【完結】致死量の愛を飲みほして【続編完結】

藤香いつき

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Chap.14 純白は手折りましょう

Chap.14 Sec.8

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 戻ってくるとは。
 ティアはうっかり嘆息たんそくしてしまった。食堂のテーブルでメルウィンと歓談していたところだったので、ごまかすようにティーカップへと口をつけた。そして、隣に腰掛けたセトを、横目でこっそり。
(僕の横でなくてもいいんだよ、座席はたっぷりあるんだから)そう言いたかったが、本人は先ほどの自席に戻ったつもりなのかも知れない。あえてティアの横に来たのかは、まだ分からない。
 きょとん、と。不思議そうなメルウィンの瞳がセトを見ていた。

「セトくん、どうかしたの?」
「べつに。なんか食いたくなっただけだ」
「………………」

(あんなに食べたのに?)……突っこみどころはあるけれど、そんなありふれた事態よりも、メルウィンは別のこと(アリスさんは?)が訊きたいのだろう。つっけんどんなセトの言い方に、困ったようなブラウンの眼をティアへと流した。
 もう一度、ため息。メルウィンの疑問を受けつつも、気持ちの半分くらいはセトに接触したくない。彼をどうするべきか持て余している。ひとの気も知らず、「ワインでも開けるか?」なんていう場違いな誘惑を口にしているセトへ、顔を向けた。

「ね、セト君。アリスちゃんとけんかでもしたの?」
「は? してねぇよ」
「じゃ、なんで君だけ戻ってきたの? 今日って君のでしょ?」

 指摘すると、セトの眉頭が盛り上がった。鋭い目つきは、怒りよりも不快が見える。数えるほどではない短い間があったが、なんでもないことのように「ロキの部屋に行った」答えてから目をそらした。視線は手首のブレス端末に落ち、メニューかワインリストか、てきとうなを求めている。
 メルウィンが「えっ?」あからさまにリアクションしたのもあって、セトのとがった眼の矛先があちらに。あわあわと焦るメルウィンは、しどろもどろになりながら、

「あのっ……でも、ロキくんは……ハオロンくんとゲームする……って、言ってたような……」
「それは伝えた。俺は森に行くし、ベッドくらい貸してやる、とも言った。——けど、ロキがいいんだと。ロキは仕事をくれるからっつって。ロキの部屋で、ロキを待ってるってよ」
「……そう、なんだ……」
「あいつ、ああいうとこがムカつくんだよな。こっちが気ぃ遣っても意味ねぇっつぅか。むしろ気ぃ遣ってるほうが損してねぇか?」

 吐き捨てられた本音が、ティアの心にとげを刺した。流してしまえばいい、流してしまうべきなのに——同類になりたくない反発心からか、口を開いてしまった。

「“損してる”っていう感覚に、セト君の本性が出てるよね」

 図らずしも、なかなかの悪意がにじんだ。身体に響いた自分の声音に、かすかな嫌悪感が湧く。

「……どういう意味だよ」

 セトの低い声は、明白な敵意があった。睨みつけてくる琥珀こはくの眼をいなすために、ティアは大げさに肩をすくめる。

「身体の関係を得だとみなしてるのは、どうかな? って」
「………………」
「そこは否定してほしかったな~? ……一緒にいられないから損してる気がする、みたいにね」
「どっちも変わんねぇじゃねぇか!」
「変わるよ? ……大幅に違うからね?」

 ティアの明るい声に、険悪になりかけた空気が散っていく。セトの口から舌打ちが聞こえたが、そこまで重いものではなかった。ひょこひょこと目線を左右に動かしていたメルウィンは、ふたりの様子に小さく安堵し、
 
「僕は……セトくんが気を遣ってるの、アリスさんも分かってると思うよ。きっと、遠慮してるんだよ」

 フォローらしき言葉に、ティアも追随ついずいする。

「セト君に借りをつくるのは、気がひけるみたいだね。アリスちゃんは、逃走事件で君に迷惑をかけたって、ずっと気にしてるから」

「逃走事件?」メルウィンの頭に疑問符が浮いた。「アリスちゃん、ここに来る前いちど逃げ出してるんだよ」短く説明すると、セトがいやそうな顔をした。逃げようとした彼女を引き止めたこと、こちらとしては責める気持ちなんて一切ないのだけれど……どうやらまだ気にしているらしい。

「……アリスさんは、ハウスから出て行きたいの?」
「ううん、今は、そんなこと思ってないと思う。ここの生活にも慣れてきたんじゃない?」
「そっか……それなら、よかった」
「うん、でも、メル君の言うとおり……セト君には遠慮してるね」

 床をすべるロボットが、ワインを載せたワゴンを運んできた。冷やされた細いボトルは見たことのないラベルエチケット。文字から読み取れる情報としては、ぶどうの品種はリースリングで、アイスワインらしい。甘口の白ワインだと思われる。
 ロボットのサーブを受けてグラスを取ったセトが、「お前は? 飲むか?」グラスに口をつけた。ふんわりと華やかなアロマが薫った。魅惑的な香気。

「……すこし」

 誘惑に負けてオーダーする。前方のメルウィンが気になったが、「すごくいい香りだね。核果ストーンフルーツが詰まった小箱を、開けたみたい」幸せそうに笑いかけてくれた。めない彼はうらやましがることなく、広がるアロマだけでたのしんでいる。
 豊かな風味を喉に流したセトが、ティアに視線を送る。きっと話の続きを——というか、詳細を語れと——目で命じている。ここ最近ずっとこんな役回り。僕で答え合わせををしないでほしい。

「……アリスちゃんが君に遠慮してるのは、悪いことじゃないでしょ?」
「変に遠慮されてもムカつくだけだ」
「そういう気質なんだよ、気にしないであげて」
「ロキには頼ってるじゃねぇか」
「セト君も頼られたいの?」
「そんなこと言ってねぇだろ」
「そう聞こえちゃった」

 ふたりの応酬おうしゅうに、メルウィンが入り込めず目をまたたかせている。すでにデセールは食べ終えている。メルウィンは席を立つべきか迷ってもいる。
 ティアの手のなか、グラスの脚は繊細で、食堂の照明をこまやかに反射していた。フルーティな香りにのせて、何度目か分からないため息が、ふぅ。

「セト君は、アリスちゃんにどうしてほしいの?」
「………………」
「面倒みたぶん、感謝してほしい?」
「感謝なんて要らねぇ……」
「そう? じゃ、何が欲しいの?」
「何って……泣かずに、それなりに楽しそうに過ごしてれば……べつに」
「それなら、望みどおりだよ」

 鼻に抜けるフレーバーは、ハニーアプリコット。蜂蜜にアプリコットをたっぷり漬け込んだ瓶を見たことがある。隣のふたつの眼も、そんな色をしている。

「セト君は、ほんとうは、何を望んでるの?」

 自分の心の奥底をのぞくのは、誰だって難しい。ティアの問いに、セトが口を閉じて黙り込んだ。何も望んでいない、と。返さないだけ、自分を理解している。
 蜂蜜漬けの杏色。その瞳の奥にあるであろう感情を、ティアは知っている。

「えっと……僕は、そろそろ部屋に戻るけど……いいかな?」

 セトの答えが出ないなか、メルウィンがそろりと尋ねた。彼はいつも就寝が早いらしい。朝から料理やらガーデンやらで忙しいので。
 ただ、もしかすると、今回は場を読んで去ろうとしているのかも。

「あ、うん。どうぞ」

 ティアの応答に、メルウィンが席を立った。できれば同じく席を立ちたい。けれども、まだグラスにワインが。
 メルウィンが居なくなると、テーブルの上はどことなく冷ややかな感じがする。残されたふたりは隣り合わせで、しかし、遠く離れているようなへだたりを感じる。静まりかえった空気を嫌って、口を開いた。

「……このワイン、美味おいしいね」
「………………」
「セト君の所有リスト、この前ちらっと見たけど……デザートワインが多かったよね? やっぱり甘いのが好きなの?」
「……べつに」
「このワイン、チョコレートの風味もちょっとある? 香りがすごく華やかで……いいね」
「………………」

 グラスの中身を見つめるふり。でも、視界のすみっこでセトの様子をうかがっている。今日の彼は、一気飲みする気配はない。傾けたグラスに口をつけ、ゆるゆると消費している。味わっているように見えなくもないが……どうだろう?
 考えていると、セトがぼそりと、

「ウサギが……泣かずに、それなりに楽しそうに過ごせれば……って。俺は、ほんとに、そう思ってる」
「………………」
「あいつ……逃げたときに、感染者に襲われてたって言ったろ?」
「……うん」
「俺は、助けたって思ったけど……今考えると、あいつ、死のうとしてた気がすんだよ」
「………………」
「抵抗する感じもなく、床に座ってたんだ。“何してんだ”って、俺は怒鳴どなっちまったけど。……助けたって思ったのは、俺だけで。あいつからしたら……邪魔したのかも知んねぇ」
「…………助けたあと、アリスちゃんは、どんな反応だったの?」
「反応?」
「怒った? 失望してた? ……君を責める顔してた?」
「……いや、泣いてて、よくわかんなかったな」
「……そう。……でも、そのあと、モーターホームで君に感謝してたよね? 僕も一緒にいたけど、君に謝って……ありがとうって何回も言ってたよ」
「心の底からそう思ってるとは限らねぇだろ」
「あれが嘘だとは……僕は思えないよ」
「お前が言うならそうかも知んねぇけど。……まぁ、だから。ウサギがここで楽しくやれてんなら、いいんだよ」

 導かれた答えを、自分に言い聞かせているように聞こえる。ひとつの正解ではある。ただ、本質には触れていない。

「……セト君でも、そんな殊勝しゅしょうなこと言ったりするんだね?」
「けんか売ってんのか?」
「ううん、純粋にえらいなぁって思ってる。僕なんて、ロキ君に嫉妬しっとしちゃってるからね。アリスちゃんにもしゃべったけど……僕はね、さみしいと思ったよ」
「………………」
「僕が、一番あの子のことを分かってあげられる気がしてたから……ロキ君に役割を奪われた気分」

 最後は大げさになげいてみせた。軽薄な響きで、アルコールの魔法にかけられたように。
 そして、この魔法は伝播でんぱする。まぁな、と。セトの同意めいた返事がこぼれた。

「なんでロキなんだよ、とは……思う」
「メル君も同じこと言ってた。彼は全身全霊で心配してるね?」
「ロキは、いろいろやらかしてるからな」
「えっ……ロキ君、何しでかしたの?」
「……昔、」
「まって、やめて! 聞きたくない」
「いや、俺も詳細は話す気ねぇよ。昔ちょっとな、って言おうと思ったんだよ」
「うん、言わないで。なんかいやな予感がした」

 こういう直感はあなどれない。余計なことを聞いたら、怖すぎてもうロキと話せなくなるかもしれない。さすがに人をあやめたりはしていないと……思うけど。思うけど、念のため。

「僕のなかで、ロキ君はただの遊び人だから。異性交友が乱れがちなひと——っていう認識だから。ちなみにセト君も」
「俺はロキと違うだろ」
「……え?」
「え、じゃねぇよ。白々しく驚いてんじゃねぇ」
「じゃ、参考までに訊くけど。過去に深い付き合いがあった相手は……何人?」
「……ひとり」
「うん? なんでそんな嘘ついちゃうの?」
「嘘じゃねぇ! なんで決めつけてんだ!」
「……本気で言ってるの? あれ? 僕の認識違い? ……セト君、アリスちゃんが初めての相手なの?」
「はぁ? なんでそうなるんだよ?」
「……あぁ、なるほど。認識のずれがある……」
「ん?」
「質問を変えるね。今までに、性交渉に及んだ相手は何人?」
「………………」
「はい、有罪。ロキ君と同類です」
「まだ答えてねぇだろ!」
「即座に答えられない、数えきれない——というのが、判決の決め手だね」
「………………」

 反論できないセトが、ワインに逃げた。ひとくち飲んでから、不満げに、

「ロキとは違うだろ。……ウサギにも。そんな手ぇ出してねぇし」
「“そんな”って言われても、ロキ君の頻度を知らないから、言い訳にならないよ」
「頻度も何も、ロキがほとんど独占してるだろ」
「独占してる、イコール性交渉に及んでいる——ってわけじゃないんじゃない?」
「イコールだろ。見てれば分かる……これ見よがしに背中さらしやがって……うぜぇ……」

 低く吐き出された声は独り言のようだったが、聞き流すには距離が近すぎる。

「あぁ……背中っていうか、首のうしろだよね?」
「隠せよ。なんでわざわざ髪上げてんだよ」
「生活するうえで髪が邪魔だからじゃない? ……というか、あれ、アリスちゃん気づいてないよ。犯人はロキ君だろうけど」
「ほら見ろ。ロキは手ぇ出してるじゃねぇか」
「う~ん? ……そんなに気になるなら、アリスちゃんに伝えたらいいんじゃない? あの子も気にしそうだから、首の隠れる服を着てくれると思うよ?」
「はぁ? 言えるかよ」
「イラついて本人に当たるよりよくない?」
「ウサギに当たってなんかいねぇ」
「……そう?」
「——それより。ロキが、いつ冷めてウサギを突き放すかのほうが心配だ。また出て行きたくなったら……どうすんだ」
「え~? それ本気で言ってる?」
「あ?」
「君からしたら、いっそ冷めてほしいんじゃない? ふたりが仲良くなりすぎたら、ふたりで出て行っちゃうかもしれないよ?」
「それならそれでいいじゃねぇか。ロキの意思で出て行くなら、サクラさんも干渉しねぇだろ。条件は出すかも知んねえけどな」
「……君は、それでいいの?」
「そうすれば丸く収まるだろ。ウサギは元より、ロキも。あいつは外で自由にやるほうが向いてんだよ」
「…………ほんとに?」

 グラスに薄く残った白ワインを、セトが喉に流し込んだ。ティアの口をついて出た吐息は、その耳に届いていないのか。届いているのに無視しているのか。

「ふたりが、ほんとに出て行っちゃっても……そんなこと言ってられる?」

 アルコールの魔法は、刻々と変化していく。知らずしらずのうちに、呪いへと変わっていても……自分自身は気づかない。
 セトの反応がないのをいいことに、ティアの口はなめらかに動いた。

「手の届くうちに、きちんと向き合っておかないと、後悔するよ?」
「ウサギと話はついてる。これ以上話すことねぇよ」
「表面的に片付けただけじゃない? それに……そっちだけじゃなくて、ロキ君は?」
「……なんでロキが出てくるんだ?」
「さぁ? なんでだろうね?」
「おい。そういう中途半端なの、やめろよ」
「僕が悪いのかな? 君自身が目をつむって、思考放棄してない? 失って初めて、大切さに気づく——にぶい君は、いつもそういう目に遭ってるんじゃ……」

 黄金の、突き刺すような横目に、息を呑んだ。
 さっと酔いがめる感覚から、一気に頭が冷えていく。

(いま、僕は、何を言った?)

 多くをうしなってきた彼が、この言葉から連想する者が誰か——知らないというのに。今や、この言葉が……どれほど重みがあるのか——知っているはずなのに。

 言葉を切ったティアは、言いつくろおうとしたが、「……ごめん」何も言えずに小さく謝った。震える謝罪は、テーブルの上で大した価値もなく消えていった。そこに残ったのは、重苦しい沈黙だけ。
 怒るかと思ったが、セトは静かだった。しかし、空になったグラスを持つ手に力が入っている。細すぎる脚が折れそうなほど……

「——お前は、」

 ひどく冷たい声だった。

「たまにそうやって、ひとの傷口をえぐるような真似まねをする。……相手を怒らせて、何がしたいんだ?」
「………………」
「最近はとくに辛辣しんらつだな。なんか悩みとかストレスでもあんのかと思ってたけど……わざとやってたんだな。——俺に。お前、俺を怒らせる気でやってるだろ?」
「……そんなこと、ないよ」
「嘘つけ。俺だって馬鹿じゃねぇんだぞ」

 怒らせるつもりでいたかどうか、自分でも分からない。誰しも自分の心の奥底をのぞくのは難しい——僕だって、同じだ。
 関わりたくないと確かに思っていた。放っておきたい。下手に口を出してサクラの不興を買い、追い出されるようなことになったら……確実に生きていけない。身体の弱い自分は、この場所に——医療の充実したハウスに——すがりつかなければ、どこにも居場所なんてない。……だから、君から離れていたいと——思っていた。

 弁解の言葉は、なにひとつ口から出てこない。普段あれだけ出てくる適当なセリフが、ほんとうに、なにひとつ。
 ——この舌が紡ぐ言葉は、なんて軽いのか。
 責任を負いたくない者の言葉に、相手の心を揺らせるわけがない。今の彼に、ごまかしは効かない。

 セトが、立ち上がった。

「距離を取ってほしいなら、遠回しなことせずにそう言え。……望みどおり関わらずにいてやるよ」

 吐き捨てて食堂を後にするセトに、ティアは何も言えなかった。否定できなかった。彼を納得させられるだけの言葉も、うまく言える気がしなかった。距離を取りたいと思っていたのは、事実で……それは今も変わりないから。
 
 ……でも、関わりたくないと思う気持ちと、同じくらい——どうにかしてあげたいと思う気持ちだって……あったのに。

 がらんとした食堂に、ティアの細いため息だけが響いていた。
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