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立ち寄った村で魔物退治
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草原地帯から深い森を通って、再び草原地帯に出た。
“マップ上ではそろそろ村があるはずなんだけどな~。“
しばらく歩いていると畑が見えてきた。畑には帽子をかぶった人達がいる。手に農具を持っていた。
“やっと村だな。”
自然と急ぎ足になる。しばらく行くと、周りを木の柵で囲んだ村があった。村の入り口には門番はいないが、バタ村と立札があった。
“やっと着いたな。でも、宿屋なんかあるのかな~?”
村の中に入ると、質素だが頑丈そうに見える家が立ち並んでいる。小さいながらも食堂のような店もあったり、肉や野菜を売っている店もあった。オレは情報を仕入れるため、食堂でご飯を食べることにした。
「いらっしゃい。一人かい?」
「はい。」
「じゃ、この席でいいかい?」
「はい。」
テーブルの上にメニューがあった。メニューを見たがよくわからない。そこで店の人に聞いてみた。
「今日のおすすめは何ですか?」
「今日はいい肉が入ったから、ホーンボアの焼肉定食だね。」
「なら、それをお願いします。」
「はいよ。」
「すみません。この村に宿屋はないですか?」
「うちが宿もやってるけど。一泊2食で銀貨4枚だよ。お客さんは旅の人かい?」
「ええ、行く当てのない旅をしてます。」
「気楽だね~。羨ましいよ。私はマーサだよ。亭主はレオっていうんだ。どうだい? 泊まっていくかい?」
「はい。お願いします。」
「旅の人にしちゃぁ、身軽だね~!」
「ええ、この鞄に空間収納の機能があるので。」
「そうなのかい。ところで、あんた、冒険者かい?」
「Fランクですけどね。」
「そうかい。なら、無理だね。」
オレのランクを聞いて、マーサさんの期待を込めた笑顔が一瞬で暗くなった。
「どうしたんですか?」
「いや、実はね、この村の東側に森があるんだけどね。そこに魔物が住み着いたらしいんだよ。」
「そうなんですか~。でも、オレは採取専門だから無理かな~。」
「やめときな。Fランクなんだろ? 怪我でもしたら大変だからね。」
「角のある兎なら大丈夫なんですけどね。」
「ホーンラビットかい? それなら、私でも大丈夫さ。肉は美味しんだけど、なかなかいないんだよね。」
「そうなんですか? オレ、ここに来る途中で何匹か狩ったんで買い取ってもらえます?」
「いいけど、そんなに多くは払えないよ。1匹銀貨5枚でどうだい。」
「それでいいですよ。じゃあ、ご飯食べたら裏に出しますね。」
「そうしておくれ。」
焼肉定食が運ばれてきた。味は普通だが、量が多かった。元々小食のオレにはかなり厳しい。残してもいけないので、食べきれなかった固いパンは空間収納に入れた。
「食べ終わりました。ホーンラビットはどこで渡せばいいですか?」
「こっちに来ておくれ。」
オレはマーサの案内で店の裏に行き、鞄から出すふりをしてホーンラビットを取り出した。
「その鞄は便利だね~。」
「ええ、助かってます。」
マーサからホーンラビットのお金を受け取った後、オレは部屋に案内された。やはり風呂はない。
“この世界には風呂に入る習慣はないのかな~?”
翌日、朝食を食べた後、オレはマーサに薬草の採取に行くと伝えて宿を出た。そして、マーサが言っていた東の森に行っってみることにした。
“リン。マーサさんが言っていた魔物のいる場所って分かる?”
“はい。マスター。マップに出しますね。”
頭の中にマップが現れた。マップの中には少し大きめの赤いマークがある。オレはそのマークを目指して走った。すると、真っ黒で体長5mはありそうなクマのような魔物がいた。何かを食べている。
“思ったよりでかいな~。”
“ブラックベアですね。”
魔物もオレに気付いたようだ。鬼の形相でオレを威嚇してきた。
「グオ―」
オレは剣を抜いてゆっくりと魔物に切りかかった。魔物は意外に動きが俊敏で、オレの剣を長く鋭い爪で受け止め、反対の手でオレに攻撃してきた。オレは体勢を低くしてそれを避け、地面を転がりながら足を攻撃した。魔物の足から血が噴き出す。
「グオー」
魔物が地面に転んだ隙に、オレはジャンプして上から魔物の心臓に剣を突き刺した。すると、最初は暴れていた魔物も、しばらくすると絶命したようで静かになった。オレは魔物を空間収納に仕舞って宿に戻った。
「どうだった? 薬草は採れたかい?」
「この辺りにはないようですね。」
「そうかい。もう残ってなかったかい。今の時期だと少し遅いからね。」
オレは村の中を散策することにした。広場では子ども達が元気に遊んでいる。大人達は農具を担いでいる人が多い。のどかで平和な村だ。世界中がこんな村のようだったらいいのにと思いながら、次の街を目指して出発することにした。
「マーサさん。この辺りで大きな街ってどこですか?」
「ここから2日ほど歩いた場所に、スピカという街があるよ。この国の公爵様の領都だから、かなり大きいよ。そこに行くのかい?」
「はい。そうします。」
“マップ上ではそろそろ村があるはずなんだけどな~。“
しばらく歩いていると畑が見えてきた。畑には帽子をかぶった人達がいる。手に農具を持っていた。
“やっと村だな。”
自然と急ぎ足になる。しばらく行くと、周りを木の柵で囲んだ村があった。村の入り口には門番はいないが、バタ村と立札があった。
“やっと着いたな。でも、宿屋なんかあるのかな~?”
村の中に入ると、質素だが頑丈そうに見える家が立ち並んでいる。小さいながらも食堂のような店もあったり、肉や野菜を売っている店もあった。オレは情報を仕入れるため、食堂でご飯を食べることにした。
「いらっしゃい。一人かい?」
「はい。」
「じゃ、この席でいいかい?」
「はい。」
テーブルの上にメニューがあった。メニューを見たがよくわからない。そこで店の人に聞いてみた。
「今日のおすすめは何ですか?」
「今日はいい肉が入ったから、ホーンボアの焼肉定食だね。」
「なら、それをお願いします。」
「はいよ。」
「すみません。この村に宿屋はないですか?」
「うちが宿もやってるけど。一泊2食で銀貨4枚だよ。お客さんは旅の人かい?」
「ええ、行く当てのない旅をしてます。」
「気楽だね~。羨ましいよ。私はマーサだよ。亭主はレオっていうんだ。どうだい? 泊まっていくかい?」
「はい。お願いします。」
「旅の人にしちゃぁ、身軽だね~!」
「ええ、この鞄に空間収納の機能があるので。」
「そうなのかい。ところで、あんた、冒険者かい?」
「Fランクですけどね。」
「そうかい。なら、無理だね。」
オレのランクを聞いて、マーサさんの期待を込めた笑顔が一瞬で暗くなった。
「どうしたんですか?」
「いや、実はね、この村の東側に森があるんだけどね。そこに魔物が住み着いたらしいんだよ。」
「そうなんですか~。でも、オレは採取専門だから無理かな~。」
「やめときな。Fランクなんだろ? 怪我でもしたら大変だからね。」
「角のある兎なら大丈夫なんですけどね。」
「ホーンラビットかい? それなら、私でも大丈夫さ。肉は美味しんだけど、なかなかいないんだよね。」
「そうなんですか? オレ、ここに来る途中で何匹か狩ったんで買い取ってもらえます?」
「いいけど、そんなに多くは払えないよ。1匹銀貨5枚でどうだい。」
「それでいいですよ。じゃあ、ご飯食べたら裏に出しますね。」
「そうしておくれ。」
焼肉定食が運ばれてきた。味は普通だが、量が多かった。元々小食のオレにはかなり厳しい。残してもいけないので、食べきれなかった固いパンは空間収納に入れた。
「食べ終わりました。ホーンラビットはどこで渡せばいいですか?」
「こっちに来ておくれ。」
オレはマーサの案内で店の裏に行き、鞄から出すふりをしてホーンラビットを取り出した。
「その鞄は便利だね~。」
「ええ、助かってます。」
マーサからホーンラビットのお金を受け取った後、オレは部屋に案内された。やはり風呂はない。
“この世界には風呂に入る習慣はないのかな~?”
翌日、朝食を食べた後、オレはマーサに薬草の採取に行くと伝えて宿を出た。そして、マーサが言っていた東の森に行っってみることにした。
“リン。マーサさんが言っていた魔物のいる場所って分かる?”
“はい。マスター。マップに出しますね。”
頭の中にマップが現れた。マップの中には少し大きめの赤いマークがある。オレはそのマークを目指して走った。すると、真っ黒で体長5mはありそうなクマのような魔物がいた。何かを食べている。
“思ったよりでかいな~。”
“ブラックベアですね。”
魔物もオレに気付いたようだ。鬼の形相でオレを威嚇してきた。
「グオ―」
オレは剣を抜いてゆっくりと魔物に切りかかった。魔物は意外に動きが俊敏で、オレの剣を長く鋭い爪で受け止め、反対の手でオレに攻撃してきた。オレは体勢を低くしてそれを避け、地面を転がりながら足を攻撃した。魔物の足から血が噴き出す。
「グオー」
魔物が地面に転んだ隙に、オレはジャンプして上から魔物の心臓に剣を突き刺した。すると、最初は暴れていた魔物も、しばらくすると絶命したようで静かになった。オレは魔物を空間収納に仕舞って宿に戻った。
「どうだった? 薬草は採れたかい?」
「この辺りにはないようですね。」
「そうかい。もう残ってなかったかい。今の時期だと少し遅いからね。」
オレは村の中を散策することにした。広場では子ども達が元気に遊んでいる。大人達は農具を担いでいる人が多い。のどかで平和な村だ。世界中がこんな村のようだったらいいのにと思いながら、次の街を目指して出発することにした。
「マーサさん。この辺りで大きな街ってどこですか?」
「ここから2日ほど歩いた場所に、スピカという街があるよ。この国の公爵様の領都だから、かなり大きいよ。そこに行くのかい?」
「はい。そうします。」
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