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勇者と冥王のママは暁を魔王様と
第十章・開眼式典開幕2
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◆◆◆◆◆◆
現在、人間界のピエトリノ遺跡周辺は緊迫感に包まれていた。
教団壊滅に動き出した人間界各国の連合軍が遺跡周辺まで大軍を進め、囲むようにして陣を張ったのである。
遺跡周辺に暮らしていた人々は街や村を離れ、難民となって離れた街や隣国などに避難していた。
今や遺跡周辺は各国の隊列を組んだ兵士の姿しかなく、戦旗を掲げた大軍が整列している。いつ開戦してもおかしくないほど緊張感が高まっていた。
そして人間界の軍隊の他にも、ここには魔界と精霊界の軍隊の陣営もある。こちらは同族の救援救助が目的のものだ。教団についてはあくまで人間界の問題なのである。
しかし、遺跡は不気味なほど静かであった。
連合軍の戦意は高まっているが、教団側の反応は一切なかったのである。
遺跡の奥にある教団本部の神殿や周辺の街も静まり返っている。人影すらなく、人がいる気配もない。大勢の信仰者たちが地下に潜んでいることは予想されているが、教団の企みも全貌も不明であったのだ。
そして今、遺跡周辺にある山の小道にイスラとゼロスの姿があった。
「あにうえ、まって~!」
「遅いぞっ、グズグズするな!」
「おそくないもん! ぼく、ずっとかけっこしてるのに!」
生意気にもゼロスが言い返した。
しかもプンプン怒っている。
イスラはゼロスを見下ろして、ああそうだったと気が付いた。
人間界に転移してから遺跡を目指してずっと歩いていたが、どうやら気がはやって早足になっていたようだ。イスラとゼロスでは足の長さが違う為、ゼロスは置いていかれまいと小走りのような状態になっていたのだ。
十五歳のイスラと三歳のゼロスなので仕方がないことだが、さてどうしたものかとイスラは考える。
もしこれがブレイラなら最初からこんな歩き方はしていない。ブレイラの歩調に合わせて決して無理をさせたりしない。もし疲れたようなら背負うし、なんなら横抱きにして運ぶ。
だが、今一緒なのはブレイラではない。
ゼロスはまだ三歳の子どもかもしれないが冥王だ。
「これも訓練だ。耐えろ」
「えぇっ! ずっと、おけいこしてるのに?!」
「甘えるなら魔界に帰っていいぞ」
「ぼく、かけっこだいすき!」
ゼロスはすかさず撤回した。
ここまで来て魔界に帰りたくない。絶対にブレイラを助けに行くのだ。
こうして二人は山の小道を登って木々を抜けた先にある小高い丘に出た。
「わああ~っ、おすなのおうち、いっぱい!」
ゼロスが歓声をあげた。
小高い丘からは遺跡群全体を見渡すことができたのだ。
遺跡には泥の煉瓦で造られた建造物の街並みが広がり、奥には巨大な神殿が見える。
「あにうえ、あそこにブレイラがいるの?」
「そうだ」
「よ~し、がんばるぞ~!」
「ああ、頑張れ」
イスラは隣ではしゃぐゼロスをいなすように返事をする。
構っている暇はない、イスラは忙しいのである。目的地である神殿の外観全体を確認しながら侵入経路を思案したり、周辺状況を把握したりと忙しい。
その間、ゼロスは隣でしゃがんで草をむしったり小石を並べたりして遊ぶ。思案中のイスラの邪魔をしないなんて良い子である。
「ゼロス、待たせたな」
「もういいの? かんがえるの、おしまい?」
「ああ、終わった。ゼロス、ここから神殿が見えるだろ」
イスラは遠目に見える神殿を指しながら侵入経路を説明していく。
同行者のゼロスにも経路を教えておくのは侵入の基本だ。ゼロスは「うんうん」と頷いて聞いていた。
「右手側に塔があるのが分かるか?」
「スプーンのおてて。……あっ、あった!」
ゼロスは自分の小さな右手を見てから右側の塔を見る。
ゼロスはまだ三歳だが、魔界の城でお勉強も頑張っているので右と左が分かるのだ。
「あそこは独立した塔になっていて恐らくどこにも繋がっていない。あそこからは侵入できない」
「ふーん、そうなんだあ」
「神殿には巨大な地下神殿がある。教団の信仰者は地下にいるはずだ。そこで何かを企んでいる」
「ふーん、そうなんだあ」
「教団は俺の腕を使って何かをするつもりだ」
「ふーん、そうなんだあ」
「…………」
イスラがゼロスを見ると、ゼロスはきょとんとした顔でイスラを見上げていた。
「うんうん」と頷いているが、果たして本当に分かっているのかいないのか……。
「……お前、ほんとに分かってるか? ブレイラの所へ行く道順だぞ?」
「だいじょうぶ。あにうえと、おなじとこいくから」
「…………。……そうだな。そうしろ、それでいい」
「わかった!」
ゼロスはお利口な返事をした。
イスラは脱力したが、仕方ないことだと思い直す。
なぜならゼロスはまだ三歳。
魔界の城で専属講師を付けられて勉強しているけれど、城外の森で小枝を振り回しながら冒険ごっこをしている方が好きだ。
幼児向けの教科書を使って算術、語学、植物学、科学などの講義を受けているけれど、たくさん宿題を出されると泣きそうになってしまう。
試験はがんばるけれど、七十点以下の答案はブレイラに見つかる前に隠したい。
自分で絵本を読めるようになってきたけれど、文字がたくさんある絵本は眠くなる。
夕食の前にお菓子を食べてはいけませんよとブレイラに言われているけれど、我慢できなくて内緒で食べてしまう。
だって、ゼロスはまだ三歳。だから難しいことはまだちょっと分からないのだ。
「行くぞ。まず侵入だ」
「はいっ!」
ゼロスは元気に返事をすると、イスラの後に続いて歩きだした。
二人で小高い丘を駆け下りて山を越える。遺跡に近づくにつれて身を隠せる木陰が少なくなって、イスラは警戒を更に強めていく。出来るなら戦闘は避けて侵入したいのだ。
だが、そう上手くいかないのが世の常である。
森の谷間の開けた場所。岩肌が剥き出しの険しい崖の下に出た時だった。
「あにうえ、またへんなのきた!」
ゼロスが大きな声を上げて立ち止まる。
そう、二人の前に教団信仰者の怪物が現われたのだ。その数およそ四十体。
やはり遺跡付近には教団本部を守る為の怪物が待機していたのである。
イスラが右手に剣を出現させた。
「突破するぞ」
「うん! ぼくが、やっつけてやる!」
ゼロスは勇ましく言うと、背中に括り付けてある訓練用の剣を構えた。
初めての戦闘に成功しているゼロスは自信満々である。
戦闘が始まると、ゼロスは小さな子どもの体を活かし、素早い動きで怪物を翻弄させて戦った。動きも剣捌きも見事なものである。
ゼロスは戦闘経験を重ねるにつれてめきめき腕を上達させた。それはイスラも覚えがあることだ。
そもそも四界の王は身体能力も戦闘力も才能の比重が大きいので、実戦で開花して磨かれる性質である。もちろん日頃の基礎訓練があってのものだが、規格外の才能による土壌は特別なものだ。
こうしてゼロスはイラスとともに次々に怪物を倒していく。
しかし戦闘に慣れるにつれてゼロスは調子に乗り始める。そう、ゼロスは調子乗りであった。
「えいっ、まいったか! ぼくはつよい!」
「ゼロス、よそ見をするな!」
「だいじょうぶ! ぼく、じょうずにえいって、できるから!」
そう返しながらゼロスは張り切って剣を振るい、薙ぎ払われた巨大な怪物が崖に衝突する。
吹っ飛んだ怪物に、「ほらね!」とゼロスはえっへんと胸を張った。
だが。
「ゼロス、上だ!」
イスラが焦った声を上げた。
ハッとしてゼロスも頭上を見て、大きく目を見開いて硬直する。
巨大な岩石が落ちてきたのだ。
そう、さっきの怪物の衝突で落石が起きたのである。
「わっ、わあああああ!!」
ゼロスは青褪めて悲鳴をあげた。
早く逃げなければと思うのに、目前に迫った巨大な落石に体が動かない。
イスラも助けようとするが離れた位置にいるので間に合わない。
もうダメかとゼロスが泣きそうになった時だった。
「泣くな! 冥王が情けないぞ!!」
――――ガキイィィンッ!!
聞き慣れた声がしたかと思うと、豪速で飛んできた大剣が岩石に突き刺さった。
瞬間、衝撃で巨大岩石が微塵に粉砕する。
ゼロスはパラパラと雨のように降ってきた砂や小石の下で目を丸めた。
でもじわじわと大きな瞳に喜色が広がる。
だって、だって!
「ち、ちちうえだ~!!」
そう、父上の魔王だった。
ハウストの登場に、ゼロスがみるみる笑顔になっていく。
現在、人間界のピエトリノ遺跡周辺は緊迫感に包まれていた。
教団壊滅に動き出した人間界各国の連合軍が遺跡周辺まで大軍を進め、囲むようにして陣を張ったのである。
遺跡周辺に暮らしていた人々は街や村を離れ、難民となって離れた街や隣国などに避難していた。
今や遺跡周辺は各国の隊列を組んだ兵士の姿しかなく、戦旗を掲げた大軍が整列している。いつ開戦してもおかしくないほど緊張感が高まっていた。
そして人間界の軍隊の他にも、ここには魔界と精霊界の軍隊の陣営もある。こちらは同族の救援救助が目的のものだ。教団についてはあくまで人間界の問題なのである。
しかし、遺跡は不気味なほど静かであった。
連合軍の戦意は高まっているが、教団側の反応は一切なかったのである。
遺跡の奥にある教団本部の神殿や周辺の街も静まり返っている。人影すらなく、人がいる気配もない。大勢の信仰者たちが地下に潜んでいることは予想されているが、教団の企みも全貌も不明であったのだ。
そして今、遺跡周辺にある山の小道にイスラとゼロスの姿があった。
「あにうえ、まって~!」
「遅いぞっ、グズグズするな!」
「おそくないもん! ぼく、ずっとかけっこしてるのに!」
生意気にもゼロスが言い返した。
しかもプンプン怒っている。
イスラはゼロスを見下ろして、ああそうだったと気が付いた。
人間界に転移してから遺跡を目指してずっと歩いていたが、どうやら気がはやって早足になっていたようだ。イスラとゼロスでは足の長さが違う為、ゼロスは置いていかれまいと小走りのような状態になっていたのだ。
十五歳のイスラと三歳のゼロスなので仕方がないことだが、さてどうしたものかとイスラは考える。
もしこれがブレイラなら最初からこんな歩き方はしていない。ブレイラの歩調に合わせて決して無理をさせたりしない。もし疲れたようなら背負うし、なんなら横抱きにして運ぶ。
だが、今一緒なのはブレイラではない。
ゼロスはまだ三歳の子どもかもしれないが冥王だ。
「これも訓練だ。耐えろ」
「えぇっ! ずっと、おけいこしてるのに?!」
「甘えるなら魔界に帰っていいぞ」
「ぼく、かけっこだいすき!」
ゼロスはすかさず撤回した。
ここまで来て魔界に帰りたくない。絶対にブレイラを助けに行くのだ。
こうして二人は山の小道を登って木々を抜けた先にある小高い丘に出た。
「わああ~っ、おすなのおうち、いっぱい!」
ゼロスが歓声をあげた。
小高い丘からは遺跡群全体を見渡すことができたのだ。
遺跡には泥の煉瓦で造られた建造物の街並みが広がり、奥には巨大な神殿が見える。
「あにうえ、あそこにブレイラがいるの?」
「そうだ」
「よ~し、がんばるぞ~!」
「ああ、頑張れ」
イスラは隣ではしゃぐゼロスをいなすように返事をする。
構っている暇はない、イスラは忙しいのである。目的地である神殿の外観全体を確認しながら侵入経路を思案したり、周辺状況を把握したりと忙しい。
その間、ゼロスは隣でしゃがんで草をむしったり小石を並べたりして遊ぶ。思案中のイスラの邪魔をしないなんて良い子である。
「ゼロス、待たせたな」
「もういいの? かんがえるの、おしまい?」
「ああ、終わった。ゼロス、ここから神殿が見えるだろ」
イスラは遠目に見える神殿を指しながら侵入経路を説明していく。
同行者のゼロスにも経路を教えておくのは侵入の基本だ。ゼロスは「うんうん」と頷いて聞いていた。
「右手側に塔があるのが分かるか?」
「スプーンのおてて。……あっ、あった!」
ゼロスは自分の小さな右手を見てから右側の塔を見る。
ゼロスはまだ三歳だが、魔界の城でお勉強も頑張っているので右と左が分かるのだ。
「あそこは独立した塔になっていて恐らくどこにも繋がっていない。あそこからは侵入できない」
「ふーん、そうなんだあ」
「神殿には巨大な地下神殿がある。教団の信仰者は地下にいるはずだ。そこで何かを企んでいる」
「ふーん、そうなんだあ」
「教団は俺の腕を使って何かをするつもりだ」
「ふーん、そうなんだあ」
「…………」
イスラがゼロスを見ると、ゼロスはきょとんとした顔でイスラを見上げていた。
「うんうん」と頷いているが、果たして本当に分かっているのかいないのか……。
「……お前、ほんとに分かってるか? ブレイラの所へ行く道順だぞ?」
「だいじょうぶ。あにうえと、おなじとこいくから」
「…………。……そうだな。そうしろ、それでいい」
「わかった!」
ゼロスはお利口な返事をした。
イスラは脱力したが、仕方ないことだと思い直す。
なぜならゼロスはまだ三歳。
魔界の城で専属講師を付けられて勉強しているけれど、城外の森で小枝を振り回しながら冒険ごっこをしている方が好きだ。
幼児向けの教科書を使って算術、語学、植物学、科学などの講義を受けているけれど、たくさん宿題を出されると泣きそうになってしまう。
試験はがんばるけれど、七十点以下の答案はブレイラに見つかる前に隠したい。
自分で絵本を読めるようになってきたけれど、文字がたくさんある絵本は眠くなる。
夕食の前にお菓子を食べてはいけませんよとブレイラに言われているけれど、我慢できなくて内緒で食べてしまう。
だって、ゼロスはまだ三歳。だから難しいことはまだちょっと分からないのだ。
「行くぞ。まず侵入だ」
「はいっ!」
ゼロスは元気に返事をすると、イスラの後に続いて歩きだした。
二人で小高い丘を駆け下りて山を越える。遺跡に近づくにつれて身を隠せる木陰が少なくなって、イスラは警戒を更に強めていく。出来るなら戦闘は避けて侵入したいのだ。
だが、そう上手くいかないのが世の常である。
森の谷間の開けた場所。岩肌が剥き出しの険しい崖の下に出た時だった。
「あにうえ、またへんなのきた!」
ゼロスが大きな声を上げて立ち止まる。
そう、二人の前に教団信仰者の怪物が現われたのだ。その数およそ四十体。
やはり遺跡付近には教団本部を守る為の怪物が待機していたのである。
イスラが右手に剣を出現させた。
「突破するぞ」
「うん! ぼくが、やっつけてやる!」
ゼロスは勇ましく言うと、背中に括り付けてある訓練用の剣を構えた。
初めての戦闘に成功しているゼロスは自信満々である。
戦闘が始まると、ゼロスは小さな子どもの体を活かし、素早い動きで怪物を翻弄させて戦った。動きも剣捌きも見事なものである。
ゼロスは戦闘経験を重ねるにつれてめきめき腕を上達させた。それはイスラも覚えがあることだ。
そもそも四界の王は身体能力も戦闘力も才能の比重が大きいので、実戦で開花して磨かれる性質である。もちろん日頃の基礎訓練があってのものだが、規格外の才能による土壌は特別なものだ。
こうしてゼロスはイラスとともに次々に怪物を倒していく。
しかし戦闘に慣れるにつれてゼロスは調子に乗り始める。そう、ゼロスは調子乗りであった。
「えいっ、まいったか! ぼくはつよい!」
「ゼロス、よそ見をするな!」
「だいじょうぶ! ぼく、じょうずにえいって、できるから!」
そう返しながらゼロスは張り切って剣を振るい、薙ぎ払われた巨大な怪物が崖に衝突する。
吹っ飛んだ怪物に、「ほらね!」とゼロスはえっへんと胸を張った。
だが。
「ゼロス、上だ!」
イスラが焦った声を上げた。
ハッとしてゼロスも頭上を見て、大きく目を見開いて硬直する。
巨大な岩石が落ちてきたのだ。
そう、さっきの怪物の衝突で落石が起きたのである。
「わっ、わあああああ!!」
ゼロスは青褪めて悲鳴をあげた。
早く逃げなければと思うのに、目前に迫った巨大な落石に体が動かない。
イスラも助けようとするが離れた位置にいるので間に合わない。
もうダメかとゼロスが泣きそうになった時だった。
「泣くな! 冥王が情けないぞ!!」
――――ガキイィィンッ!!
聞き慣れた声がしたかと思うと、豪速で飛んできた大剣が岩石に突き刺さった。
瞬間、衝撃で巨大岩石が微塵に粉砕する。
ゼロスはパラパラと雨のように降ってきた砂や小石の下で目を丸めた。
でもじわじわと大きな瞳に喜色が広がる。
だって、だって!
「ち、ちちうえだ~!!」
そう、父上の魔王だった。
ハウストの登場に、ゼロスがみるみる笑顔になっていく。
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