魔王の番

にーにゃ

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もうどのくらい経っただろう
口の中や顔に出された男達の体液で息が苦しく意識が朦朧としている時だった
男たちの喘ぎ声が聞こえたと思ったら、いきなり口の奥に液体が入ってきたのだ
俺のナカに入っていた男のものがズルリが出ていき、その反動で口の中にあった液体も出ていった。

男たちが俺から離れたことでようやく解放されたことがわかった。


ガチャ


「う"、くっさー
終わったー?」


「はい!
もう出ないです!」


「それじゃあ、またよろしくねー」


「「「はい!失礼します!」」」


「さて、きったなー
おえっ」


「少しお待ちください」


魔法使いは魔法で部屋と俺を綺麗にし、俺の体を治した。


「ねえ、起きてるー?
んー、まあいっか
どうせ言葉は通じないし
これで終わりと思うなよ
魔王の城に行くまでよろしくねー」


バタン

副隊長と魔法使いが部屋を出ていき、暗闇に包まれた。


暫く呆然とした。

これがいつ終わるのかもわからないのか
この苦痛と屈辱が・・・!!
もう、いっその事殺してくれ!!
・・・たすけて


それからも毎日男達に犯された。
同じ顔ぶれだったり違う男たちだったりとしたが、それはどうでも良かった

時々王子達も来るが、暴言や暴力だけで、本格的な拷問じゃないだけましだと思うことにした。

魔法使い曰く、切り落としたりすると治せないらしい

インウィと副隊長だけは悔しそうな顔をしていたが、切り落とさなければいいと思い至ったのか、インウィは魔法使いに何かを確認した後、手に小型ナイフを持って戻ってきた。


「インウィ様、その者の状態からして血を流しすぎると死んでしまいますので、その者を刺した瞬間に傷を治させていただきます
それと急所は外してください」


「ええ、わかっています」


にっこりと魔法使いに言い、ナイフを片手に俺の側に寄ってきた。

狂気に孕んだ目とナイフに後退りをしたが、壁に当たるばかりで逃げ道はなく、それを楽しそうに見ていたインウィはおもむろに俺の脚を掴んで戸惑いもなく刺した。


「ぐあ”あ”あ”あ”っ」


あ、あ、あ、痛くない

魔法使いが瞬時に俺の脚を治したのだろう
だが、殴られている感覚より頭がおかしくなりそうだった

インウィは何度も何度も満足するまで俺を刺した。


「ふうー
今日はこのくらいにしておきます」


そう言って部屋を出て行き、魔法使いも血がついた俺と部屋を綺麗にしてから出て行った。


「ふっ、う”あ”、」


もういやだ
しにたい
しにたい
しにたい
しなせてくれ
おれがなにしたってんだよ
もうかいほうしてくれ




だれか、たすけて



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