25 / 38
【24】答え合わせ ①
しおりを挟む馬車がブレッサン領に入ると、道が新しく整備されていて快適になった。
アルマンドのお父様は、領地の整備に力を入れているという。
一本の河に多くの橋を架け、その通行税は平民からは取らない。その為、多くの商人が自由に行き来して宿場町も栄えている。
少しくらい遠回りでも、商人たちはブレッサン領を通っていくのだ。
人々の往来が増えれば、民の仕事も増える。
通行税を遥かに上回る収入となっていることだろう。
小窓から街並みを眺めながら馬車は進み、アルマンドの待つブレッサン領主の屋敷に着いた。
家令に来訪を告げると、しばらくしてアルマンドが玄関ホールにやって来た。
「待っていたよ、レティ! 君が一番乗りだ。じきに殿下もイラリオも到着するから、まずは滞在中の君の居場所となる部屋へ案内するよ」
「レティーツィア様、遠いところようこそいらっしゃいました。ブレッサン滞在中は、何なりとお申し付けくださいませ」
ブレッサン公爵夫人となったレナータ様も出迎えてくださった。
「レナータ様、お久しぶりですね」
子キツネ狩りの時以来ですね……と言いそうになって、微笑みに変える。
まさにその時の話をするためにやって来たのだけれど、ここで言うことではなかった。
ジュスティアーノ殿下とイラリオが到着すればすぐに話し合いとなり、今夜は新しい港のあるカルテリ市の市庁舎にて祝賀会が行われる。
翌日は他国から招いた施工技師たちとのレセプションがあり、もう一泊して朝食を皆で摂って王都に戻る予定となっている。
「こちらの部屋にて、ごゆるりとお過ごしくださいませ。必要なものは整えておりますが、足りないものがあればお声掛けください。皆さまがお揃いになりましたら主人が迎えにまいりますので、それまでどうぞお待ちください」
「ありがとう」
レナータ様が部屋を出ていかれ、旅装を解く。
ブレッサン家の侍女を置いてくれるようだったが、用がある時だけ頼むことにした。その侍女からノーラがいろいろ教わっている。
さっそく湯を張りましょうかとノーラに尋ねられたけれど、それほど時間もないので手足を洗うだけにする。
熱い湯に浸して硬く絞ったタオルで髪を包まれると頭皮も温まり、旅の疲れがほぐれていった。
装飾と言えるのは胸元のピンタックだけの、シンプルな紺色のドレスに着替えた。ノーラに髪をタイトにまとめてもらうと、支度が整ったのを見計らったかのように従者が私を呼びにきた。
***
「今日は時間を取ってもらいすまない。この会合のために骨を折ってくれたアルマンドに感謝している」
久しぶりにお会いする殿下の面立ちは、薄っすらと疲れが見て取れた。それは、ここブレッサン領までの旅の疲れだけではないことは分かっている。
私たちの前にお茶を置いてくれたのはブレッサン公爵家の侍女ではなく、ジュスティアーノ殿下の側近ドナート様だ。他の者は誰もいない。お茶を置き終わると、ドナート様はまるで門番のように重厚な扉を背にして立った。
「時間はそれほどないのですぐに用件に入る。先日ヴィオランテと婚約を結んだが、そのヴィオランテが先の子キツネ狩りで、婚約者だったカルロ・バディーニ侯爵令息に対し、落馬事故を故意に引き起こした疑惑がある。それを証言したのは、カルロ殿の兄とあの日の子キツネ狩りでカルロ殿の従者を務めた者だ。イラリオ、アルマンド、レティーツィアの知っていることや調べたことを明らかにしてもらいたい。まずは二人の証言の内容を私から説明する」
アルマンドの予想が的中してしまったことに、一瞬強く目を瞑る。
ジュスティアーノ殿下の話す二人の証言内容は、すぐには信じられないものだった。
ヴィオラが狩りの場で、猟犬たちに向かって肉片を投げたなんて。
興奮して肉に群がる猟犬たちの中に、カルロ様の馬は全速力で突っ込んだ……。
「今の殿下の話を聞いて、合点がいった。次は僕が話したい」
アルマンドがジュスティアーノ殿下に続いて口を開いた。
「皆と馬首を並べて始まりの笛の音を待っているとき、ヴィオラの馬が興奮していてヴィオラはそれを抑えられていなかった。馬の扱いに長けているヴィオラがどうしたかと思ったが、ヴィオラが持っていた肉片の血の臭いで、馬はいつもどおりの状態ではなかったのではないだろうか。それとカルロ殿の馬も興奮していたように見えた。こちらはどういう理由かは分からないが……」
「現場で実際に、ヴィオラやカルロ殿の馬が興奮していたことをアルマンドが見ていたことは、バディーニ侯爵家の嫡子と従者の証言が正しかったということになるな。俺はあの時何も気づかなかった」
イラリオがそう言うと、ジュスティアーノ殿下も頷いた。
「私も続けて発言していいでしょうか」
「ああ、もちろんだ」
ジュスティアーノ殿下に促され、小さく息を吐く。
「私は、騎乗する前のヴィオラの乗馬ズボンに、血が付着しているのを見ました。それが、ヴィオラが持っていた肉片の血だったのでしょう。血の滴るような生肉だったのかもしれません。それから……」
「レティ―ツィア、どうした?」
「……いえ、続けます。ヴィオラの妹エデルミラ嬢の周囲に、サンタレーリ暗部の女性を送り込みました。亡くなったカルロ・バディーニ侯爵令息の通っていた王立学園とエデルミラ嬢の通う女学院は交流があり、バディーニ侯爵令息が女学生の一人と懇意だったと報告が上がりました。男爵家の令嬢でしたが、エデルミラ嬢が二人を引き合わせたようです。エデルミラ嬢は、ヴィオラに見下されていると逆恨みの気持ちを抱き、ヴィオラの婚約を壊すことが目的だった。もっともカルロ・バディーニ侯爵令息に婚約を解消するつもりはなく、男爵令嬢とは学園在学中だけの付き合いと捉えていたようですが、ヴィオラはすべてを把握していたのではないでしょうか。私の婚約者の不貞を知らせてくれたのはヴィオラですから、自身の婚約者のことやそれをけしかけたエデルミラ嬢のことも判っていたはずです。そんなエデルミラ嬢とジュスティアーノ殿下の婚約の話は、ヴィオラは受け入れ難かった。その為にヴィオラ自身に傷をつけることなく、カルロ様の名に傷をつけて婚約を白紙にするつもりだった、そう思うに至りました。結果的にカルロ様の名に傷をつけるどころか、命を奪うことになってしまったのですが……」
ヴィオラはどんな思いで、私のために動いてくれていたのだろう。
私の婚約者だけでなく、ヴィオラの婚約者も期間限定と身勝手に線引きをしながら恋を愉しんでいた。
それをけしかけたのが自分の妹だと知った時、ヴィオラは……。
だけど、ヴィオラを裏切っていたからといって、命を落としても仕方がなかったということには絶対にならない。
ヴィオラの傷とその罪の大きさを思うと、胸が塞がれる思いがする。
「……ヴィオラが公爵家を継ぎ、妹エデルミラ嬢が第一王子妃となれば、ヴィオラはいずれ妹をこの国の王妃として仰がなければならない立場になる。それに思うところがあったと、そういう訳か……。妹のことも婚約者のことも許せず、それであのような事故に繋がる行動を起こし、ヴィオラにとっての円満な婚約解消ののち、殿下の婚約者に収まるつもりだったと……」
アルマンドが唸るように呟いた。
「ヴィオラに思うところは当然あったと思います。報告によればエデルミラ嬢は……学ぶことそのものがお好きではなかったとありました。ヴィオラはここにいる全員が知っているとおり、アンセルミ公爵家の嫡子として多くのことを学んでいました。ヴィオラが自由と引き換えに学び、アンセルミ公爵から与えられた多くの仕事に携わっている時に、のんびり遊んでいた妹に王妃殿下と膝を折らなければならないことは、単なるプライドの問題とは片付けられない気がします……」
「エデルミラ嬢については、自分も陛下から聞いていた。アンセルミ公爵自身から、エデルミラ嬢では王室に嫁ぐのに相応しくないと進言があったという」
殿下が低い声を絞り出すように言った内容に驚く。
アンセルミ公爵が次女であるエデルミラ嬢を卑下してまで、嫡子教育をしてきたヴィオラを殿下の婚約者に変えたのはどうしてだろう。
アンセルミ公爵は、最初は嫡子のヴィオラを殿下の婚約者にするつもりはなかったはずだ。それならバディーニ侯爵家と婚約を結ぶという、面倒なことをする意味がないもの。
その思考に被せるように、イラリオが声を発した。
「俺が調べてきたことを話すよ。あの狩りの日、ハンツマンを務めた亡くなったヴィオラの婚約者は、愛用の角笛が消えてしまったと狩場に出る直前に探して回っていたそうだ。彼は、水牛の角の中をきれいな空洞に整えて一つだけ穴を開け、二音階を出していたらしい。その穴の大きさや場所で音は異なるため、狩りの直前に愛用の角笛ではないものを使うことになって彼は動揺していたというのだ。これは亡くなったカルロ殿の友人から聞いた話で、その友人はあの日の子キツネ狩りに参加していたんだ。当日の朝に、カルロ殿が狩場の巣穴の確認をしていた時には角笛はあったという。そして彼の控え室に入れたのは、従者と彼の兄を除けば……婚約者だったヴィオラだけだ」
「あの子キツネ狩りは、カルロ殿のハンツマンとして正式なデビューでもあった。王族も参加するバディーニ侯爵家の名誉を賭けた日に、カルロ殿の従者や兄が邪魔をするのは不自然だろうね……そうなると、どうしてもヴィオラがカルロ殿を失脚させたかったということに行き着いてしまう。僕らの誰もがそれを信じたくなくても」
イラリオの話を受けて返したアルマンドの言葉に、黙って頭の中でその言葉を咀嚼する。
倒れていたヴィオラの婚約者の、ジャケットの袖のボタンを思い出す。
ヴィオラの瞳のような、きれいな紫色の小さなボタンが四つ並んでいた……。
目を閉じてもあのボタンの鮮やかな紫色が浮かんでくる。
ヴィオラ……どうして……。
「多忙の中、短時間でいろいろ調べてくれた皆に礼を言う。ありがとう。自分の新たな調査は、側近のドナートに委ねた」
殿下に促されたドナート様は、小さく頷いて扉の前から歩を進め、立ったまま話し始めた。
630
あなたにおすすめの小説
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」と言われたので別れたのですが、呪われた上に子供まで出来てて一大事です!?
綾織季蝶
恋愛
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」そう告げられたのは孤児から魔法省の自然管理科の大臣にまで上り詰めたカナリア・スタインベック。
相手はとある貴族のご令嬢。
確かに公爵の彼とは釣り合うだろう、そう諦めきった心で承諾してしまう。
別れる際に大臣も辞め、実家の誰も寄り付かない禁断の森に身を潜めたが…。
何故か呪われた上に子供まで出来てしまった事が発覚して…!?
『魔力ゼロの欠陥品』と蔑まれた伯爵令嬢、卒業パーティーで婚約破棄された瞬間に古代魔法が覚醒する ~虐げられ続けた三年間、倍返しでは足りない~
スカッと文庫
恋愛
「貴様のような無能、我が国の王妃には相応しくない。婚約を破棄し、学園から追放する!」
王立魔道学園の卒業パーティー。きらびやかなシャンデリアの下、王太子エドワードの声が冷酷に響いた。彼の隣には、愛くるしい表情で私を嵌めた男爵令嬢、ミナが勝ち誇ったように寄り添っている。
伯爵令嬢のリリアーヌは、入学以来三年間、「魔力ゼロの欠陥品」として学園中の嘲笑を浴び続けてきた。
婚約者であるエドワードからは一度も顧みられず、同級生からはゴミのように扱われ、ミナの自作自演による「いじめ」の濡れ衣まで着せられ……。
それでも、父との「力を隠せ」という約束を守るため、泥を啜るような屈辱に耐え抜いてきた。
――だが、国からも学園からも捨てられた今、もうその約束を守る必要はない。
「さようなら、皆様。……私が消えた後、この国がどうなろうと知ったことではありませんわ」
リリアーヌが身につけていた「魔力封印の首飾り」を自ら引き千切った瞬間、会場は漆黒の魔力に包まれた。
彼女は無能などではない。失われた「古代魔法」をその身に宿す、真の魔道の主だったのだ。
絶望する王太子たちを余目に、隣国の伝説の魔術師アルベルトに拾われたリリアーヌ。
彼女の、残酷で、甘美な復讐劇が今、幕を開ける――。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!
秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。
民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。
「おまえたちは許さない」
二度目の人生。
エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。
彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。
1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。
「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」
憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。
二人の偽りの婚約の行く末は……
婚約破棄された公爵令嬢ですが、戻らなかっただけです
鷹 綾
恋愛
王太子カイル殿下から、社交界の場で婚約破棄を言い渡された公爵令嬢リュシエンヌ。
理由は――
「王太子妃には華が必要だから」。
新たに選ばれたのは、愛らしく無邪気な義妹セシリア。
誰もが思った。
傷ついた令嬢は泣き、縋り、やがて戻るのだと。
けれどリュシエンヌは、ただ一言だけ告げる。
「戻りません」
彼女は怒らない。
争わない。
復讐もしない。
ただ――王家を支えるのをやめただけ。
流通は滞り、商会は様子を見始め、焦った王太子は失点を重ねる。
さらに義妹の軽率な一言が決定打となり、王太子妃候補の座は静かに消えた。
強いざまあとは、叫ぶことではない。
自らの選択で、自らの立場を削らせること。
そして彼女は最後まで戻らない。
支えない。
奪わない。
――選ばれなかったのではない。
彼女が、選ばなかったのだ。
これは、沈黙で勝つ公爵令嬢の物語。
完結·婚約破棄された氷の令嬢は、嫁がされた枯れおじのもとで花開く
禅
恋愛
ティリアは辺境にある伯爵の娘であり、第三王子ガフタの婚約者であった。
だが、この婚約が気に入らないガフタは学園生活でティリアを冷遇し、卒業パーティーで婚約破棄をする。
しかも、このまま実家に帰ろうとするティリアにガフタは一回り以上年上の冴えないおっさん男爵のところへ嫁ぐように命令する。
こうしてティリアは男爵の屋敷へと向かうのだが、そこにいたのは……
※完結まで毎日投稿します
※小説家になろう、Nolaノベルにも投稿中
筆頭婚約者候補は「一抜け」を叫んでさっさと逃げ出した
基本二度寝
恋愛
王太子には婚約者候補が二十名ほどいた。
その中でも筆頭にいたのは、顔よし頭良し、すべての条件を持っていた公爵家の令嬢。
王太子を立てることも忘れない彼女に、ひとつだけ不満があった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる