お転婆娘の婚約騒動〜公爵令嬢の婚約奮闘記〜

ノンルン

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ベレーナ・ターン4

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「カリン様が……、カリン様が倒れてしましました……」

 そうユリアが震える声で告げた。

「ホントなの?ユリア……?」




 ユリアにその知らせを受けたとき、わたくしが一番だったみたいで……。
 お父様と義母様はパーティーの主催者だから抜けられないし、兄様たちも多分、抜けられないしどうしようかしら。
 まあとにかく、時期を見つけてお父様と義母様に言うしか無いかしら。
 兄様たちには伝えに行こう、そうわたくしは決意してあるき出したのだが……。

 何故かあるき出した先に、令嬢の集団がわたくしのことを待っていた。

 これがいわゆるあのシーン……ではなさそうね。なぜかって、令嬢方の顔が心配そうに沈んでいたから。その顔をみて、わたくしは少し寂しくなった。
 私はこの顔を知っていた。ずっと前から……。

 とにかくその令嬢方はわたくしの前に立ちはだかるとすがるように開口一番こう言った。

「「「「カリンさんは大丈夫ですか!?」」」」

 その声の大きいことと言ったら……。ものすごくうるさかった。

 鼓膜が破れたらどうしてくれるんでしょうか?って言いたいくらいに。

 ただすごく心配しているのは様子からして分かった。そして、わたくしは危惧した。こんなに大きな声で言ったら、周りから不審がられてしまうんではないかと……。
 わたくしは彼女たちをなだめると、壁際に移動した。勿論、そっちの方が目立たないでしょうからね!

「ええ、まあ。それで、あなた方はカリンのお友達でいらっしゃいますか?私は、カリンの姉のベレーナと申しますわ」

 礼儀は必要。それは、私達の価値観につながる問題なのよ。ただ、あの子達はそんなに心配だったのか、自己紹介はやや慌て気味だった。

「ええ、カリンさんの友達ですわ。私、セレーナ・ブラントと申しますわ」

「私はシェリー・カレンベルクと申しますわ」

「パメラ・クロイツェルと申します」

「私、メイヴィス・リンハルトと申します」

 そう言うと、一気にわたくしに詰め寄ってきた。

「「「「ベレーナ様!私達がいけなかたのですわ!」」」」

 いや、あなた達のせいではなくて、我が父のせいだと思いますけれどね。
 父のことは同情する気にはなれませんわ。どちらかと言うと今回はカリンに同情するかも。なんであんな事ができるのかなぁ、というのは流石に思わなくなく、なく、無いけれど……、でも、カリンがあんなに背負うようにした父はひどいと思いますわ。
 というかありえないから。父、親だったら気付けなかったわけ?絶対ありえないから。



 このときベレーナは知らなかった。彼女の父に理由があったことを――。



「いえ、あなた方のせいでは無いですわ。どうか、そのへんは勘違いなさらずにお願いいたしますね。どうも、心配していただいてありがとうございます。(小声で)父のせいだから……」

 私はやんわり自体を収めようとした……。どうやら私、最近性格が丸くなったらしいわね。
 そんな私の対応に納得いかなかった令嬢は私に問い詰めてきた。


「いえ、私達がいけなかったのですわ!ベレーナ様、カリンさんは大丈夫なのですか?」

「ええ、私達があんな事を言わなければ…。ユリアさんはどちらにいらっしゃるのですか?」

「そうですわ。カリンさんは大丈夫なのでしょうか?」

「私たちがいけなかったのです!ええ、どんなことでも受け止めますわ!」


 そんな事を大きな声で言い始める。
 そして、周りがざわざわし始めたのに彼女たちは気づいていなかった。


「いえ、あなた方のせいではありませんわ……。そんなに気負う必要はありません。私達の家の責任であって――/」(/遮る)
「「「/いえ、カリンさんが倒れてしまったのわ私達の/(せいですわ!)」」」

「/ええ、私達のせいなのです!」

「い、いえ、そんな/(事はありませんわ!)」

「/どうしたんだ?そんなに大声を出して」

「カリンが倒れたってどういうことだ?」


「お、お兄様たち……」

「「「「カテール様とセロシア様!?」」」」


 上から、後ろから聞こえてきた声に振り返ると、カテール兄様とセロシア兄様がうしろにいた。
 正直結構びっくりした。いきなりだもの。っているか、ご令嬢方も話を遮りすぎよ!本当に、もう!
 いったいわたくしが誰だと思っているのでしょうか?
 そんなわたしたちの様子は気にもとめていない様子のお兄様たち。そして遅れて後ろからカミリア様の声が聞こえた。

「突然どうしたの?急に走り出してしまって。それに……、そんな大声でどうされたの?」

 私達はやっと気づいた。周りからすごい注目を集めているということを。そして揃って赤面した。

 そして、遠巻きに私達の様子をうかがっている令嬢も目に入った。




「あんな大声出して、恥ずかしいとは思わないのかしら」
「あの、令嬢の侍女がドレスなんか着て恥ずかしいとは思わないのかしら」
「それに、あの令嬢たちもねぇ、はしたないわね。クスクス」




 それは、私達の事を言っていることだった。
 わたくしの家は公爵家よ。舐められたもんだわねぇ。全く。
 わたくしを誰だと思っているわけ!?
 それにユリア、いや――リリアンは伯爵家の令嬢よ。あなた達がののしって良いような方かしらねぇ。まったく、これだから頭の軽い貴族たちは。


 そんな事を考えて周りを見渡しているとユリアが慌てて私達に気づいた様子で走ってきた。
 
「ベレーナ様!セロシア様にカテール様?……それにセレーナさんたちに、カミリア様?」


 そしてわたくしは見てしまった。王太子殿下の姿を……。そう、私達の従兄弟のマティアスはお忍び?招待したとは聞いていないからお忍びでやってきたらしい。
 私達の姿を見つけると、マティアスは慌てた様子で近づいてきた。いや、余裕こいていた様子だった。
 どうやらユリアはそのマティアスの姿を発見してやってきたらしいが。驚いているのは変装しても王太子殿下であるとわかる私達だけ。まぁ、お忍びだからばれちゃいけないんだけれど!


 そして、招待客の中に不審な動きをしている人を見かけてしまった。なんだろうって、思ったけれど私達はマティアスが来たことのほうに気が向いていた。


 一番に声をかけたのはセロシア兄様だ。軽く睨んで、小声で咎めるようにこう言った。

「おい、お前がなんでいるんだよ。お忍びにしろ知らせろよ。というか、なんで来たんだよ」

「いやぁ、ベレーナの婚約者探しって面白そうだし。それにお前たちは毎日奔走してただろ?面白そうだなと思ってな」

 一番初めに思った事といえば、なんでマティアスはそんなに笑っていられるのよ!ってこと。それに貴方も性格悪いですね。相当。人を笑いに来たなんて、王妃様が知ったらなんて仰るでしょうかね。

 そんなわたくしの視線に気づいたらしく小声でこう囁いた。

「そんなにひねくれるなよ。まぁ、ベレーナとしては最近悲しいだろうな」

 いえ、貴方に何がわかるんですか?これだから、マティアスは。
 私が睨んでいるとユリアがハッとしたように呟いた。

「あの、えっと、お兄様はそんなに忙しいのですか?それともネズミ退治でもしていらっしゃるんですか?」

 明らかに動揺し始めるお兄様とマティアスたち。それは異常な光景だった。

「あや、ネズミ退治と言うか、たぬき探しと言うか、ああ、まあ。そんな気にすることではないぞ」

「まさか、あの件?」

「そんなはずでは無かったのではないか?」

 お兄様たちはひどく慌てた様子だった。そしてラファエルも現れた。

「おい、なにしているのだ?そんな方が固まって」

 いや、明らかにおかしいですよね。この光景。ええ、まあ。


 そして周りのご令嬢たちもこれみよがしに何かと囁いてくる。……マナーがなっていませんわねぇ。ここでそういう事をやると自分の身が危ないと言うのにねぇ。



「まあ、若い子息の周りに集まって、恥らしいとは思わないのかしら」
「ええ、男の会話に令嬢が入るべきではありませんわ」
「はしたないとは思わないのかしらね」



 流石に私達の周りは視線が凍りついていた。

「まったく、これだから最近の令嬢たちは」

 ユリアがこらえきれなくなって吐き捨てるように言った。
 
 この時になっても笑っているマティアスは呟いた。

「ユリア、まあまあ。それよりラファエル、どうしてこっちに来たんだい?」

「いや?ちょっと、父上の話を聞いて気になってな。それでセロシアはなんでここにいるんだ?」


 やっと来た理由を思い出したらしい。

「いや、ベレーナたちが大きな声で話しているのが耳に入ってな。ちょうどユリアから聞いたんだ。――フェリ、いやカリンが倒れたとな。どうしたものか」

「それで来たのさ。そして今に至るってわけだ。分かったか?」

「いえ、わかりましたけれど。それでもやっぱりどうかと思いますわ」

「なにがだ?ベレーナ」


 物わかりの悪いお兄様ですわね。ああっ、もう、知らないふりしてとぼけられると余計に腹が立つのよ!


「いえ、だからこんな所に集まっていることがですわ。カリンが倒れたって噂されて、ローゼンハイン家うちの噂をたてられたらどうするのですか?」

「いや、ベレーナ落ち着けって。まあ、そのへんは大丈夫だろう。フェリはエイミーがいるしな。にしても、リオネルはまあ、大変だろうな」

 やけにめんどくさそうにお兄様は話した。


 ユリアのお兄様、リオネルはまあ、ある種の仕事についている。お父様も、兄様たちもマティアスも言い濁していることについて動いているのかは私には分からない。けれど、シュティール伯爵夫妻が忙しそうにしている様子を見ると、陛下も動いていることらしいわね。
 つまり、私達に知らされていない大事な、重要な案件があるということ。……あの子、勘がいいから意外と気づいているのかしらね。



 そんな私達の雰囲気から何か感じ取ったのだろうか。令嬢たちは噂をしている貴族の所に言って謝っていた。……やっぱりあの子達、いい子じゃないの。
 謝られた貴族たちはきまりが悪そうにしていた。

「「「「お世話がせして申し訳ありませんでした!」」」」

 やっぱりうるさい方達であった。


 そして私は気づかなかった。お兄様たちがされた会話の内容について。


「やっぱり、あの件は駄目なのか?」

「この方法しか無かったんだ。仕方ないなセロシア。まぁ、期待しているよ」

「おい、何のんきなこと言っているんだ。大体、こんな分かりやすく引っかかるか?普通」

「はあ?お前だろ、この計画立てたの」

「まあまあ、お前たち落ち着けって。そんなに怒らなくても必ず成功するからな、……多分」

「はあ?のんきですね」

「大体、兄上は父上の愚痴を聞かされるだけで」

「おい!」



「「「今日は色々と面白いものを見られて楽しゅうございましたわ」」」

 あーあ、最後の最後まであなた達はそれを言うのですね。はしたない令嬢たちよ。

「ええ、あなた方が楽しんでいただけたなら光栄ですわ。何やら面白い噂も聞けましたしね」

 そう言うと顔を真っ赤にしてキーッとこう言うと去っていった。

「そんな噂、信じるなんて馬鹿ですわ!」と。


 しばらくして父のところに行き、招待客を見送って、……マティアスやラファエルはうちに泊まってくことになったが。
 そして義母様がやけに楽しそうだったが。
 全く、やめて!
 まともじゃない人の集まりになってしまうじゃないの!


 ちなみになんで泊まっていくことになったかって?それは勿論、お忍びできた王太子殿下のお付きのもにお酒を振る舞ってしまったから、と表向きでは言われているが。父から城へ連絡が行っているところを見ると、他にも理由があるらしい。


「カリンさんが倒れたのは本当なの?」

「ええ。そのようです。」

 私達がのんきな会話をしている間にお父様たちは真剣に話していた。



「うまくいきましたか?殿下」

「公爵、ご苦労でありました。しかし、わかりませんな」

「いや、リオネルが頑張っていることを期待しよう」

「おい!」

「今日は飲み明かすぞ!」
「おい!」

 

 客室に招待するも何も、兄様たちは飲み明かすつもりらしい。
 高熱のカリンは置いておいて、二日酔いにならないと良いわねぇ。


 私は今日の疲れから寝室にボフッとダイブして、いつもながらユニスに怒られた。

「こら!お嬢様。いつまでもそんな事をしていられると、このユニス、悲しゅうございますわ」
「……ごめんなさい」

 ユニスに湯浴みを頼んで、他の侍女にも手伝ってもらって、……クラーラね。後の侍女って。
 とにかく死んだように深い眠りについた。……死んでないけれど。

 はい、朝です。



 朝起きてダイニングに行くと、お兄様たちの姿は無かった。どうやらもう仕事に行ったらしい。何してんだか、朝早くから。

 カリンがダイニングに姿を見せなかったことは気になったが、割とゆっくり、いやのんきにご飯を食べていた。
 

 やっぱり知らせを持ってきたのはユリアだった。やけに心配そうな表情をしていた。

「ベレーナ様、おはようございます」

「ええ、おはよう」

 挨拶をしている余裕はあるらしいが。

「それで、どうかしたの?」
「それが、わからないのですが、一回もカリン様がおおきになられなくて……」
「え?」
 たしかに、心配ではある。私がだいぶ寝坊したこともあるが、カリンは一回ぐらい起きているかと思ってた。
「それで、心配で……」
「それはそうね」

 ユリアは今日はカリンの部屋にいるらしい。

 そして私は、落ち着かない時を過ごした。



 うるさい兄様が帰ってくるまでは、怒りをぶちまけないで済んだのだが……。

「いや、ベレーナはのんきでいいな」
「なんですって?」
「おい、うるさいぞ。病人がいるのになんだ」

 ああっ、もう、うるさいの!

「ベレーナ!」

 私、声に出していたかしら。

「そんな心配ならもっと早く帰ってくることできないわけ!?」


 そんな私達の会話をきいていたユリアがおどおどと言った。

「あの、カリン様の部屋に行きますか?そろそろ大丈夫だと思いますので」と。 



 



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