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プロローグ
プロローグその1
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今日も今日とて、ゲームの中の自宅である日本の平屋を模した作りの家で縁側に座っていた。
膝の上に従魔である三毛の猫又のミーちゃんを乗せ、今日は何をしようか、いや今日はこのまま何もしないでいるのも一興かとも考えていると望まない乱入者が現れる。
「私は神だ。」
「はいはい、そうですね。」
「適当だなぁ、もっと構ってよぉ。」
突然人の家の庭に現れ、痛い人的な発言をする金髪ショートヘアなこの子供はゲーム内で有名なゲームマスターの廃神さまである。アバターネームも廃神となっており、仕事といいわけをしてゲーム内を四六時中闊歩している。ホントにいつログインしても会うことができる謎な存在である。見た目は無邪気な子供そのもので、ぱっと見ると金髪碧眼の西洋人の子供が大人ぶってはしゃいでいるようにしか見えない。服装は神様チックなイメージなのか一枚布を体に巻くトガと呼ばれる服を着ており動き回っている割には崩れることがないと不思議がられている。
猫又のミーちゃんは頭を少しあげ、廃神さまをちらりと見たあとフッと鼻で笑うかのような仕草をし元の体制に戻った。
「猫に鼻で笑われたっ。」
「はいはい、そうですね。」
「ちょっとキミ、ホントに適当過ぎないかいっ!?」
オーバーリアクションをとる廃神さまを無視してミーちゃんを撫でていると俺の反応がつまらなかったのか、廃神さまは少し間をあけて俺の横に不機嫌ですと言わんばかりに勢いよく座る。
「ここは平和だねぇ。」
「許可した人しか入れないホームエリアですからねぇ。」
今日も今日とて平和である。
俺が今遊んでいるゲームは、没入型バーチャルリアリティゲーム、通称IVRゲームと呼ばれており、用意された仮想世界に入り込んで遊ぶゲームである。簡単に言ってしまえば、用意された夢の中の世界で遊んでいるようなものと言えばいいか。
そんなIVRゲームの仕組みは謎に満ちており、いまだにIVRゲームのソフトはゲーム機を開発した一社でしか製作できていないらしい。
まあ遊ぶ側からしたらそこら辺は頑張ってくれとしか言いようがなく、そこまで興味がないから割愛させていただく。
そんなわけでIVRゲームのソフト自体は数本しかないわけだが、その中の一つである「Real fantastic life」通称RFLという剣と魔法のファンタジーに俺ははまっていた。
RFLは18歳未満向けのゲームモードと18歳以上玄人向けのリアルモードの2種類が選択できる。
ゲームモードでは、スキルと呼ばれる動作アシスト機能を利用して、戦ったり、アイテムを作ったり、魔術を使ったりすることができるモードであり、誰もが超人的な動きができるのである。そのかわりに作れるものはレシピがあるもの、使える技はスキルにあるものと限られており、自由度は格段に落ちてしまう。
対して、リアルモードでは戦うにも、魔術を使うにも、アイテムを作るにも現実的な技術や手順が必要となる。ただ自由度は圧倒的で自分だけの技や武器、アイテムを作り出すことができるのが魅力となる。また、魔物を倒したとき、素材がドロップするか、実際に自分で全て解体するかといったところも面白いところだろう。
ゲームタイトルにRealとあるようにこのゲーム内の人や魔物、動植物に至るまで全てが現実と変わらない生態系を築きあげており、その思考もパターン化されたAIではなく、生きていると言えばいいのかとにかく自然なのである。
そんな一つの世界とも言えるこのゲームで、現実の仕事疲れを癒すため、のんびりとしたスローライフを求めた。
ただこの世界、魔物がいることからもわかると思うが中々殺伐とした側面があり、そのため戦闘力もある程度必要だ。そこで俺が目をつけたのは魔術であった。
アバターとして選べる種族はかなり多く、平均的だが圧倒的に人数が多い普人種、属性に偏りがあるものの精霊魔法・固有魔法が使える妖精種、肉体性能が高い獣人種、魔術と肉体性能が高水準だが明確な弱点がある魔人種といろいろ選べる。
俺は魔術的に優位な魔人種を選択し、そこからさらに分岐して物理耐性の高いスライム族を選んだ。
ただこのスライム族、他の種族が筋トレなどの訓練で鍛えることができるのに対して、食事で摂取したものの特性を取り込むことで体を強化するしかできないのである。
他の種族とは違い強化に制限がなく、食べたものを解析して再現できるかわりに初期の肉体性能は最弱、体がマナ(魔術を使うための燃料的な元素)からできた万能細胞で構築されているせいで迂闊に魔術を使いすぎると身体にあたるこの万能細胞が逆にマナに変換されて減り、弱点であるコアが露出するという仕様。
また、スライムではあるが魔人種であることから人型が基本で身体全体または各部位を自由に変化させられるがその変化させることも訓練が必要で、取り込んだ特性を再現させることも言わずもがな努力の一言である。
面白いのは体が減って来ると大人から子供のように変化し、逆にたくさん食べて体を増やそうとしても人型では一定以上に大きくならないのである。調査の結果、基本一定の大きさ以上にはならずコアにマナを溜め込みコアの成長や体が傷ついた際の回復、変化時に足りない質量の補填などに利用していることがわかった。さらには自分から子供の姿になることで余剰マナを生成することもでき、魔術を多く使うのに丁度いいとそれで走り回ったら、青髪碧眼のロングヘアの小学生くらいの子供が暴れていると噂になった。
とりあえずスライム族の初期の弱さに泣きそうになった、やらかしたかもしれないとも考えたがそこからはもうなにも考えずフィールドに出てひたすら食べまくった。
そして、体を削らないように効率のいい魔術の研究続けた結果、いつの間にか魔術研究の第一人者の一人となっていた。
もちろん、トップではない。あくまでもリアルモードの魔術士たちが使う魔術の基礎を作り上げる酔狂な集団の一人に至っただけである。それでも基礎ができてしまえばあとは応用、リアルモードの魔術士たちはゲームの中でも勉強するという酔狂なやからであるからしてその情熱はすごいものであった。
ひたすらに火力を求めるバカもいれば、魔道具を研究し兵器を作ろうとするバカ、現実の道具を再現させようとするバカにアニメや漫画の技や道具を再現させようとするバカなどなど、とりあえずバカばっかりである。
そんな俺もやはりバカ。食べることで強化する種族であったことから魔物素材や植物、鉱物を効率的に確保、保管するために空間魔術の研究に没頭した。
空間魔術の研究のためにダンジョンと呼ばれる独自の生態系を構築し、外部から人を呼び込むための財宝を生み出す異界に注目。ダンジョンの最奥にあるダンジョンコアを得るために人の迷惑を考えずいくつか潰したりもした。
その甲斐あってか異界を構築するダンジョンはスライムのなれの果てであることを知るに至り(詳しいことはまた今度)、俺自身を含めたスライムが魔術士どもの研究対象になることは必然であったと言える。その時何を思ったのか思い出せない、ただ殺られる前にやってやると文字通り俺は身を切り刻み、魔術士どもに素材を自ら提供しながら研究した。
そして、人工ダンジョンを完成させ、さらにはダンジョンの個人所有が可能となり、自分だけのホームエリアを作って逃げ込んだ。
それからはホームエリアを拡張、改造するのに心血を注ぎ、7階層プラスアルファのダンジョンとしては階層が少ないが1階層ごとの広さは広大なものであり、ホームエリアで採れないものは何もないというぐらいにまですることに成功、その過程で生態系の管理のための従魔を育てたり、NPCに該当するが一部行き場のない妖精種、魔人種、精霊などを保護したりして現在にいたる。
魔術士仲間からは研究素材に困ったらとりあえず俺にとの認識があるようだ。対価として公表しないことを条件に研究成果を貰っていたし、研究成果を分析にして書庫を作って納めてたら、仲間たちが自分の作ってきた魔術や魔道具、魔道兵器の設計図や資料も勝手に突っ込んでいき、図書館となっていたのは笑った。
ついに入れるものがなくなったのか、アニメや漫画、小説と外部から持ち込んだメディアまで納め始めたのには困ったが魔術士たちにそそのかされたホームエリアの従魔や住人たちが楽しんでいたのでやむなく放置。好きにさせることにした。
このホームエリアと呼ばれる個人所有ダンジョンには出入口は存在せず空間魔術の転移でしか出入りできない空間であり、転移も一度いったことがある場所しか転移できないとの制約から仲間内だけが利用できる個人空間としていた。また、勝手に人を連れてこれないように制限もかけている。仲間内からは魔術士の理想郷として厨二チックにアルカディアと呼ばれた。
今現在隣に座ってミーちゃんにちょっかいを出している廃神さまは一応ゲーム管理者のため、このホームエリアを構築する際に確認と許可をお願いしてから、自由に出入りしてもよいとの個人認証も行っており、それ以来暇を見つけては遊びに来ているとの従魔、住人情報である。
現在、俺がいる階層は第一階層「世界樹の里」というエリアであり、俺が工房兼自宅として利用している日本屋敷風の建物が一件と先に話した図書館。それ以外は外から持ち込み種子から育てた精霊樹の森とその中で一本だけ大きく育った精霊樹の親玉的な世界樹、あとは世界樹の根本にある有用な薬草などの花畑に湖、屋敷側に果樹園と麦や稲の田畑が広がる。
田畑や森、花畑の管理はフェアリー(羽のある小人の妖精種)やアルラウネ(大きな花弁の中心に女性の半身がくっついている植物系の魔物)とハニーフラワービーたち(蜜蜂の魔物)、木の大精霊ドリアードと土の大精霊ノーム、水の大精霊ウィンディーネといった面々が行っている。おまけとして研究で作成した人型に近いゴーレムが作業員として各場所に配備されており24時間体制で働いている。
また、屋敷の管理は家精霊のブラウニーたちと人型になれる従魔である白狐 葛の葉と九尾狐 玉藻がおり、マスコットとして座敷わらしの茜と三毛の猫又ミーちゃんが住んでいる。
他の階層についてはまた話そう。
膝の上に従魔である三毛の猫又のミーちゃんを乗せ、今日は何をしようか、いや今日はこのまま何もしないでいるのも一興かとも考えていると望まない乱入者が現れる。
「私は神だ。」
「はいはい、そうですね。」
「適当だなぁ、もっと構ってよぉ。」
突然人の家の庭に現れ、痛い人的な発言をする金髪ショートヘアなこの子供はゲーム内で有名なゲームマスターの廃神さまである。アバターネームも廃神となっており、仕事といいわけをしてゲーム内を四六時中闊歩している。ホントにいつログインしても会うことができる謎な存在である。見た目は無邪気な子供そのもので、ぱっと見ると金髪碧眼の西洋人の子供が大人ぶってはしゃいでいるようにしか見えない。服装は神様チックなイメージなのか一枚布を体に巻くトガと呼ばれる服を着ており動き回っている割には崩れることがないと不思議がられている。
猫又のミーちゃんは頭を少しあげ、廃神さまをちらりと見たあとフッと鼻で笑うかのような仕草をし元の体制に戻った。
「猫に鼻で笑われたっ。」
「はいはい、そうですね。」
「ちょっとキミ、ホントに適当過ぎないかいっ!?」
オーバーリアクションをとる廃神さまを無視してミーちゃんを撫でていると俺の反応がつまらなかったのか、廃神さまは少し間をあけて俺の横に不機嫌ですと言わんばかりに勢いよく座る。
「ここは平和だねぇ。」
「許可した人しか入れないホームエリアですからねぇ。」
今日も今日とて平和である。
俺が今遊んでいるゲームは、没入型バーチャルリアリティゲーム、通称IVRゲームと呼ばれており、用意された仮想世界に入り込んで遊ぶゲームである。簡単に言ってしまえば、用意された夢の中の世界で遊んでいるようなものと言えばいいか。
そんなIVRゲームの仕組みは謎に満ちており、いまだにIVRゲームのソフトはゲーム機を開発した一社でしか製作できていないらしい。
まあ遊ぶ側からしたらそこら辺は頑張ってくれとしか言いようがなく、そこまで興味がないから割愛させていただく。
そんなわけでIVRゲームのソフト自体は数本しかないわけだが、その中の一つである「Real fantastic life」通称RFLという剣と魔法のファンタジーに俺ははまっていた。
RFLは18歳未満向けのゲームモードと18歳以上玄人向けのリアルモードの2種類が選択できる。
ゲームモードでは、スキルと呼ばれる動作アシスト機能を利用して、戦ったり、アイテムを作ったり、魔術を使ったりすることができるモードであり、誰もが超人的な動きができるのである。そのかわりに作れるものはレシピがあるもの、使える技はスキルにあるものと限られており、自由度は格段に落ちてしまう。
対して、リアルモードでは戦うにも、魔術を使うにも、アイテムを作るにも現実的な技術や手順が必要となる。ただ自由度は圧倒的で自分だけの技や武器、アイテムを作り出すことができるのが魅力となる。また、魔物を倒したとき、素材がドロップするか、実際に自分で全て解体するかといったところも面白いところだろう。
ゲームタイトルにRealとあるようにこのゲーム内の人や魔物、動植物に至るまで全てが現実と変わらない生態系を築きあげており、その思考もパターン化されたAIではなく、生きていると言えばいいのかとにかく自然なのである。
そんな一つの世界とも言えるこのゲームで、現実の仕事疲れを癒すため、のんびりとしたスローライフを求めた。
ただこの世界、魔物がいることからもわかると思うが中々殺伐とした側面があり、そのため戦闘力もある程度必要だ。そこで俺が目をつけたのは魔術であった。
アバターとして選べる種族はかなり多く、平均的だが圧倒的に人数が多い普人種、属性に偏りがあるものの精霊魔法・固有魔法が使える妖精種、肉体性能が高い獣人種、魔術と肉体性能が高水準だが明確な弱点がある魔人種といろいろ選べる。
俺は魔術的に優位な魔人種を選択し、そこからさらに分岐して物理耐性の高いスライム族を選んだ。
ただこのスライム族、他の種族が筋トレなどの訓練で鍛えることができるのに対して、食事で摂取したものの特性を取り込むことで体を強化するしかできないのである。
他の種族とは違い強化に制限がなく、食べたものを解析して再現できるかわりに初期の肉体性能は最弱、体がマナ(魔術を使うための燃料的な元素)からできた万能細胞で構築されているせいで迂闊に魔術を使いすぎると身体にあたるこの万能細胞が逆にマナに変換されて減り、弱点であるコアが露出するという仕様。
また、スライムではあるが魔人種であることから人型が基本で身体全体または各部位を自由に変化させられるがその変化させることも訓練が必要で、取り込んだ特性を再現させることも言わずもがな努力の一言である。
面白いのは体が減って来ると大人から子供のように変化し、逆にたくさん食べて体を増やそうとしても人型では一定以上に大きくならないのである。調査の結果、基本一定の大きさ以上にはならずコアにマナを溜め込みコアの成長や体が傷ついた際の回復、変化時に足りない質量の補填などに利用していることがわかった。さらには自分から子供の姿になることで余剰マナを生成することもでき、魔術を多く使うのに丁度いいとそれで走り回ったら、青髪碧眼のロングヘアの小学生くらいの子供が暴れていると噂になった。
とりあえずスライム族の初期の弱さに泣きそうになった、やらかしたかもしれないとも考えたがそこからはもうなにも考えずフィールドに出てひたすら食べまくった。
そして、体を削らないように効率のいい魔術の研究続けた結果、いつの間にか魔術研究の第一人者の一人となっていた。
もちろん、トップではない。あくまでもリアルモードの魔術士たちが使う魔術の基礎を作り上げる酔狂な集団の一人に至っただけである。それでも基礎ができてしまえばあとは応用、リアルモードの魔術士たちはゲームの中でも勉強するという酔狂なやからであるからしてその情熱はすごいものであった。
ひたすらに火力を求めるバカもいれば、魔道具を研究し兵器を作ろうとするバカ、現実の道具を再現させようとするバカにアニメや漫画の技や道具を再現させようとするバカなどなど、とりあえずバカばっかりである。
そんな俺もやはりバカ。食べることで強化する種族であったことから魔物素材や植物、鉱物を効率的に確保、保管するために空間魔術の研究に没頭した。
空間魔術の研究のためにダンジョンと呼ばれる独自の生態系を構築し、外部から人を呼び込むための財宝を生み出す異界に注目。ダンジョンの最奥にあるダンジョンコアを得るために人の迷惑を考えずいくつか潰したりもした。
その甲斐あってか異界を構築するダンジョンはスライムのなれの果てであることを知るに至り(詳しいことはまた今度)、俺自身を含めたスライムが魔術士どもの研究対象になることは必然であったと言える。その時何を思ったのか思い出せない、ただ殺られる前にやってやると文字通り俺は身を切り刻み、魔術士どもに素材を自ら提供しながら研究した。
そして、人工ダンジョンを完成させ、さらにはダンジョンの個人所有が可能となり、自分だけのホームエリアを作って逃げ込んだ。
それからはホームエリアを拡張、改造するのに心血を注ぎ、7階層プラスアルファのダンジョンとしては階層が少ないが1階層ごとの広さは広大なものであり、ホームエリアで採れないものは何もないというぐらいにまですることに成功、その過程で生態系の管理のための従魔を育てたり、NPCに該当するが一部行き場のない妖精種、魔人種、精霊などを保護したりして現在にいたる。
魔術士仲間からは研究素材に困ったらとりあえず俺にとの認識があるようだ。対価として公表しないことを条件に研究成果を貰っていたし、研究成果を分析にして書庫を作って納めてたら、仲間たちが自分の作ってきた魔術や魔道具、魔道兵器の設計図や資料も勝手に突っ込んでいき、図書館となっていたのは笑った。
ついに入れるものがなくなったのか、アニメや漫画、小説と外部から持ち込んだメディアまで納め始めたのには困ったが魔術士たちにそそのかされたホームエリアの従魔や住人たちが楽しんでいたのでやむなく放置。好きにさせることにした。
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今現在隣に座ってミーちゃんにちょっかいを出している廃神さまは一応ゲーム管理者のため、このホームエリアを構築する際に確認と許可をお願いしてから、自由に出入りしてもよいとの個人認証も行っており、それ以来暇を見つけては遊びに来ているとの従魔、住人情報である。
現在、俺がいる階層は第一階層「世界樹の里」というエリアであり、俺が工房兼自宅として利用している日本屋敷風の建物が一件と先に話した図書館。それ以外は外から持ち込み種子から育てた精霊樹の森とその中で一本だけ大きく育った精霊樹の親玉的な世界樹、あとは世界樹の根本にある有用な薬草などの花畑に湖、屋敷側に果樹園と麦や稲の田畑が広がる。
田畑や森、花畑の管理はフェアリー(羽のある小人の妖精種)やアルラウネ(大きな花弁の中心に女性の半身がくっついている植物系の魔物)とハニーフラワービーたち(蜜蜂の魔物)、木の大精霊ドリアードと土の大精霊ノーム、水の大精霊ウィンディーネといった面々が行っている。おまけとして研究で作成した人型に近いゴーレムが作業員として各場所に配備されており24時間体制で働いている。
また、屋敷の管理は家精霊のブラウニーたちと人型になれる従魔である白狐 葛の葉と九尾狐 玉藻がおり、マスコットとして座敷わらしの茜と三毛の猫又ミーちゃんが住んでいる。
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