愛する人は一人だけと誓ったのに、その愛はどんどん冷めていくことに……

しゃーりん

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レイチェルと顔を合わせなくて済むこの5日間は、息が楽に感じる。 

ラーズが結果を持って帰ってくるまではいつも通り過ごさなければならないが、平然とレイチェルに接するには時間が欲しかったからだ。

シェリーナの側は居心地がいい。
いつの間にか、彼女に気を許してしまった自分の身勝手さに笑える。

王太子としてではなく、一人の男になれる。
周りに誰がいようが、キスしたいと思えばするし、抱きしめたいと思えば抱きしめる。
今思えば、レイチェルとは何故かそれができない。



「シェリーナ、シェリー、気持ちいいか?」


中でイけたのは3日目だった。
快感から逃げようとするシェリーナの体を固定し、同じ早さで突き揺さぶると、未知の快感を恐れていたシェリーナは一気に高みに押し上げられ、腰を跳ね上げるようにしてイった。

汗が吹き出し、呆然と荒い呼吸をするシェリーナが愛しくなった。

そう思うと、もうダメだった。

一緒に果てたモノが再び大きくなり、シェリーナを可愛がりたくて仕方なかった。


「あ……んん……アリオス、様。また、イきそう。」

「ああ。一緒にイこうな。」


大きく中を擦り、シェリーナが達した締め付けで中に放った。


体を綺麗にして、シェリーナを抱きしめて5日目の夜を過ごす。


「シェリーナは兄がいるよな。仲はいいのか?」

「そうですね、いいと思います。私がここに来る少し前に甥が産まれて。
 フリードの従兄弟ですね。似ているかもしれません。」
 
「従兄弟か。姉の子にもしばらく会っていないな。フリードと似てるだろうか。」

「どうでしょうね。私は自分と似ていない従姉に子供の頃から憧れていました。」

「似ていないのか?シェリーナは可愛いから、従姉は美人か?」

「そうですね。そう思いませんでしたか?アリオス様は。」

「ん?私がよく知っている女性か?」

「何を言っているのです?ドレディア姉様ですよ?」


思わぬ名前に驚き、腕の中のシェリーナをジッと見る。
そうだ。シェリーナの父がドレディアの母の弟か。


「すまない。そうだったな。……ドレディアの様子はどうだ?」

「数年前から落ち着いています。今は孤児院の子供たちに勉強を教えています。」

「そうか。……私は側妃の選定に関わらなかった。
 今、思うと将来の国王になるかもしれない子を産んでもらう女性に対して失礼だった。
 君が選ばれたのはドレディアの従妹ということも大きいのだろうな。」

「ええ。姉様の代わりにこの国にとって正しい跡継ぎを産む、それが使命です。」


正しい跡継ぎ、使命。そう言ったシェリーナの目を見て、悟った。
万が一、レイチェルに子ができたとしても跡継ぎとして認めないという意思を。
側妃の派閥は、もうシェリーナが産む子が跡継ぎと決めているのだということを。

シェリーナの公爵家とドレディアの侯爵家は何かを掴んでいるのか。


「……今、レイチェルの元婚約者に婚約破棄の経緯とレイチェルの交友関係を聞きに行っている。」

「ようやくですか。」


呆れたような嬉しさを込めた言葉が返ってきた。
やはり、レイチェルを認めない理由があったのだろう。

彼女たちがいつ調査をしたのかはわからないが、少なくともシェリーナが側妃になる前であることは間違いない。

では何故、私に話さなかったのだろうか。それが疑問だ。

 



 

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