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第十節 〜十字路(クロスロード)〜
128 僕たちは再び“溜まりの深森”に分け入る 5
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124 127 126 127 128は“ひと綴りの物語”です。
“遷”二日目から次の冒険に出発するまでのお話し。
《その5》
ご笑覧いただければ幸いです。
※注
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
―――――――――
僕たちは再び“溜まりの深森”に分け入る。
考えてみれば僅か2週間前に命からがら、死にそうになってやっと抜け出し、もう二度と入らないと決意してたのに。
前衛の壁役にシヅキ、近距離遊撃にジンク。中距離攻撃及び全体指揮のハナ。遠距離攻撃及び後衛守備サチ。ハナとサチの間にノエリを背負った僕。
特にサチは“遷”二日目・三日目を乗り越え、元々ポテンシャルは高かったがそれを凌駕する強さを身に着けていた。
獣化せずに電撃を使い熟し、直接に流した“花魁蜘蛛の糸”を四方同時に狙った複数の的に当てる隙のない広範囲攻撃を身に着け、後方警護と遠距離支援攻撃を一人で任せられる程になっていた。ポンコツだけど。相変わらず。
このメンバーでも強い魔物と当たれば撤退逃走を余儀なくされる事は多々あり、余裕も油断も出来ない緊張した状態は続いていたが、2週間前のあの逼迫した、極限的破滅感はない。
なにより、僕は暇だ。警護対象のノエリを背負っているだけ。下男だし。なんか、前もハナを背負ってただ逃げてるだけだったし、やってることは同じっぽい。
まあ、今回はパンツも履いてるし靴だって履いてる。パンツは換えもあるよ。野営のテントを含め装備も豊富。水だっていっぱい。
おお、なんか豪遊旅行並みの充実さ。
皆は鉄帽に耐衝撃吸収防護上着の完全装備で武装もバッチリ。
オルツィのコスプレースーツに組み込まれていた各種武装魔法陣章はコピーしてあるので組み込もうと思っていたが、時間が無かったので今はまだ防護系を取り急ぎって感じ。安全第一で。追々ね。
でもね、タクティカル・ベストはサイズもないしゴツゴツしてて、おんぶには不都合で僕はやっぱり着てないよ。
下男として見えないからそんなの着ちゃ駄目って言われて拗ねてないですよ。だからって“おんぶ紐”渡してくるな。使うけど。有り難いけど。ええ、下男っぽく振る舞いますよ、無難に。ええ、誰も耐衝撃吸収防護上着を着たいなんて、ちっとも思ってないですよ。
頭には超硬質の蜘蛛が乗っかってるし、ノエリと僕の周りに靭性金剛石の自動対応の盾を常時数枚浮かせているから必要ないんだけどね。だから拗ねてないよ。
そしてお約束の“迷子状態”に気づくのは食料が尽きる一ヶ月後だった。「チョット変だなーって思ってたんですけど」とは道案内のエキスパートサチさま談。オマエ降格な。決定。
魔物肉は遠慮したいです。
ああ、そう言えば『名もなき傭兵団』団長のオッサンは気持ちよく大剣を振りまわし、得意の魔法をぶっ放し、赤鎧を細切りにした訳だけど、そいつが実質的な領主で尚且つ公爵家御三男様で有らせられる事を知らなかったらしい。躊躇なくヤッてたから可笑しいな、とは思ってたんだけど、アジャパーだね。
「騙したな、小僧!」
知らんがな。
“遷”の裏で画策されていた“ギルド潰し”は公にされず、上の人達の政治的暗闘に移り、なかったコトにされるんだろうけど、公爵家御三男様殺害事件は又、別な話。だって無駄に権力持っているバカ親がいるから。
元の傭兵家業に戻ることは絶対に不可。傭兵なんて下賤なモノ、街を出た瞬間に首チョンパされても可笑しくない。街を無事に脱出し、逃げおおせても一生表には出れないだろう。
身の安全を確保するには公爵の反対勢力に加わるのが一番だと思う。それもただ匿ってもらうのではなく、逆に抵抗できる力を手に入れるしか無いだろう。
おめでとう、サガン領領兵団団長さま。大出世だね。
でももう気ままな“スローライフ”は絶対ムリだね。南無。
意外だったのは元『名もなき傭兵団』団員はむろん、今回赤鎧に騙され集められ、一時的にオッサンの下に付いただけの他団の傭兵共全員がそのまま領兵団に入った事だ。『しょうがねーなー』とか言いながら絶対に涙ぐんでるなオッサン。妙にムカつく。
まあ、そんなこんなで領主の片腕として街の為に鋭意お働きなっていらっしゃるのを知るのはずっと後、“溜まりの深森”を抜け、そのまたずっとずっと後。風の噂で。
ごめん、あとオバサマに聞きたいことがもう一つあった。たぶん、知らないだろうけど念の為ってことで、“姉さん”について。
◇
僕たちが森で彷徨っている間に、サガンの街のギルドは母体の本社支配体制からの分離独立を宣言した。ただし、求めるものは緩く、明白な敵対関係を採ることもなく、今まで通りの協力体制を維持し、上納金も収めるとした。宣言の中身は人事権などの支配体制からの脱却と、自治地域の自由政策権の確立だった。
本社支配層は当然のこと難色を示したが、なし崩し的に黙認せざるを得なかった。理由のひとつが高架軌道鉄道の駅を持ち、地場特産品を持ち、経済的に完全独立していることだ。そして“遷”を難なく乗り越えた軍事力は脅威であり、認めざる得なかった。
それが表の理由。だが、裏の事情は少々違っていた。軍事力はその通りだが、その軍事力を支えたのが、今は失われた技術となる“尊遺物”の修理と新たな魔導具の創造だった。そして大陸に三箇所しか無い“造幣局”の存在。
ギルド本部は当初、全てを奪い取る軍事行動を仕掛ける心づもりだったが、サガン側は攻め込むならば即座に造幣機を破壊すると逆に脅し、徹底抗戦も辞さないとの意志を示した。
なにより、本部は自由になる戦力は下部の各都市のギルドから集めなくてはならなかったが、その各支部が一斉に反対し、戦力を出さなかった。裏でサガンと繋がり、“尊遺物”の修理を請け負う契約をしていたから。
どこの支部でも消えいく“尊遺物”に頭を抱えていたからだった。
そしてもうひとつ、サガンでは上級職士官校の教育課程に新たなコースを新設すると発表し、他ギルド支部からの留学や、在野の独立冒険者からの受け入れを許可した。そこで得られる技能は【身体治療】
そのまま怪我を直す魔法技能。高額なポーションに頼ること無く、冒険者家業で常に懸念される怪我からの開放は生存率も生産性も飛躍的に高まることが予想され、誰もが熱望した。なにより、誰も死にたくはない。
それは冒険者職種の新たな創造であり、今後、大いに発展が見込まれる事業だった。その総本山がサガンの街のギルドとなる。
『全て、俺が残していったもんじゃねーか。そして俺には一銭も入っていません。ねえ、著作権とかロイヤルティーとか知りません?
上手くやりやがって。許さない。何時かゼッテー潰す!』
ギルド本社は国に助けを求めたが、軽く拒否された。
十年前から始まったギルドの“取り込み”は他国の、それも一侯爵家が発端だった。自国には何の旨味もなく、迷惑なだけの話だった。実際、現地の領主とは有効な関係を維持し、半分他国の言いなりな本社より新たに独立を果たしたサガンとの関係を深めるほうがメリットがあった。
三年前に新たな男爵家の確立と並行してサガンの領主交代を強引に推し進めた公爵家より、改めての貴族家の確立と領主交代を求められたが、流石に認められるはずもなく、対抗派閥からの格好の非難材料として逆に突き上げられ、勢力を若干落とす格好となった。
数年後、サガンの街のギルドは廻りの複数のギルド支部と共同体を結成し、本格的な独立を果たす。ある事件を切っ掛けにして。
それはまた、違うお話し。
その頃、大陸ではある噂が真しやかに流布されていた。
サガンの真の支配者は白髪白眼の“魔王”であると。
“祝たる従者”と“御たる誰か”が街を落とし、その勢力下に組み入れた最初の橋頭堡だと。
『だから、そーゆーのじゃなくてお金! マネーをお願いします‼』
―――――――――
お読み頂き、誠にありがとうございます。
よろしければ次話もお楽しみ頂ければ幸いです。
“遷”二日目から次の冒険に出発するまでのお話し。
《その5》
ご笑覧いただければ幸いです。
※注
白い◇は場面展開、間が空いた印です。
―――――――――
僕たちは再び“溜まりの深森”に分け入る。
考えてみれば僅か2週間前に命からがら、死にそうになってやっと抜け出し、もう二度と入らないと決意してたのに。
前衛の壁役にシヅキ、近距離遊撃にジンク。中距離攻撃及び全体指揮のハナ。遠距離攻撃及び後衛守備サチ。ハナとサチの間にノエリを背負った僕。
特にサチは“遷”二日目・三日目を乗り越え、元々ポテンシャルは高かったがそれを凌駕する強さを身に着けていた。
獣化せずに電撃を使い熟し、直接に流した“花魁蜘蛛の糸”を四方同時に狙った複数の的に当てる隙のない広範囲攻撃を身に着け、後方警護と遠距離支援攻撃を一人で任せられる程になっていた。ポンコツだけど。相変わらず。
このメンバーでも強い魔物と当たれば撤退逃走を余儀なくされる事は多々あり、余裕も油断も出来ない緊張した状態は続いていたが、2週間前のあの逼迫した、極限的破滅感はない。
なにより、僕は暇だ。警護対象のノエリを背負っているだけ。下男だし。なんか、前もハナを背負ってただ逃げてるだけだったし、やってることは同じっぽい。
まあ、今回はパンツも履いてるし靴だって履いてる。パンツは換えもあるよ。野営のテントを含め装備も豊富。水だっていっぱい。
おお、なんか豪遊旅行並みの充実さ。
皆は鉄帽に耐衝撃吸収防護上着の完全装備で武装もバッチリ。
オルツィのコスプレースーツに組み込まれていた各種武装魔法陣章はコピーしてあるので組み込もうと思っていたが、時間が無かったので今はまだ防護系を取り急ぎって感じ。安全第一で。追々ね。
でもね、タクティカル・ベストはサイズもないしゴツゴツしてて、おんぶには不都合で僕はやっぱり着てないよ。
下男として見えないからそんなの着ちゃ駄目って言われて拗ねてないですよ。だからって“おんぶ紐”渡してくるな。使うけど。有り難いけど。ええ、下男っぽく振る舞いますよ、無難に。ええ、誰も耐衝撃吸収防護上着を着たいなんて、ちっとも思ってないですよ。
頭には超硬質の蜘蛛が乗っかってるし、ノエリと僕の周りに靭性金剛石の自動対応の盾を常時数枚浮かせているから必要ないんだけどね。だから拗ねてないよ。
そしてお約束の“迷子状態”に気づくのは食料が尽きる一ヶ月後だった。「チョット変だなーって思ってたんですけど」とは道案内のエキスパートサチさま談。オマエ降格な。決定。
魔物肉は遠慮したいです。
ああ、そう言えば『名もなき傭兵団』団長のオッサンは気持ちよく大剣を振りまわし、得意の魔法をぶっ放し、赤鎧を細切りにした訳だけど、そいつが実質的な領主で尚且つ公爵家御三男様で有らせられる事を知らなかったらしい。躊躇なくヤッてたから可笑しいな、とは思ってたんだけど、アジャパーだね。
「騙したな、小僧!」
知らんがな。
“遷”の裏で画策されていた“ギルド潰し”は公にされず、上の人達の政治的暗闘に移り、なかったコトにされるんだろうけど、公爵家御三男様殺害事件は又、別な話。だって無駄に権力持っているバカ親がいるから。
元の傭兵家業に戻ることは絶対に不可。傭兵なんて下賤なモノ、街を出た瞬間に首チョンパされても可笑しくない。街を無事に脱出し、逃げおおせても一生表には出れないだろう。
身の安全を確保するには公爵の反対勢力に加わるのが一番だと思う。それもただ匿ってもらうのではなく、逆に抵抗できる力を手に入れるしか無いだろう。
おめでとう、サガン領領兵団団長さま。大出世だね。
でももう気ままな“スローライフ”は絶対ムリだね。南無。
意外だったのは元『名もなき傭兵団』団員はむろん、今回赤鎧に騙され集められ、一時的にオッサンの下に付いただけの他団の傭兵共全員がそのまま領兵団に入った事だ。『しょうがねーなー』とか言いながら絶対に涙ぐんでるなオッサン。妙にムカつく。
まあ、そんなこんなで領主の片腕として街の為に鋭意お働きなっていらっしゃるのを知るのはずっと後、“溜まりの深森”を抜け、そのまたずっとずっと後。風の噂で。
ごめん、あとオバサマに聞きたいことがもう一つあった。たぶん、知らないだろうけど念の為ってことで、“姉さん”について。
◇
僕たちが森で彷徨っている間に、サガンの街のギルドは母体の本社支配体制からの分離独立を宣言した。ただし、求めるものは緩く、明白な敵対関係を採ることもなく、今まで通りの協力体制を維持し、上納金も収めるとした。宣言の中身は人事権などの支配体制からの脱却と、自治地域の自由政策権の確立だった。
本社支配層は当然のこと難色を示したが、なし崩し的に黙認せざるを得なかった。理由のひとつが高架軌道鉄道の駅を持ち、地場特産品を持ち、経済的に完全独立していることだ。そして“遷”を難なく乗り越えた軍事力は脅威であり、認めざる得なかった。
それが表の理由。だが、裏の事情は少々違っていた。軍事力はその通りだが、その軍事力を支えたのが、今は失われた技術となる“尊遺物”の修理と新たな魔導具の創造だった。そして大陸に三箇所しか無い“造幣局”の存在。
ギルド本部は当初、全てを奪い取る軍事行動を仕掛ける心づもりだったが、サガン側は攻め込むならば即座に造幣機を破壊すると逆に脅し、徹底抗戦も辞さないとの意志を示した。
なにより、本部は自由になる戦力は下部の各都市のギルドから集めなくてはならなかったが、その各支部が一斉に反対し、戦力を出さなかった。裏でサガンと繋がり、“尊遺物”の修理を請け負う契約をしていたから。
どこの支部でも消えいく“尊遺物”に頭を抱えていたからだった。
そしてもうひとつ、サガンでは上級職士官校の教育課程に新たなコースを新設すると発表し、他ギルド支部からの留学や、在野の独立冒険者からの受け入れを許可した。そこで得られる技能は【身体治療】
そのまま怪我を直す魔法技能。高額なポーションに頼ること無く、冒険者家業で常に懸念される怪我からの開放は生存率も生産性も飛躍的に高まることが予想され、誰もが熱望した。なにより、誰も死にたくはない。
それは冒険者職種の新たな創造であり、今後、大いに発展が見込まれる事業だった。その総本山がサガンの街のギルドとなる。
『全て、俺が残していったもんじゃねーか。そして俺には一銭も入っていません。ねえ、著作権とかロイヤルティーとか知りません?
上手くやりやがって。許さない。何時かゼッテー潰す!』
ギルド本社は国に助けを求めたが、軽く拒否された。
十年前から始まったギルドの“取り込み”は他国の、それも一侯爵家が発端だった。自国には何の旨味もなく、迷惑なだけの話だった。実際、現地の領主とは有効な関係を維持し、半分他国の言いなりな本社より新たに独立を果たしたサガンとの関係を深めるほうがメリットがあった。
三年前に新たな男爵家の確立と並行してサガンの領主交代を強引に推し進めた公爵家より、改めての貴族家の確立と領主交代を求められたが、流石に認められるはずもなく、対抗派閥からの格好の非難材料として逆に突き上げられ、勢力を若干落とす格好となった。
数年後、サガンの街のギルドは廻りの複数のギルド支部と共同体を結成し、本格的な独立を果たす。ある事件を切っ掛けにして。
それはまた、違うお話し。
その頃、大陸ではある噂が真しやかに流布されていた。
サガンの真の支配者は白髪白眼の“魔王”であると。
“祝たる従者”と“御たる誰か”が街を落とし、その勢力下に組み入れた最初の橋頭堡だと。
『だから、そーゆーのじゃなくてお金! マネーをお願いします‼』
―――――――――
お読み頂き、誠にありがとうございます。
よろしければ次話もお楽しみ頂ければ幸いです。
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