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第六章 二人の距離感
47.勝利の女神が微笑んだので※
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「……ね? じゃあ、僕は……」
手についた白濁を舐めあげてしまうと、どこか悔しそうな表情のリューが、何をしているのかと目を少し開いた。
間髪入れずにリューの身体をベッドの上に押し倒す。
「お前、何、を……」
「僕はリューの中で果てる」
「は……言っていることが……」
「勝負は終わったから、好きにさせてもらう」
そう言い切って、リューの足を抱えてしまうとまだ硬度を保ったままの僕をリューのナカへと沈めていく。
「ぅ、あっ、……やめ……」
「いいでしょう……?」
「いいわけ……ぁ、あぁ……」
出したばかりのリューはまだ身体に完全に力が戻っておらず、すんなりと僕の侵入を許してしまった。
解してもいないのにリューのナカは蠢いて僕を迎え入れてくれた。
「リューも、準備……万端だったか。それとも、やっぱり名残が……」
「…っふ、ぅ、……はぁ……」
リュー自身も少し混乱しているのか、目を逸しているが吐く息もビクビクと締め付けるナカも、リューの意思など無視して感じてくれているようだ。
「少し動くよ」
「あ、あ……っぁ!……っ――」
リューが我慢すればするほど、僕を締め付けてきて心地よい。
動かせないほどの締め付ける力はなく、反応が可愛らしくて堪らない。
「可愛い……」
「……」
声を出さずにまだ意思の残る視線で僕を睨みつけてくる。
それも小さな抵抗にすぎず、リューのナカは僕にもっと動けと強請って、扇動する。
ご希望通りに動きを早めると、顔を隠すように腕を当てるリューから声が聞こえてくる。
「あ、あぁ……っあ、……ン、ぅ……」
「リューの喘ぎ声は、言いふらしたり、しないから……」
「……から、……やく、……」
「何、なんて……?」
僕はリューの弱いところを先端でグリと叩く。
堪らないリューが唇を噛み締めて耐える。
「もう、噛むなって……血が出るだろう……?」
「誰の、せいで……」
荒い息を吐きながら、必死で己を留めようとしているリューの姿がまたそそる。
ふわりと微笑んで、リューに覆いかぶさると、唇を噛まないように唇を合わせ、角度を変えて何度もキスをする。
「んむ、……ぅ、っふ、ぁ……ぁあ……」
目を瞑って眉間に皺を寄せているが、無表情とは違った血の通った表情をしていて。
普段とは真逆の鮮やかな色気を魅せていた。
僕で感じてくれているリューに僕自身も心の奥から違った感情が湧き上がって来るのが分かる。
「んっ……リュー……気持ち、いいだろう? なぁ……」
「っくぅ、う……うあ、っ……」
唇から離れてリューの表情を改めて見てみる。
薄く開いた瞳は快楽に流されていて、普段のような恐ろしさの欠片もなかった。
戸惑いに揺れて、僕だけを見ている気がして――
そんなリューを見ていたら我慢もできなくなって、激しく律動してしまう。
パチュ、パチュ、という音が室内に響く。
「あぁっ、ぁ、も、だす、からぁ……あぁぁ……」
「ぅ……ん、んん……んぁ、あっ――」
リューがまた固く目を閉じてしまったところで、僕も最奥を突いてリューのナカに白濁を解き放った。
叩きつける度にリューが喉を逸して熱さから逃れようとするので、その喉を吸い上げて赤い跡を散らした。
奔流がおさまったところでゆっくりと引き抜くと、リューがくたりとベッドへと横たわる。
はぁはぁと何度も息を逃して、自分を取り戻そうとしているのが分かる。
「……リューのナカ、あったかくて、良かった……」
「……」
リューは薄く開いた瞳で僕を見る。
何か言いたそうだったが、何も言わずに長い息だけ吐き出した。
「うん……気持ちよかった……」
「……」
少しずつ自分を取り戻してきているリューが呆れた表情で僕を見ていた。
ただ、その顔は火照って上気していて、リューが荒い息を整えるように何度か呼吸を繰り返すと汗ばんだ額に張り付いた前髪を手で緩慢に掻き上げた。
「……アルヴァーノ」
「何?」
「これで気が済んだ、か?」
「どうだろうね? でも……僕の方は、落ち着いた」
そうか、と呟いたリューの表情は、呆れたものではなくて。
少しだけ……笑っていて。
どちらかというと、しょうがないな、というようなものだった。
手についた白濁を舐めあげてしまうと、どこか悔しそうな表情のリューが、何をしているのかと目を少し開いた。
間髪入れずにリューの身体をベッドの上に押し倒す。
「お前、何、を……」
「僕はリューの中で果てる」
「は……言っていることが……」
「勝負は終わったから、好きにさせてもらう」
そう言い切って、リューの足を抱えてしまうとまだ硬度を保ったままの僕をリューのナカへと沈めていく。
「ぅ、あっ、……やめ……」
「いいでしょう……?」
「いいわけ……ぁ、あぁ……」
出したばかりのリューはまだ身体に完全に力が戻っておらず、すんなりと僕の侵入を許してしまった。
解してもいないのにリューのナカは蠢いて僕を迎え入れてくれた。
「リューも、準備……万端だったか。それとも、やっぱり名残が……」
「…っふ、ぅ、……はぁ……」
リュー自身も少し混乱しているのか、目を逸しているが吐く息もビクビクと締め付けるナカも、リューの意思など無視して感じてくれているようだ。
「少し動くよ」
「あ、あ……っぁ!……っ――」
リューが我慢すればするほど、僕を締め付けてきて心地よい。
動かせないほどの締め付ける力はなく、反応が可愛らしくて堪らない。
「可愛い……」
「……」
声を出さずにまだ意思の残る視線で僕を睨みつけてくる。
それも小さな抵抗にすぎず、リューのナカは僕にもっと動けと強請って、扇動する。
ご希望通りに動きを早めると、顔を隠すように腕を当てるリューから声が聞こえてくる。
「あ、あぁ……っあ、……ン、ぅ……」
「リューの喘ぎ声は、言いふらしたり、しないから……」
「……から、……やく、……」
「何、なんて……?」
僕はリューの弱いところを先端でグリと叩く。
堪らないリューが唇を噛み締めて耐える。
「もう、噛むなって……血が出るだろう……?」
「誰の、せいで……」
荒い息を吐きながら、必死で己を留めようとしているリューの姿がまたそそる。
ふわりと微笑んで、リューに覆いかぶさると、唇を噛まないように唇を合わせ、角度を変えて何度もキスをする。
「んむ、……ぅ、っふ、ぁ……ぁあ……」
目を瞑って眉間に皺を寄せているが、無表情とは違った血の通った表情をしていて。
普段とは真逆の鮮やかな色気を魅せていた。
僕で感じてくれているリューに僕自身も心の奥から違った感情が湧き上がって来るのが分かる。
「んっ……リュー……気持ち、いいだろう? なぁ……」
「っくぅ、う……うあ、っ……」
唇から離れてリューの表情を改めて見てみる。
薄く開いた瞳は快楽に流されていて、普段のような恐ろしさの欠片もなかった。
戸惑いに揺れて、僕だけを見ている気がして――
そんなリューを見ていたら我慢もできなくなって、激しく律動してしまう。
パチュ、パチュ、という音が室内に響く。
「あぁっ、ぁ、も、だす、からぁ……あぁぁ……」
「ぅ……ん、んん……んぁ、あっ――」
リューがまた固く目を閉じてしまったところで、僕も最奥を突いてリューのナカに白濁を解き放った。
叩きつける度にリューが喉を逸して熱さから逃れようとするので、その喉を吸い上げて赤い跡を散らした。
奔流がおさまったところでゆっくりと引き抜くと、リューがくたりとベッドへと横たわる。
はぁはぁと何度も息を逃して、自分を取り戻そうとしているのが分かる。
「……リューのナカ、あったかくて、良かった……」
「……」
リューは薄く開いた瞳で僕を見る。
何か言いたそうだったが、何も言わずに長い息だけ吐き出した。
「うん……気持ちよかった……」
「……」
少しずつ自分を取り戻してきているリューが呆れた表情で僕を見ていた。
ただ、その顔は火照って上気していて、リューが荒い息を整えるように何度か呼吸を繰り返すと汗ばんだ額に張り付いた前髪を手で緩慢に掻き上げた。
「……アルヴァーノ」
「何?」
「これで気が済んだ、か?」
「どうだろうね? でも……僕の方は、落ち着いた」
そうか、と呟いたリューの表情は、呆れたものではなくて。
少しだけ……笑っていて。
どちらかというと、しょうがないな、というようなものだった。
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