オネエが異世界に行ったら絶叫した

dai

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オネエ幼少期

オネエは絶叫する

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う、う~んダメよそこは優しく…
あっ……出ちゃう……あ~~!

「オンギャ~~!」

「おぉ産まれたか?」

「おめでとうございます。旦那様。元気な男の子ですよ。」

「そうかそうか、シルフィーヌ、元気な男の子を産んでくれてありがとう!疲れたであろう?少し休みなさい。」

「あなた……子供の顔を見せてください。」
横たわるシルフィーヌの隣に産まれたての子を寝かせた。
「名前を考えないといけないわね。」

♢     ♢     ♢

あら?体が動かないわ……目もまともに見えないし、私はどうなったの?

ローズは自分がまさか赤ちゃんに生まれ変わった事にまだ気付いていない。

思い出せ私…たしか、私好みのハンサム男子に異世界で第2の人生をって言われたはず。
えっ?まさか、もうここ異世界?えっ?えっ?
どうして私の体動かないの?気合いが足りないのかしら?
目覚めれ~私の小宇宙~!

体に力を入れた。
「ブピイッ」あら嫌だわ!ミが出ちゃった…
私のかわいいお尻が……どうにかしないと被れちゃうわ。

「ウンギャー!」(誰か~!)
「オンギャー!」(私を!)
「オギャー!」 (助けて~!)

「あらあら、お腹が空いたのかしら?それとも、オムツかしら?」

あら?誰かしらこの人?
声を聞くと、若くはないわね。
お婆さんは、手早くローズのオムツを外し、綺麗で清潔なオムツに交換してくれた。

……ちょっと待って……まさか、えっ?本当に?

なんじゃこりゃ~~!!

えっ?赤ちゃん?私、赤ちゃんになっている。
第2の人生ってこういう事なの?

ローズは自分が赤ちゃんになっている事に戸惑っている。すると扉が開き綺麗なプラチナブロンドの髪をした若く綺麗な女性が部屋に入って来た。

「サミーどうしたの?何かあったの?」
綺麗な女性はお婆さんに、問いただした。
サミーはこの家のメイド長である。

「奥様、坊ちゃんのオムツをお取り替えしてました。」

「あら、ありがとう。そろそろミルクの時間だから後は私が変わるわ。」
そう言い、ローズを抱き上げ、おもむろに大きく張った乳房を出し口に突っ込んだ。

うっぷあらやだ、もしかしてこの方私のママ?
それにしても、憎たらしいくらいおっぱいデカいし柔らかいわね……キィ~~羨ましい

「いっぱいお飲み、そして元気に大きくなるのよ」

なんか気持ちが良くなって眠くなってきたわ……。

♢     ♢     ♢

しかし、もう何ヶ月もたったけれどもちっとも体が自由に動かないわね、目は大分見える様になったのだけれども……あっ!う○ち出ちゃったわサミーを呼ばなくちゃ!

ローズは大きな声で泣き出した。すると扉が開きサミーが来た。

「あらあらどうしたのかしら?」
いつもの展開だ。

ふぅ~すっきしたわ!サミーありがとね。
さて、すっきりした所で動ける様に訓練しなくちゃ!

ローズは小さな手足をバタバタと動かしている。周りから見れば微笑ましく見えるが、ローズはいたって真面目に訓練している。

ハァハァ、体が小さいだけあって体力がないのは困るわ……だけど私には時間だけはあるから諦めないわ!

ローズは子供の頃にテレビで見た某青春バレーアニメにハマり、努力と根性という言葉が好きになり、努力と根性があれば何とでもなる!と小さい頃から思っていた。ちなみに「だけど涙が出ちゃう女の子だもん」が口癖になるほどそのスポ根アニメが大好きだ。

バタバタ手足を動かしているとシルフィーヌが入ってきた。

「レンフォード、今日はお天気も良いし暖かいからお散歩に行きましょうね」

ん?誰レンフォードって?私の他に誰かいるのかしら?

シルフィーヌはローズを抱きかかえ部屋を出た。

ちょっと待って!もしかしてレンフォードって私の事?え~待ってよ、もう少し可愛い名前にしてよママ~!最低限ローズにして~!

♢     ♢     ♢

「レン、1歳の誕生日おめでとう!」
そう言ったのは金髪イケメン男子!何を隠そう私のパパ。この土地の領主をしているエドワーズ・フォン・オリエント。こう見えて貴族なのだ。

パパが言った通り私は1歳になった。
あれから努力した結果普通の子より早くに歩ける様になり、言葉も滑舌よくとまで行かないが大分喋れる様になり、意思疎通ができる様になった。

「パパ、ありしゃとう。パパたいしゅき!」
イケメン男子は大好物です。子供なのでエドワーズを触りたい放題できて感激です。

「もう、レンならパパばっかりなんだから!」
ヤキモチ焼かないのママったら。

私は歩ける様になり、屋敷を探検するのが日課になった。
屋敷は子供の私にとっては凄く広く、どんな物でも大きく感じてしまう。

「ふぅ~ちゅかれたわ」
廊下に座り込んでいたら目の前の扉が勝手に開いた。

えっ?何事?こわ~い!ポルターガイストだわ!
周りを確認しても誰もいない。

開いた扉の隙間から青白い光が見える。
ちょっとやだー!幽霊とか出そ~!
モジモジ、クネクネしていたら頭の中に声が聞こえて来た。

【何もしないからこっちにおいでよ】

だ…誰?明らかに人ではないわ!ど~しよ~!

【早くおいでよ】

も~わかったわよ!女は度胸!ローズは意を決して扉の中に入っていった。
部屋の中は本が沢山あり、いわゆる書庫だ。

あら?ここってエドワーズの大切にしている本がある所よね?いつもは鍵を掛けて入れなくてしていたと思ったけど……

【僕はここにいるよ】

うるさいわね~!何処にいるのさ?
ローズは周りを確認すると、本棚の上が青白く光っているのが見えた。
え~あれは私の背丈じゃ届かないわ。どうしましょ?

【そこの横にハシゴがあるよ】

あら!ハシゴがあるなら私でも届くわ……って重いわ!こっちはまだ1歳になったばかりの子供なのよ。

【君の力を振り絞れば起こす事ができるよ】

なんでそんな事わかるのよ。人使いが荒いんじゃありませんか?もう嫌になっちゃうわ、こっちはかよわい乙女なのよ。

ファイト~イッパ~~ツ!うりゃ~!
ハァハァ……ど…どうだ!
その場に座り込んでしまった。
ローズは力の限り振り絞りハシゴを起こした。

【おめでとう~!早くおいでよ】

はいはいわかりました。今行きますよ。
ハシゴを登り、やっと本棚の上を覗ける様になり、見てみると1冊の古ぼけた本が光り輝いていた。

【早く手に取って】

言われた通りに本を手に取った。すると本から出ている光が輝きを増し、ローズを包み込んだ。

目を開けると真っ白な何も無い広い空間に立っていた。
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