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しおりを挟む「魔法?っていうよりかは、水狼をただ破裂させただけなんだけど・・・」
「アウ、ウォン
(フム、それは考えたこともなかったな)」
「そうなのか?
こういう爆発系の魔法を使うやつはいなかったのか?」
「ウォンウォン
(俺は見たことがないな
もしかしたら、何処かにいたかもしれねーが)」
「ふーん、そっか
それより合格だよなっ!」
「ワウウォンウォン
(ああ、そうだな
我に着いてこられるだけで魔力操作は十分出来ているからな
他の魔法も仕様する事を許可しよう)」
「よっしゃ!」
俺はガッツポーズをしながらその場に座り込んだ。
「ウォンウォン
(だが、この精霊樹の切り株の上だけだぞ
他の木々を悪意を持って傷つけることはするな)」
「分かった」
俺は少し低い声でそう言うアンバーに、ゆっくりと頷いた。
「ん?これってやっぱり切り株だったんだ」
俺は地面を撫でながらそう呟いた。
「アウウォン
(ああ、切り株になった今でも俺ら精霊にとっての母であり父である存在だ)」
「そうなんだ」
でも、何で切り株?
寿命で倒れたからとかじゃなさそうだよな
アンバーの雰囲気がそれは違うと言っているように感じるけど、聞いてもいいのか?
と悶々と考え込んでいると
「ワフウォン
(はあー、リュンヌ、すべて顔に出ているぞ)」
「えっ!?まじで!?」
俺は思わず顔を手で覆った。
「ウォンウォン
(リュンヌが疑問に思っていることは、なぜ切り株なのか?だろう?)」
「おう、でも寿命で倒れたんじゃないんだろ?」
「ワウウォンウォン
(ああ、そうだ
愚かな者達によって切り倒されたのだ
ここは精霊界だが、700年前まではこの場にはどの種族でも入ることが出来た)」
「じゃあ、今は」
「ワウウォン
(ああ、精霊が導かないと入ることは出来ない)」
「そうなのか、でもどうしてその人達は精霊樹を切り倒したんだ?」
「ウォンウォンウォン
(精霊樹には不思議な力があったのだ。
葉にはどんな怪我でも治すことが出来る力があり、実には魔力を回復する力が、樹液にはどんな毒でも治すことが出来る力があった。
それを知った者たちが精霊樹を独占しようとし、切り倒したのだ。)」
「えっ、でも精霊樹の側には精霊達がいたんだよな?」
「ワウウォンウォン
(いや、そうでもない
精霊達は精霊樹から生まれたが、まあ、正確には精霊樹から各精霊王が生まれ、各精霊王から精霊達が生まれたんだが、精霊樹から離れて自由に暮らしていた。
その当時は精霊達の数も少なく各精霊王を含めて精霊達の数は各3柱ずついるだけだったのだ。)」
「んー?
精霊王ってどのくらいいるんだ?」
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