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第二部 白:奈佐原高校チェス同好会feat.鷺沢悠 黒:鮎川凛久 20xx年10月x日
17:白の妙手に対し、黒クイーンは毒入り(ポイズンド)ポーンを取る(17.Nd5 Qxb2)
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鷺沢は、いや悠は、客布団を完全スルーして僕のベッドに潜り込んできた。
親に見つかったら、と思わなくはなかったけど、少しだけ、と言って触れてくる手には抗えなかった。
寝る前のちょっとしたいちゃいちゃ。
それから、キス。
駄目だ。止まらなくなる。
友達泊めるって言ってくるから、と部屋を出ようとした僕に、ご挨拶するよ、と言ってついて来て、お育ちの良さ丸出しの「ご挨拶」でうちの母親を唖然とさせた悠。
風呂上がりで僕のTシャツを着てタオルで髪を拭いてる悠。
鷺沢、と呼び掛けた僕にちょっと咎めるような目をした悠。
そして何の躊躇いもなく僕に触れてくる、悠。
好きすぎてどうすればいいか解らないくらいだった。
「なんか僕、悠のこういう感じ、すごく好きなんだけど」
僕が言うと、悠は蜂蜜の目で僕を見つめ返し、これ以上ないくらい甘い声で、僕も航太のそういう感じすごく好きだよ、と答えた。
僕の読みに間違いがなければ、今夜の払い戻しは鮎川がやってくれるはずだ。
だから僕は今夜、悠と手をつないだまま、安心して眠ることができる。
翌朝目が覚めた時、腕の中に鷺沢、じゃなくて悠、がいて、僕はものすごく幸せで、外が変に明るくて、時計を見ると朝の十時を過ぎていた。
朝の十時を過ぎている?
鷺沢、と呼んで慌てて起こそうとして、そうじゃなくて今ここで眠ってるのは悠なんだ、と思ったら、無理に起こす気になれなくなった。
でも悠は僕の気配を察して、ちょっと眩しそうにしながら、ん、航太、と言った。
その寝起きな感じの表情に、僕はついうっかり見入ってしまう。
榛色の目が、やっぱり蜂蜜色に見える。
「え、朝?」
周囲を確かめてからちょっと戸惑って言うその感じも、無意味に可愛い。
「うん、しかももう十時過ぎ。アラームセットするの忘れてて、親も起こしてくれなかった」
同じベッドでくっついて寝てたんだから、起こしに来られなくて良かったわけだけど。
「…そうなの?」
あんまり焦った風でもなく悠は言って、ほんとだ、外明るいね、と続けた。
釣られて僕も少し落ち着く。
「とりあえず、朝ごはんにする?」
悠は笑って、うん、いいね、と答えた。
一階に降りると、テーブルの上にメモがあった。
〈幸せそうに寝てたので起こさずに行きます。学校には二人とも欠席の連絡を入れておきました。ごゆっくり。母〉
どんな親だ、と思った。
だけど、最高だよ。
「お母さんは、お仕事?」
「ん、仕事。見てよこのメモ」
笑ってくれるだろうと思ったら、悠は一読するなり顔色を変えた。
「これってどういうこと?」
「一緒に寝てるの見られたっぽいね。けど、この感じなら大丈夫だよ」
「この感じならって、普通こうはならなくない?」
「うんまあ、普通はならないよ、だけどうちの母親、ちょっと普通じゃないとこあるから」
「あのさ、航太」
悠は真顔で僕の顔を覗き込んだ。「正直に答えて欲しいんだけど。もしかして、前にも似たようなことがあった?」
「いやそれはないよ、あるわけないよ」
まあ「普通こうはならない」んだから、悠の深読みを笑えない。
「あのさ、悠。うちの母親、別の学校でスクールカウンセラーやってて。それが熱心すぎるっていうか、家に帰りたくないって言う生徒うちに連れてきて泊めたりもするから、だからそれ用の客布団でさ。まあ色んな相談受けてて慣れてるし、昨夜の時点でなんとなく察してたのかもしれないし、学校行くの嫌だろうって欠席の連絡しちゃうのも職業柄、生徒に優しく寄り添う方針っていうか」
説明すればするほど嘘くさいかも、とも思ったけど、嘘じゃないんだからしょうがない。
「もともと学校ってそんな居心地いい場所じゃないって思ってるタイプだし、まあ、理解ある親、なのかな」
幸い、悠は納得する表情になってくれた。
「そう、なんだ」
と言って、僕の顔をじっと見つめてくる。
「だから航太がこんな優しくて、僕のことすごい心配してくれるんだ?」
「いやそんな顔で見てられたら困るよ」
「困るってどんな風に?」
時々、悠はこんな感じで意地悪になる。
さらに悪戯っぽい目つきでぐいぐい目を合わせてきながら、悠は言った。
「朝ごはん後にして、部屋に戻るっていうのはどう?」
あまりにも屈託のない誘惑。
何というか、性的な接触それ自体に嫌悪感を抱いている感じが、悠には全然ない。僕としては多少の気は遣うけど、こんな風にある意味無邪気に誘われれば、もちろん断る理由はない。
うん、じゃあそうしよう、と答えて、僕は悠の手を取った。
やがて悠は幸せそうな微睡みに戻り(その直前に甘すぎる寝呆け顔で、もうお腹は空いてない、と呟いた)、僕はその満ち足りた寝顔をしばらく見ていてから、意味が解らないくらいの圧倒的な幸福感に耐えられなくなって、そっと部屋を出た。
朝のうちに大宮から届いていたのは、鮎川は登校してきてない、というメッセージ。
ちなみに大宮は先週からずっと、どうやって鮎川を叩きのめすかっていう計画に夢中になっている。妹のためだと言ってはいるけど、どう見ても、鮎川がニキに構うのが嫌なだけ。
鷺沢のことについては別に考えてない、というか、そっちはお前に任せる、というスタンスでいるらしい。
だから僕も大宮のことは放っておいて良い、はずなのだけど、僕としては例の“膝蹴り”事件をスルーすることはできなかった。
だから大宮には一応、鮎川を捕まえても暴力は控えるように頼んだ。
そうしたら大宮は、まあひとつの意見として受け取っておく、と返してきた。
言っても無駄っぽい。
まあ確かに、誰に何を言われても、鮎川が「俺は悪くない」的な態度を改めることはないかもしれない。悠の方から誘ってるんだとか、悠だって喜んでやってるんだとか、自分で信じ込んでる(もっと悪いことに悠にまで信じ込ませてる)馬鹿げた文句を言ってくるだけ、かもしれない。
冷蔵庫を開けて、卵を取り出す。
悠は、卵はどうやって食べるのが好きなんだろう?
イメージ的には超半熟のゆで卵を、あの銀色の卵スタンドみたいなのに乗せて、スプーンで中身すくって食べてそうだけど。
想像してニヤニヤしてたら、急に後ろから、航太、と声を掛けられた。
「あ、悠、起きてたんだ」
「うん。僕は、卵はオムレツがいちばん好きかな」
「え?」
「航太って、一人でめっちゃ喋るね? ちなみに銀の卵スタンドは、うちにはないよ」
え、全部漏れてた?
「良かったら、オムレツ僕に焼かせて?」
柔らかな所作で、悠は僕の手から卵を取った。「それからさ、航太が凛久と話をつけたいんだったら、僕が呼び出すよ。僕が誘えば、凛久は嫌だとは言わないから」
「いや駄目だよ、それは」
計ったようなタイミングで、悠が調理台のステンレスに卵を打ちつけた。
「だけど、卵を割らなきゃオムレツはつくれないって言うでしょ」
なんか上手くまとめたつもりかもしれないけど、僕にはまったく理解できない。
親に見つかったら、と思わなくはなかったけど、少しだけ、と言って触れてくる手には抗えなかった。
寝る前のちょっとしたいちゃいちゃ。
それから、キス。
駄目だ。止まらなくなる。
友達泊めるって言ってくるから、と部屋を出ようとした僕に、ご挨拶するよ、と言ってついて来て、お育ちの良さ丸出しの「ご挨拶」でうちの母親を唖然とさせた悠。
風呂上がりで僕のTシャツを着てタオルで髪を拭いてる悠。
鷺沢、と呼び掛けた僕にちょっと咎めるような目をした悠。
そして何の躊躇いもなく僕に触れてくる、悠。
好きすぎてどうすればいいか解らないくらいだった。
「なんか僕、悠のこういう感じ、すごく好きなんだけど」
僕が言うと、悠は蜂蜜の目で僕を見つめ返し、これ以上ないくらい甘い声で、僕も航太のそういう感じすごく好きだよ、と答えた。
僕の読みに間違いがなければ、今夜の払い戻しは鮎川がやってくれるはずだ。
だから僕は今夜、悠と手をつないだまま、安心して眠ることができる。
翌朝目が覚めた時、腕の中に鷺沢、じゃなくて悠、がいて、僕はものすごく幸せで、外が変に明るくて、時計を見ると朝の十時を過ぎていた。
朝の十時を過ぎている?
鷺沢、と呼んで慌てて起こそうとして、そうじゃなくて今ここで眠ってるのは悠なんだ、と思ったら、無理に起こす気になれなくなった。
でも悠は僕の気配を察して、ちょっと眩しそうにしながら、ん、航太、と言った。
その寝起きな感じの表情に、僕はついうっかり見入ってしまう。
榛色の目が、やっぱり蜂蜜色に見える。
「え、朝?」
周囲を確かめてからちょっと戸惑って言うその感じも、無意味に可愛い。
「うん、しかももう十時過ぎ。アラームセットするの忘れてて、親も起こしてくれなかった」
同じベッドでくっついて寝てたんだから、起こしに来られなくて良かったわけだけど。
「…そうなの?」
あんまり焦った風でもなく悠は言って、ほんとだ、外明るいね、と続けた。
釣られて僕も少し落ち着く。
「とりあえず、朝ごはんにする?」
悠は笑って、うん、いいね、と答えた。
一階に降りると、テーブルの上にメモがあった。
〈幸せそうに寝てたので起こさずに行きます。学校には二人とも欠席の連絡を入れておきました。ごゆっくり。母〉
どんな親だ、と思った。
だけど、最高だよ。
「お母さんは、お仕事?」
「ん、仕事。見てよこのメモ」
笑ってくれるだろうと思ったら、悠は一読するなり顔色を変えた。
「これってどういうこと?」
「一緒に寝てるの見られたっぽいね。けど、この感じなら大丈夫だよ」
「この感じならって、普通こうはならなくない?」
「うんまあ、普通はならないよ、だけどうちの母親、ちょっと普通じゃないとこあるから」
「あのさ、航太」
悠は真顔で僕の顔を覗き込んだ。「正直に答えて欲しいんだけど。もしかして、前にも似たようなことがあった?」
「いやそれはないよ、あるわけないよ」
まあ「普通こうはならない」んだから、悠の深読みを笑えない。
「あのさ、悠。うちの母親、別の学校でスクールカウンセラーやってて。それが熱心すぎるっていうか、家に帰りたくないって言う生徒うちに連れてきて泊めたりもするから、だからそれ用の客布団でさ。まあ色んな相談受けてて慣れてるし、昨夜の時点でなんとなく察してたのかもしれないし、学校行くの嫌だろうって欠席の連絡しちゃうのも職業柄、生徒に優しく寄り添う方針っていうか」
説明すればするほど嘘くさいかも、とも思ったけど、嘘じゃないんだからしょうがない。
「もともと学校ってそんな居心地いい場所じゃないって思ってるタイプだし、まあ、理解ある親、なのかな」
幸い、悠は納得する表情になってくれた。
「そう、なんだ」
と言って、僕の顔をじっと見つめてくる。
「だから航太がこんな優しくて、僕のことすごい心配してくれるんだ?」
「いやそんな顔で見てられたら困るよ」
「困るってどんな風に?」
時々、悠はこんな感じで意地悪になる。
さらに悪戯っぽい目つきでぐいぐい目を合わせてきながら、悠は言った。
「朝ごはん後にして、部屋に戻るっていうのはどう?」
あまりにも屈託のない誘惑。
何というか、性的な接触それ自体に嫌悪感を抱いている感じが、悠には全然ない。僕としては多少の気は遣うけど、こんな風にある意味無邪気に誘われれば、もちろん断る理由はない。
うん、じゃあそうしよう、と答えて、僕は悠の手を取った。
やがて悠は幸せそうな微睡みに戻り(その直前に甘すぎる寝呆け顔で、もうお腹は空いてない、と呟いた)、僕はその満ち足りた寝顔をしばらく見ていてから、意味が解らないくらいの圧倒的な幸福感に耐えられなくなって、そっと部屋を出た。
朝のうちに大宮から届いていたのは、鮎川は登校してきてない、というメッセージ。
ちなみに大宮は先週からずっと、どうやって鮎川を叩きのめすかっていう計画に夢中になっている。妹のためだと言ってはいるけど、どう見ても、鮎川がニキに構うのが嫌なだけ。
鷺沢のことについては別に考えてない、というか、そっちはお前に任せる、というスタンスでいるらしい。
だから僕も大宮のことは放っておいて良い、はずなのだけど、僕としては例の“膝蹴り”事件をスルーすることはできなかった。
だから大宮には一応、鮎川を捕まえても暴力は控えるように頼んだ。
そうしたら大宮は、まあひとつの意見として受け取っておく、と返してきた。
言っても無駄っぽい。
まあ確かに、誰に何を言われても、鮎川が「俺は悪くない」的な態度を改めることはないかもしれない。悠の方から誘ってるんだとか、悠だって喜んでやってるんだとか、自分で信じ込んでる(もっと悪いことに悠にまで信じ込ませてる)馬鹿げた文句を言ってくるだけ、かもしれない。
冷蔵庫を開けて、卵を取り出す。
悠は、卵はどうやって食べるのが好きなんだろう?
イメージ的には超半熟のゆで卵を、あの銀色の卵スタンドみたいなのに乗せて、スプーンで中身すくって食べてそうだけど。
想像してニヤニヤしてたら、急に後ろから、航太、と声を掛けられた。
「あ、悠、起きてたんだ」
「うん。僕は、卵はオムレツがいちばん好きかな」
「え?」
「航太って、一人でめっちゃ喋るね? ちなみに銀の卵スタンドは、うちにはないよ」
え、全部漏れてた?
「良かったら、オムレツ僕に焼かせて?」
柔らかな所作で、悠は僕の手から卵を取った。「それからさ、航太が凛久と話をつけたいんだったら、僕が呼び出すよ。僕が誘えば、凛久は嫌だとは言わないから」
「いや駄目だよ、それは」
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