学園のアイドルが突然「猫の後ろ宙返り、見ない?」って聞いてきた!?

赤青

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誤解とゲーム初心者

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ホテルのe-sportsルームで、葉洲は浅月からの「?」の返信に慌ててタイピングした。

「リンさん本当に申し訳ない!熊凱とゲームする約束で、部屋番号を送り間違えちゃって…」
「絶対に誤解しないで!君をホテルに呼ぶつもりなんて…」

送信後、返事がないのを確認してほっと一息。
(よかった…来ないでくれて)
(ただの軽薄男だと思われたかな)
(まぁ、最悪のミスだ…)

自嘲気味に笑いながら、再びゲームに集中しようとしたその時――

ドンドンドン!

「は?熊凱那家伙、母親の目を盗んで来たのか?」
疑いもせずドアを開けると、ゲーム画面に向かったまま言った。
「よく来たな。母親にバレたら確実に殺されるぞ」
「まずシャワーでも浴びてきな。汚いから」

[きゃあああ!葉洲このバカ!]
[本当に他の女の子を呼んでたの?!]
[それに…『シャワー』だなんて…!]

鋭い心の声に、葉洲は椅子から滑り落ちそうになった。
振り向くとそこには――冷気を発する林浅月が立っていた。

「リリリ…リンさん!?なんで…」
「あなたがメッセージをくれたからよ」

葉洲の説明を聞きながら、浅月の表情はますます冷えていく。
「熊凱さんなら…『母親にバレたら』って何?」
「受験前でゲーム禁止だからです!」
「では『シャワー』は?」
声のトーンにわずかな自嘲が混じる。
「ゲームの前にシャワーが必要だとでも?」

(あれ…この説明、本当かしら?)
(私、完全に勘違いしてる…?)
浅月の心の声が混乱を告白する。

葉洲は深く息を吸い、真剣に説明を続けた。
「キーボードをウェットティッシュで拭くことを『洗う』って言ってるだけです」

浅月の冷気が少し和らぐが、疑念は残った。
「でもQQの間違いなんて…」
「熊凱は携帯をなくして新規アカウントを作ったばかりで…」

一分間の沈黙。

[あ…本当に誤解だったわ]
[あんなに怒って…変な女だと思われたかも]
[恥ずかしすぎる…どうすれば…]

「リンさん、誤解だと分かってくれた?」
「…ええ」
「じゃあ、もう帰ってもらっていいですか?こういう場所で二人きりは…」

浅月はきっぱりと首を振り、隣のゲーミングチェアに指をさした。
「私もゲームをしてみたい」
[呼んだのはあなたよ、葉洲くん]
[せっかく来たんだから、簡単には帰らないわ]
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