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しおりを挟むアクア様とルネ様から聞いたことをエドワードとニコラスに話した。
「噂が分散されたようだな。結婚の経緯、ルビーナのこと、妊娠の方法ってとこだな。
潔癖症完治の有無もあったが、確かめようと触れそうになった男を避けてやったよ。」
「私の噂ってどんなのがありました?」
「可愛い、美人、若い、堂々としている。兄が羨ましいってのが多かったね。」
否定的な意見ではなくホッとした。
「あと、ステラをアクア様のお子様の婚約者にしないかと言われましたがお断りしました。」
「ははっ。ルビーナらしいね。確か、今7歳だったかな?」
「私も言われたよ。断ったけど。あそこは妹が王族に嫁ぐ可能性があるからステラが苦労する。」
なるほど。公爵令嬢だとそういった可能性もあるのね。繋がるのはご遠慮したい。
「7歳差って兄上とルビーナの差だよね。
学園を卒業するのを待っていたら25歳だよ。公爵令息にそれはないな。」
確かに。後継がすぐに出来るとも限らない。うん。ありえなくてよかった。
「一応、公爵夫人になる教育はできないと言いました。ですが、通常の教育は必要ですよね?
私は貧乏だったので母にマナーと勉強を少し学びました。あとは図書館ですね。
さすがに侯爵令息・令嬢の双子は家庭教師が要りますよね?」
「まだ先のことではあるが、必要ではあるな。
双子の部屋は私も出入りすることがあるだろうから他人を入れたくない。
そのうち、私が立ち入らない部屋を専用としてつくるか。」
部屋数は多いけど、使用しているところは少なかった。
そのうち、双子の部屋も出来て、あの子たちは別々に寝ることになる。寂しがるかな?
使用する部屋が増えると、家族が増えたと実感して嬉しい気がする。
そして、即位式の日がきた。
近隣諸国からも王族関係者などが出席するため、厳重警備である。
前の方に座るのは現当主夫妻で、後ろの方は高位の次期当主だけが固まって座る。成人のみね。
ちなみに私たちは現当主なので前の方だけど、親世代がまだまだ多い。
多少、注目は浴びたが場が場であるため、静かである。
そして、即位式が始まり、前にお会いしたエドワードの友人である王太子様が国王陛下となった。
もちろん、王太子妃様が王妃様に。…あぁ、眩いなぁ。気軽にお話する機会はほぼないだろうな。
滞りなく無事に終わり、他国の王族と公爵夫妻が晩餐会に出席する。
なのですぐに帰るのかと思えば、応接室に案内された。
中には伯爵家の両親が待っていた。約1年半ぶりの再会かな?
「ルビーナ、元気そうね。とても綺麗になって…」
「お母様もお元気そうで嬉しいです。」
父はエドワードと挨拶していた。
挨拶が終わり、座って近況を話すことになった。
「援助金と人員のお陰で、なんとか復興の目途がたちました。
川幅を広げたり、堤防を築いたり、溜池を作ったり。
ダメになった土地は違う作物を育てることになり、以前のような穀倉地が蘇りそうです。
収穫は来年になりますが、領民にも笑顔が戻り、生活が安定し始めました。
様々な専門家を派遣して下さり、ありがとうございました。」
「順調だと報告は受けていました。
災害対策は国でも検討はしていても、なかなか予算の分配に苦労している。
足りない国からの支援金をどこにどう使ったと報告するのも難しいと聞きます。」
「少しでは焼石に水のような有様で…一息に問題が解決すると次の対策が取れるようになる。
本当に助かりました。」
父はエドワードにお礼を言った後、こちらを向いた。
「ルビーナも元気そうだ。領地にかかりっきりですまないな。手紙には双子とあったな。元気か?」
「お祝いをありがとうございました。双子は元気ですよ。
落ち着いたら、双子を連れて遊びに行きますね。」
少し雑談をして、そろそろという頃にニコラスが迎えに来たのでお別れを言い、帰宅した。
両親の顔が明るくて艶が良くて安心した。領地の復興が嬉しかった。
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