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出航――大侵攻作戦の開始
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午前8:00。「戦艦スターマイル号」の出航時刻が、やってきた。艦長から、命令を受けた船員たちが、テキパキと出航準備にとりかかる。
いよいよ出航である。バルが乗るスターマイル号は、風を受けて、ゆっくりと進行し始めた。その他にも数十隻の船団が、戦艦スターマイル号と同時に、港を離れた。スターマイル号は、穏やかな波音を立てながら、徐々に、陸地から離れていった。
その出航の様子を1人、甲板で見ていたバルは、小さくなった陸地を一瞥すると、甲板を降りて、自分に割り当てられた部屋に行くことにした。友人のトマキオと相部屋である。
バルとトマキオの部屋は、船内でも、上層部分にあった。普通バルのように、17才前後の学生兵には、浸水の影響を最も受けやすい、下層の部屋をあてがわれるものだが、バルとトマキオは学生兵とはいえ、エリート部隊の「青竜親衛隊」のメンバーのため比較的、良い位置の部屋を、もらうことが出来たのである。
バルは部屋の前まで来ると、木製のドアをノックして、
「入るぞー」と言って、ドアを開けた。
すでにトマキオは、部屋にいた。彼はイスに座りながら、部屋にある小窓から、海の様子を見ていた。
「いよう、遅かったじゃないか」
「ああ。
エクラーザっていう魔族の女を、この船に連れてきた後、ちょっとばかり甲板に上がって、外の空気を吸ってたからな」
「その魔族の女、この船に乗ってるのか?」
「ああ」
「お前、なんか『尋問とか説得なんて、自分とは合わない』なんて言って、イヤがってたみたいだけど・・・・・・
その魔族の女からは、もう解放されたんだろ?」
「ああ、もうな」と言った後、バルは自分の部屋をグルリと見回して、ちょっと不満げな顔になった。
バルとトマキオにあてがわれた部屋は、日本的に言えば、6畳ほどの広さで、2段ベットが置いてあって、その脇には、小さなテーブルとイスが1つずつ、置いてあるだけの殺風景な部屋だった。
バルは、ボソッと言った。
「しっかし、この部屋、
何度みても、せまいもんは、せまいな」
「しかたねぇよ。
船の中には、ムダなスペースなんてもんは、ねぇんだ」
バルは、あきらめたように、首を左右に振った。
「まあ、しゃあないな。
あと10日で『ミゲルクルス大陸(魔族の大陸)』には着くんだ。それぐらいなら、ガマンするしかねえよな」
「でもよ『10日間の航海』っつったら、けっこうな長さだぜ。
この前チョコっと言ったかもしんねえけど、オレって、けっこう船酔いするタチだから、何かあった時には、よろしく頼むわ」
トマキオが、あまりにも事も無げに言うので、バルは思わず苦笑してしまった。
「オイオイ、この部屋でゲロ吐くのは、カンベンしてくれよな。
こんな狭い部屋で、吐かれたら、足の踏み場も無くなるかもしんないからな。
ニオイもイヤだし、第一、掃除が大変だ。
『吐くための袋』は、持ってるんだろうな? 『ゲロ袋』は、ちゃんと携帯しとけよ」
「ああ、そりゃ、ちゃんとあるさ。
でも袋っていったって、これだけしか無いから・・・・・・
ひどい船の揺れが、あんまり続くようだと、これだけじゃ足りなくなるかもしんないな」
それを聞いたバルは、「オイ、大丈夫かよ?」というような顔つきをした。
その様子を見たトマキオは、まるでバルを、からかうかのようにニヤニヤしながら言った。
「いやルームメイトが、お前で、ホント良かったよ。
知らないヤツが相手だと、遠慮しちまうけど、オマエ相手なら、安心して吐けるからな。
イザというとき頼りになるのは、やっぱりトモダチだ。
万一オレが、この部屋で、やっちまったとしても、もちろん掃除は手伝ってくれるだろ?」
するとバルは、すっとぼけた口調で言った。
「は?
なに寝ぼけたコト言ってんだ? お前、いつから俺のトモダチになったんだよ?」
するとトマキオは、笑いながら言った。
「テメエ!
いつから、そんな冷たいヤツになったんだよ? 困った時に助け合うのがトモダチだろうが?」
バルは苦笑して、あきらめたように、首を左右に振って言った。
「・・・・・・分かったよ。
でもゲロ吐くなら、ゲロ袋か便所にしろよな」
「ああ、できればな」と言った後トマキオは思い出したように言った。
「ああ、そういや、トモダチっていえばよ、面白いヤツが、この船に乗ってるんだよ。
今日の朝、偶然、この船の中で、そいつに会ってよ」
「面白いヤツ?」
「ああ、ジャイラっていう男で、俺の幼なじみなんだ。
ヤツが船の整備士をしてるってのは、知ってたんだけど、まさか同じ船に乗ってるとは思わなかった。
まあ、また会ったら、今度お前にも紹介するわ」
その直後に、コンコンとノックがした。
「ロディスだ、ちょっと入るぞー」と言って、1人の男が入ってきた。
彼もまた、バルやトマキオと同じく、青竜親衛隊の少年である。頭の良さそうな感じではあるものの、どこか気弱そうな容貌をした若者であった。
「ようロディス、どうした?」
「ヒマで死にそうなんだ。
トランプで、カネでも賭けないか?
ここに持ってきたからさ」と言って、ポケットからトランプを取り出した。
けげんそうな表情で、トマキオが言った。
「ヒマで死にそう?相方がいるだろ?
お前のルームメイト誰だったっけ・・・・・・たしかバンディだったよな?」
「ああ、そうだけど、アイツは話にならんよ。
『期末テストの準備があるから』なんつって、今、勉強してる。
信じられるか?
これから魔族との生きるか死ぬかの戦いで、生きて帰ってこれるかどうかすら分かんないし、第一『期末テスト』っつったって、まだ2ヶ月も先の話なんだぜ。
それなのに・・・・・・」
「まあ、バンディのヤツは、青竜親衛隊の中でも、1、2位を争うくらいの『超マジメ君』だからな。
仕方ないさ」
「仕方ないっていやあ、たしかに仕方ないかもしんないけどさ。
とにかくバンディが、オレのこと、ゼンゼン相手にしてくんないから、
しょーがなく俺は、ここへ来たってワケさ」
トマキオは苦笑した。
「『しょーがなく』だと?
俺らは、お前のヒマつぶしの相手かよ?」
「ああ、そうさ。
どうせ、いつもの事だろ?
さあ早く、やろうぜ」と言って、ロディスはトランプを切り始めた。
するとトマキオは
「ああ、そりゃ、いいけど、さっき話したよ、
ジャイラも入れてえんだけど、いいかな?」と、バルとロディスに尋ねた。
「ジャイラ?」とロディスが聞くと、バルが答えた。
「ああ、なんか、トマキオの幼なじみらしいんだ。
偶然、この船に乗ってるらしい」
「ああ、そうなんだ。
別に、そいつを入れても構わないだろ?」とトマキオが聞くと、ロディスが答えた。
「まあ別に、いいよ。
頭数が増えたほうが、賭け金も増えるからな。
ところで、そのジャイラって男は、どこにいるんだ?」
「そいつ船の整備士だから、下の方の船室にいるんだ。
オレが案内するから、一緒に、ついてきてくんねぇかな」
いよいよ出航である。バルが乗るスターマイル号は、風を受けて、ゆっくりと進行し始めた。その他にも数十隻の船団が、戦艦スターマイル号と同時に、港を離れた。スターマイル号は、穏やかな波音を立てながら、徐々に、陸地から離れていった。
その出航の様子を1人、甲板で見ていたバルは、小さくなった陸地を一瞥すると、甲板を降りて、自分に割り当てられた部屋に行くことにした。友人のトマキオと相部屋である。
バルとトマキオの部屋は、船内でも、上層部分にあった。普通バルのように、17才前後の学生兵には、浸水の影響を最も受けやすい、下層の部屋をあてがわれるものだが、バルとトマキオは学生兵とはいえ、エリート部隊の「青竜親衛隊」のメンバーのため比較的、良い位置の部屋を、もらうことが出来たのである。
バルは部屋の前まで来ると、木製のドアをノックして、
「入るぞー」と言って、ドアを開けた。
すでにトマキオは、部屋にいた。彼はイスに座りながら、部屋にある小窓から、海の様子を見ていた。
「いよう、遅かったじゃないか」
「ああ。
エクラーザっていう魔族の女を、この船に連れてきた後、ちょっとばかり甲板に上がって、外の空気を吸ってたからな」
「その魔族の女、この船に乗ってるのか?」
「ああ」
「お前、なんか『尋問とか説得なんて、自分とは合わない』なんて言って、イヤがってたみたいだけど・・・・・・
その魔族の女からは、もう解放されたんだろ?」
「ああ、もうな」と言った後、バルは自分の部屋をグルリと見回して、ちょっと不満げな顔になった。
バルとトマキオにあてがわれた部屋は、日本的に言えば、6畳ほどの広さで、2段ベットが置いてあって、その脇には、小さなテーブルとイスが1つずつ、置いてあるだけの殺風景な部屋だった。
バルは、ボソッと言った。
「しっかし、この部屋、
何度みても、せまいもんは、せまいな」
「しかたねぇよ。
船の中には、ムダなスペースなんてもんは、ねぇんだ」
バルは、あきらめたように、首を左右に振った。
「まあ、しゃあないな。
あと10日で『ミゲルクルス大陸(魔族の大陸)』には着くんだ。それぐらいなら、ガマンするしかねえよな」
「でもよ『10日間の航海』っつったら、けっこうな長さだぜ。
この前チョコっと言ったかもしんねえけど、オレって、けっこう船酔いするタチだから、何かあった時には、よろしく頼むわ」
トマキオが、あまりにも事も無げに言うので、バルは思わず苦笑してしまった。
「オイオイ、この部屋でゲロ吐くのは、カンベンしてくれよな。
こんな狭い部屋で、吐かれたら、足の踏み場も無くなるかもしんないからな。
ニオイもイヤだし、第一、掃除が大変だ。
『吐くための袋』は、持ってるんだろうな? 『ゲロ袋』は、ちゃんと携帯しとけよ」
「ああ、そりゃ、ちゃんとあるさ。
でも袋っていったって、これだけしか無いから・・・・・・
ひどい船の揺れが、あんまり続くようだと、これだけじゃ足りなくなるかもしんないな」
それを聞いたバルは、「オイ、大丈夫かよ?」というような顔つきをした。
その様子を見たトマキオは、まるでバルを、からかうかのようにニヤニヤしながら言った。
「いやルームメイトが、お前で、ホント良かったよ。
知らないヤツが相手だと、遠慮しちまうけど、オマエ相手なら、安心して吐けるからな。
イザというとき頼りになるのは、やっぱりトモダチだ。
万一オレが、この部屋で、やっちまったとしても、もちろん掃除は手伝ってくれるだろ?」
するとバルは、すっとぼけた口調で言った。
「は?
なに寝ぼけたコト言ってんだ? お前、いつから俺のトモダチになったんだよ?」
するとトマキオは、笑いながら言った。
「テメエ!
いつから、そんな冷たいヤツになったんだよ? 困った時に助け合うのがトモダチだろうが?」
バルは苦笑して、あきらめたように、首を左右に振って言った。
「・・・・・・分かったよ。
でもゲロ吐くなら、ゲロ袋か便所にしろよな」
「ああ、できればな」と言った後トマキオは思い出したように言った。
「ああ、そういや、トモダチっていえばよ、面白いヤツが、この船に乗ってるんだよ。
今日の朝、偶然、この船の中で、そいつに会ってよ」
「面白いヤツ?」
「ああ、ジャイラっていう男で、俺の幼なじみなんだ。
ヤツが船の整備士をしてるってのは、知ってたんだけど、まさか同じ船に乗ってるとは思わなかった。
まあ、また会ったら、今度お前にも紹介するわ」
その直後に、コンコンとノックがした。
「ロディスだ、ちょっと入るぞー」と言って、1人の男が入ってきた。
彼もまた、バルやトマキオと同じく、青竜親衛隊の少年である。頭の良さそうな感じではあるものの、どこか気弱そうな容貌をした若者であった。
「ようロディス、どうした?」
「ヒマで死にそうなんだ。
トランプで、カネでも賭けないか?
ここに持ってきたからさ」と言って、ポケットからトランプを取り出した。
けげんそうな表情で、トマキオが言った。
「ヒマで死にそう?相方がいるだろ?
お前のルームメイト誰だったっけ・・・・・・たしかバンディだったよな?」
「ああ、そうだけど、アイツは話にならんよ。
『期末テストの準備があるから』なんつって、今、勉強してる。
信じられるか?
これから魔族との生きるか死ぬかの戦いで、生きて帰ってこれるかどうかすら分かんないし、第一『期末テスト』っつったって、まだ2ヶ月も先の話なんだぜ。
それなのに・・・・・・」
「まあ、バンディのヤツは、青竜親衛隊の中でも、1、2位を争うくらいの『超マジメ君』だからな。
仕方ないさ」
「仕方ないっていやあ、たしかに仕方ないかもしんないけどさ。
とにかくバンディが、オレのこと、ゼンゼン相手にしてくんないから、
しょーがなく俺は、ここへ来たってワケさ」
トマキオは苦笑した。
「『しょーがなく』だと?
俺らは、お前のヒマつぶしの相手かよ?」
「ああ、そうさ。
どうせ、いつもの事だろ?
さあ早く、やろうぜ」と言って、ロディスはトランプを切り始めた。
するとトマキオは
「ああ、そりゃ、いいけど、さっき話したよ、
ジャイラも入れてえんだけど、いいかな?」と、バルとロディスに尋ねた。
「ジャイラ?」とロディスが聞くと、バルが答えた。
「ああ、なんか、トマキオの幼なじみらしいんだ。
偶然、この船に乗ってるらしい」
「ああ、そうなんだ。
別に、そいつを入れても構わないだろ?」とトマキオが聞くと、ロディスが答えた。
「まあ別に、いいよ。
頭数が増えたほうが、賭け金も増えるからな。
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追記:2025/09/20
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