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第三章 自分のこと、これからのこと
43.大混乱中です
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私は百面相していたのか、社長が苦笑する。
すみません、と謝ると、社長が更に表情を柔らかく崩す。
「いや……こっちこそ、混乱させてるよね。ことりちゃんが色々と考える時間が必要だっていうのに」
「そうだな。部外者の私が口を挟む問題ではないが、何にせよ彼女の選択を大切にすべきだろう」
二人の言葉に頷く。
これは私が考えなくちゃいけないことだから、ちゃんと考えないと。
「あの、私は婚約者のフリもできなくなった訳ですし。会社にいても大丈夫なんでしょうか?」
私が疑問に思っていたことを口に出すと、社長と氷室さんが顔を合わせて逆に驚いた表情を向けてきた。
「このことがなかったとしても、元々ことりちゃんは採用だったから問題ないよ。俺としてはこのまま秘書は続けて欲しいんだけど……」
社長が視線を流すと、氷室さんが言葉を続ける。
「私も社長と同意見だが、君が辛かったり何か続けたくない理由があるのならば、無理強いするつもりはない」
二人の言葉にホッと胸をなでおろす。
職までいきなり失ったら路頭に迷うところだった。
辛くはないけど、社長と私が若干気まずくなるとか?
でも、社長はそこまで気にしないタイプな気もする。
「少し安心しました」
「いくらなんでもいきなり解雇したりしないよ。どんな選択をしても、働いてもらうのはまた別の話だし。ね、秦弥」
「なんでいきなり俺に話を振るのかよく分からないが、私も彼女の努力や頑張りを見てきたし、上司としてもサポートしていくつもりだ」
二人の優しい言葉に少し緊張感が抜けて笑えるようになる。
だけど、社長の意味深な笑顔が少し気になってきた。
「あの、社長。何か企み顔してませんか?」
「企んではいないけどさ。秦弥とことりちゃん、いつの間にそんなに仲良くなったのかなって思ってさ。っていうか、秦弥がそんなに女の子の肩をもつのが珍しいっていうか」
ニヤニヤ顔で社長が氷室さんを見上げると、氷室さんは嫌そうな顔をして社長を睨みつける。
「その言い方に語弊があるが、彼女のことが心配なだけだ。しっかりとしているのにどこかぼんやりとしているところがあって、放っておけない」
キッパリと言い切られてしまったので、何だか気恥ずかしい。
氷室さん、それは何というか……。
私が思ったことを社長もまんま思ったみたいで、目を丸くする。
「秦弥……もしかして、ことりちゃんのこと……本気で好きになったとか? それならそれで良いことだけどさ」
社長が思ったことをそのまま言うと、部屋の空気がシンとなる。
真面目な話をしているのか、恥ずかしい話をしているのか。
もう、どっちかにして欲しい!
すみません、と謝ると、社長が更に表情を柔らかく崩す。
「いや……こっちこそ、混乱させてるよね。ことりちゃんが色々と考える時間が必要だっていうのに」
「そうだな。部外者の私が口を挟む問題ではないが、何にせよ彼女の選択を大切にすべきだろう」
二人の言葉に頷く。
これは私が考えなくちゃいけないことだから、ちゃんと考えないと。
「あの、私は婚約者のフリもできなくなった訳ですし。会社にいても大丈夫なんでしょうか?」
私が疑問に思っていたことを口に出すと、社長と氷室さんが顔を合わせて逆に驚いた表情を向けてきた。
「このことがなかったとしても、元々ことりちゃんは採用だったから問題ないよ。俺としてはこのまま秘書は続けて欲しいんだけど……」
社長が視線を流すと、氷室さんが言葉を続ける。
「私も社長と同意見だが、君が辛かったり何か続けたくない理由があるのならば、無理強いするつもりはない」
二人の言葉にホッと胸をなでおろす。
職までいきなり失ったら路頭に迷うところだった。
辛くはないけど、社長と私が若干気まずくなるとか?
でも、社長はそこまで気にしないタイプな気もする。
「少し安心しました」
「いくらなんでもいきなり解雇したりしないよ。どんな選択をしても、働いてもらうのはまた別の話だし。ね、秦弥」
「なんでいきなり俺に話を振るのかよく分からないが、私も彼女の努力や頑張りを見てきたし、上司としてもサポートしていくつもりだ」
二人の優しい言葉に少し緊張感が抜けて笑えるようになる。
だけど、社長の意味深な笑顔が少し気になってきた。
「あの、社長。何か企み顔してませんか?」
「企んではいないけどさ。秦弥とことりちゃん、いつの間にそんなに仲良くなったのかなって思ってさ。っていうか、秦弥がそんなに女の子の肩をもつのが珍しいっていうか」
ニヤニヤ顔で社長が氷室さんを見上げると、氷室さんは嫌そうな顔をして社長を睨みつける。
「その言い方に語弊があるが、彼女のことが心配なだけだ。しっかりとしているのにどこかぼんやりとしているところがあって、放っておけない」
キッパリと言い切られてしまったので、何だか気恥ずかしい。
氷室さん、それは何というか……。
私が思ったことを社長もまんま思ったみたいで、目を丸くする。
「秦弥……もしかして、ことりちゃんのこと……本気で好きになったとか? それならそれで良いことだけどさ」
社長が思ったことをそのまま言うと、部屋の空気がシンとなる。
真面目な話をしているのか、恥ずかしい話をしているのか。
もう、どっちかにして欲しい!
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