蟠-ワダカマル-

常盤

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相談と悪口と愚痴

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人に対して
「こんな話があったんだけど聞いてくれる?」
というのは誰でも経験があると思う。


内容を話終わったあとに

「でさ、どうしたらいいと思う?」

などと、解決策を求めるのが相談で

「ってことがあったんだよね」

などの言葉で終わるのが愚痴なのではないかと私は基本思っている。




だからどうしたということもないんだけど、
私はいつだって後者なのだと思う。

解決策を他人に任せられない、
その人にまで背負わせたくない、
無駄な労力をかけたくない、
それで嫌われるのが嫌だから。

だから、いつでも愚痴、愚痴、愚痴。

そもそも愚痴らなくていい生活を送れるのが1番なのだが、どうもそうは問屋が卸さない。


ここで1つ、悪口と愚痴について自分なりの解釈なのだが、

上記の通りに、「こういうことがあったんだよね」という近辺で理不尽な目にあったり問題に直面したりした報告が愚痴で、

「アイツブサイクだよね」とか
「男に媚びて気に食わない」とか
「○○が△△を振ったらしい、最低だよね」など

自分に対してなにも害がないのに他人の欠点や自分が気に食わないことを貶すのを悪口なのだと思う。

そう解釈したならば、私は悪口などはほぼ言っていないだろうと、自分では思うのだ。
愚痴、なのだ。
体験した理不尽のモヤモヤをどうにかして解消したいから、他人やSNSに愚痴を吐き出す。

悪口を言わないから善人だとかそんなことを言ってるのではなく、愚痴というのは身の回りに起きてる理不尽や問題があるからイライラモヤモヤして愚痴になるので、

そうなると、私の日常は理不尽と問題だらけということになる。

あくまで、これは私の尺度によるものであるので、他の人がその理不尽や問題に直面した時にそう思わない可能性だって充分にある。

つまり、私は全てをそこそこの悪い言葉で表すとするならば

【心の狭い文句垂れ自己中オバサン】

なのだろう。




私は18の頃までずっと不満などを吐き出さずにいた。
すると、一定のボーダーラインを超えると一気に爆発してしまうタイプだった。

バイトや人との出会いを繰り返し、
次第に、少しずつ不満を吐き出すことを知った。
吐き出してもいいのだと。

自分で自分に規制をかけているだけ。
大半のことがそうなのだ。
自分がこうだろうと思ったことなど、法律で予め決まっていること以外に、これといった正解などない。

愚痴ってもいい、
悪口は…場合による(人の容姿や害のない行為などを理不尽に貶すなどは褒められるものでは無いが)、
相談はするなら必ず相手の答えを聞くこと(答えが気に食わない時に相談の堂々巡りをすると相手が困る)

誰しも必ず、小さくても大きくても、不満というものと一生付き合っていくものなのだ。



と、書いていながら私は自分がとても偉そうに語っている嫌な奴だと感じる他なにもない。
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