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02天才じゃね?

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「オンギャ!オンオンギャ!」

訳︙よし!皆寝たな!

今はもう夜らしく僕を寝かしつけたら二人とも寝てしまった。
まぁ・・・僕は起きてるんだけど。

僕は、赤ちゃんの体なので首がすわってない。
だから僕は、仰向けになり指を天井に向けてのばした。
何をするのか言うまでもなく魔法の練習だ。
僕は、小声で

「オンギャー!」

訳︙ヴァッサー!

と唱えた。

まだ喋れないからオンギャーになるはずだ(笑)ここはかっこよくヴァッサー!と言いたかったのに・・・

・・・実は内心とても恥ずかしい。

ピコン!
水魔法ヴァッサーを習得しました。

「オギャ?」

訳︙えっ?

まさかの指の先から水がチョロチョロ出てきたのだ。
例えるならば噴水のような感じ。

僕って水の適正あったんだ・・・

これならもっとなんか水鉄砲みたいにヒューンと水出てこないかな。

ピコン!水魔法ヴァッゲヴェーアを習得しました。

「オンギャャャーー!!」

訳︙ぉぉぉおおお!!

すごい・・・イメージしたらパワーアップして水魔法がつかえた・・・

そして呪文は、唱えてなくてもイメージで発動し、あとから呪文が教えられるのか・・・

その呪文は、ヴァッゲヴェーアらしい。

この呪文は、うわっ!となるほど難しい。なので心の中で練習してみた。
結果・・・言えなくもないが、かんでしまう。

だけどイメージしなくても1回使えたら2回目以降は、呪文だけで発動するってお母さんがいってたからちゃんと覚えるんだけどね。

てかささっきから思ったんだけどこの魔法どうやって止めるの?
ベビーベッド?が水浸しなんだけど・・・

お母さんは、呪文唱えなくても止めてたからイメージだよね・・・?

「オン?ギャ!オンギャオンギャギャ?」

訳︙よし?止まった!もしかして天才?

平民でも珍しい魔法が2つもつかえるようにようになるとか我ながら凄いと思う。

日本には魔法とかなかったし。

布団濡れてるけどまぁいっか。

そして僕は、少し遅い眠りについたのだった。
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