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しおりを挟む「それでどうやったら追跡魔法が出来るんだ?」
「ウォンウォン
(そうだな、まずはその水の塊を俺に渡してくれ
そいつを俺に飛ばした時のように魔力に命じるんだ)」
「わかった」
すげー簡単に言ってくれるよなー
この水の塊を飛ばしたときは無意識っていうか想像しただけだったからなあ
どんな感じだったっけ
俺は右手にある水の塊を見て、唸った。
「う"ー」
何かいいヒント的になるようなのなかったっけ
漫画とかゲームで
んー、あっ
確か水でできた狼とか鳥とかいたよな
あれだったらいけるんじゃないか!?
俺の乏しい記憶で動物の形を作る自信はないからな、アンバーの姿を真似ればいいか
俺はそうと決まれば早速、水の塊をアンバーの姿になるように魔力を練った。
「んーこうか?あれ?こう?」
なかなか難しいな
もっとパッと出来ると思っていたのになあ
「ワウ(何をしているんだ?)」
「おっ、出来たー!」
やったぜ、俺!
さすが俺!
「ワフ(なんだそれは)」
「何ってアンバーじゃん
ミニサイズだけど」
「ワウ(俺なのかそれは)」
アンバーは心なしか落ち込んでる?様な微妙な顔をしていた。
「どう見てもアンバーだろ
遠くから見ているからか?」
俺はミニアンバーをアンバーの元に行かせることにした。
「よしっ、行けミニアンバー」
動物は動くものと認識しているからか、ゲームで見た魔法を思い出しているからかは分からないけど、スムーズにミニアンバーを動かせるようになっていた。
「おおー、動いた!
偉いぞ、ミニアンバー」
「ウォンウォン
(おい、先程から何回も俺の名を呼ぶな!
それにミニとはなんだ!)」
「えー、ミニは小さいっていう意味だけど」
「ウ"ーウォン
(小さいだと!
そいつをミニアンバーなどと呼ぶことを禁ずる)」
「ひっ!
そんなに怒らなくてもいいじゃん!
分かったって、んーじゃあ水の狼だから水狼(すいろう)でいっか
それでいいだろ?」
「ワウウォン
(ああ、それでいい
しかし、不可思議なものを作ったな)」
「そうか?
でも、ほらアンバーの元まで行けただろ」
水狼はアンバーの前で止まり、アンバーはそんな水狼をじっと睨み付けていた。
「アウウォン
(まあ、そうだが
次はそいつを俺についてこさせろ)」
「わかった」
アンバーは俺の返事を聞くとすぐに移動した。
最初はまっすぐ動いただけだったから水狼をアンバーについていかせるのは簡単だったけど、アンバーがぐねぐねと歩いたり回ったりすると水狼の操作が難しくなり、途中で止まったり真っ直ぐ行ってしまったりとなかなか操作が上手くいかなくなってしまった。
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