擬音物語

白餡

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カタカタ

友情系(ホラー)

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カタカタと椅子が揺れた

それは、俺が立ち上がった振動で揺れただけだった。
俺は今、何が起きたのかわからない。

さっきまでお前は俺と笑いながら話をしていて、夏休み何をしようとか、宿題どうする?とかそんな、他愛もない話をしていたはずで

お前がそういえば、、、と屋上に忘れ物をしたことを思い出したなんていうから
「屋上に忘れ物なんて、珍しいなぁ!何忘れたんだよ笑」なんて笑って
『弁当箱だよ、弁当箱!昼に飯食ったらうっかり忘れたんだよ笑』とお前も笑っていたはず

状況を掴めずに、震える足で窓の近くにむかい、そっと下をのぞくと
お前はお前じゃなかった。
それは、赤黒い何かで、お前なんかでは決してないはず、俺はそんなお前は知らない、絶対違う。
混乱する頭と、見たものの気持ち悪さで吐き気がした。
ふと頭の中で誰かが【自殺したんじゃ?】なんていうから
俺は「そんなことない」と叫んだ

そんな叫びは誰にも届かず、いつのまにか校長先生や先生たちがその赤黒いものの周りに集まって、警察の人達がやってきた。
俺も警察の事情聴取をうけた。

そこでやっと気づいたんだ。
お前は俺にお前が自殺する素振りをみせていたことに。
「夏休み何する?」という俺の問に
お前は『何も考えてないよ』と答えていた
「宿題どうする?」という問には
『宿題なんて、どうでもいいよ』と答えていた
そして、きわめつけには
『俺が死んだら、お前、どうする?』と聞いてきていた
俺は冗談だと思ってた。普通はそうおもうだろう。
だから、俺は「お前が死ぬときは、俺も一緒さ笑俺の大親友!!」とふざけて答えたんだ。
なぁ、あれは、冗談だったんだよ、、なぁ、、お前はかえってくるよな??死んでなんかいないよな??

混乱する頭で何を考えても無駄だった
警察の事情聴取を終え、静かに歩いているといつのまにか学校の屋上に来ていた。
なぜか俺は安全柵を超えて、壁の端っこに立っていて気づいた時にはもう遅かった

『お前も一緒だよな?大親友!!』というお前の声と一緒に俺は屋上から落ちた。

[だって、俺たち大親友だから、死ぬときも一緒なんだよな?]
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