来世でよろしく

紫鶴

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6歳の俺

孤児6歳 13

はあっとため息をついて彼らの方を見ると気絶していた。あーっと声をあげつつ運ぶの手伝ってっと二人に言う。小脇に彼らを抱え、俺はルチアーノを背負ってアンヴァース孤児院に向かう。気絶してくれたので何事もなかったかのように接すればごまかせる気がする。たぶん、きっと。

道すがら、昨日の悪魔にも出会い兎と花冠を交換ってことで帰った。もとより、自分より強そうな悪魔にはあまり近寄らないタイプだったようだ。あのスライムみたいな状態では相手の力などは測れないらしい。新たな発見。また、悪魔の生態についても研究したいものだ。

もう少し俺が大きくなってお金が入ったらだが。

考えてみれば王族という地位にいるだけでお金は自由に使えていたから身分的には研究職に向いていたのかもしれない。あと、誰も俺に干渉してこなかったというのも大きいだろう。三人の兄がいるから権力争いはそちらで行われていたため第四王子の俺まで火の粉が被らなかったというだけかもしれないが。

でも、不思議なことだ。正真正銘俺は王と王妃の子であるのにその権力争いに巻き込まれなかったということが、今でも不思議でならない。少なくとも、誰かしら俺にたいしてアクションを起こしても良いのではないだろうか?だって王子だぞ?権力にすがるもんじゃないの?いくら兄三人に権力が集中して、俺になんの利益がないとしてもだよ?

まあ、いいんだけど。俺の願いはただ趣味の研究をしたいだけだから。

そろそろと裏口から中に入りアンジェリカさんのところに向かう。院長室だ。ちょうどよくそこで事務仕事をしていたアンジェリカさんに大まかな出来事を話した後に、二人を任せて俺はさっさと部屋からでた。ルチアーノの部屋にルチアーノを寝かしたあと夕飯の手伝いに行くために廊下を歩く。最近俺トラブルメーカーになっている気がする。主に、ルチアーノに出会ってから。何事もなく、過ごしたいのに……。


「それでは、私は業務がありますので」
「はいはい、頑張って」


テレシアは悪魔なので人に混じるのは得意だ。だから人として仕事をすることに苦はないだろう。子供も好きな方だ。遊び相手として、彼らほど無知で無邪気な存在はいないだろう。悪魔の大好物だ。

代わって……。


「アッズゥールー」
「……なにクラウス」


げっと言う言葉は飲み込みながら彼の方を見ると彼は腰を折って俺の眼前に自身の顔を突きつける。思わずドアップに俺はうおっと声をあげて下がると、じろっと金色の瞳が俺を捉える。それから影にちらっと視線を向けた。ジークはその影の中に入っているのでたぶん、わかっていて見たはずだ。


「ねえ、なんでテレシアと契約結んで俺とは結んでくれないの?」
「は?いや、契約に縛られる方が嫌なんだろおま……」
「そんなこと言ってないんだけど?」
「……」


なるほど、こいつも餌目当てか。俺の魔力がどれだけあるかわからないが死にそうになるくらいまでは吸いとらないだろう。断るのも面倒……。


「契約。俺との約束は守ること」
「生き死にを繰り返したとしても変わらず貴方にだけ付き従うことを誓います」


お前もか!!

俺はふんふん鼻唄を歌うクラウスが上機嫌で去っていった姿を見送った。はあっとため息をつきつつ、夕飯の準備に向かう。広間では皆が夕飯の準備をしていて、俺はイリーナとマイクのところに行く。


「あ、アズール!机拭くの手伝って!」
「あれ?ルチアーノはどうしたんだ?いっつもお前に引っ付いてるのに……」
「疲れて寝てる」


俺がそういうとマイクとイリーナは顔を会わせて首をかしげる。その顔はなんで?だった。部屋の中、しかもてんで体を動かすのが嫌いな俺と一緒にいるルチアーノが何によって疲れたのか分からないのだろう。

ふむ、二人には言っておくか。俺から言うより伝播しやすいと思うし。


「実はアンジェリカさんがルチアーノも外で遊べるようにって特殊な洋服を作ってね昨日から試作運用で散歩してたんだ」
「へー!院長先生すごーい!」
「試作ってことはまだ未完成なのか?」
「うーん。耐久性とかはバッチリだけど、本人が日に当たって活動するのが辛いかもしれないからもう少し慣れてからみんなと外で遊べると思う。何しろ、みんな怪獣みたいな体力だもの」
「怪獣って失礼ねアズール!あなたが貧弱なだけでしょう!」
「お、俺は標準ですけど!?」


イリーナの言葉に反論しつつテーブルを拭く。拭き終わった後に二人の布巾を受け取って後片付けをする。遅れた分せめてこれくらいはしないとね。布巾を片付けたあと、夕飯も近いのでルチアーノを呼びに行こうと廊下を歩いていると、前方からあの、気絶していた子の後ろ姿が見えた。えーっと、確か……。


「ノイン君」


俺がそう呼ぶとピタッと歩みを止めてゆっくりとこちらを振り向いた。じいっと俺を上から下まで見つめていたが、ゆっくりと口が開く。


「君が俺を助けたっていう……?」
「え?あー、まあ、そうなるかな……」


結果的にはね。気付かなかったら見殺しにしてたし。大したことはしていない。この子の運が良かっただけだ。とは思うが、ばか正直には言わない。反感を買うのはわかっているので。

彼はそう聞いた後にそう、っと俺を見た後にこう言った。


「ありがとう……」
「あ、どういたしまして」
「うん……」


しんっとその場が静まり返った。気まずい。俺が先に声をかけたんだ。しっかりしろ!


「えーっと、広間で夕飯の準備してるから、君も具合よくなったら夕飯食べに行きなよ」
「うん……」
「じゃあ」


そう言って俺はルチアーノの所に向かおうと歩き出した。俺の足音の他にもうひとつ足音がする。ぴたっと俺が止まるとその足音も一緒に止まった。俺はもう一度歩き出し、同じように足音もついてくる。俺は、また止まってそれから後ろを見た。ばっちりと彼と目が合い、俺は苦笑いをする。


「えーっと、何か用かな?」
「広間の場所、わからない……」
「あ、そういうこと。ここの廊下をあっちにずっと真っ直ぐ行けば大きな扉に当たるからその扉を開けて中にはいればそこが広間だよ」
「うん……」
「えーっと、それじゃあ」


そう言って俺はまたルチアーノのところに行くために歩き始めると、やはりもうひとつの足音が一定の距離をあけながらついてくる。もう一度俺は足を止めて振り返った。すると、ぴたっと足を止めてじいっと俺を見つめてくる。なんだ。広間はあっちだぞ。


「どこいくの……?」
「え、ルチアーノっていう子に夕飯だよって知らせに……」
「ふーん……」
「……」


聞かれたはいいが彼はそう言っただけで広間に行こうとしない。どういうことだ。この子何がしたいんだっ!?

えーっと、と言葉をつまらせながら「一緒に行く?」っと一応提案してみた。すると、彼はコクント頷いてぱたぱた歩いてきて俺の腕に引っ付いた。君、あれかい?人類皆友達的なやつか?お?俺ビックリしたよ。いきなり腕に引っ付かれて。いいんだけど。


「ねえねえ。名前なんて言うの……?」
「アズール」
「そう、俺ノイン。よろしく……」
「よろしく」


そして二人でルチアーノのいるベッドに。ルチアーノはベッドでまだすーすー寝息をたてている。起こすのは忍びないが、起こさないと夕飯に間に合わない。


「ルチアーノ、起きて」
「ん、ぅうん……?」
「ほぉら、夕飯だよ」
「……?」


体を揺すると彼は目を擦りながら起き上がった。それから周りを見渡して首をかしげ、それから俺の腕に引っ付いているノイン君を見て悲鳴をあげた。


「僕のアズールに触らないで!!!」
「……やだ」
「僕のだもん!!!!触らないでったらぁっ!!!!」


ベッドから身を乗り出してルチアーノはノイン君の腕をばしばし叩く。今までピクリとも動かなかった彼の表情がむうううっと頬を膨らませながら嫌々っと首を振る。


「アズールは別にお前のじゃないでしょ」
「僕のだもん!!!」
「あー、はいはい、起きたら早く夕飯に行くよ」
「ダメなのおおおっ!!!!」


ルチアーノはそう言ってノイン君に飛びかかった。ひっとノイン君はひきつった悲鳴をあげるのでこらっとルチアーノが彼に襲いかかる前に頭を押さえてグッと力をかける。うううううっと唸った後にルチアーノはぷいっとそっぽを向いてノイン君とは反対側の腕に引っ付いた。さすがに両脇に引っ付かれると歩きにくいんだけど、と思いつつ言ってもじゃあお前が離せっと喧嘩になる未来しかみえない。静かにしとこ。


「アズール。そいつ、さっき変なのから出てきたやつ?」
「そう」
「ふううううん?もう起きて大丈夫なのぉ?なんならまだ寝てた方がいいんじゃなぁい?」
「もう大丈夫……。アズールに今支えてもらってるし」
「はあっ!?アズールに無駄な体重かけないでよっ!!!!」
「体重かけてないし。失礼な言い方はやめてよ」
「うるさい!アズールから離れてよ!!」
「そっちこそ離れてよ」


静かにしてても喧嘩するわ。なんなんだ。あのねぇ、そんな下らないことで喧嘩しないでくれる?

俺はげんなりしながら広間についた。その間でも離れろ!お前こそっ!!という口喧嘩が繰り広げられていた。その様子の俺に皆触らぬ神に祟りなしとでもいうようにさささっと散っていく。いつもの席についたはいいが、二人はお互いを睨み続ける。俺は誰か助けてくれと視線をさ迷わせるが誰一人として合わない。いつもは面倒見がいいイリーナやマイクもだ。色恋沙汰に巻き込まれるのはごめんみたいな感じ。ひどい。

気まずい空気を感じながらどう仲裁しようか考えていると、目の前の椅子に誰かが座った。救いが来た!っと思いそちらを見るとにこにこと笑顔のカイルが。満面の笑みだ。あまり彼のその顔は見たことがない。何だか嫌な予感がする。


「アズールは、俺の嫁だからあんまりベタベタしないでくれ」
「……っ!!!???」
「……っ!?!?」
「初耳だわ」


俺はそう言って呆れ顔をすると、ルチアーノが俺の腕から手を離してテーブルを乗り越えかカイルに掴みかかった。カイルが普通に椅子から転げ落ちて、ルチアーノが「アズールは僕のだもんんんんんっ!!!!」っと癇癪をおこしながら彼に馬乗りになりグーで殴っている。やめろ!!顔はやめとけってぇ!!!

カイルも応戦はしているが防御のみで反撃しない。俺ならまだしも二歳差であれば勝てるだろうに!

遠巻きに見ていた者たちもさすがに取っ組み合いになればやめろっと二人を剥がそうとする。あわわわっと喧嘩の火種に勝手にされた俺はおろおろしながら、ちらっと俺から離れないノイン君を見た。というか、あの、すんげー痛いんですけど。なんで力くわえられてんの俺。


「ノ、ノイン君……?」
「俺は、俺はアズールにとってなんでもいい。守ってくれるならなんでもいい!!」
「え、えーっと……?」
「ペットっ!?奴隷!?いいよ、好きにして!俺、俺もう痛いのも苦しいのも怖いのも嫌なのっ!!なんでもするから俺の事守って!!!!お願いぃいいいいっ!!!!」


叫び声をあげてそういわれ、俺はポカンとしながらはあっとため息をついた。その様子の俺にビクッと体を震わせて慌ててノイン君は俺から離れた。視線は下にがたがたと可哀想な位にからだが震えている。そんな彼に俺はがっと顎をつかんで上を向かせた。

怯えきった瞳が俺を捉えている。


「偶然とはいえ、助けたんだから最後まで面倒見るよ。ペットでも奴隷でもなく、俺の友人として」
「ゆうじん……友達ってこと……?」
「そう。俺とノイン君は友達。俺は身内には甘いって言われてるから、君を見捨てないし、どこにいてもどんな危険に遭っても君を守る。友達として」
「本当……?どこにいても助けてくれる?何に襲われても救ってくれる……?」
「うん」


そう言って顎から手を離すとがばっと勢いよく抱きつかれた。グラッと俺の体は倒れ、長椅子に背中をぶつける。痛いんだが。あの、痛いんですが……。

体を起こしたノイン君が俺を見下ろすので、目で訴えてみた。


「でも、友達はいや」
「え?」
「そういうやつはすぐ裏切る。ねえ、別なのにして」
「べ、別?」


えー、えーっと……。えー……。


「使い魔……とか……?」


冗談で苦し紛れにそう言うと、にこぉっとノイン君の顔が歪んだ。すると、彼はブチッと親指を噛む。それから俺の口に突っ込んだ。血が出ているようで鉛の味がする。吐き出そうとするが、彼の親指が俺の舌に擦り付けるように動いて唾液が溜まり、飲み込んでしまった。それを確認した後にノイン君の指が口の中から離れ、げーっと俺は舌を出してしまう。


「私は盾。私は剣。私は鎖。私は手足。私は貴方に付き従い、貴方は私を所有する。違えることは赦さず、裏切ることは赦さず。生涯私は貴方のものである」


かっと俺とノイン君を包むように光が生まれたが、突如としてそれは砕け散った。は……とノイン君が呆然と息を吐く。


「え……なんで……間違えてないのに……な、何が……」
「お前アズールに何しようとしたんだっ!!このクソ野郎がぁっ!!!」
「っ!いやぁっ!!!」


先程までカイルにマウント取っていたルチアーノがテーブルを超えノイン君に襲いかかった。ごろんっと2人は一回転して床に転がる。


「いやぁぁぁぁぁああああっ!!!いや、いやぁぁぁぁっ!!助け……っ!ひっ、たすけてえええええっ!!!」
「うるせぇ!!黙れこの恩知らずがっ!!」
「ひっ、ひぃぃぃっ!!!」
「ルチアーノのやめろ!!!」


俺が叫ぶとぴたっと殴ろうとした手が止まる。動きの止まったルチアーノを押しのけ、ガタガタ震えて泣いているノイン君を起こし「ごめんね、大丈夫?もう怖くないよ」と声をかけた。


「アズ……っ!う、うううう……」


グズグズと泣きながら俺の膝に顔を埋めて小さくなる。彼の頭を撫でながらとりあえず落ち着くのを待つと、「なんで」っとルチアーノが呟いた。


「そいつ、なんかやろうとした!!」
「うん。でも、攻撃されるものじゃないから大丈夫だよ」
「でも、でもそんなの!僕、分かんないもんそんなの!!アズールが、アズールが、だって……だってぇぇぇ……」
「うんうん。助けてくれてありがとう。心配かけてごめんね?」
「ごめんなざいぃ……」
「俺じゃなくて、ノイン君に謝ろうね」


うええええん!とルチアーノも泣き出して背中に貼りつくのではいはいと空いてる手で背中を叩いてあやす。

周りの子達はほっとしながら、夕飯のスープとパンを持ってきてくれた。今持ってきてくれても泣き止む頃には冷めそうと思いながらお礼を言いつつ2人が泣き止むまで延々とあやす。腕死ぬ。

騒ぎを聞き付けてかもう1人の片割れを起きたようでぎょっとしながら俺の2人をあやす光景を見て「ノインがごめんなさい」と謝られた。

大丈夫。うちのルチアーノも悪いから。お相子。

2人が落ち着き、スープが冷めきった頃俺達は夕飯を食べ始めた。ぐすぐすと二人とも鼻を啜りながら静かに食べ進めていく。

この騒動に加担したともいえるカイルは既に食べ終わり我関せずとでもいうようにさっさと部屋に帰った。薄情な奴め。大体、あんな発言しなければこんな事にはならなかったかもしれないのに……。

夕飯中、片割れの名前を聞いた。ノルン君と言うそうだ。ニコニコと笑顔でそう言えば途中で気絶してたけどどうやってあの人倒したの?と聞かれたので苦し紛れに実はテレシアさんという孤児院の従業がきて追っ払ってくれたと答えた。あながち間違いではない。ジークはテレシアのものなのでテレシアがやったと言っても過言ではない、はず……。

その嘘はバレることなくそうなんだ!とあっさり信じてくれた。よかった。

そのまま、夕飯を食べ風呂に入り、さあ寝ようとベッドに入った。


「いや、狭いから!3人は狭いからぁっ!!」
「俺はベッドない……。お前は自分のベッドあるだろ、そっちに行けよ」
「ここだけど?いつもアズールの隣で寝てるもん。あと、院長がこのベッド使えって言われてたじゃん。聞いてないの?」
「あーもー!ハイハイ!二人ともベッドから降りて!」


俺がそういうと渋々降りた。駄々こねられて他の子の睡眠の妨げになるのは良くない。ここは、すぐに行動だ。

俺は2人の手を繋ぎ、部屋を出てずんずんと廊下を歩いていく。どこに連れていかれるか不安なのか、キョロキョロと周りを確認しながらついてくるノイン君と首をかしげてよく分かっていないルチアーノ。うん、ルチアーノ、少しは警戒心を持ちな。何もしないけど。

それから俺はひとつの扉の前で止まり、ドアノブを捻って中に入った。そこは、従業員用の寝室でシングルベッドが6つ並んでいる。ただ、使われていないのでホコリっぽく、直ぐに魔法で綺麗にしてから真ん中のベッドに近づく。


「今日はここで寝ます。静かに、大人しくできる?」
「うん!」
「うん……」


2人はこくんと頷いた。軽く眠そうな顔をして。俺はいい子っと2人の頭を撫でてからベッドに潜り込む。やはり、大人サイズのベッドは大きい。3人で寝てもまだ余裕がある。

仰向けになってがっちり2人に両脇から掴まれながら目を閉じる。俺が寝る前にすーっとすぐに寝息をたてて2人は寝入った。さっき泣いてたしそれもあって疲れていたのだろう。

やっと静かになったと俺も目を閉じようとしたが、不意にきいっと音がして扉が開いた。そちらを見ると、中に入ってきた人物と目が合う。彼は恥ずかしそうにしながらえーっとと髪をいじった。


「……一緒に寝る?ノルン君」
「……っ!う、うん!!」


そう言ってノルン君も同じベッドによじ登ってきた。やはりノイン君と近くで一緒に寝たいのだろうか。彼があんな感じに取り乱していたんだから、今までいた場所は相当過酷だったんだろう。同情する。不安もあるだろうし、きっと2人は一緒に……。


「おやすみ、アズール」
「あ、あぁ、うん……。え?そこで?」


もぞもぞと俺の足元から来たと思えば俺に覆いかぶさるようにして彼は眠る。うつ伏せじゃないと眠れないとかいう奴なの?でも場所悪くない?どうして俺の上でね……まじか、本当に寝てるんだけど……。


「どうしてこうなった」


すーすーっと3人の寝息を聞きながら俺はそう呟いた。とはいえ、俺もなれるのが早く数分すれば眠りにつけたのだが。こいつら変わり者過ぎない?
感想 10

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