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しおりを挟む「ああ、死んだ冒険者達は皆燃やした。」
「アウ(そうか)」
「さて、また他の魔物が寄ってこない内にポコッフェの血抜きをするぞ」
「ウォン(ああ、そうだな)」
ポコッフェの血抜き作業をするために俺は倒したポコッフェを風精霊術で一ヶ所に集め、
アンバーは地面に穴を数ヶ所掘ってもらった。
集め終わったポコッフェをアンバーと一緒に風精霊術で穴の上に浮かせて血抜きをする。
血抜きが終わったポコッフェは精霊鞄の中に入れ、
また血抜き・・・それを何回か繰り返した。
「アウーウォン(うあー、やっと終わったぜ)」
「だな、途中で数えるのを断念したが30頭はいたか」
「アウー(疲れたー)」
「ははっまだ戦えるって言っていただろ?」
「ウーウー(それとこれは別だ)」
「はははっさてそろそろ帰るか」
ウーウー唸っているアンバーをひと撫でし、
辺りが薄暗くなってきたのでジェミャ帝国に戻ることにした。
「アンバー、ほら帰るぞ・・・
って何をしているんだ?」
アンバーの背に乗せてもらおうと振り返ったら、
アンバーはキョロキョロと辺りを見渡し、突然走り出した。
「アンバー!?何処に行くんだ!?」
アンバーが突然走り出した事に驚いて声を上げたが、
アンバーは俺から見える範囲の所で止まり、
茂みに顔を突っ込んだと思ったらすぐに俺のところに戻ってきた。
「どうしたアンバー、何故突然走り出した」
アンバーは俺の話を聞いていないのか、グイグイと俺の手に鼻を押し付けてきた。
撫でて欲しいのか?と思いつつも、なかなか話さないアンバーに不思議に思いアンバーの口元をよく見てみると何かを銜えていた。
「アンバー、何を銜えているんだ?」
アンバーはやっと気づいたかと言わんばかりの目で俺を見てから、俺の手に銜えていたものを落としてきた。
「うぉっと、」
アンバーから受け取った物を落としそうになるもののしっかりと受け止め、手の中にある物を見た。
これは・・・
俺の手の中にはポコッフェと戦う前に精霊鞄に入れ忘れていた、
冒険者達を殺した召喚石だった。
「ワウ(ったく、気づくのが遅い)」
「仕方がないだろう、
お前も一言言ってからにしろ
心配するだろ」
「アウッウォン
(っうるせー、
それよりそれを持って着いてきてくれ)」
「それってこれをか、、
はあーわかったが、なぜかは説明してくれ」
「ワウ(ああ、分かっている)」
俺は先を歩くアンバーの後ろに、
先程アンバーから貰った召喚石を手に持って着いていった。
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