来世でよろしく

紫鶴

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6歳の俺

孤児6歳 14*

どんっと肩を押されて俺は壁際に追い詰められた。ふらっとよろめきつつも何をするんだとその人物を睨み付けるが、その無表情の顔にひっと小さく悲鳴をあげてしまう。


「ねえ、あの女誰?」
「は?えーっと……?」
「あの女だよ。今日の夜会で殿下にベタベタ触って話しかけてきた非常識なあぱずれ女っ!!!」
「え……?」


そんなのいたか?俺は首をかしげて記憶を遡ると確かに青色のAラインドレスを着たご令嬢が今日、珍しく俺に声をかけてきた。俺は、第四王子で俺の話をかける貴族はほとんどいない。いるとすれば、このーーー家の次期当主だと言われている優秀なーーーと、その双子であるーーー以外は。なんで俺なんかに話しかけてくるのかは分からないが、気に入られているんだろうとは思う。どうしてこうなったのか俺には皆目検討もつかないが。

じいいっと感情の読めない瞳で俺を覗きながら俺が話し出すのを彼は待っている。俺はごくっと生唾を飲みながら視線はそらさずにあのご令嬢の事を思い出す。

たしか、他国の留学生だったらしく俺は一応王子という身分なので話しかけてくれたのだろう。確かに他の三人に比べれば俺は人はたかっていないので話しやすかったのだろう。とはいえ、俺の噂を知らないわけでもなく、お可哀想な第四王子殿下というニュアンスの含まれた話をされて、早々に立ち去った。別に同情されるようなことはしてないし、王様にだってなりたくないのだから今の状況は俺にとって好都合だ。それを彼女は分かっていなかっただけなのだが、少し不快に思ったので仕方ない。身分的に俺の方が上だから、彼女も何かアクションを起こすことはないだろう。そんなことになったら大問題だ。

名前ももう覚えていないので大まかにそう話したらふーん、っと一応彼は納得してくれたようだ。その事にホッとしながらもじゃあこれでっとそそくさ去ろうと壁から離れようとすると、今度はぐいっと胸ぐらを捕まれて唇を塞がれた。ぬるっと彼の舌が口の中に入ってきて、器用に俺の足のを開かせてぐいぐい足の間に膝を押し付けてくる。


「ぅ、んんぅっ!!」


じゅるっと音をたてて唾液をすすり、ゆっくりと顔が離れる。そのままかちゃかちゃとベルトを緩められ、思わずその手をつかんだ。


「ちょ、ちょっと!ここで……?」
「うん。殿下だってここ、こんなにぐちょぐちょなのにそのままでいいの?」
「ぁ……っ」


ベルトをとられ、ズボンを緩められた後にそっと下着の上からぺニスを撫でられた。そのまま壁の方に向かされて彼のいきり立ったそれを押し付けられる。


「ねえ、いいでしょ?」
「……っ、い、一回だけなら……」


はあっと熱っぽい息が俺の首に吹き掛けられゾクッと背筋が震えた。上着に手が伸びて、中をまさぐられる。くすぐったさに少し身をよじると、ぐっと圧迫感を感じて中に彼のぺニスが入ってきた。はーはーっと呼吸をしながら中に入り続ける。


「あ、はぁ……ん、んっ!」
「はあ、気持ちい。殿下の中温かくて、ぬるぬるしてて俺に吸い付いてくる。もう俺専用だねぇ?」
「あ、あっ!んんぅっ!!」


腰が上下に動いて声が漏れる。お腹の中が気持ちいい。びくっと体が震えて俺は果てた。はふはふっと呼吸を整えていると、突然奥までねじ込まれた。呼吸を忘れてひゅっと喉が鳴り、がんがんっと先程の動きとは別に激しくつかれる。


「あ、ぃや、い、いっかいだけってぇ……っ!!」
「んー?俺まだだから嘘ついてないよ?」
「ひっ!あっあっ、ああっ!!も、もうイったぁ!!イったからやめぇ……っ!!」


びくっと俺はまた果てたが、彼の動きは止まらずに容赦なく攻めてくる。あ、あ、っとだらしなく唾液を垂れ流した口からはあえぎ声しかでない。

ーーーーーーぐるっと目が回って暗転。


「ん、んむぅ……」
「殿下。でーんーか」


壁についた自分の精液を舐めていると、ひょいっと抱えられてベッドに下ろされた。今の俺は上着もズボンも下着も着けておらず、かろうじて、白シャツだけ羽織っている。今日の正装は全て一番上の兄から貰った(お前はいつも王族としての服装がうんたらこうたらといわれ)ものであるが、床にほっぽってしまったためぐちゃぐちゃになっている。色んな体液でどろどろになっていないことが救いだろう。


「もう壁は綺麗……」
「ん、ん……」
「ほら、綺麗……」


ーーーが手をかざして魔法で壁を綺麗にする。俺はそれを呆れた顔で見る。


「君が舐めとれって言ったんじゃん」
「そうだけど……。だって、夢中になって俺の事構ってくれない……」


あーっと口を開けてーーーが俺の唇を覆いキスをする。それからベッドに横になってねえっと、俺に覆い被さり
シャツのボタンに手をかける。俺ははあっとため息を付きながら彼の首に腕を回してキスをした。






ごっと頬を殴られて俺はその衝撃に床に倒れ込んだ。じんじん痛む頬を手で押さえながら、困惑した表情でその人物を見上げる。


「殿下、どうしてですか?貴方、言ったじゃないですか。僕は僕だって。ねえ?言いましたよねぇー?」
「な、に、ーーー?どうしたの?」
「嘘つき!本当は貴方俺の事見下して、笑ってたんだろ!?やっぱり、ーーーの方がいいんだ!そうだろっ!?許さない……。僕から離れるなんて許さない!!」
「はあっ!?いや、勘違いだ……な、なにするのっ!?やめて、離して、痛いっ!!!」


彼が、俺の髪を結うのが好きだというから伸ばして、今日も器用にヘアセットしてくれたその髪を引っ張られて俺はずるずると引きずられるように連れていかれた。ぽいっと投げられた先はベッドである。これから何が起きるのかわからずに彼から距離をとるため端に身を寄せると足を掴まれて乱暴に下に引きずられる。びくりと体を震わせて、いやっと足をばたつかせるがごっと腹の辺りを殴られた。思わぬ衝撃に咳き込んで体が丸くなる。


「殿下。大人しくしてください」
「う、うぅ……」


げほごほと咳込んでいるとぐいっと手首を上にまとめあげられ、拘束された。驚いて、悲鳴をあげると口の中にハンカチを詰められて口を塞がれる。


「んー!!んー、んんーっ!!」
「しぃー。大人しくしてれば天国見せますよ、殿下」
「んんんんー!!!」


ズボンを脱がされて、抵抗したが片手で片足を掴まれぎゅっとぺニスを握られてしまいひゅっと喉が鳴る。俺が顔を青くしているとにこぉと彼は笑顔を見せた。下着も脱がされて、足を開かされた。怖くて小さくなっていると彼は何か液体を手にとった。


「ん、んんぅうぅぅっ!?」
「んー。まだ狭いかさすがに」


ぬるっとした指が中に入っていく。それが入ったり出たりして気持ち悪さに冷や汗が止まらない。暫く中をまさぐられるように弄られていたが、とある場所をそれが触れたときにびくりと体が震えた。驚いてポカンとしていると、にたあっと彼の顔が歪む。


「ここですか?」
「んぅっ!?」


びくんっと腰が震えて、そこばかりさすられて体が震える。


「ぅ、んんー!!ん、ん、んっ!!」
「殿下の体がビクビク震えて、可愛いですね。気持ちいいんですか?」
「んんんんっ!!」


ぐちゅぐちゅと音をたてながら、中を行ったり来たりして一番最初の気持ち悪さはいつの間にか消えていた。代わりにぞくぞくと背筋を這うような快感が身体中を支配して熱におかされる。ふーふーっと、俺の呼吸も上がってきてその気持ちよさに身を捩るとずるりと俺の中から指が抜かれた。

透明な液体に覆われた彼の指が四本。一本一本丁寧に口に含んで舐め回しながら、じいっと熱っぽい目で俺を見てくる。ぶるりと体が震える。彼は舐めていない方の手で自分のズボンを脱ぎ、下着から彼のぺニスが見えた。


「殿下ぁ。セックスはさすがにわかりますよね?エッチですよ」
「!?」
「いいですよね?僕たち恋人ですもん。セックスぐらい普通ですよね?」
「……っ!」


入るわけがない。そんな大きいものが入るわけがない。首を振って拒否するが、それがゆっくりと中に入っていく。あまりの苦しさにぎゅっと口の中にハンカチを噛んでしまう。

すると、口からハンカチをとられて彼がキスをしてきた。舌をいれてきて、口の中をまさぐられる。


「ん、ふぅ……」
「ん。殿下、少ぉし力抜いてください」
「ふぁ、い……」


んんっとなまめかしい声をしながら俺の中に熱くて大きいものが入ってくる。はーはーっと深呼吸を繰り返しながらそれ受け入れる。


「ん、あ、入ったぁ。あはは、んん、あたっかぁい」
「あ、あ……んあああっ!!」


入ったと思ったら、すぐにゆっくりと引かれていきその瞬間一気につかれた。あ、あ、っと喘ぎ声をあげながら体が上下に揺れ、ベッドが軋む。

あまりの快感に頭がふわふわしてきて視界が暗くなっていく。しかしその瞬間ばしんっと頬に衝撃が走った。


「殿下、寝ないでください。ちゃんと感じて、ちゃんと僕を見てください」
「あ、ぅ、ああっ!!」


がんがんっとつかれてまた意識を飛びそうになると容赦なく頬を叩かれ、意識を戻される。そして、俺は延々と彼が飽きるまで解放されなかった。



***

「は……っ!!」


唐突に目が覚めて上体を起こそうとしたがずしりと重みを感じた。金縛りっ!?と焦ったがただ単にノルン君が俺の上に乗っていただけだった。ビビらせやがって。すやすや寝ている彼の頬を少しつついてみると、んむっと眉が寄ってそっぽ向かれた。可愛いっと少し和んで、それからはぁっと小さくため息をつく。

この2人、とある貴族の双子だ。しかも、双子というのはそれだけで珍しく何かあって裏切られたことがきっかけで絶対に裏切られないようにと躍起になってる方と、その優秀な片方のお陰で性格がひねくれてしまった(表向き完璧紳士を振る舞っている)方と俺は知り合いだ。というか、恋人であった。

顔が似ているとは思ったが、俺の感性は人と少しズレていると言われていたとはいえ双子だと気づかないとは……。気づいてたら無理にでも頭の中覗いて速攻家に叩き出したのに。なんて運のない!

それに、片方……ノイン君とフラグ立てた。結構やばいフラグ。

絶対に裏切りませんって。

彼は、そういうものに執着する。拐われて、その先で色々あったから。裏切らない存在が欲しいはずだ。そして、それを約束してしまった俺!お、れ!!!

警報装置でも彼にあげればいいかなーとか、何かあったら俺に知らせが来るような装置を作ればいいかなーっとかそういう簡単単純な話じゃなかった!数時間前の俺のバカっ!!!

ど、どうしよう。え、どうしよ。これは、たぶん、ノルン君と兄弟の絆みたいなのを築いてもらわないと俺にばっかりベクトルが向く。それはあかん。せめて分散させなきゃ……っ!!

ノルン君は大丈夫。彼、ただ習得に時間がかかるだけでバカスカ新たなものを吸収し実践できるノイン君の速さと比べられて劣っていると勘違いさせられているだけで、彼らの能力に大した差はない。魔力なんて多ければいいってもんじゃないからね。ここにいる間は特訓してあげれば彼の片割れコンプレックスはどうにかなるはずだ。どうにかなって欲しい。

ひとまず、今は英気を養おう。もう、ダメ。寝てても疲れるって酷すぎる……。明日から、頑張ろ。今世の俺の為にも。



ーーーー
たくさんのお気に入り登録ありがとうございます!!とても励みになります。

そろそろ6歳編を終わらせたい(笑)ので更新頑張ります!!よろしくお願いしますー!
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