに黙っているケレイブに視線を向ければ、彼までも放心しているかのように立ち尽くしている。
……ちゃんと審判してた?
「しょ……勝者、サフィラス!」
俺の視線に気がついたケレイブが、慌てて決闘の決着を告げる。
「今後は下らないことで俺に突っかかってくるなよ。それから、俺の隣の席に座ってる彼の、貴族としての矜持を損なうくだらない要求は一切するな。当然これには嫌がらせも含まれる。女神の御前で行われた正式な決闘での勝敗だ。誓いを違えるなよ」
リアムはブルブルと震えるだけで、口を固く引き結んでいる。この後に及んでまだ矮小な自尊心にしがみついているのか。往生際が悪いぞ。だけど、負けは負けだ。
「……違えるなよ?」
「わっ……わかった……」
しっかり誓いを確認したので、杖でリアムの胸をチョンと突く。棒のように立ち尽くしていたリアムが、がくりと頽れた。
リアムはちょっと魔法が使えて家格もそれなりに高かった。それ故に、煽てるばかりで誰もこいつに謙虚さを教えなかったんだろう。結果、傲慢で鼻持ちならない貴族令息が出来上がった。
だけどこの学園を一歩出れば、お前の地位も魔法も通用しない世界があるってことさ。若いうちに、それに気がつけてよかったな。今ならまだ、人生の舵を取り直す事はできる。
……本人次第だけど。
「じゃ、この決闘、俺の勝ちってことで。それでは後のことはお任せします、ブランシェッド先輩」
「ま、待つんだ、サフィラス君!」
踵を返しその場をさっさと去ろうとする俺の腕を、ケレイブが掴もうとした。けれどその手は俺が避ける前に、スカッと空を切る。
何故なら、いつの間にかそばに来ていたパーシヴァルが、俺の肩を抱いて引き寄せたからだ。
「……ベリサリオ殿」
「なぜこのようなことになっているのか、説明をしていただけるだろうか? ブランシェッド卿」
いつにないその声の重さに、思わずパーシヴァルの顔を見上げた。同じ学生同士の後輩先輩に対するものじゃない。けれどそこにあるのはいつもと変わらない、冷静で落ち着いた表情。……いや、寧ろ落ち着きすぎている気がする。
「このアルス貴族学園では、女神に誓いを立てる決闘を魔法の授業の一環として行うのですか?」
「い、いや……そんなことは……」
ケレイブの返答を待つことなく、パーシヴァルは魔法講師に視線を向ける。
静かだけど圧のあるパーシヴァルの態度に、講師は言葉を詰まらせた。そもそも手袋を投げたのは俺だ。誰が止めたって、この決闘を取り下げる気は無かったし。そこにケレイブが公爵家の名前まで出してきたせいで、彼は余計に口出しできなかった。そんな講師が咎められるのはさすがに良心が痛む。
「パーシヴァル、この決闘は俺が」
「サフィラス、事情は後で聞こう。今は彼らから話を聞きたい」
「……う、うん」
いつもなら最後まで俺の話を聞いてくれるはずのパーシヴァルが、それ以上の言葉を許さなかった。こんなこと初めてだ。
……まずい。なんか、まずいぞ……。
明らかにいつもと様子が違う。
多分あれだ。奴隷だ。リアムが俺を奴隷にすると宣言したことを、集まっていた学生から聞いたんだろう。これは、もしかしたらもしかして、寝ていた竜を起こしてしまったかもしれない。じわっと冷たい汗が額に滲む。
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―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
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