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しおりを挟む「ア、アンバー
ちょっと待って!
これって予想以上に疲れる」
魔力に意識を集中しているからか、無意識に体が強ばっていて変な汗もかいていた。
「ワフウォンウォン
(フンッ情けないな
このくらい容易く出来ないと当分水魔法以外の魔法の使用を認めないぞ)」
「わかったけど、ちょっと休憩させて」
「ワフ(はあー仕方がない、少しだけだぞ)」
「おー」
俺は全身の力を抜いて、その場に寝転がった。
ちなみに水狼は俺が全身の力を抜いたと同時にパシャっと音をたてて地面に落ちた。
「ああー、水狼が、、」
ごめんよー水狼、俺が不甲斐ないばっかりに
次はもっと上手く出来るように頑張るから
それにしても追跡魔法ってこんなに疲れるんだなあ
動いてないのに運動した気分だ
久しぶりだな、こんな感覚
向こうの世界じゃ、毎日仕事、家で時々飲み行くの繰り返しだったからなー
あー久しぶりにテニスしてーなー
でもこっちの世界じゃなさそうだよな、娯楽とか
あるのかな?
「ワウウォン
(おい、もういいだろ
早くしねーとベルンが帰ってくるぞ)」
「あっ、それはダメ!
せっかくだから驚かせたいし」
俺が魔法を自由自在に使えたらベルの役にたつよな
あーでも、魔物と戦えるかなー
虫系だったら嫌だなあ
俺、虫苦手なんだよなあ
う"う"ー
想像するだけで背中がぞわぞわする
「ウォンウォン
(おい、さっきから何をしているんだ?
早く水狼を出せ)」
「あーごめん」
俺はすぐに右手に水の塊を作ってから水狼を作った。
最初に作った時よりスムーズに水狼を作ることが出来た。
「ウォンウォン
(先程は俺の後を着いてくるだけだったが、次は水狼で俺に攻撃してみろ
俺に少しでも俺に当てることが出来たら、他の魔法を使うことを認めよう)」
「わかった」
いきなりアンバーに攻撃して当てろって無茶じゃね!?
俺、レベルは最大だけど初心者よ?
さっきの水狼でアンバーの後を着いて行った練習も、かろうじて少し曲がれたっていうくらいだったのにどうしろっていうんだ
とか、アンバーに色々言いたいことを飲み込んで了承の返事だけをした。
「はあー・・・よしっ」
俺は気合いをいれてアンバーを見た。
そういえば水狼で攻撃ってどうするんだろ?
そのまま体当たり?
ゲームとかだったら、水狼が水魔法を使って攻撃してたような?してなかったような?
あーでもまだコントロールが完璧じゃないからなあ
このアンバーとの試練をクリアしてから色々試してみよう
俺はアンバーの方へ水狼を向かわせることにした。
真っ直ぐ行くだけだと結構なスピードを出せるようになったので全力でアンバーに突っ込んでいった。
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