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Chap.14 純白は手折りましょう
Chap.14 Sec.9
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“2巡目”ともなると、諦めのような覚悟はついていたし、私のなかで慣れによる余裕も生まれていた。夜の順番はロキ、セト(は、なくなったけれど)、イシャン、アリアでまた始まりのティアに戻る。
イシャンは相変わらず無表情で、怒っているのか何も考えていないのか分からないけれど、震えるほど怖いわけじゃない。順番に対して何もなく、ひどい扱いを受けることもない。初めて彼と寝た夜はなんだったのかと思うほど、何もない。別の人間だったのかとすら思う。淡々と私を部屋に招き入れ、事務的に入浴を勧め、一晩のあいだ眠ることなく、ソファでサングラス(映像が出ていると思う)を掛け、作業していた。ベッドを譲られたけれど、私も眠れなかった。それくらいには、まだ不安と緊張が残っていた。翌朝に部屋を出るまで、とりたてて何事もなく……しいて挙げるなら、首周りの暖かな服を着るよう助言された。首を絞められた痕は、アリアによって隠してもらったので見えない。つまり、純粋に風邪などに罹らないよう心配してくれているのだろうか。館内は快適だが、外に出ると肌寒いから?
アリアのほうも何もなかった。前回はボールルームを紹介してくれたが、今回は図書室を案内してくれた。図書室——といっても、棚に収められた本には触れることができない。本棚はすべてガラスのような物で覆われていて、読みたい物があれば申請を出す必要があるらしい。それが許可されれば、ロボットが出してくれる、と。データ化されているので、本書に触れずとも内容を見ることはできるそうだが……そうなると、これらの存在意義が分からない。吹き抜けの天井まで埋め尽くされた本棚。まるで装飾品のような書物たち。
性行為は要らないのか——思いあまって問いかけた私に、彼は困ったように微笑んだ。
「貴方に魅力がないわけではありませんよ。ただ、私は——そういう行為は、互いに愛がなくてはならないと思っています。私の考えは古いのかも知れませんが……精神は、自由です。どうぞ、お気になさらず。こうして話し相手になってもらい、貴方の時間を使わせていただくだけで、私は充分楽しいですよ」
“時間を使う”。いつだったか、メルウィンも似たようなことを言っていた。
——今だって、アリスさんの時間を、僕のために割いてくれてますよね? 充分、お仕事してると思います!
身体にしか価値がないと思っていた。奉仕や労働で彼らに返していくべきだと思っていたから、そういう発想はなかった。先端的な科学技術をもち、それに囲まれた彼らは、人に求めるものが私の認識と異なっている。
分かりやすいのは、メルウィン。料理を手伝うことも嬉しそうだが、食べて感想を伝えることのほうが喜んでくれる。
ティアはティータイムと洋服のコーディネートが幸せそうに見える。話し足りないかのように、いろんなことを話してくれる。——けれども、その会話は表向きというか……深いところに触れないよう、浅いところで成り立っているようにも思う。
ロキは一緒にいればなんでもいいみたいで、隣に並んだ状態で私の存在を忘れたようにキーボードにかじりついていることもある。ゲームなのか、そうでないのかも分からない。そういうとき私が単語の勉強をしていても、彼は気にしない。ただ、自分が飽きたときに、私が別の何かに集中しているのは好ましくないらしい。自分自身を中心に置いてほしいひとなのだと思う。セトの順番だった夜に部屋にいることをメッセージで伝えたが、戻ってくるのが遅かったわりにとても嬉しそうだった。自分を優先してほしい、一番でありたい——こういうところも、ロキは子供っぽい。子供っぽいというのは批判しているわけではなく、分かりやすいという点から助かっている。難解なセトに比べれば、とても。
ハオロンは……未知だ。人前で交流するぶんには優しい。でも、愛くるしいキャラクターとは反対に、最も警戒すべき相手なのかも知れない。サクラと同じくらい、順番が巡ってくるのが——恐ろしい。何をされるか分からない恐怖がある。
こうして改めて考えると、もはや私は本来の仕事をほとんど為していないことが明らかになる。それでも、“時間を使う”という新しい手段を知った今、もっと違うかたちで自分の価値を探せるのではないか——と。かすかな希望を見出せてもいる。
……——などという話を、各個人のプライバシーには触れず、ティアとのティータイムに話していた。
「アリスちゃんはまじめだね」
ミルクティーブラウンに染まった唇が苦笑を浮かべた。プレートからつまみ上げられた小粒の菓子が、その割れた唇に吸い込まれていく。口の中でほろりと砕けるそれは、メレンゲの焼き菓子らしい。ピンク、薄紫、ミントグリーン、ベージュ。花の形をした優しいパステルカラーの甘味が、白いプレートに咲いている。ティアの部屋と雰囲気が合っている。
「……マジメ?」
「うん、まじめすぎ。全員に何かしないといけない——ってことはないよ? 大体でいいんだよ、大体で」
「だいたい……」
「一生いるかもしれない場所で、そこまで気を遣ってたら疲れちゃうでしょ?」
「………………」
右手の窓は珍しく外の景色が透過していた。澄んだ夜空に星がまたたいている。ティーカップを持つティアの指先は、唇と同じミルクティーブラウンの爪。こっくりとした色みが、菓子と並んでいるせいか美味しそうに見える。見つめつつ指摘されたことを考えていた。
一生いるかも知れない——とは、思っていなかった。毒のグラスを飲む決意ができない。でも、当然のようにいつか追い出されるだろうと思っていた。それがいつかは、分からないけれど。
「基本的にはね、サクラさんにさえ逆らわなければ大丈夫」
「(その彼に一番嫌われてると思う……けど、)……きをつけます」
ティアが小さく笑った。
秋めく唇をした今日のティアは、すこしだけ大人しい。長い髪は右肩あたりで纏められていて、ブラウンのリボンが結ばれている。
「……ね、セト君は、どうなの?」
「…………せと?」
「今の話のなかで、セト君が全然でてないんじゃない? 料理とか話を聴くっていうのは、セト君に当てはまらなさそうだから……ほかの誰かの話なんじゃないかなって、思ってね」
「せとも……りょうりを、よろこんでくれる」
「……そうなの?」
「ぱんを、おいしいと、いってくれた。でも……めるうぃんが、つくれる。わたしじゃなくても……わたしじゃ、ないほうが……」
「そんなことないよ、君が作ることにも、メル君とは別の価値があるよ」
「…………?」
「料理はね、美味しさだけじゃないんだよ。……どんなことにも言えるけれどね、昔から、真心の力って大きいんだ。感じないひとも、いるかもしれないけど……セト君は、大丈夫。伝わるよ」
「……またつくったら、せとは、よろこんでくれる……?」
「うん、“セト君のために作った”って、ちゃんと伝えてあげてね?」
「はい」
「それと、チョコレート系がいいね。ブラウニーとかどう?」
「はい、めるうぃんに、はなしてみます」
「僕も食べたいから、僕のぶんも頼んでいい?」
「はい、もちろん」
「ありがと」
優しく微笑む彼の顔は、どことなく元気がない。やわらかい色のメイクのせいで読みにくいが……口角があまり上がらない。
「……てぃあ、なにか、あった?」
「うん? どうして?」
「……げんきが、ない……?」
「そう見える?」
「……はい」
ティアは肩をすくめると、ふうっと息をこぼした。唇でくすりと微笑み、
「ちょっとね、セト君とけんかしちゃった」
「……けんか」
「けんかは違うかな? 怒らせちゃった?」
「……せとが、おこってる?」
「うん、たぶんね」
「……わたしも、せとを、よくおこらせる」
あはは、と。ティアの明るい声があがった。
「……笑ってごめん。一緒だね、って思ったけど……アリスちゃんの場合は違うよ? 君のときは、セト君が悪いんだよ」
「……せとが、わるい?」
「そうそう。ほとんどは怒ってないけどね、たまに怒ってるのは……勝手に怒ってるんだよ。つまり気にしなくていいんだ」
「…………?」
「僕の場合は、僕が悪いから——ね。僕のことを気にかけてくれてる彼に、僕が冷たく当たったから……怒らせちゃった」
「……せとは、ゆるしてくれる?」
「どうかな?」
「……でも、せとは……やさしい。てぃあのこと、ゆるしてくれると……おもう」
落ち込んでるというほどでもないティアは、大してアドバイスにならない私の意見を聞いて、一瞬だけ表情を止めた。
薄い色をした彼の眼は、光を取り込んで幾重にも色を変える。今は、照明の光度が低いせいか、黄昏の空に似た紫に見える。
「う~ん? 今回ばかりは……難しいんじゃないかな~?」
ティアは苦笑いを浮かべた。
私も根拠なく言ったわけではない。彼らと初めて会った日から、ふたりはよく喋っているのを見かけている。掛け合いのような会話をしているとき、楽しそうにも見えた。だから、セトならティアのことを赦してくれる気がする……なぜ怒らせたのか、詳しくは知らないけれど。話さないということは、ティアに教えてくれる気がない。
それ以上は強く言えずに黙った私を見て、ティアは困ったように眉尻を下げた。
「うん、でも……アリスちゃんの言うとおりだといいな」
窓の外で、星がきらめいている。
優しく微笑むティアは儚げで、まるで夢のよう。……すべてが、確かに、現実なのに。
イシャンは相変わらず無表情で、怒っているのか何も考えていないのか分からないけれど、震えるほど怖いわけじゃない。順番に対して何もなく、ひどい扱いを受けることもない。初めて彼と寝た夜はなんだったのかと思うほど、何もない。別の人間だったのかとすら思う。淡々と私を部屋に招き入れ、事務的に入浴を勧め、一晩のあいだ眠ることなく、ソファでサングラス(映像が出ていると思う)を掛け、作業していた。ベッドを譲られたけれど、私も眠れなかった。それくらいには、まだ不安と緊張が残っていた。翌朝に部屋を出るまで、とりたてて何事もなく……しいて挙げるなら、首周りの暖かな服を着るよう助言された。首を絞められた痕は、アリアによって隠してもらったので見えない。つまり、純粋に風邪などに罹らないよう心配してくれているのだろうか。館内は快適だが、外に出ると肌寒いから?
アリアのほうも何もなかった。前回はボールルームを紹介してくれたが、今回は図書室を案内してくれた。図書室——といっても、棚に収められた本には触れることができない。本棚はすべてガラスのような物で覆われていて、読みたい物があれば申請を出す必要があるらしい。それが許可されれば、ロボットが出してくれる、と。データ化されているので、本書に触れずとも内容を見ることはできるそうだが……そうなると、これらの存在意義が分からない。吹き抜けの天井まで埋め尽くされた本棚。まるで装飾品のような書物たち。
性行為は要らないのか——思いあまって問いかけた私に、彼は困ったように微笑んだ。
「貴方に魅力がないわけではありませんよ。ただ、私は——そういう行為は、互いに愛がなくてはならないと思っています。私の考えは古いのかも知れませんが……精神は、自由です。どうぞ、お気になさらず。こうして話し相手になってもらい、貴方の時間を使わせていただくだけで、私は充分楽しいですよ」
“時間を使う”。いつだったか、メルウィンも似たようなことを言っていた。
——今だって、アリスさんの時間を、僕のために割いてくれてますよね? 充分、お仕事してると思います!
身体にしか価値がないと思っていた。奉仕や労働で彼らに返していくべきだと思っていたから、そういう発想はなかった。先端的な科学技術をもち、それに囲まれた彼らは、人に求めるものが私の認識と異なっている。
分かりやすいのは、メルウィン。料理を手伝うことも嬉しそうだが、食べて感想を伝えることのほうが喜んでくれる。
ティアはティータイムと洋服のコーディネートが幸せそうに見える。話し足りないかのように、いろんなことを話してくれる。——けれども、その会話は表向きというか……深いところに触れないよう、浅いところで成り立っているようにも思う。
ロキは一緒にいればなんでもいいみたいで、隣に並んだ状態で私の存在を忘れたようにキーボードにかじりついていることもある。ゲームなのか、そうでないのかも分からない。そういうとき私が単語の勉強をしていても、彼は気にしない。ただ、自分が飽きたときに、私が別の何かに集中しているのは好ましくないらしい。自分自身を中心に置いてほしいひとなのだと思う。セトの順番だった夜に部屋にいることをメッセージで伝えたが、戻ってくるのが遅かったわりにとても嬉しそうだった。自分を優先してほしい、一番でありたい——こういうところも、ロキは子供っぽい。子供っぽいというのは批判しているわけではなく、分かりやすいという点から助かっている。難解なセトに比べれば、とても。
ハオロンは……未知だ。人前で交流するぶんには優しい。でも、愛くるしいキャラクターとは反対に、最も警戒すべき相手なのかも知れない。サクラと同じくらい、順番が巡ってくるのが——恐ろしい。何をされるか分からない恐怖がある。
こうして改めて考えると、もはや私は本来の仕事をほとんど為していないことが明らかになる。それでも、“時間を使う”という新しい手段を知った今、もっと違うかたちで自分の価値を探せるのではないか——と。かすかな希望を見出せてもいる。
……——などという話を、各個人のプライバシーには触れず、ティアとのティータイムに話していた。
「アリスちゃんはまじめだね」
ミルクティーブラウンに染まった唇が苦笑を浮かべた。プレートからつまみ上げられた小粒の菓子が、その割れた唇に吸い込まれていく。口の中でほろりと砕けるそれは、メレンゲの焼き菓子らしい。ピンク、薄紫、ミントグリーン、ベージュ。花の形をした優しいパステルカラーの甘味が、白いプレートに咲いている。ティアの部屋と雰囲気が合っている。
「……マジメ?」
「うん、まじめすぎ。全員に何かしないといけない——ってことはないよ? 大体でいいんだよ、大体で」
「だいたい……」
「一生いるかもしれない場所で、そこまで気を遣ってたら疲れちゃうでしょ?」
「………………」
右手の窓は珍しく外の景色が透過していた。澄んだ夜空に星がまたたいている。ティーカップを持つティアの指先は、唇と同じミルクティーブラウンの爪。こっくりとした色みが、菓子と並んでいるせいか美味しそうに見える。見つめつつ指摘されたことを考えていた。
一生いるかも知れない——とは、思っていなかった。毒のグラスを飲む決意ができない。でも、当然のようにいつか追い出されるだろうと思っていた。それがいつかは、分からないけれど。
「基本的にはね、サクラさんにさえ逆らわなければ大丈夫」
「(その彼に一番嫌われてると思う……けど、)……きをつけます」
ティアが小さく笑った。
秋めく唇をした今日のティアは、すこしだけ大人しい。長い髪は右肩あたりで纏められていて、ブラウンのリボンが結ばれている。
「……ね、セト君は、どうなの?」
「…………せと?」
「今の話のなかで、セト君が全然でてないんじゃない? 料理とか話を聴くっていうのは、セト君に当てはまらなさそうだから……ほかの誰かの話なんじゃないかなって、思ってね」
「せとも……りょうりを、よろこんでくれる」
「……そうなの?」
「ぱんを、おいしいと、いってくれた。でも……めるうぃんが、つくれる。わたしじゃなくても……わたしじゃ、ないほうが……」
「そんなことないよ、君が作ることにも、メル君とは別の価値があるよ」
「…………?」
「料理はね、美味しさだけじゃないんだよ。……どんなことにも言えるけれどね、昔から、真心の力って大きいんだ。感じないひとも、いるかもしれないけど……セト君は、大丈夫。伝わるよ」
「……またつくったら、せとは、よろこんでくれる……?」
「うん、“セト君のために作った”って、ちゃんと伝えてあげてね?」
「はい」
「それと、チョコレート系がいいね。ブラウニーとかどう?」
「はい、めるうぃんに、はなしてみます」
「僕も食べたいから、僕のぶんも頼んでいい?」
「はい、もちろん」
「ありがと」
優しく微笑む彼の顔は、どことなく元気がない。やわらかい色のメイクのせいで読みにくいが……口角があまり上がらない。
「……てぃあ、なにか、あった?」
「うん? どうして?」
「……げんきが、ない……?」
「そう見える?」
「……はい」
ティアは肩をすくめると、ふうっと息をこぼした。唇でくすりと微笑み、
「ちょっとね、セト君とけんかしちゃった」
「……けんか」
「けんかは違うかな? 怒らせちゃった?」
「……せとが、おこってる?」
「うん、たぶんね」
「……わたしも、せとを、よくおこらせる」
あはは、と。ティアの明るい声があがった。
「……笑ってごめん。一緒だね、って思ったけど……アリスちゃんの場合は違うよ? 君のときは、セト君が悪いんだよ」
「……せとが、わるい?」
「そうそう。ほとんどは怒ってないけどね、たまに怒ってるのは……勝手に怒ってるんだよ。つまり気にしなくていいんだ」
「…………?」
「僕の場合は、僕が悪いから——ね。僕のことを気にかけてくれてる彼に、僕が冷たく当たったから……怒らせちゃった」
「……せとは、ゆるしてくれる?」
「どうかな?」
「……でも、せとは……やさしい。てぃあのこと、ゆるしてくれると……おもう」
落ち込んでるというほどでもないティアは、大してアドバイスにならない私の意見を聞いて、一瞬だけ表情を止めた。
薄い色をした彼の眼は、光を取り込んで幾重にも色を変える。今は、照明の光度が低いせいか、黄昏の空に似た紫に見える。
「う~ん? 今回ばかりは……難しいんじゃないかな~?」
ティアは苦笑いを浮かべた。
私も根拠なく言ったわけではない。彼らと初めて会った日から、ふたりはよく喋っているのを見かけている。掛け合いのような会話をしているとき、楽しそうにも見えた。だから、セトならティアのことを赦してくれる気がする……なぜ怒らせたのか、詳しくは知らないけれど。話さないということは、ティアに教えてくれる気がない。
それ以上は強く言えずに黙った私を見て、ティアは困ったように眉尻を下げた。
「うん、でも……アリスちゃんの言うとおりだといいな」
窓の外で、星がきらめいている。
優しく微笑むティアは儚げで、まるで夢のよう。……すべてが、確かに、現実なのに。
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