オネエが異世界に行ったら絶叫した

dai

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オネエ幼少期

オネエは頑張る

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目の前には私のドストライクと言うか、理想のイケメン男子が立っていた。
ローズは言葉が出ず、ただ立ち尽くしている。
え?運命的な出会いだわ!これはお近付きにならなくちゃ!
ローズはイケメン男子に近づいて行った。

「ちょっとちょっと!話を聞いて!ここはあなたの深層心理。僕は全知の書だよ。だからあなたの考えてる事も僕にはわかるよ」

あぁ、何ていいお名前なのかしらゼンチノショくん。

「そうじゃないから!全知の書!本だよ!それに今見えているのはあなたが作った仮初の体だからね!それに自分の体を見て、こちらの世界に来る前の体だよ」

ローズは自分の体を確認した。
うぉ!戻っている……久しぶり、私の体。

「僕はあなたの世界の神に頼まれてあなたのサポートをする為に来たんだよ。あなたが動けるようになるまで待ってたんだ!以外に早く動けるようになってよかったよ。それにもうあなたはレンフォードと言う名を与えられているんだからその名にも慣れないとね」

あら?そうなの?あのかわいい神がそんな事を頼んでたなんて、中々やるじゃない。まぁそうだよね、レンフォードか……うん、私はレンフォード!

「それで全ちゃんは来たの?」

全ちゃんって……まぁいいか。
「そうだよ。だからわからない事や知りたい事なんでも聞いて!それと今はあなたの深層心理だけど、もう少ししたら目が醒めるけど僕とは繋がっているからいつでも会話できるからね!」

えっ?繋がってるの……いやぁ~ん

「……あなたが考えてる様な事じゃないから……」
この人大丈夫かな?……

「あっ!誰か来たみたいだから目が醒めるよ!」




「レン!レン!」

ん、う~ん……
レンフォードが目を覚ますと目の前には父親のエドワーズがいた。

「何でこんな所に倒れているんだ?」
心配そうにレンフォードを抱きかかえた。
「パパ……ごめんなちゃい。ここのへや、あいてたの」

本当の事言っても信じてもらえそうにないので誤魔化した。

「そうか……ん?確か鍵が掛かっていたハズだが……まぁいいか」

エドワーズ、チョロいな。そんなエドワーズが私は好きよ。

「さっきシルフィーヌが探していたぞ」

あら、ママが?何かしら……?

エドワーズに抱きかかえながら応接間に入るとシルフィーヌが見知らぬ女の人2人組と一緒に座りながら何やら楽しそうに話をしている。
「エドワーズ、レンを探して来てくれたのね」

シルフィーヌはエドワーズからレンフォードを受け取り抱きかかえられ、目の前の2人組にレンフォードを紹介した。

「こんにちは、レンフォードくん。私は魔術士のカレンです。よろしくね」
そう言ったのは緑の髪をした耳が尖っているあどけない少女だ。

「レンフォード!私は剣士のスフィアだ。」
動物の耳を付け赤い髪をなびかせた女性。いわゆる獣人族だ。

「レンには少し早いと思ったのだけど、何事も早めがいいと思って家庭教師を雇ったのよ」
シルフィーヌは笑顔でレンフォードの頭を撫ぜている。

えっ~!家庭教師って……私まだ1歳になったばかりよ。確かに他の子よりは成長が早いと思うけど、それは私の努力の結果なんだけどね。

「この2人は私が若かりし頃に一緒に冒険をしてたのよ。」

ちょっとママ、あなたの過去はどうなってるの?
冒険者って……謎だわ。

「彼女達にはこの屋敷に住み込みでレンに魔法と剣術を教えてくれる事になっているから」

英才教育にもほどがあるわよ……はぁ~本当に魔法や剣がある世界に来たのね。もう少しメルヘンチックな世界がよかったわ。
だけど少しだけ魔法には興味があるわ。昔見た魔法少女に憧れ、魔法少女になりたいと思っていたけど、魔法なんて使えないと知った時は、子供ながらショックを受けたわ……。
まぁ今は子供だし、やる事ないから頑張ってみようかしら!

目指せ!魔法少女!



♢     ♢     ♢


あれから数日が経ち、レンフォードは木で出来た木剣を振っていた。

いつまで振ればいいのかしら?剣術の後は魔法の講義があるのに……
もう~まだ1歳の子供なのに剣術は必要なのかしら……まぁ中身は可愛いひ弱な少女なんだけどね。

「レンフォード!集中しないとケガするよ!」
スフィアが腕を組み仁王立ちだ。
するとそこにカレンがやって来た。

「スフィア、そろそろ時間よ」

はぁ~やっと終わるわ。

この家庭教師は午前は剣術、午後から魔法と結構スパルタだ。

「レンフォード、体が冷えるから着替えておいで!」

レンフォードがトコトコ屋敷に戻った。
それを確認したカレンがスフィアに尋ねた。

「スフィア、どう思う?」
「どうとは?」
まだ数日だがカレンにはレンフォードの理解力には驚かされていた。
1歳の子供には魔法の理論は大人でさえ難しいというのに。

「レンフォードくんは普通の子供とは違うと思うのよ。剣術の方はどう?」

スフィアは腕を組みながら考えて答えた。
「確かに言われた事はするな。と言うか嫌がらないのが子供らしくはない。普通なら泣きじゃくるのではないか?」

2人は、レンフォードの子供らしくない事に心配になってきた。

「しかし、私は泣く子供より教えやすいがな」

2人がそんな話をしているとは知らずレンフォードは着替えて戻ってきた。
「カレンしぇんしえ、よろしくおねかいしましゅ」

次は魔法の勉強だ。
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