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血塗られた酒場
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昼と夜の狭間に沈む、薄闇の時間。
酒場の開店準備のさなか、レイ=リーンはカウンターの内側で、棚の酒瓶を磨いていた。
そこにシ=オンの姿があるのも日常になり、ふとした瞬間に彼の気配を捜してしまう自分がいることも、もう気にしなくなっていた。
けれど、その日の街には、ふだんとは違う張り詰めた気配が滲んでいた。
扉の外から、低く鋭い命令の声と、軍靴の足音が断続的に響く。
まるで、誰かを捜しながら動いているかのような、ただならぬ空気。
胸の奥に、ざわりとしたものが広がる。
磨いていた手をふと止め、扉に目を向けた。
そのとき——
扉が乱暴に開け放たれる。
荒々しい金属音と共に、数人の兵士たちがなだれ込んできた。重い鎧の軋む音。床を叩く軍靴の響き。血の匂いを纏ったような彼らの表情は、憎悪と殺気に歪んでいる。
「……ここに、月影の傭兵がいるってな」
隊長格らしき男が、低く唸るように言い放った。
レイ=リーンの背筋が凍る。視線を横に向ければ、カウンターの端に腰掛けていたシ=オンが立ち上がっていた。
「フードの男——お前か。先の戦では、随分と世話になったな」
なぜ、彼が月影の民であると知れたのか。
シ=オンが姿を見せる相手など、私の他に……。
「魔の眼を持つ、獣め」
兵士のひとりが吐き捨てるように呟く。
シ=オンがフードを剝ぎ、現れた眼が、雲の隙間から零れる月光を浴びて、蒼緑の光を孕む。
その瞳が、敵を捉えた。
それを合図にしたように、剣が抜かれ、空気が鋭く切り裂かれた。
レイ=リーンが息を呑む隙もなく、戦闘が始まる。
シ=オンの動きは、もはや人の目には映らない。疾風のごとく駆け、兵士の懐に潜り込むと、わずかに手をかざしただけで、男は呻き声も上げず膝を折った。続けざまに、横から斬りかかろうとした兵士の剣を躱し、逆にその首筋へ鋭い蹴りを叩き込む。骨の砕ける音。返り血が宙を舞った。
「囲め! 逃がすな!」
隊長の怒声。数人が一斉に取り囲むが、シ=オンの姿はふっと消えた。
獣の速さだった。
兵士ひとりの背後に回り、短剣を喉元に突きつける。引き攣った悲鳴があがり、兵士の顔が恐怖におののく。
「……いい加減にしとけ」
人質に取ったはずの兵士を手放す。呟いたシ=オンの声は、ひどく冷めていた。
足元に戯れる長草を踏み払うような、なんら悲しむところのない、無感動な顔つき。
だが、隊長の口から放たれた言葉が、シ=オンの纏う空気を変えた。
「いくらなんでも、これだけの数を倒せはしないだろう。お前ひとり逃げたとしたら、そこの給仕女……そいつを、嬲り殺しにしてやる」
それは、挑発だったのだろう。
逃げるだけなら可能だと踏んだからこそ、レイ=リーンを盾に、シ=オンのプライドを煽った。
だが、それが。
その言葉が引き金となって、まるで世界が裏返るような感覚が訪れた。
シ=オンの瞳が、夜光石のように強く光を帯びる。
それは静かに、けれど確実に空間そのものを侵食するような、異質な気配だった。
見えない殺気が空気を軋ませ、場の温度がみるみる冷えきってゆく。
「……そうか、なら——てめぇら全員、生きて帰れると思うなよ」
声は低く、氷の刃のように鋭かった。
言葉が落ちきるより先に、シ=オンの姿が掻き消える。
速い。目で追えない。誰も、何も、気づく間すら与えられず——
動きが終わったときには、すでに全てが片付いていた。
刹那、肉を裂く鋭い音が連続し、次いで血が噴き出し、床を染めあげる。
兵士たちの喉元に、ほぼ同時に刻まれた一閃。頸動脈が断ち切られ、赤い滝のように溢れ出た血潮が、酒場の床を濡らしてゆく。レイ=リーンの身にも飛び散った。
呻き声も、断末魔もない。
彼らの目が、何が起こったのかすら理解しないまま、虚空を泳ぎ、ひとり、またひとりと崩れ落ちる。
レイ=リーンは、震える指先で唇を押さえた。
嗅ぎ慣れない、生々しく鉄錆びた血の匂いが鼻腔を満たし、吐気が込み上げる。
倒れた兵士たちの目は既に生気を失い、虚ろなまま宙を彷徨っていた。
しんと訪れた静寂に、シ=オンはゆっくりと顔を上げた。
全身を血に染めたその姿で、ただひとり、レイ=リーンの方を見つめる。
蒼緑の光を宿した瞳が、そこにあった。
怒りでも、狂気でもない。
ただ彼女ひとりを確かめるように、見つめていた。
「……怖いか?」
吐息のように、掠れた声だった。
怒気も、殺気も、もはやそこにはない。ただ、それらを燃やし尽くしたあとの、掴み損ねたものを振り返るような——諦念にも似た問いだった。
血の匂いが濃く漂うなか、レイ=リーンの胸が締めつけられる。喉の奥がぎゅっと詰まるように苦しくて、でも、どうしても目を逸らせなかった。
返り血に濡れ、どこか虚ろな顔をしたシ=オンの眼は、それでもあの深い蒼の光を湛えたまま、ただひとつの答えを求めるように見つめている。
気づけば、身体が勝手に動いていた。
恐怖も、血の匂いも、冷たい空気も——
もう、どうでもよかった。
足元の血溜まりを踏みしめ、レイ=リーンは彼の胸元へ駆け寄る。
そして、その胸に飛び込むと、堪えきれなくなった嗚咽が零れた。
「……あなたを、怖いなんて……思ったこと、一度もないわっ……」
震える声が、静まり返った酒場に響いた。
涙で滲んだ視界のなか、シ=オンの頬にそっと触れる。指先に感じるのは、ぬるく湿った血の感触。けれど、そんなものよりもずっと鮮烈に、彼の体温が伝わってくる。
深く光を宿す双眸を、真っ直ぐに見つめた。
「あなたの瞳は、優しい。あなたは……他の人たちみたいに、私を蔑まなかった……一度だって」
言い終えた途端、胸の奥が溢れるように熱くなり、頬を伝う涙が止まらなかった。
酒場に来る誰もがレイ=リーンを蔑み、心を踏みにじるのに、彼だけは一人の人間として見てくれた。揺るぎないその事実が、今この瞬間の恐怖よりもずっと強く、胸の内にあった。
シ=オンは、わずかに目を伏せる。緊張の糸がほどけ、血に濡れた手がそっと彼女の背を抱きしめた。
「……優しいのは、あんただ」
掠れる声が耳元で囁かれる。その声のかすかな震えを感じて、縋りつくレイ=リーンの手にいっそうの力が籠もった。
むせ返るほどの血の匂いに満ちた空間で、それでも彼女から漂う青く瑞々しい花の香りだけが、静かにシ=オンの胸の奥へ沁みていった。
酒場の開店準備のさなか、レイ=リーンはカウンターの内側で、棚の酒瓶を磨いていた。
そこにシ=オンの姿があるのも日常になり、ふとした瞬間に彼の気配を捜してしまう自分がいることも、もう気にしなくなっていた。
けれど、その日の街には、ふだんとは違う張り詰めた気配が滲んでいた。
扉の外から、低く鋭い命令の声と、軍靴の足音が断続的に響く。
まるで、誰かを捜しながら動いているかのような、ただならぬ空気。
胸の奥に、ざわりとしたものが広がる。
磨いていた手をふと止め、扉に目を向けた。
そのとき——
扉が乱暴に開け放たれる。
荒々しい金属音と共に、数人の兵士たちがなだれ込んできた。重い鎧の軋む音。床を叩く軍靴の響き。血の匂いを纏ったような彼らの表情は、憎悪と殺気に歪んでいる。
「……ここに、月影の傭兵がいるってな」
隊長格らしき男が、低く唸るように言い放った。
レイ=リーンの背筋が凍る。視線を横に向ければ、カウンターの端に腰掛けていたシ=オンが立ち上がっていた。
「フードの男——お前か。先の戦では、随分と世話になったな」
なぜ、彼が月影の民であると知れたのか。
シ=オンが姿を見せる相手など、私の他に……。
「魔の眼を持つ、獣め」
兵士のひとりが吐き捨てるように呟く。
シ=オンがフードを剝ぎ、現れた眼が、雲の隙間から零れる月光を浴びて、蒼緑の光を孕む。
その瞳が、敵を捉えた。
それを合図にしたように、剣が抜かれ、空気が鋭く切り裂かれた。
レイ=リーンが息を呑む隙もなく、戦闘が始まる。
シ=オンの動きは、もはや人の目には映らない。疾風のごとく駆け、兵士の懐に潜り込むと、わずかに手をかざしただけで、男は呻き声も上げず膝を折った。続けざまに、横から斬りかかろうとした兵士の剣を躱し、逆にその首筋へ鋭い蹴りを叩き込む。骨の砕ける音。返り血が宙を舞った。
「囲め! 逃がすな!」
隊長の怒声。数人が一斉に取り囲むが、シ=オンの姿はふっと消えた。
獣の速さだった。
兵士ひとりの背後に回り、短剣を喉元に突きつける。引き攣った悲鳴があがり、兵士の顔が恐怖におののく。
「……いい加減にしとけ」
人質に取ったはずの兵士を手放す。呟いたシ=オンの声は、ひどく冷めていた。
足元に戯れる長草を踏み払うような、なんら悲しむところのない、無感動な顔つき。
だが、隊長の口から放たれた言葉が、シ=オンの纏う空気を変えた。
「いくらなんでも、これだけの数を倒せはしないだろう。お前ひとり逃げたとしたら、そこの給仕女……そいつを、嬲り殺しにしてやる」
それは、挑発だったのだろう。
逃げるだけなら可能だと踏んだからこそ、レイ=リーンを盾に、シ=オンのプライドを煽った。
だが、それが。
その言葉が引き金となって、まるで世界が裏返るような感覚が訪れた。
シ=オンの瞳が、夜光石のように強く光を帯びる。
それは静かに、けれど確実に空間そのものを侵食するような、異質な気配だった。
見えない殺気が空気を軋ませ、場の温度がみるみる冷えきってゆく。
「……そうか、なら——てめぇら全員、生きて帰れると思うなよ」
声は低く、氷の刃のように鋭かった。
言葉が落ちきるより先に、シ=オンの姿が掻き消える。
速い。目で追えない。誰も、何も、気づく間すら与えられず——
動きが終わったときには、すでに全てが片付いていた。
刹那、肉を裂く鋭い音が連続し、次いで血が噴き出し、床を染めあげる。
兵士たちの喉元に、ほぼ同時に刻まれた一閃。頸動脈が断ち切られ、赤い滝のように溢れ出た血潮が、酒場の床を濡らしてゆく。レイ=リーンの身にも飛び散った。
呻き声も、断末魔もない。
彼らの目が、何が起こったのかすら理解しないまま、虚空を泳ぎ、ひとり、またひとりと崩れ落ちる。
レイ=リーンは、震える指先で唇を押さえた。
嗅ぎ慣れない、生々しく鉄錆びた血の匂いが鼻腔を満たし、吐気が込み上げる。
倒れた兵士たちの目は既に生気を失い、虚ろなまま宙を彷徨っていた。
しんと訪れた静寂に、シ=オンはゆっくりと顔を上げた。
全身を血に染めたその姿で、ただひとり、レイ=リーンの方を見つめる。
蒼緑の光を宿した瞳が、そこにあった。
怒りでも、狂気でもない。
ただ彼女ひとりを確かめるように、見つめていた。
「……怖いか?」
吐息のように、掠れた声だった。
怒気も、殺気も、もはやそこにはない。ただ、それらを燃やし尽くしたあとの、掴み損ねたものを振り返るような——諦念にも似た問いだった。
血の匂いが濃く漂うなか、レイ=リーンの胸が締めつけられる。喉の奥がぎゅっと詰まるように苦しくて、でも、どうしても目を逸らせなかった。
返り血に濡れ、どこか虚ろな顔をしたシ=オンの眼は、それでもあの深い蒼の光を湛えたまま、ただひとつの答えを求めるように見つめている。
気づけば、身体が勝手に動いていた。
恐怖も、血の匂いも、冷たい空気も——
もう、どうでもよかった。
足元の血溜まりを踏みしめ、レイ=リーンは彼の胸元へ駆け寄る。
そして、その胸に飛び込むと、堪えきれなくなった嗚咽が零れた。
「……あなたを、怖いなんて……思ったこと、一度もないわっ……」
震える声が、静まり返った酒場に響いた。
涙で滲んだ視界のなか、シ=オンの頬にそっと触れる。指先に感じるのは、ぬるく湿った血の感触。けれど、そんなものよりもずっと鮮烈に、彼の体温が伝わってくる。
深く光を宿す双眸を、真っ直ぐに見つめた。
「あなたの瞳は、優しい。あなたは……他の人たちみたいに、私を蔑まなかった……一度だって」
言い終えた途端、胸の奥が溢れるように熱くなり、頬を伝う涙が止まらなかった。
酒場に来る誰もがレイ=リーンを蔑み、心を踏みにじるのに、彼だけは一人の人間として見てくれた。揺るぎないその事実が、今この瞬間の恐怖よりもずっと強く、胸の内にあった。
シ=オンは、わずかに目を伏せる。緊張の糸がほどけ、血に濡れた手がそっと彼女の背を抱きしめた。
「……優しいのは、あんただ」
掠れる声が耳元で囁かれる。その声のかすかな震えを感じて、縋りつくレイ=リーンの手にいっそうの力が籠もった。
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