突然ねこになった俺

にーにゃ

文字の大きさ
116 / 123

しおりを挟む




ズキッと心が痛くなった。

俺は元は人間でも、いつ人に戻れるかわからない
人になれるかもわからない

ベルもいつか結婚して、誰かと一緒になるんだ
マラーキーと・・・

マラーキーとベルが隣に並んでいる姿を思い出して、またモヤモヤした。

何でこんなに、、



それから少し気まずく感じながらも、バングからご飯をもらい、森に出た。

バングはベルに言われたのか、ベルがいなくてもご飯を用意してくれ、お昼のご飯まで持たせてくれた。

森に行くまでの道中、アンバーがベルから貰ったマールックや布に包んだご飯、その他色々を風魔法で浮かせて歩いているので、昨日よりよりいっそう注目を浴びた。

魔物と戦いながら、ベルとマラーキーの事について考えた。

もし2人が恋人同士になったら、これからも今日みたいにベルと一緒にいれない日が続くってことだよな

嫌だな
マラーキー、早くどっかに行ってくれないかな

モヤモヤ、グルグルと考えながら魔物を倒していった。
時々アンバーに怒られたりして門が閉まる時間まで過ごした。


それから俺の願いとは裏腹にベルがいない日が何日も続いた。

アンバーは俺が日に日に元気をなくしている姿を見て心配してくれたのか、今日はレベル上げは休みにして、ネルのところに行くことにした。

ベルはネルに知らせてあったのか、俺らが冒険者ギルドに入ってすぐにリリスにネルの所まで案内された。


「アンバーちゃん、リュンヌちゃん、お久しぶりね
ベルンちゃんから聞いて来てくれるのをずっと待っていたのよ」


ネルは苦笑いをしながら迎え入れてくれた。


「にゃー(ネル、久しぶり)」


アンバーの背中から下りて何となくネルの側に寄った。


「あらあら、リュンヌちゃん、相当参っているわね」


俺の声に覇気がないことに気がついたのかしゃがみこんで俺の体を優しく撫でてくれた。


ネルなら俺のこの気持ち、わかるかな


「にゃあ(ネル、相談したいことがあるんだけど)」


「ん?どうしたの?
あっ、少し待っていてね
'アルナイト'」


ネルは俺から少し離れて、契約獣のを呼んだ。

出てきたのは牛?羊?どっちか分からないけど、大きくてモコモコした精霊が出てきた。


「メエー(はあふ、どうしたの?)」


「起こしちゃったかしら
ちょっとリュンヌちゃんの通訳をしてくれる?」


「メエ?(リュンヌちゃん?)」


「ええ、ベルンちゃんの召喚獣よ」


ネルは俺に許可をとってから抱き上げて、アルナイトの目の前に持っていった。


「にゃ(えっと、リュンヌです)」


「メエー(うん、よろしくねー)」


「それじゃあ、アルナイト、そこに寝転がってちょうだい」


アルナイトはネルの言葉に従い、寝転がれる位置まで移動し、寝転がった。




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

異世界で聖男と呼ばれる僕、助けた小さな君は宰相になっていた

k-ing /きんぐ★商業5作品
BL
 病院に勤めている橘湊は夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた少年が玄関で倒れていた。  言葉も話せず、身寄りもわからない少年を一時的に保護することにした。  小さく甘えん坊な少年との穏やかな日々は、湊にとってかけがえのない時間となる。  しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。  湊の生活は以前のような日に戻った。  一カ月後に少年は再び湊の前に現れた。  ただ、明らかに成長スピードが早い。  どうやら違う世界から来ているようで、時間軸が異なっているらしい。  弟のように可愛がっていたのに、急に成長する少年に戸惑う湊。  お互いに少しずつ気持ちに気づいた途端、少年は遊びに来なくなってしまう。  あの時、気持ちだけでも伝えれば良かった。  後悔した湊は彼が口ずさむ不思議な呪文を口にする。  気づけば少年の住む異世界に来ていた。  二つの世界を越えた、純情な淡い両片思いの恋物語。  序盤は幼い宰相との現実世界での物語、その後異世界への物語と話は続いていきます。

【完結】ここで会ったが、十年目。

N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化) 我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。 (追記5/14 : お互いぶん回してますね。) Special thanks illustration by おのつく 様 X(旧Twitter) @__oc_t ※ご都合主義です。あしからず。 ※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。 ※◎は視点が変わります。

学園ものに転生した悪役の男について

ひいきにみゐる
BL
タイトルの通りにございます。文才を褒められたことはないので、そういうつもりで見ていただけたらなと思います。

美形令息の犬はご主人様を救いたい

BL
シエノークは美しき侯爵令息ルスランの忠実なしもべであり、犬だった。ルスランを盲信し、王家に叛逆するルスランを支え、ルスランが王家の騎士に斬られて命を落とすまで傍にいた。その後、シエノークもまた命を落とし、──ベッドの上で目を覚ました。9歳に戻ったシエノークはご主人様であるルスランの破滅を防ぐことを決意する。/美形令息×美形令息の犬

処理中です...