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親しい冒険者
しおりを挟む「ここから城が見れるぞ」
見ると、馬鹿でかい門が開いていて、そこから城を見ることが出来た。
「にゃー(おおーすげえ)」
写真でしか見たことがなかった西洋風の城が目の前にあり、その迫力にぽかんと口を開けたまま見上げた。
もう少し門の側から見たかったが、怖そうな門番や豪華なペポクティが通るので、離れてみることしか出来なさそうだった。
「満足したか?」
「にゃ(うん、すごかった)」
「そうか
他にも気になる所があるなら行こう」
「にゃっ!?にゃあ
(まじっ!?
じゃあ、武器とか見てみたいかも)」
「ふむ、武器か
ならあそこがいいだろう」
ベルが少し思案した後、その場所に向かおうとしたら
「おい!ベルンじゃねーか
こんなところで何してんだ?」
「おっ、ほんとだ」
「はあー」
ベルはその声にため息をつき、振り返った。
その人たちはちょうど北門から入ってきたばかりで、結構な距離があるのにベルのことを見つけ、大声で話しかけてきた。
あの人の視力、どうなってるんだ?
「ワフ(最悪のタイミングだな)」
「ああ、まったくだ」
「にゃ?(ベル?アンバー?)」
「あいつらが、前に話していた俺らを仲間に入れようとしてくるやつらのひとつだ」
「にゃ(あの人たちが)」
「ウォン(あいつらはまだマシだからいいがな)」
「ああ、そうだな」
そんな話をしているとその人たちが近くまで来た。
「よお、久しぶりだな!」
「ああ、そうだな」
「アンバーも元気そうだな」
「・・・」
「はははっ
相変わらずだな」
アンバーは挨拶をするのも嫌なのか、話しかけられても無視していた。
「!リーダー!
ベルンの肩、見て!」
仲間の一人が俺を見て、目を見開いた後、最初に話しかけてきた大男に伝えた。
「ん?なんだ?
おおー!!
そいつは、闇の精霊獣じゃないか!!」
いや、驚くのはわかっていたけど、そんなに大声で驚かなくてもよくない!?
思いもよらない馬鹿でかい声に、びくっと体が跳ねた。
「うるさいぞ」
ベルも顔を歪め、大男に文句を言った。
見ると、アンバーもグルグルと唸っていて、嫌そうな顔をしていた。
なるほど、この大男の声の大きさも嫌な内の1つか
確かに、ずっと近くでこんな声の大きさで話されたら嫌になるよな
「おお!すまんすまん
つい、興奮してしまった
だが、闇の精霊獣まで召喚したのか!
ベルン、うちに入ってくれ!ぜひ!」
ギラギラとした目で俺らを見て、そう言った。
「何度も言っているが、断る」
「そこを頼むぜ!ベルンの兄貴!」
「ええ、そうよ!
お願いよ!」
「お前たちの待遇をよくすると誓おう」
大男の仲間たちも俺らに近寄り、頼み込んできた。
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