145 / 228
Chap.13 失名の森へ
Chap.13 Sec.7
しおりを挟む
「——だめだよっ!」
左隣から、立ち上がる音とともに、想定外の声量が鼓膜を打った。
ティアは正面の彼女を見ないよう卓上に目を落とし、牛テールの澄んだブラウンのスープを見つめていたときだった。
関わらないでおこう、考えないでおこう——胸中で自分に言い聞かせていたのに、びっくりして思わず「……メル君?」顔を上げてしまった。メルウィンと向かい合っていたロキも——いや、たぶん兄弟のほとんどが、彼らしくない大声に驚いたかもしれない。
集まる多くの目に、メルウィンが小さく息を呑んだ。しかし、撤回するようすはない。数秒ほど待ってから、サクラが口を開いた。
「……何か、異存があるのか?」
冷たくはない。ティアからすれば、その声は配慮があると思う。——それでも、メルウィンにとっては重い響きだろう。メルウィンの目線はサクラに合っていない。
「今夜も、なんて……だめだよ。ロキくんは、明日も……でしょう?」
ためらいがちな確認が、メルウィンの唇からこぼれる。目の前で、自分への批判と取ったロキの目が、不快を宿して細まった。
「は? オレに文句つけてンの?」
「……そういうわけじゃ……ないけど……」
「じゃ、どォゆうワケ?」
「……だって、アリスさん、ずっと……」
言葉じりは、ぼそぼそと。隣にいるティアにもほとんど聞こえない。けれども、彼が言いたいことは分かった。——ずっと、お仕事してる。休めてないよ。
聞き取れなかったロキは、細々と話すメルウィンをうっとうしそうに見ている。
「なに言ってるか分かんねェ……けど、アンタに口出す権利ねェじゃん。絶対君主が“譲る”って言ってンのに、それを貰って何が悪ィの? ヴェスタは要らねェんだろ。なら——黙ってろよ」
強圧的な、低い声。対峙する者の意志をくじく、牽制の響き。ティアにも身に覚えがある。
苛立った目つきでロキから睨まれたメルウィンは、きっと腰を下ろしてしまうだろう——と、ティアの予想によって脳内映像が先に出ていたが、それは裏切られた。
「ヴェスタって……呼ばないで」
かすかな声が、強い意志を秘めて空気を震わせた。見上げるティアの先では、メルウィンのまっすぐな目が、ロキを見すえ、
「僕の名前は——メルウィン。勝手な名前で、呼ばないで」
「はァ? ……いきなり何?」
「……僕のことは、ちゃんとした名前で呼んでほしい」
「? ……なんで?」
「その名前が、いやだから」
「…………?」
唐突な主張に、ロキの顔から苛立ちが消えた。困惑のような、理解できないものに遭遇したときの顔つきで黙したが、
「…………じゃ、なんて呼べばいいわけ?」
「そのまま、メルウィンにして」
「……なんで?」
「なんでって……どうして? 僕のこと、ふつうに名前で呼ぶのって、そんなにだめなこと?」
「……ダメなんじゃねェの? だって、アンタ——自分の名前、好きじゃねェって言ってたじゃん」
——え?
ティアの心の声に、メルウィンの声が重なった。隣にいたセトと、向こう側のハオロンも、(ん?)と顔を見合わせ、どうすべきかと様子を見守っていた面々の心境が一致した。
「ぇ……え?」
「え、じゃなくてさァ……自分で言ったこと、まさか覚えてねェの?」
「自分で……? 僕、そんなこと、言った?」
「言った、最初のレクの日に。“ぼくも自分の名前、あんまりすきじゃないんだ”って。一言一句、このまま」
「………それは、覚えてない……でも、最初のレクって……えっと、ものすごく小さい頃の話なんじゃ……?」
「——つまり? 幼少期は自分の名前がスキじゃなかったケド、今はスキって解釈でい~ワケ?」
「ぇえっと……?」
くじかれたわけではないが、メルウィンの意志が変な方向に折れ曲がった。瞳を泳がせて、一瞬だけティアとも目が合って、またロキに戻り、
「あの、それなら……なんで、ヴェスタなの……?」
「そんなん訊く意味ある? 名前が好きじゃねェって言うから、苗字のほう短くしただけじゃん」
「……苗字?」
「自分の苗字も忘れたワケ?」
「僕の苗字って……ウェスタゴールだけど……?」
「? ……ヴェスタガードだろ?」
「……ううん、Westergaard」
メルウィンが、ブレス端末に触れて空間に文字を映し出した。Melvin Westergaard——ティアも初見だった。兄弟のファミリーネームに興味がないので、ほとんど把握していない。そもそも名前というものは、共通語が普及した今でも母国語で付けられることが多く、無理やり共通語の表記にしている場合もある。よって、共通語表記の先入観は、ない方がいい。本人に発音してもらって、その音で覚えたほうが正確だと思う。ハウスで挙げるなら〈サクラ〉や〈ミヅキ〉が難しい。文字だけ見たところで、うまく発音できない。アクセントの位置が変わってしまう。
(メル君の名前も、僕からしたらメルヴィンって読みたくなるしね……)
文字列を見ながらそんなことを思いつつ、視線をロキの方へ。無言で宙の文字を見ている。どうやらものすごい勘違いに気づいたらしいけれど、はたしてそれは、なぜ勘違いに至ったのか。記憶力の良さげな彼が、シンプルに間違うとは思えないのだけど。
——ふと、考えていたティアの視界で、ひらめいたような顔のハオロンが、
「あぁ、そぉなんか! うち、てっきりクラシカルワールドのヴェスタに似てるからやと思ってたわ! 料理上手なとこ一緒やし、メルウィンにも話したんやけどぉ……無関係やったんかぁ~」
自身の思い違いを、からからと明るい声で笑った。場に浮くような軽快さ。空気をやわらげたいと思っているのだろう。
(せっかくアリスちゃんとロキくんの仲を取りもったのに、また変なとこで拗れたら嫌だしね?)
ティアだけは、ハオロンの心を察している。
暢気であるかのようなハオロンに、ロキが顔をしかめて、
「似てねェし。あれ雑魚キャラじゃん」
「えぇ~? 回復アイテム作ってくれるし、いい子やよ?」
「頭わるすぎ。オレはキライ」
ぐだぐだと流れる会話に、茫然とするメルウィンが……ふっ、と。ふいに笑った。
あきれたような、ふっきれたような。彼にしては明朗な笑い声で、
「——そっか。じゃあ、僕の思い違いなんだ」
「? ……間違ってたのはオレじゃん」
「……うん、でも、言われると……たしかに、小さい頃は嫌だったかも。昔っぽくて、平凡だなって……思ってたかも。——だから、なんでもいいよ。メルウィンじゃなくても、ヴェスタでも」
「はァ?」
「……ウェスタでも、いいかな」
なんだそれ? 意味わかんねェ。顔に気持ちが表れているロキから目を外して、メルウィンはサクラの方を向いた。
「時間をとって、ごめんね。みんな、お腹すいてるよね? いただきます、したほうがいい?」
お腹すいてるよね? のところは、セトを見たと思う。メルウィンの問いに、サクラは「そうだな」短く肯定した。
腰を落としたメルウィンが、手を合わせる。唱和の前に、ロキが「つまり? ウサギはオレが貰うってことで、おーけー?」いつのまにか忘れられていた本題にさらっと触れた。手を重ねたまま、メルウィンは「ううん、だめ」やわらかな口調で否定する。
「は? なんで?」
「僕も立候補するから、アリスさんに選んでもらうのはどうかな?」
「はァっ? アンタは日中すごすって話じゃん!」
「うん、だから、夜は初めて。安眠のためのハーブティーを飲んで、ゆっくり休めるといいな」
「……そんなん独りでやればよくね? オレはウサギが必要なんだし、オレにくれればい~じゃん?」
「僕も、アリスさんが必要だよ?」
「いや、お茶飲むのに要らねェよな?」
「そんなことないよ……ひとりで飲むのと、一緒に飲むのは、別物だと思う。……ね、ハオロンくん」
「ん? ……ほやの! うちも独りは嫌やわ!」
「ちょっ、アンタどっちの味方してンだよ!」
「んん? なんでロキの味方すると思ってるんやぁ? うちらバチバチの敵やろ?」
「……あのさ、ゲームに負けたこと根に持ってねェ……?」
「うん」
「うんって……」
たじろぐロキに、ハオロンが笑う。メルウィンも小さく笑い、改めて声を張った。
「——いただきます」
高らかで、やわらかで、優しい音色。
黄金のフルートが奏でるような、繊細なのにあたたかな声質。耳に残る響き。
同じ言葉を、全員で重ねて、返しながら、
(僕が何かするまでもなく、風向きが変わりそうだね……)
ティアの胸には、先行きに対する不安と、それを照らすような眩しい何かが芽生えていた。
その何かの名を、ティアは知っている。
(ね、どうするの? ——サクラさん)
勇気というものは、人を感化させる。
これは始まりにすぎない気がした。
左隣から、立ち上がる音とともに、想定外の声量が鼓膜を打った。
ティアは正面の彼女を見ないよう卓上に目を落とし、牛テールの澄んだブラウンのスープを見つめていたときだった。
関わらないでおこう、考えないでおこう——胸中で自分に言い聞かせていたのに、びっくりして思わず「……メル君?」顔を上げてしまった。メルウィンと向かい合っていたロキも——いや、たぶん兄弟のほとんどが、彼らしくない大声に驚いたかもしれない。
集まる多くの目に、メルウィンが小さく息を呑んだ。しかし、撤回するようすはない。数秒ほど待ってから、サクラが口を開いた。
「……何か、異存があるのか?」
冷たくはない。ティアからすれば、その声は配慮があると思う。——それでも、メルウィンにとっては重い響きだろう。メルウィンの目線はサクラに合っていない。
「今夜も、なんて……だめだよ。ロキくんは、明日も……でしょう?」
ためらいがちな確認が、メルウィンの唇からこぼれる。目の前で、自分への批判と取ったロキの目が、不快を宿して細まった。
「は? オレに文句つけてンの?」
「……そういうわけじゃ……ないけど……」
「じゃ、どォゆうワケ?」
「……だって、アリスさん、ずっと……」
言葉じりは、ぼそぼそと。隣にいるティアにもほとんど聞こえない。けれども、彼が言いたいことは分かった。——ずっと、お仕事してる。休めてないよ。
聞き取れなかったロキは、細々と話すメルウィンをうっとうしそうに見ている。
「なに言ってるか分かんねェ……けど、アンタに口出す権利ねェじゃん。絶対君主が“譲る”って言ってンのに、それを貰って何が悪ィの? ヴェスタは要らねェんだろ。なら——黙ってろよ」
強圧的な、低い声。対峙する者の意志をくじく、牽制の響き。ティアにも身に覚えがある。
苛立った目つきでロキから睨まれたメルウィンは、きっと腰を下ろしてしまうだろう——と、ティアの予想によって脳内映像が先に出ていたが、それは裏切られた。
「ヴェスタって……呼ばないで」
かすかな声が、強い意志を秘めて空気を震わせた。見上げるティアの先では、メルウィンのまっすぐな目が、ロキを見すえ、
「僕の名前は——メルウィン。勝手な名前で、呼ばないで」
「はァ? ……いきなり何?」
「……僕のことは、ちゃんとした名前で呼んでほしい」
「? ……なんで?」
「その名前が、いやだから」
「…………?」
唐突な主張に、ロキの顔から苛立ちが消えた。困惑のような、理解できないものに遭遇したときの顔つきで黙したが、
「…………じゃ、なんて呼べばいいわけ?」
「そのまま、メルウィンにして」
「……なんで?」
「なんでって……どうして? 僕のこと、ふつうに名前で呼ぶのって、そんなにだめなこと?」
「……ダメなんじゃねェの? だって、アンタ——自分の名前、好きじゃねェって言ってたじゃん」
——え?
ティアの心の声に、メルウィンの声が重なった。隣にいたセトと、向こう側のハオロンも、(ん?)と顔を見合わせ、どうすべきかと様子を見守っていた面々の心境が一致した。
「ぇ……え?」
「え、じゃなくてさァ……自分で言ったこと、まさか覚えてねェの?」
「自分で……? 僕、そんなこと、言った?」
「言った、最初のレクの日に。“ぼくも自分の名前、あんまりすきじゃないんだ”って。一言一句、このまま」
「………それは、覚えてない……でも、最初のレクって……えっと、ものすごく小さい頃の話なんじゃ……?」
「——つまり? 幼少期は自分の名前がスキじゃなかったケド、今はスキって解釈でい~ワケ?」
「ぇえっと……?」
くじかれたわけではないが、メルウィンの意志が変な方向に折れ曲がった。瞳を泳がせて、一瞬だけティアとも目が合って、またロキに戻り、
「あの、それなら……なんで、ヴェスタなの……?」
「そんなん訊く意味ある? 名前が好きじゃねェって言うから、苗字のほう短くしただけじゃん」
「……苗字?」
「自分の苗字も忘れたワケ?」
「僕の苗字って……ウェスタゴールだけど……?」
「? ……ヴェスタガードだろ?」
「……ううん、Westergaard」
メルウィンが、ブレス端末に触れて空間に文字を映し出した。Melvin Westergaard——ティアも初見だった。兄弟のファミリーネームに興味がないので、ほとんど把握していない。そもそも名前というものは、共通語が普及した今でも母国語で付けられることが多く、無理やり共通語の表記にしている場合もある。よって、共通語表記の先入観は、ない方がいい。本人に発音してもらって、その音で覚えたほうが正確だと思う。ハウスで挙げるなら〈サクラ〉や〈ミヅキ〉が難しい。文字だけ見たところで、うまく発音できない。アクセントの位置が変わってしまう。
(メル君の名前も、僕からしたらメルヴィンって読みたくなるしね……)
文字列を見ながらそんなことを思いつつ、視線をロキの方へ。無言で宙の文字を見ている。どうやらものすごい勘違いに気づいたらしいけれど、はたしてそれは、なぜ勘違いに至ったのか。記憶力の良さげな彼が、シンプルに間違うとは思えないのだけど。
——ふと、考えていたティアの視界で、ひらめいたような顔のハオロンが、
「あぁ、そぉなんか! うち、てっきりクラシカルワールドのヴェスタに似てるからやと思ってたわ! 料理上手なとこ一緒やし、メルウィンにも話したんやけどぉ……無関係やったんかぁ~」
自身の思い違いを、からからと明るい声で笑った。場に浮くような軽快さ。空気をやわらげたいと思っているのだろう。
(せっかくアリスちゃんとロキくんの仲を取りもったのに、また変なとこで拗れたら嫌だしね?)
ティアだけは、ハオロンの心を察している。
暢気であるかのようなハオロンに、ロキが顔をしかめて、
「似てねェし。あれ雑魚キャラじゃん」
「えぇ~? 回復アイテム作ってくれるし、いい子やよ?」
「頭わるすぎ。オレはキライ」
ぐだぐだと流れる会話に、茫然とするメルウィンが……ふっ、と。ふいに笑った。
あきれたような、ふっきれたような。彼にしては明朗な笑い声で、
「——そっか。じゃあ、僕の思い違いなんだ」
「? ……間違ってたのはオレじゃん」
「……うん、でも、言われると……たしかに、小さい頃は嫌だったかも。昔っぽくて、平凡だなって……思ってたかも。——だから、なんでもいいよ。メルウィンじゃなくても、ヴェスタでも」
「はァ?」
「……ウェスタでも、いいかな」
なんだそれ? 意味わかんねェ。顔に気持ちが表れているロキから目を外して、メルウィンはサクラの方を向いた。
「時間をとって、ごめんね。みんな、お腹すいてるよね? いただきます、したほうがいい?」
お腹すいてるよね? のところは、セトを見たと思う。メルウィンの問いに、サクラは「そうだな」短く肯定した。
腰を落としたメルウィンが、手を合わせる。唱和の前に、ロキが「つまり? ウサギはオレが貰うってことで、おーけー?」いつのまにか忘れられていた本題にさらっと触れた。手を重ねたまま、メルウィンは「ううん、だめ」やわらかな口調で否定する。
「は? なんで?」
「僕も立候補するから、アリスさんに選んでもらうのはどうかな?」
「はァっ? アンタは日中すごすって話じゃん!」
「うん、だから、夜は初めて。安眠のためのハーブティーを飲んで、ゆっくり休めるといいな」
「……そんなん独りでやればよくね? オレはウサギが必要なんだし、オレにくれればい~じゃん?」
「僕も、アリスさんが必要だよ?」
「いや、お茶飲むのに要らねェよな?」
「そんなことないよ……ひとりで飲むのと、一緒に飲むのは、別物だと思う。……ね、ハオロンくん」
「ん? ……ほやの! うちも独りは嫌やわ!」
「ちょっ、アンタどっちの味方してンだよ!」
「んん? なんでロキの味方すると思ってるんやぁ? うちらバチバチの敵やろ?」
「……あのさ、ゲームに負けたこと根に持ってねェ……?」
「うん」
「うんって……」
たじろぐロキに、ハオロンが笑う。メルウィンも小さく笑い、改めて声を張った。
「——いただきます」
高らかで、やわらかで、優しい音色。
黄金のフルートが奏でるような、繊細なのにあたたかな声質。耳に残る響き。
同じ言葉を、全員で重ねて、返しながら、
(僕が何かするまでもなく、風向きが変わりそうだね……)
ティアの胸には、先行きに対する不安と、それを照らすような眩しい何かが芽生えていた。
その何かの名を、ティアは知っている。
(ね、どうするの? ——サクラさん)
勇気というものは、人を感化させる。
これは始まりにすぎない気がした。
30
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる