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第二章 ラブスピの世界へようこそ?
6.中間報告
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そう言えば、ゲームの強制イベントで中間報告があった気がする。
途中育成結果を伝えるイベントがあって、ライバルと育成の進み具合を比べられる。
ライバルより結果がよければ、ご褒美としてアイテムと金貨をもらえるはずだ。
もらえるアイテムは育成の役にたつアイテムだから、なるべくならば勝っておいた方が損にならないイベントだ。
だけど……この状況だとライバルは俺だから、どう考えても負けているんだろうな。
しかもいきなり報告をしろって言われても、今何回目の報告イベントなのかも分からない。
ゲーム中、何回か中間報告イベントがあって最終的に収穫祭イベントになるはずなんだけど……。
俺もさらっと周回プレイをしただけだし、攻略情報の記憶に頼るしかない。
「この世界に攻略サイトはないしな……」
「……何か言ったか?」
「いえ、別に」
隣のカティが俺と光の精霊のやり取りを見て、クスクスと笑う。
俺の肩をポンと優しく叩いて、顔を覗き込んできた。
「大丈夫だよ。レリオル様は怒ってないから」
「カティ……その名で呼ぶのは許可していないが」
「はぁい。ごめんなさい、アウレリオル様」
精霊と仲良くなると愛称で呼ばせてくれるというイベントもあった気がするが、カティでもまだそこまで仲良くなっていないらしい。
しかし、やたらと馴れ馴れしいなコイツ。ゲーム上だともう少し大人しい感じもしたんだけど、気のせいか?
見ていて凄く疲れる。
もしかして、俺がライバル役だから主人公を見ていると自然と腹が立つのか?
暫く歩いていくと、森の中に綺麗な白塗りの建物が見えてきた。
ここは確か……精霊界エーテルヴェールと王様のいるシルヴァンヘイム王国を繋いでいる白の神殿だ。
精霊界と人間界で同じ神殿があって、祈りを捧げると世界を移動できるはずだったよな。
で、中間報告は大鏡に映し出される王様の前で行う。
「他の精霊たちも準備はできている。二人とも大鏡の前へ並べ」
「はーい!」
カティが元気よく返事をしたあとに俺も頷いて所定の位置へ行くと、俺たちの姿を映し出していたはずの鏡が王様の姿を映し出した。
大鏡はどうやらテレビのような役割を果たすらしい。
鏡を通じて種の育ち具合を見せるイベントなのに、鏡に映し出された俺の種はまだ芽も出ていなかった。
対するカティの種も芽吹いたばかりだったのでまだゲームの序盤みたいだ。
ちなみに、精霊たちの姿は王様には見えない。
精霊とコンタクトがとれるのは精霊使いの卵だけだ。
精霊たちが話していることを、そのまま俺たちが王様に伝える伝言ゲームをしてるって訳だ。
「今回はリュカティオの方が育成が進んでいたようだな。後で褒美を送っておこう」
「ありがとうございます、王様! ボク、頑張ります!」
「そなたも選ばれたからにはしっかりと育成に励むように」
「はい」
俺が一言だけ告げると、周りから不満そうな表情を投げかけられる。
どうやら、ここに来てからの態度もよくなかったみたいだ。そりゃあ、嫌われ役だもんな。
王様との話が終わると、改めて精霊たちから一言ずつ励ましてもらえるイベントがある。
カティは精霊たちから普通に褒められているのに、俺はヒドイことしか言われない。
もっと真面目にやれとか、お前は本当に精霊使いなのかとか。扱いの差があからさまだ。
聞いているだけで嫌になってしまって、俺の方がため息を吐きたい気分になってくる。
「ところで、記憶喪失と聞きましたが。何も覚えていないのですか?」
「はい。ここで何をしていたのかも分からず、精霊の皆さんのことも分かりません。すみません」
俺が一応謝ると、チュートリアルで見た水の精霊は心配そうな表情で俺を見てくれた。
確か……名前はリバイアリスだ。リバイアリスは俺にも普通に接してくれるらしい。
「そうですか。あなたは正直……褒められるようなことはしていませんでしたが。さすがに記憶喪失では色々と不便でしょう。私でよろしければ色々お教えしましょう」
「おい、イアリス。そんなヤツに優しくする必要ねぇだろうが」
横から真っ赤な髪をした上半身裸のムキムキ男が割り込んできた。
コイツも見た目まんまの炎の精霊だった気がするが……名前は憶えてない。
途中育成結果を伝えるイベントがあって、ライバルと育成の進み具合を比べられる。
ライバルより結果がよければ、ご褒美としてアイテムと金貨をもらえるはずだ。
もらえるアイテムは育成の役にたつアイテムだから、なるべくならば勝っておいた方が損にならないイベントだ。
だけど……この状況だとライバルは俺だから、どう考えても負けているんだろうな。
しかもいきなり報告をしろって言われても、今何回目の報告イベントなのかも分からない。
ゲーム中、何回か中間報告イベントがあって最終的に収穫祭イベントになるはずなんだけど……。
俺もさらっと周回プレイをしただけだし、攻略情報の記憶に頼るしかない。
「この世界に攻略サイトはないしな……」
「……何か言ったか?」
「いえ、別に」
隣のカティが俺と光の精霊のやり取りを見て、クスクスと笑う。
俺の肩をポンと優しく叩いて、顔を覗き込んできた。
「大丈夫だよ。レリオル様は怒ってないから」
「カティ……その名で呼ぶのは許可していないが」
「はぁい。ごめんなさい、アウレリオル様」
精霊と仲良くなると愛称で呼ばせてくれるというイベントもあった気がするが、カティでもまだそこまで仲良くなっていないらしい。
しかし、やたらと馴れ馴れしいなコイツ。ゲーム上だともう少し大人しい感じもしたんだけど、気のせいか?
見ていて凄く疲れる。
もしかして、俺がライバル役だから主人公を見ていると自然と腹が立つのか?
暫く歩いていくと、森の中に綺麗な白塗りの建物が見えてきた。
ここは確か……精霊界エーテルヴェールと王様のいるシルヴァンヘイム王国を繋いでいる白の神殿だ。
精霊界と人間界で同じ神殿があって、祈りを捧げると世界を移動できるはずだったよな。
で、中間報告は大鏡に映し出される王様の前で行う。
「他の精霊たちも準備はできている。二人とも大鏡の前へ並べ」
「はーい!」
カティが元気よく返事をしたあとに俺も頷いて所定の位置へ行くと、俺たちの姿を映し出していたはずの鏡が王様の姿を映し出した。
大鏡はどうやらテレビのような役割を果たすらしい。
鏡を通じて種の育ち具合を見せるイベントなのに、鏡に映し出された俺の種はまだ芽も出ていなかった。
対するカティの種も芽吹いたばかりだったのでまだゲームの序盤みたいだ。
ちなみに、精霊たちの姿は王様には見えない。
精霊とコンタクトがとれるのは精霊使いの卵だけだ。
精霊たちが話していることを、そのまま俺たちが王様に伝える伝言ゲームをしてるって訳だ。
「今回はリュカティオの方が育成が進んでいたようだな。後で褒美を送っておこう」
「ありがとうございます、王様! ボク、頑張ります!」
「そなたも選ばれたからにはしっかりと育成に励むように」
「はい」
俺が一言だけ告げると、周りから不満そうな表情を投げかけられる。
どうやら、ここに来てからの態度もよくなかったみたいだ。そりゃあ、嫌われ役だもんな。
王様との話が終わると、改めて精霊たちから一言ずつ励ましてもらえるイベントがある。
カティは精霊たちから普通に褒められているのに、俺はヒドイことしか言われない。
もっと真面目にやれとか、お前は本当に精霊使いなのかとか。扱いの差があからさまだ。
聞いているだけで嫌になってしまって、俺の方がため息を吐きたい気分になってくる。
「ところで、記憶喪失と聞きましたが。何も覚えていないのですか?」
「はい。ここで何をしていたのかも分からず、精霊の皆さんのことも分かりません。すみません」
俺が一応謝ると、チュートリアルで見た水の精霊は心配そうな表情で俺を見てくれた。
確か……名前はリバイアリスだ。リバイアリスは俺にも普通に接してくれるらしい。
「そうですか。あなたは正直……褒められるようなことはしていませんでしたが。さすがに記憶喪失では色々と不便でしょう。私でよろしければ色々お教えしましょう」
「おい、イアリス。そんなヤツに優しくする必要ねぇだろうが」
横から真っ赤な髪をした上半身裸のムキムキ男が割り込んできた。
コイツも見た目まんまの炎の精霊だった気がするが……名前は憶えてない。
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