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43.
しおりを挟む「フィー、愛してる。」
フィルリナの顔を真上から目を見て言った。
「クロード様、私も愛してるわ。」
微笑みながら答えてくれたフィルリナが可愛い。愛おしい。ああ、溺れる。
口づけをしながら体に触れていく。
柔らかで弾力もある大きな胸。乳首を舐めて吸い付く。
フィルリナが気持ちよさそうに喘いでいる。この声がもっと聞きたい。
…夢中で胸が吸い跡だらけだ。侍女に見られたら恥ずかしがるだろうな。
秘部に触れると既にビショビショだ。
「フィー、胸だけでもうこんなに濡らしてる。早く欲しいのか?」
「…あ…クロード様に触れられると我慢できなくて…」
「久しぶりだからな。ちゃんと中をほぐさないと。」
指を一本中に入れる。ヌルヌルだ。引き抜いて二本にして入れて、その上の粒を舐める。
「あんっ!…あ…あ…もう…」
もう達しそうなのか?指を出し入れしながら粒を吸うと腰が浮いて中が締まった。
「は…は…はあ…はあ…ん」
「すごく敏感だな。大丈夫か?」
そう言いながら、指を三本にして入れた。…早く繋がりたい。
「あ…ん…気持ちいい…っもう…入れて?」
「わかった。」
お互いに待ちきれない。繋がりたいのだ。
指を抜いてパンパンに腫れたモノを秘部に擦りつけてからゆっくりと入れていった。
「フィー、力を抜いて?」
息を吐き出したのに合わせて奥へと進めた。
先端に行き止まりを感じ、フィルリナに覆い被さって言った。
「やっと一つに繋がれた。フィーが戻って来たって気がする。愛してるよ、フィー。」
「クロード様、嬉しい。愛してるわ。離さないで。」
口づけをしながら、腰をゆっくりと動かす。
「なあ、フィー。もう一人産んでくれるか?」
「ふふ。女の子だけどいい?」
「ああ。三姉妹もいいな。君と同じ髪色の子供たちに囲まれる。幸せそうだ。」
腰の動きが自然に早くなる。…ああ、そうか。早く中まで俺で満たしたいんだ。
ごめんな。やっぱり俺はポンコツのままだ。
「フィー、ごめん。もう出そうだ。…早く中に出したくて堪らないんだ。」
「ん…欲しい。あ…んん……ああっ!」
フィルリナの感じやすいところを狙って攻め、達したのと同時に中に放った。
二度目の初夜の一回目は思った以上に早く終わったが、すごく満たされた気持ちだった。
結局、明け方近くまで二回目、三回目と続いたのは当たり前だろ?
そして、当然のことながら妊娠した。…つくづく体の相性がいい。
アリシアの結婚も済み、ジェフリーとの仲も良好で、伯爵領も問題ない。
フィルリナはもうすぐ産まれそうなお腹を撫でながら幸せそうに微笑んでいる。
そして、娘たちも当たり前のように女の子が産まれると思っている。
「フィー、君の願いごとは全部叶ったのか?」
フィルリナは思いがけない質問に驚いたようだった。
最初の願いごとは伯爵領を取り返してアリシアを伯爵にすること。
変わった二番目の願いごとは、最初の願いとフィルリナが公爵夫人の代理でここにいること。
三番目は心の底で願った…
フィルリナは笑顔で答えた。
「ええ!私が願ったよりも、もっと良い願いごとが叶ったわ!」
<終わり>
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