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ノルディックの森④
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「うんめ~っ!まじ美味いよミコちゃん!」
「ありがとうございます。セシルさん」
「少しは落ち着いて食えよ!めっちゃこっち飛んできてるから…」
「メル美味いか?元気が出るから沢山食べれよ」
メルは頷き、美味しそうに食べている。
「しかし、あの狐が…モグ…こんな美少女にパク…なるとは…」
「食うか喋るかどっちかにすれ!」
大樹達はミコの作った料理を美味そうに食べている。
誰も料理が出来ないという事でしょうがなくミコに人型になってもらい、狩ってきたハニーベアーを調理してもらった。人型になった時はセシルは驚き、メルさえも驚いた顔をしていたが後で説明すると言い納得してもらった。
飯も食べ終え、焚き火を前でゆっくりしている。
「これから話す事は信じられないかも知れないが本当の事だから聞いてくれ。」
大樹はセシルと出会い、セシルという人間を信用に値すると考え、今まで言えなかった自分の事、ミコの事、を話した。
「ふ~んそうなんだ、わかったよ」
セシルはミコに出されたお茶を飲んでいる。
「えっ?それだけ?」
どれだけ決意して話したと思ってるんだ。
「只者じゃないとは思っていたし、ダイキはダイキだしな。それにどっちかというと羨ましい!だってそんな能力あったらモテモテじゃないか!」
「そっちかい!」しかしブレない奴だ。
まぁ、何となくこうなるんじゃないかと大樹は思っていた。セシルがこんな奴だから信用して言えたんだろう。ある意味大物になる気がする……
「まぁ、何かあったら頼むなダイキ!」
「いやいや、そこはお前も頑張れよ!」
セシルとの絆が深まった気がする。
「うふふ。」
ん?メルが笑っている。元気になってよかった。
「メル、セシルに言ってやれ!ちゃんとやれって!」
「セシルおじちゃん、ちゃんとやって。」
「「「え~~!」」」一同唖然とした。
メルが初めて口を開いたのだ。
メルは、ゴブリンに母親と一緒に攫われ、母親は死にメルは暴行を受けていた。そこを大樹に助けられた。それから一言も口を開いているのを見てはいない。
「メル、お前喋れるじゃないか!てっきり声が出せないんだと思っていた。心配していたんだぞ!」
「ダイキお兄ちゃんごめんなさい。助けてくれてありがとうございます。」
メルは、立ち上がり頭を下げた。
「おいおい、メルちゃん、ダイキはお兄ちゃんで俺はおじさんかい!たいして歳はダイキと変わらないと思うけど……。」
「ふふ、セシルお兄ちゃんもありがとうございます。」
大樹は、家族と過ごしているかの様な幸せを感じていた。
異世界に来てからというもの、気が休まる事はあまりなく、気を許せる相手はミコぐらいしかいなかったが、セシルと出会い、メルと出会い、大樹は家族を置いて来た罪悪感が薄れて来ている事に少し複雑な気持ちになっている。
みんなの笑顔を見て、大樹は涙を流していた。
「あるじさま、どうしたんですか?具合でも悪いんですか?」
大樹は涙を拭い「大丈夫だ、なんでもない。明日には森を抜けられそうだから今日は早めに休もう。俺とセシルが火の番をするから。」
俺とセシルは焚き火を挟み火の番をしながらたわいもない話をし、世が明けた。
そして、初日の様にメルを守る様に森を進んで行き、途中魔物が出たが、俺、ミコ、セシルがいれば余裕で倒せた。
そして森の出口が見えて来た。
今回は脅威になる魔物とは出会わなくてよかったと大樹は思う。
「やっと森を抜けたな!次はどこに向かうんだ?」
大樹は地図を開き、「ここから少し進んだ所に、イコマと言う村があるからそこに行ったら休憩をしよう。」
「よし、メルちゃん、お兄ちゃんが肩車してあげよう。」
「いいの?わーい!」
セシルはメルを持ち上げ首に乗せた。
「わ~、すご~い!」
セシルは面倒見がいいな、こう見ると兄妹の様だ。
「ミコも肩車してやろうか?」冗談で聞いてみた。
「あるじさま、よろしいのですか?ちょっとメルが羨ましかったのです。」
「お、おう、いいぞ。」意外な反応でちょっとびっくりした。
ミコを持ち上げ乗せた。
周りから見たら異様な光景だろう……。
そんなこんなで進んで行くと、遠くに建物が見えて来た。
「あ~村が見えて来たよ~」
イコマの村は木で作った柵で覆われ、農業を中心に栄えている村だ。
村の入り口に着くと何やら村の中が騒がしい事に気付き、近くの村人に聞いてみた所、村の男の子がいなくなったという。
この村は森からもそう遠くないし、魔物も度々目撃もされている。
男の子の母親が泣いている。
なんで、目を離したりしたんだ……。
「ダイキお兄ちゃん」メルが袖を引く。
「わかったよ。セシル男の子を探すぞ!」
大樹は地図を使った。
「ありがとうございます。セシルさん」
「少しは落ち着いて食えよ!めっちゃこっち飛んできてるから…」
「メル美味いか?元気が出るから沢山食べれよ」
メルは頷き、美味しそうに食べている。
「しかし、あの狐が…モグ…こんな美少女にパク…なるとは…」
「食うか喋るかどっちかにすれ!」
大樹達はミコの作った料理を美味そうに食べている。
誰も料理が出来ないという事でしょうがなくミコに人型になってもらい、狩ってきたハニーベアーを調理してもらった。人型になった時はセシルは驚き、メルさえも驚いた顔をしていたが後で説明すると言い納得してもらった。
飯も食べ終え、焚き火を前でゆっくりしている。
「これから話す事は信じられないかも知れないが本当の事だから聞いてくれ。」
大樹はセシルと出会い、セシルという人間を信用に値すると考え、今まで言えなかった自分の事、ミコの事、を話した。
「ふ~んそうなんだ、わかったよ」
セシルはミコに出されたお茶を飲んでいる。
「えっ?それだけ?」
どれだけ決意して話したと思ってるんだ。
「只者じゃないとは思っていたし、ダイキはダイキだしな。それにどっちかというと羨ましい!だってそんな能力あったらモテモテじゃないか!」
「そっちかい!」しかしブレない奴だ。
まぁ、何となくこうなるんじゃないかと大樹は思っていた。セシルがこんな奴だから信用して言えたんだろう。ある意味大物になる気がする……
「まぁ、何かあったら頼むなダイキ!」
「いやいや、そこはお前も頑張れよ!」
セシルとの絆が深まった気がする。
「うふふ。」
ん?メルが笑っている。元気になってよかった。
「メル、セシルに言ってやれ!ちゃんとやれって!」
「セシルおじちゃん、ちゃんとやって。」
「「「え~~!」」」一同唖然とした。
メルが初めて口を開いたのだ。
メルは、ゴブリンに母親と一緒に攫われ、母親は死にメルは暴行を受けていた。そこを大樹に助けられた。それから一言も口を開いているのを見てはいない。
「メル、お前喋れるじゃないか!てっきり声が出せないんだと思っていた。心配していたんだぞ!」
「ダイキお兄ちゃんごめんなさい。助けてくれてありがとうございます。」
メルは、立ち上がり頭を下げた。
「おいおい、メルちゃん、ダイキはお兄ちゃんで俺はおじさんかい!たいして歳はダイキと変わらないと思うけど……。」
「ふふ、セシルお兄ちゃんもありがとうございます。」
大樹は、家族と過ごしているかの様な幸せを感じていた。
異世界に来てからというもの、気が休まる事はあまりなく、気を許せる相手はミコぐらいしかいなかったが、セシルと出会い、メルと出会い、大樹は家族を置いて来た罪悪感が薄れて来ている事に少し複雑な気持ちになっている。
みんなの笑顔を見て、大樹は涙を流していた。
「あるじさま、どうしたんですか?具合でも悪いんですか?」
大樹は涙を拭い「大丈夫だ、なんでもない。明日には森を抜けられそうだから今日は早めに休もう。俺とセシルが火の番をするから。」
俺とセシルは焚き火を挟み火の番をしながらたわいもない話をし、世が明けた。
そして、初日の様にメルを守る様に森を進んで行き、途中魔物が出たが、俺、ミコ、セシルがいれば余裕で倒せた。
そして森の出口が見えて来た。
今回は脅威になる魔物とは出会わなくてよかったと大樹は思う。
「やっと森を抜けたな!次はどこに向かうんだ?」
大樹は地図を開き、「ここから少し進んだ所に、イコマと言う村があるからそこに行ったら休憩をしよう。」
「よし、メルちゃん、お兄ちゃんが肩車してあげよう。」
「いいの?わーい!」
セシルはメルを持ち上げ首に乗せた。
「わ~、すご~い!」
セシルは面倒見がいいな、こう見ると兄妹の様だ。
「ミコも肩車してやろうか?」冗談で聞いてみた。
「あるじさま、よろしいのですか?ちょっとメルが羨ましかったのです。」
「お、おう、いいぞ。」意外な反応でちょっとびっくりした。
ミコを持ち上げ乗せた。
周りから見たら異様な光景だろう……。
そんなこんなで進んで行くと、遠くに建物が見えて来た。
「あ~村が見えて来たよ~」
イコマの村は木で作った柵で覆われ、農業を中心に栄えている村だ。
村の入り口に着くと何やら村の中が騒がしい事に気付き、近くの村人に聞いてみた所、村の男の子がいなくなったという。
この村は森からもそう遠くないし、魔物も度々目撃もされている。
男の子の母親が泣いている。
なんで、目を離したりしたんだ……。
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「わかったよ。セシル男の子を探すぞ!」
大樹は地図を使った。
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