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終わりの始まり
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翌朝0445
日本陸海軍航空隊、エチアゲ基地。
「急げっ!敵の奇襲があるかも知れぬぞ!」
ルソン島側の日本軍勢力圏基地…これまで空母からも、南方の陸上基地からも執拗な空爆を受けてきたのだ。
一定の損害を与えたとは言え、なりふり構わず夜間あるいは朝がけの強襲がきても何の不思議もない、日本側もなけなしの電探をフル稼働させ、対空陣地も寝ずの番で身構える。
どの道灯火管制をしても来る時は来る。
サーチライトで照らされた滑走路から、再度の攻撃隊が、いまや発進の時を迎えていた。
「飛行時間500未満の奴、今回が初実戦の者は、僚機から離れんな、離れんなよ!
基本は常に4機、あるいは2機編隊で常に動け!」
最早最古参枠の末席にはなってしまった藤浪がそう部下達に号令する。
危険は承知の夜間発進だが、敵に先んじるにはそれしかない。
「戦闘機隊、発進せよ!」
電探搭載の銀河、彩雲に続き、スロットルを煽り烈風は次々と滑走路を蹴っていく。
一通りの編隊が発進し終えてから15分後であった。
アメリカ陸軍航空隊のB24、210機が来襲したのは。
「隊長殿…」
「無線は聞いた。
おそらく基地は今度こそ徹底破壊されるだろう。
だが、だからこそ、俺たちは目の前の奴らを全艦全機ブッ叩くんだ!」
「諒解!」
やがて…敵機動部隊前80キロでグラマンF6Fら米戦闘機の大群。
こちらは最後の415機。
それに対して500機近い。
むこうも根こそぎ突っ込んできたか?
当然の如く、レーダー管制で上空から被ってくる。
明け方の光の中、互いに死力を尽くした空戦。
200機の烈風は、その機動力と速度を活かし、攻撃機隊への敵の阻止行動を巧みに阻みつつ、20ミリを浴びせる。
馬力、装甲を増したらしいが、それでも尾翼、エンジン、コクピット周辺に有効打を喰らえば戦闘力は大きく落ちる。
「ああん!?
どうにも止まらねえ!?」
米戦闘機隊のヘリントン隊長は歯軋りする。
彼や僚機が奮戦し何機か墜とすも焼け石に水。
いかに質と物量を極めても、悪魔のような日本軍パイロットの技量まではおいそれと作れない。
最低でも200機以上の攻撃隊はみすみす艦隊に通してしまう。
そのうち…100機は双発の銀河改、飛龍。
昨日からの攻撃に減殺されているとはいえ、熾烈な対空砲火、近接信管砲弾やボフォースの槍衾に、次々と撃墜されていく。
「双発機ならば鈍重だ。
大型爆弾や魚雷を積んでいるかは知らんが、とにかく阻止して耐え抜け!」
不眠気味のやや赤みの差した目で、スプルーアンスは激を飛ばすが…。
かすかな胸騒ぎを覚える。
「戦艦サウスダコタⅡ、被弾!
こ、この爆発は…」
なにっ。
司令部は動揺した。
まさか、1トンオーバーの徹甲弾を?!
低空をギリギリ這い、肉薄して落とす。
理論上は可能だが、過積載で運動性が落ちた機体で、わがアメリカの熾烈な砲火を掻い潜って命中させる…。
技量はもちろん、とてつもない決死の覚悟が…。
投下に至ったのは59機。
そのうちに大型艦に命中したのが17機。
数機は火だるまになりながら体当たりしたと伝えられる。
「サラトガⅡに2発命中!火災、誘爆止まりません!」
「ワシントン、艦橋直撃、通信途絶…。」
「ノースカロライナⅡ、大量浸水、傾斜が…」
地獄のような報告がスプルーアンスの耳に入る。
旗艦は重巡インディアナポリスであるが、ここも安全でないと進言する幕僚もいた。
「落ち着け…まだ大丈夫だ…。」
そうではないことはスプルーアンス自身がよく分かっていたが、そう言わざるを得ない。
戦艦3隻沈没、残り7隻も大破ないし中破。
空母も4隻大破。
他の敵小型機…流星改や彗星も護衛空母の残存艦などに痛撃を加えている。
来襲した敵は…おそらく150機以上は墜としたものの、なんの慰めにもならぬことであった。
なんてことだ…なんてことだ…。
甚大な人的損害を出しつつも我が方は10万弱の増援と、物資をレイテに揚陸は出来た。
だが、エアカバーと砲兵支援火力の大半を喪失してしまった事態に。
上陸過程で現時点の把握で想定6万人を超える死傷者を出して…さらにこれである。
せめて生き残った巡洋艦、小型護衛空母群でなんとか…。
あれこれ思いを巡らす中、通信士官が飛び込んで来る。
「ニミッツ提督より入電です!」
「なにっ。」
「機動部隊は残存稼働戦力を再編の上マリアナ方面に転進すべし。」
バ、バカな…。
中途半端に陸揚げした友軍を見捨てろと!?
しかし、その後に記されている情報がスプルーアンスの首根っこを掴む。
「戦艦を含む日本機動部隊、呉を出航しマリアナ方面に向かいつつあり。」
!!
こちらではなく、サイパン、テニアン等のB29発進基地を狙いに来ていることは明白であった。
…無論後方にいる二線級艦隊でも、万全では無いであろう日本艦隊を阻止することは出来るかもしれない…。
だが、スプルーアンスのレベルでは理解できないにせよ、ある意味ではフィリピンと同等以上に
「日本本土への執拗な戦略爆撃作戦」は政治的に巨大な意味合いを持っていた。
なら、そもそも今回無理に急いでフィリピンを再強襲しなくて良かったではないかとも思ったが、とにかくマリアナ各基地が1週間程度でも使用不能になることは許されないことなのだ。
唇を噛みつつ、幕僚スタッフ達を見回すスプルーアンス。
まだ敵機の攻撃は途絶えていない。
「レイテ攻略部隊臨時司令、ターナー中将に打電してくれ…。
『ハワイ、マリアナ方面に』敵勢力の重大な脅威発生の為主力は西方に転進する、武運を祈ると…。」
参謀達も通信士官も敬礼はしつつ、発する空気は鉛のように重かった。
「何…だと…?」
ターナー中将は絶句した。
執拗な日本側の空襲が止んだと思ったらコレである。
…まあ、なんやかや揚陸成功した物資と兵員加え、動ける既存の味方合わせれば13万の大戦力でレイテを制圧は出来るであろう。
だが、空海の支援が予定より遥かに劣る状態でとなると…。
ターナーや他の将兵は沖合を恨めしげに見つめる…。
結局、スプルーアンスが反転し、マリアナ諸島に迫ったタイミングで日本艦隊は母港に向け反転。
またフィリピン方面に戻るわけでもなく、虚しくアメリカ機動部隊はハワイに消耗し切って帰投することとなる。
「腰まで浸かった泥沼から脱しようと焦るあまり、首のラインまで沈んでしまった」
とは、ニミッツ提督の回顧録の一節である。
日本陸海軍航空隊、エチアゲ基地。
「急げっ!敵の奇襲があるかも知れぬぞ!」
ルソン島側の日本軍勢力圏基地…これまで空母からも、南方の陸上基地からも執拗な空爆を受けてきたのだ。
一定の損害を与えたとは言え、なりふり構わず夜間あるいは朝がけの強襲がきても何の不思議もない、日本側もなけなしの電探をフル稼働させ、対空陣地も寝ずの番で身構える。
どの道灯火管制をしても来る時は来る。
サーチライトで照らされた滑走路から、再度の攻撃隊が、いまや発進の時を迎えていた。
「飛行時間500未満の奴、今回が初実戦の者は、僚機から離れんな、離れんなよ!
基本は常に4機、あるいは2機編隊で常に動け!」
最早最古参枠の末席にはなってしまった藤浪がそう部下達に号令する。
危険は承知の夜間発進だが、敵に先んじるにはそれしかない。
「戦闘機隊、発進せよ!」
電探搭載の銀河、彩雲に続き、スロットルを煽り烈風は次々と滑走路を蹴っていく。
一通りの編隊が発進し終えてから15分後であった。
アメリカ陸軍航空隊のB24、210機が来襲したのは。
「隊長殿…」
「無線は聞いた。
おそらく基地は今度こそ徹底破壊されるだろう。
だが、だからこそ、俺たちは目の前の奴らを全艦全機ブッ叩くんだ!」
「諒解!」
やがて…敵機動部隊前80キロでグラマンF6Fら米戦闘機の大群。
こちらは最後の415機。
それに対して500機近い。
むこうも根こそぎ突っ込んできたか?
当然の如く、レーダー管制で上空から被ってくる。
明け方の光の中、互いに死力を尽くした空戦。
200機の烈風は、その機動力と速度を活かし、攻撃機隊への敵の阻止行動を巧みに阻みつつ、20ミリを浴びせる。
馬力、装甲を増したらしいが、それでも尾翼、エンジン、コクピット周辺に有効打を喰らえば戦闘力は大きく落ちる。
「ああん!?
どうにも止まらねえ!?」
米戦闘機隊のヘリントン隊長は歯軋りする。
彼や僚機が奮戦し何機か墜とすも焼け石に水。
いかに質と物量を極めても、悪魔のような日本軍パイロットの技量まではおいそれと作れない。
最低でも200機以上の攻撃隊はみすみす艦隊に通してしまう。
そのうち…100機は双発の銀河改、飛龍。
昨日からの攻撃に減殺されているとはいえ、熾烈な対空砲火、近接信管砲弾やボフォースの槍衾に、次々と撃墜されていく。
「双発機ならば鈍重だ。
大型爆弾や魚雷を積んでいるかは知らんが、とにかく阻止して耐え抜け!」
不眠気味のやや赤みの差した目で、スプルーアンスは激を飛ばすが…。
かすかな胸騒ぎを覚える。
「戦艦サウスダコタⅡ、被弾!
こ、この爆発は…」
なにっ。
司令部は動揺した。
まさか、1トンオーバーの徹甲弾を?!
低空をギリギリ這い、肉薄して落とす。
理論上は可能だが、過積載で運動性が落ちた機体で、わがアメリカの熾烈な砲火を掻い潜って命中させる…。
技量はもちろん、とてつもない決死の覚悟が…。
投下に至ったのは59機。
そのうちに大型艦に命中したのが17機。
数機は火だるまになりながら体当たりしたと伝えられる。
「サラトガⅡに2発命中!火災、誘爆止まりません!」
「ワシントン、艦橋直撃、通信途絶…。」
「ノースカロライナⅡ、大量浸水、傾斜が…」
地獄のような報告がスプルーアンスの耳に入る。
旗艦は重巡インディアナポリスであるが、ここも安全でないと進言する幕僚もいた。
「落ち着け…まだ大丈夫だ…。」
そうではないことはスプルーアンス自身がよく分かっていたが、そう言わざるを得ない。
戦艦3隻沈没、残り7隻も大破ないし中破。
空母も4隻大破。
他の敵小型機…流星改や彗星も護衛空母の残存艦などに痛撃を加えている。
来襲した敵は…おそらく150機以上は墜としたものの、なんの慰めにもならぬことであった。
なんてことだ…なんてことだ…。
甚大な人的損害を出しつつも我が方は10万弱の増援と、物資をレイテに揚陸は出来た。
だが、エアカバーと砲兵支援火力の大半を喪失してしまった事態に。
上陸過程で現時点の把握で想定6万人を超える死傷者を出して…さらにこれである。
せめて生き残った巡洋艦、小型護衛空母群でなんとか…。
あれこれ思いを巡らす中、通信士官が飛び込んで来る。
「ニミッツ提督より入電です!」
「なにっ。」
「機動部隊は残存稼働戦力を再編の上マリアナ方面に転進すべし。」
バ、バカな…。
中途半端に陸揚げした友軍を見捨てろと!?
しかし、その後に記されている情報がスプルーアンスの首根っこを掴む。
「戦艦を含む日本機動部隊、呉を出航しマリアナ方面に向かいつつあり。」
!!
こちらではなく、サイパン、テニアン等のB29発進基地を狙いに来ていることは明白であった。
…無論後方にいる二線級艦隊でも、万全では無いであろう日本艦隊を阻止することは出来るかもしれない…。
だが、スプルーアンスのレベルでは理解できないにせよ、ある意味ではフィリピンと同等以上に
「日本本土への執拗な戦略爆撃作戦」は政治的に巨大な意味合いを持っていた。
なら、そもそも今回無理に急いでフィリピンを再強襲しなくて良かったではないかとも思ったが、とにかくマリアナ各基地が1週間程度でも使用不能になることは許されないことなのだ。
唇を噛みつつ、幕僚スタッフ達を見回すスプルーアンス。
まだ敵機の攻撃は途絶えていない。
「レイテ攻略部隊臨時司令、ターナー中将に打電してくれ…。
『ハワイ、マリアナ方面に』敵勢力の重大な脅威発生の為主力は西方に転進する、武運を祈ると…。」
参謀達も通信士官も敬礼はしつつ、発する空気は鉛のように重かった。
「何…だと…?」
ターナー中将は絶句した。
執拗な日本側の空襲が止んだと思ったらコレである。
…まあ、なんやかや揚陸成功した物資と兵員加え、動ける既存の味方合わせれば13万の大戦力でレイテを制圧は出来るであろう。
だが、空海の支援が予定より遥かに劣る状態でとなると…。
ターナーや他の将兵は沖合を恨めしげに見つめる…。
結局、スプルーアンスが反転し、マリアナ諸島に迫ったタイミングで日本艦隊は母港に向け反転。
またフィリピン方面に戻るわけでもなく、虚しくアメリカ機動部隊はハワイに消耗し切って帰投することとなる。
「腰まで浸かった泥沼から脱しようと焦るあまり、首のラインまで沈んでしまった」
とは、ニミッツ提督の回顧録の一節である。
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誠に有難うございます。ぼちぼち進めております
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ありがとうございます
なんとか頑張り、完結に向かいます
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