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真相を

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40: 今夜もまいります:15/03/15(日)20:12:09 ID:Lqv主 ×
1944年7月 大阪 某所の空き地

(´・ω・`)「もーお兄ちゃんどこ飛ばしてんだよ。こんなんじゃ守備練習になんないよ。ノックもできないの?」
彡(゚)(゚) 「堪忍、堪忍ww まあ、これも名二塁手を育成するためよ。」
(´・ω・`)「はいはい(棒)次はフライを頼むよー。でも奇跡的にお互い休暇が重なってよかったね。」
彡(゚)(゚)「せやな!ところで予科練の訓練はどうや?」
(´・ω・`)「厳しいけど、やりがいはあるよ!訓練期間が短縮されてるから、じきに実戦に出られるかもしれない。

これでも模擬空戦では僕強いんだぜ。」

彡(゚)(゚)「そ、そうか・・・・ま、まあ無理はすんなよ。そらっ」カッキーン
(´・ω・`)「あーまた飛ばしすぎー」
341: 名無し:15/03/15(日)20:13:52 ID:Lqv主 ×
彡(゚)(゚) 「ただいまやでー、腹減ったー」
 J( 'ー`)し「おかえりなさい。すいとんがあるわよ」
彡(゚)(゚)「おおっ、オカンおおきにー。いただきます」
 J( 'ー`)し「たくさんおあがり。あすは隊にもどるんでしょ」



342: 名無し:15/03/15(日)20:14:29 ID:BUI ×
きたきた!
343: 名無し:15/03/15(日)20:14:36 ID:cJE ×
キター!



344: 名無し:15/03/15(日)20:15:33 ID:Lqv主 ×
J( 'ー`)し(夕べ泥酔したあんたにハンコ押してもらった書類。
あれは実はあんたの生命保険の書類だったのよ)
345: 名無し:15/03/15(日)20:16:10 ID:Lqv主 ×
ドンドン
「ごめんください!」
誰や?
346: 名無し:15/03/15(日)20:17:24 ID:Lqv主 ×
「南慈英やきう海軍少尉殿はいらっしゃいますか?」
背広姿の男二人。
彡(゚)(゚)「ワイですが?あんたらは?」
「憲兵隊の者です。南慈英少尉!スパイ及び反逆罪の嫌疑がかかっております。
ご同行いただけますか!?」
彡(゚)(゚)「ファ~~~~~~~wwwwwwwwww!?」



347: 名無し:15/03/15(日)20:19:03 ID:BUI ×
ファッ!?
348: 名無し:15/03/15(日)20:19:17 ID:gfc ×
ファッ!?



349: 名無し:15/03/15(日)20:20:48 ID:Lqv主 ×
彡(゚)(゚)「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん方!なんでワイがそんな・・・
・・オカン!これは何かの間違いやから!」
 
J( 'ー`)し「憲兵さん!どうぞどうぞ厳しく拷問してあげてください。息子も
お国の為に死ねれば本望でしょう(そんな!私の息子は潔白です!離してください!)」
 2
350: 名無し:15/03/15(日)20:22:29 ID:gfc ×
※349
ってオイオイオーイ!wwwwwww 
逆ゥー!心の中と言ってることが逆ゥー!wwwwwww
351: ↓名無し:15/03/15(日)20:22:47 ID:LHw ×
>>349
ゥー!




352: 名無し:15/03/15(日)20:23:02 ID:Lqv主 ×
東京憲兵司令部 独房内

彡(゚)(゚)(なんでこんなことになったんや意味が分からん・・・わざわざ帝都の方にまで・・・)

彡(゚)(゚)(と、とりあえず糞でもして落ち着こう)ブリイイイリリリリリリリリ

「南慈英、出ろ!面会だ・・・・ってくっせー!貴様あ!!」
バキベキッ!!
353: 名無し:15/03/15(日)20:25:04 ID:Lqv主 ×
取調室に通されると・・・そこには。

彡(゚)(゚)「お、小沢長官!?」

「申し訳ない!南慈英くん。我々海軍が君の内地帰還と同時に身柄保護すべきだったが・・・
帰省休暇明けにと気を回してしまったのが仇になった。どこから漏れたのか、どうも
陸軍の上層部に、“未来を予知する不可思議な男”の噂が流れ、憲兵が動いてしまったようだ。」

彡(゚)(゚)「は、はあ・・・・」

「むろん、ここからはすぐに出すよう手配した・・・・が・・・一緒に来てもらいたいのだ。続きは車の中で話そう」

彡(゚)(゚)「は、はあ・・・・」
354: 名無し:15/03/15(日)20:27:56 ID:Lqv主 ×
尊大な憲兵たちだが、さすがに辞去する小沢らに対しては最敬礼で見送る。


車に乗り込む一行。
「君の身柄を返すよう陸軍に掛け合った際、交換条件として、
君の持つ情報の共有をさせるよう、連中は要求してきた。
当面君の情報は、海軍中枢のみの機密にしておきたかったが・・・・こうなっては仕方ない。
陸軍参謀本部、海軍軍令部・・・さらにその上に、すべてを話してもらうしかない。」
355: 名無し:15/03/15(日)20:29:30 ID:Lqv主 ×
彡(゚)(゚)「は、はあ・・・・・」







彡(゚)(゚)「?・・・・・へ?その上・・・・って」

「着いた。降りよう。ここだ」





そこは・・・・皇居であった。

「大本営政府連絡会議 ここですべてを話してもらう!」

「ヒェ~~~~~~~~~~wwwwww」




全力で脱糞・・・・・・は回避した!
356: 名無し:15/03/15(日)20:31:16 ID:Lqv主 ×
宮城内の奥の間に通される

嶋田繁太郎 海相兼軍令部総長
 
豊田副武 連合艦隊司令長官

木戸幸一 内大臣

そして、東條英機 内閣総理大臣兼陸相兼陸軍参謀総長

・・・・・大日本帝国の中枢そのものが、この空間に凝縮されている。

彡(゚)(゚)(て、展開早すぎてついていけへん・・・・・ワイは夢を見てるんじゃないやろか・・・)
彡(゚)(゚)(い、いや、アカンアカン。ワイは国を、歴史を変えるためにここにいるんや!)
彡(゚)(゚)(気合を入れろ!シャキッとするんや!)



357: 名無し:15/03/15(日)20:32:21 ID:gfc ×
漏らすな(確信)



358: 名無し:15/03/15(日)20:33:04 ID:Lqv主 ×
彡(゚)(゚)「か、海軍少尉 南慈英 やきうと申します!このたびは・・・・」
「辞儀合いはよろしい。小沢提督から一通りの話は聞いておる。本日はそれ以外の・・
・・そう、マリアナ戦以降の貴君が知る情報を聞かせてもらいたい。」


すこしオクターブの高い声で、東條は切り出した。


「フン!未来ねえ・・・まあ本官なぞは、まーだ誇大妄想なんじゃないかと疑っておりますがね・・・・・」
そうチクリと嫌味の針を刺したのは、豊田連合艦隊司令長官であった。
359: 名無し:15/03/15(日)20:36:08 ID:Lqv主 ×
彡(゚)(゚)「は、はい。では・・・・・(アカン、ケツの20mmが・・・耐えろ!)」
彡(゚)(゚)「申し上げます・・・・・」



50分後・・・・・



一同は、鉛のような重苦しい沈黙に包まれていた。
戯言だ、妄想だと一蹴するには、あまりにも克明かつ苛烈な、“真実”であった。


360: ↓名無し:15/03/15(日)20:37:19 ID:LHw ×
ケツからションベン弾出すのか(困惑)



361: 名無し:15/03/15(日)20:38:00 ID:Lqv主 ×
この帝国がどう崩壊していくか。

連合艦隊の壊滅 本土空襲 原子爆弾 ソ連の背信 そして敗戦。占領 

裁かれる「戦争犯罪人」

新たなる国家体制 新憲法

“戦後”の世界・・・・・

震える手でメモを取っていた東條が、声を絞り出した。



「なるほど・・・・しかしいずれにせよ“お上”は護られるわけだな。この私が命を惜しまねば。」



俯いていた一同が、ふっと東條を顧みる。
362: 名無し:15/03/15(日)20:39:21 ID:Lqv主 ×
「少尉。ご苦労・・・・。ところで、海軍としては彼の処遇をどう考えておりますか?」

「そうですな・・・・なにか適当な肩書を与え、連合艦隊司令部付としたらどうかね?」

そう嶋田に振られた豊田が、露骨に顔をしかめた。
「専門の参謀でもない彼を入れても・・・軍令部の方では預かれんですか?」

「いやあウチでは・・・・・」


彡(゚)(゚)(・・・・・・・・・・・・)
363: 名無し:15/03/15(日)20:43:07 ID:Lqv主 ×
「どうかね、引き続き小沢君の艦隊で預かってもらうというのは?」

彡(゚)(゚)(な、内府様の助け舟や!)

木戸の言葉に、小沢は大きく頷く

「さようでございますな!彼の持つ細かな情報や助言は、その都度戦局に応じ、
本官の意見具申という形で中央に上げさせていただきます。」

嶋田、豊田も渋々といった感じで頷く。
364: 名無し:15/03/15(日)20:44:14 ID:Lqv主 ×
「なるほど。その方が少尉も何かとやりやすかろう。むろん、情報は陸海軍それぞれの部署で精査するし、

内地にいる間は警護および監視の憲兵はつけるがね。・・・・・少尉 下がってよろしい」



365: 名無し:15/03/15(日)20:44:22 ID:l5f ×
来たー
イッチ待ってたでー
366: 名無し:15/03/15(日)20:44:54 ID:Ru6 ×
今来たけど凄い事になっとんな
367: 名無し:15/03/15(日)20:45:28 ID:Lqv主 ×
回廊に出て、小沢をまつ

彡(゚)(゚)(はえ~終わった。生きた心地がせんかったぜ)
彡(゚)(゚)(まあ、歴史を変えるにはどうしても避けて通れん道やからな・・・・)

彡(゚)(゚)(前線の実戦部隊だけが歴史を知っていても、できる事には限界があるさね)



彡(゚)(゚)(はーちょっと緊張がとけた)プリックチュッ
368: 名無し:15/03/15(日)20:49:02 ID:Lqv主 ×
「お待たせした。」

しばし会議室に残って談判していた小沢が、通路に出てきた。

彡(゚)(゚)「小沢長官!本日はありがとうございました!」

「礼を言うのはこちらの方さ・・・・それより、先刻大本営から情報が入った。
やはり、敵のマリアナ再侵攻が早まるかもしれん。早速私と来てほしい。横須賀で連絡機に乗り、沖合の大鳳に降りる。」


彡(゚)(゚)「はい!」
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