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コタツ部コタツ課へ異動 そして・・・
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「あの・・・今日付けで異動になった・・・」
「青木君だろ。どこでもいいよ。好きな席に座って。」
「はあ・・・あの・・・ここって、椅子は・・・」
「ないよ。コタツ部だからね。全員コタツ。床にコタツ。
あ・・・あぐらでいいからね。一番下っ端だからって、正座しなくていいからね。
そんなことさせたらコンプ・・・何とかで僕が怒られちゃうからね。」
「あ・・・そうですか・・・」
「その荷物。その段ボールのままロッカーに入れて。必要な物だけを机の上に置く。
帰りはちゃんとロッカーに片付けてね。散らかるから。絶対!散らかるから。
そのうち机の上だけで収まりきらずに床とかにも置きだすから。そういうの、絶対やめてよ。いい!!」
「あ・・・はあ・・・」
けれど、明らかにどの机もスゲー散らかっている。書類の山、開きっぱなしのファイル。文房具、図面、パソコン、変形ロボットのオモチャ・・・フィギア・・・どこからがどの人の持ち物なのか、境界がわからないくらい、散らかっている。
「あ、みんなを紹介しようか?聞きたい?」
「は・・・はぁ・・・」
「聞きたくないならやめとくよ。どうせそのうちわかるし。」
「いえ、やっぱちゃんと紹介してほしいです。」
「あ、そ、まっちゃんと優ちゃんと僕は山田。一応部長だけど、山さんでいいよ。みんなもそう呼ぶし。」
「え・・部長ですよね。」
「そう。でも、肩書だけだからね。僕は図面も描けないし、新商品も考えない。
ただなんかあった時、ケツ拭く為だけにここにいるだけだから。山さんでいいよ。
おもに開発はまっちゃんね。優ちゃんは伝票作ったり・・・そのほか事務的なこと。
経費の精算とかぜーんぶ優ちゃんにやってもらって。」
「あ・・・はあ・・・」
「それで、さっそく、君の仕事なんだけど・・・まっちゃんから説明してもらおうか。」
部長・・・(山さん)に紹介されて一歩前に出て来た少し小さめ、やせ型、年齢は多分・・・五十は越えていると思う。今時珍しいきれいな七三、超分厚い黒縁メガネ。この人がまっちゃん・・・
「それでは、開発を任されている、松家です。まっちゃんと聞いて松本か松井だと思いましたね。」
「いいえ、それは別に・・・」
「そうですか。
あなたの仕事は、私が作った新製品を試験する仕事です。当面、それをお願いします。
その新製品というのはこれです。」
「青木君だろ。どこでもいいよ。好きな席に座って。」
「はあ・・・あの・・・ここって、椅子は・・・」
「ないよ。コタツ部だからね。全員コタツ。床にコタツ。
あ・・・あぐらでいいからね。一番下っ端だからって、正座しなくていいからね。
そんなことさせたらコンプ・・・何とかで僕が怒られちゃうからね。」
「あ・・・そうですか・・・」
「その荷物。その段ボールのままロッカーに入れて。必要な物だけを机の上に置く。
帰りはちゃんとロッカーに片付けてね。散らかるから。絶対!散らかるから。
そのうち机の上だけで収まりきらずに床とかにも置きだすから。そういうの、絶対やめてよ。いい!!」
「あ・・・はあ・・・」
けれど、明らかにどの机もスゲー散らかっている。書類の山、開きっぱなしのファイル。文房具、図面、パソコン、変形ロボットのオモチャ・・・フィギア・・・どこからがどの人の持ち物なのか、境界がわからないくらい、散らかっている。
「あ、みんなを紹介しようか?聞きたい?」
「は・・・はぁ・・・」
「聞きたくないならやめとくよ。どうせそのうちわかるし。」
「いえ、やっぱちゃんと紹介してほしいです。」
「あ、そ、まっちゃんと優ちゃんと僕は山田。一応部長だけど、山さんでいいよ。みんなもそう呼ぶし。」
「え・・部長ですよね。」
「そう。でも、肩書だけだからね。僕は図面も描けないし、新商品も考えない。
ただなんかあった時、ケツ拭く為だけにここにいるだけだから。山さんでいいよ。
おもに開発はまっちゃんね。優ちゃんは伝票作ったり・・・そのほか事務的なこと。
経費の精算とかぜーんぶ優ちゃんにやってもらって。」
「あ・・・はあ・・・」
「それで、さっそく、君の仕事なんだけど・・・まっちゃんから説明してもらおうか。」
部長・・・(山さん)に紹介されて一歩前に出て来た少し小さめ、やせ型、年齢は多分・・・五十は越えていると思う。今時珍しいきれいな七三、超分厚い黒縁メガネ。この人がまっちゃん・・・
「それでは、開発を任されている、松家です。まっちゃんと聞いて松本か松井だと思いましたね。」
「いいえ、それは別に・・・」
「そうですか。
あなたの仕事は、私が作った新製品を試験する仕事です。当面、それをお願いします。
その新製品というのはこれです。」
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