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しおりを挟む結婚式はフィルリナの22歳の誕生日に合わせた。
アリシアの卒業後、直近にあるからだ。彼女の結婚式も数か月後だ。
セラフィーネとの結婚式は、署名するだけのようなもので、誓いの言葉も口づけもなかった。
後から思うと、彼女は誓えなかったからなのだろう。
だから、神に誓う結婚は俺もこれが初めてだ。
ショコルテ公爵に腕を添えて自分の方へ歩いて来る美しいフィルリナ。
可愛い天使が二人、ベールの裾を持っていた。
なんて素晴らしい光景だ。唸り声が出そうだった。
誓いを終え、署名する。夫婦となった。…ああ、ようやくだ。
濃厚な口づけを避けるために、逆にブチュっと口づけるとフィルリナが笑った。可愛いな。
聖堂の隅で、セラフィーネが微笑んで祝福してくれているのが見えた。
フィルリナと顔を見合わせて驚いたあと、二人でセラフィーネに微笑みを返した。
元気そうだ。この結婚を望んでくれた彼女に感謝したい。
初夜。ようやくフィルリナを抱ける。
婚約期間も抱きたかった。
しかし、一度抱けば帰せなくなるのがわかりきっていたので我慢した。
実は、アンネ様に起こったことはショコルテ公爵からこっそり聞いた。
アンネ様とカシームの一週間。カシームが忘れられなかったアンネ様との行為への思い。
公爵自身も亡き妻との行為は中毒性を感じたらしい。
俺のフィルリナに対する執着と似た感じだ。
『あの髪色の一族の女性は男を溺れさせる』のかもしれないと結論づけた。
アンネ様の夫シリルは、おそらく下手だったのだろう。
アンネ様はカシームとの行為で快感を知ったようだったらしい。
なので、アンネ様が満足しなかったから、シリルはアンネ様に溺れなかったのではないか?と。
公爵は、『フィルリナはセラフィーネの双子のような娘、アリシアは妻と名が同じの大切な娘』と思っているため、ナフィン侯爵のように髪色で行為を彼女たちに求めることは自分はあり得ないといった。亡き妻一筋だと。
アリシアの誕生日から考えて、フィルリナたちの母は姉が亡くなった直後に産まれた娘に、慕っていた姉と同じアリシアという名をつけたようだと言っていた。
ジェフリーもアリシアに中毒性を感じるようになるだろうか?
結婚して、しばらくしたら確認してみよう。楽しみだな。
寝室でフィルリナを待っていた。前とは逆だな。
扉が開き、ガウン姿のフィルリナが姿を見せた。中は初夜用の夜着だろうか?
今回は俺がガウンの紐をほどいて確かめよう。そう思い、フィルリナの前に立って腰を抱いた。
「フィー、待ちわびたよ。やっと一緒に夜を過ごせる。」
前と同じように額に口づけると、フィルリナが笑う。覚えていたのだろう。
続いて唇に口づけ、深めながらガウンの紐をほどいた。
前の初夜用の夜着は、扇情的でありながらも可愛い感じだった。
今回は…大人の色気が漂う魅惑的な感じだった。
当然のことながら、すっかりソノ気になってしまった俺のモノ。
フィルリナをベッドに押し倒して二度目の初夜が始まった。
「フィー、愛してる。」
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