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アグリシティの悪魔討伐
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大精霊達の力で畑が蘇った。だがその時、門の方から教会の者達が現れた。相当焦っていたのか、とうとうボロを出したようだ。本来司教であれば何があっても最高神様を呼び捨てにすることはない。だが、目の前にいる司教は最高神様のことをアテナと呼び捨てにしたのだ。オレは司教の前に行った。
「お前、何者だ?まさか悪魔族なのか?」
オレの言葉に周りにいた人々も動揺を隠せない。
「貴様!無礼であろう!司教であるニコルス様に向かって何という言い草だ!不敬罪だぞ!」
教会の者達も変装しているが、どうやら悪魔族のようだ。
「カーリーさん。住民の方達を避難させてください。」
「わかった。」
兵士達の誘導に従って住民達が避難し始めた。グレゴリー大司教も一緒だ。
「どういうつもりだ?貴様達は何者だ?」
「もうバレてるんだよ。早く正体を見せろよ!お前達もビスマンのように退治してやるよ!」
ビスマンの名前を聞いてかなり焦ったようだ。
「そうか。貴様らか、ビスマン様を倒したのは。どういう手段を使ったかは知らないが、このニコルス様は簡単には倒せないぞ!」
司教と教会の者達の身体から黒い靄が現れた。そして、身体が大きくなり頭に角が出てきた。
「やはりな。」
「ハッハッハッ バレたところで痛くもかゆくもないわ!どうせこの街の人間は一人残らず殺すつもりでいたからな。」
「サニー、ソフィア、ミーア!油断するなよ!」
「わかってる!」
「承知しました!」
「大丈夫にゃ!」
サニーが光魔法を放つと、悪魔達の頭上に巨大な光球が現れた。やはり聖なる魔法に弱いのか、悪魔達は光を避けようとしている。そこをソフィアとミーアが攻撃した。ソフィアの炎を纏った剣で斬られた悪魔達は光の粒子となって消えていった。
「私も頑張るにゃ!」
今度はミーアが剣を振ると、巨大な竜巻が起こって悪魔達を飲み込み始めた。そこにエアーカッターを放つと、悪魔達は風の刃に切り刻まれて光の粒子となって消えていった。
「二人ともやるじゃない!私も負けてられないわね。」
サニーが魔法で作り出した光球がどんどん大きくなり、悪魔達を吸収していく。それを横目に見ながらニコルスが不敵な笑いを浮かべながら言った。
「なるほど。口だけではなさそうだな。」
「お前もあいつらと同じように片づけてやるさ。かかって来いよ。」
「俺様をあいつらと同じだと思ったら大間違いだ!」
ニコルスがにやりと笑い、姿が消えた。恐らく瞬間移動だ。だが、ニコルスの魔力は消えていない。
”上か“
カキン
「さすがだな。何故わかった?」
「答える必要はないだろ!」
再びニコルスの姿が消えた。魔力を追いかけると今度は左右に反応があった。
シュッ スパッ
“どういうことだ?分身したのか?でも、分身なら片方は幻影のはずだよな。”
完全には避けられずに、左の頬から血が流れた。
「ハッハッハッハッ よく避けたな。お前の実力は認めてやろう。だが、所詮は人間だ。この俺様には勝てん。」
再びニコルスの姿が消えたと思ったら、今度はオレを囲むように左右上下から魔力が感じられた。
“さすがにこれは避けられないな。仕方ないな~。”
オレは身体の奥底にある魔力を解放した。すると、身体から眩しいほどのオーラが現れ、その光がどんどん強くなっていく。
「ウギャー 眩しいー!」
「ギャー」
どうやらニコルスは分身を作っていたのでなく、実力のある悪魔族を使っていた様だ。姿の見えなかった配下の者達がオレの光り輝くオーラの前で姿を現した。
「なるほどな。分身と見せかけて、配下の者を使っているとはな。」
「ハッハッハッハッ 知られたところで困ることはないさ。俺様に勝てないことには違いないんだからな。」
「それはどうかな。」
悪魔族達が四方から一斉に攻撃しかけてきた。
「己の犯した罪を悔いながら消えろ!」
『懺悔斬』
オレは背中の刀に魔力を込めて上下左右に振った。すると眩しい光が四方八方に広がり、向かってきた悪魔族達を殲滅した。
「お、お、おのれ~!これほどとは・・・・」
ニコルスも光の粒子となって消えていった。
「終わったようね。」
「そうだね。」
「ユリウス様。さすがです。」
「街の人達が地面に座っているにゃ!」
ミーアの指さした方向を見ると人々がこちらに向かって平伏していた。オレは慌てて彼らのところに駆け寄って言った。
「ハハ~!使徒様~!この度はありがとうございます!皆を代表して感謝申し上げます。」
「オレは別に使徒様なんかじゃありませんから。皆さん立ってください。」
オレの言葉でみんなが立ち上がった。その様子をグレゴリー大司教がニコニコしながら見ていた。
「皆さんの畑を復活させてくれたのは大精霊様達ですよ。感謝するなら大精霊様達にしてください。」
「はい。ですが、どのように感謝の気持ちを表したらよろしいのでしょうか?」
「湖の畔にある石像にお供え物をしたらいいですよ。」
「えっ?!石像は壊されてしまって・・・・」
するとグレゴリー大司教が説明した。
「皆さん。湖に行ってみてください。ここにいるユリウス殿が石像も祠も元通りに直してくれましたから。」
「本当ですか?!」
「ええ、本当よ。」
「ありがとうございます。早速お参りさせていただきます。」
街の人々が頭を下げて家に帰って行った。
「ユリウス殿。これでこの街は安全ですね。」
「ええ、ですが司教の中に悪魔族がいたとなると他の街も心配です。」
「でも、ユーリ~!司教達はみんな聖都カレットに集まるんでしょ?だったらその時にわかるんじゃない?」
「ユリウス様!サニー様の言う通りです!」
「もしかしたら大司教ミカエリが悪魔族かもしれないにゃ。」
ミーアの一言でグレゴリー大司教の顔色が変わった。
「まさか?!そんなことが?!」
「あり得ると思いますよ。大司教様。」
「その時はユーリとみんなで悪魔退治ね。」
「お前、何者だ?まさか悪魔族なのか?」
オレの言葉に周りにいた人々も動揺を隠せない。
「貴様!無礼であろう!司教であるニコルス様に向かって何という言い草だ!不敬罪だぞ!」
教会の者達も変装しているが、どうやら悪魔族のようだ。
「カーリーさん。住民の方達を避難させてください。」
「わかった。」
兵士達の誘導に従って住民達が避難し始めた。グレゴリー大司教も一緒だ。
「どういうつもりだ?貴様達は何者だ?」
「もうバレてるんだよ。早く正体を見せろよ!お前達もビスマンのように退治してやるよ!」
ビスマンの名前を聞いてかなり焦ったようだ。
「そうか。貴様らか、ビスマン様を倒したのは。どういう手段を使ったかは知らないが、このニコルス様は簡単には倒せないぞ!」
司教と教会の者達の身体から黒い靄が現れた。そして、身体が大きくなり頭に角が出てきた。
「やはりな。」
「ハッハッハッ バレたところで痛くもかゆくもないわ!どうせこの街の人間は一人残らず殺すつもりでいたからな。」
「サニー、ソフィア、ミーア!油断するなよ!」
「わかってる!」
「承知しました!」
「大丈夫にゃ!」
サニーが光魔法を放つと、悪魔達の頭上に巨大な光球が現れた。やはり聖なる魔法に弱いのか、悪魔達は光を避けようとしている。そこをソフィアとミーアが攻撃した。ソフィアの炎を纏った剣で斬られた悪魔達は光の粒子となって消えていった。
「私も頑張るにゃ!」
今度はミーアが剣を振ると、巨大な竜巻が起こって悪魔達を飲み込み始めた。そこにエアーカッターを放つと、悪魔達は風の刃に切り刻まれて光の粒子となって消えていった。
「二人ともやるじゃない!私も負けてられないわね。」
サニーが魔法で作り出した光球がどんどん大きくなり、悪魔達を吸収していく。それを横目に見ながらニコルスが不敵な笑いを浮かべながら言った。
「なるほど。口だけではなさそうだな。」
「お前もあいつらと同じように片づけてやるさ。かかって来いよ。」
「俺様をあいつらと同じだと思ったら大間違いだ!」
ニコルスがにやりと笑い、姿が消えた。恐らく瞬間移動だ。だが、ニコルスの魔力は消えていない。
”上か“
カキン
「さすがだな。何故わかった?」
「答える必要はないだろ!」
再びニコルスの姿が消えた。魔力を追いかけると今度は左右に反応があった。
シュッ スパッ
“どういうことだ?分身したのか?でも、分身なら片方は幻影のはずだよな。”
完全には避けられずに、左の頬から血が流れた。
「ハッハッハッハッ よく避けたな。お前の実力は認めてやろう。だが、所詮は人間だ。この俺様には勝てん。」
再びニコルスの姿が消えたと思ったら、今度はオレを囲むように左右上下から魔力が感じられた。
“さすがにこれは避けられないな。仕方ないな~。”
オレは身体の奥底にある魔力を解放した。すると、身体から眩しいほどのオーラが現れ、その光がどんどん強くなっていく。
「ウギャー 眩しいー!」
「ギャー」
どうやらニコルスは分身を作っていたのでなく、実力のある悪魔族を使っていた様だ。姿の見えなかった配下の者達がオレの光り輝くオーラの前で姿を現した。
「なるほどな。分身と見せかけて、配下の者を使っているとはな。」
「ハッハッハッハッ 知られたところで困ることはないさ。俺様に勝てないことには違いないんだからな。」
「それはどうかな。」
悪魔族達が四方から一斉に攻撃しかけてきた。
「己の犯した罪を悔いながら消えろ!」
『懺悔斬』
オレは背中の刀に魔力を込めて上下左右に振った。すると眩しい光が四方八方に広がり、向かってきた悪魔族達を殲滅した。
「お、お、おのれ~!これほどとは・・・・」
ニコルスも光の粒子となって消えていった。
「終わったようね。」
「そうだね。」
「ユリウス様。さすがです。」
「街の人達が地面に座っているにゃ!」
ミーアの指さした方向を見ると人々がこちらに向かって平伏していた。オレは慌てて彼らのところに駆け寄って言った。
「ハハ~!使徒様~!この度はありがとうございます!皆を代表して感謝申し上げます。」
「オレは別に使徒様なんかじゃありませんから。皆さん立ってください。」
オレの言葉でみんなが立ち上がった。その様子をグレゴリー大司教がニコニコしながら見ていた。
「皆さんの畑を復活させてくれたのは大精霊様達ですよ。感謝するなら大精霊様達にしてください。」
「はい。ですが、どのように感謝の気持ちを表したらよろしいのでしょうか?」
「湖の畔にある石像にお供え物をしたらいいですよ。」
「えっ?!石像は壊されてしまって・・・・」
するとグレゴリー大司教が説明した。
「皆さん。湖に行ってみてください。ここにいるユリウス殿が石像も祠も元通りに直してくれましたから。」
「本当ですか?!」
「ええ、本当よ。」
「ありがとうございます。早速お参りさせていただきます。」
街の人々が頭を下げて家に帰って行った。
「ユリウス殿。これでこの街は安全ですね。」
「ええ、ですが司教の中に悪魔族がいたとなると他の街も心配です。」
「でも、ユーリ~!司教達はみんな聖都カレットに集まるんでしょ?だったらその時にわかるんじゃない?」
「ユリウス様!サニー様の言う通りです!」
「もしかしたら大司教ミカエリが悪魔族かもしれないにゃ。」
ミーアの一言でグレゴリー大司教の顔色が変わった。
「まさか?!そんなことが?!」
「あり得ると思いますよ。大司教様。」
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